2008-01-15

pattern


妻に言わせると子供はパターンが好きなんだそうだ。特に毎日の生活においては規則正しい生活をすることで子供達に安心感を与え、イラつきやグズつき、むずかりを少なくし、よく眠るようになるという。確かに身の回りの変化に敏感な幼児、特にまだ言葉を通して自分の気持ちを伝えることができない幼な子は泣くことしかすべが無く、その原因を取っ払ってしまえば理屈的には大変おとなしい子になるはずだが、現実そう上手くいくもんじゃーない。もちろん子供達の様子を見ていつ頃までに寝かせるか?ということは日々しているし、食事の時間も必然それに連動している。この毎日の積み重ねが平均化し、パターン化されていく。とどのつまりは『慣れ』だよな。慣れれば慣れるほど変化を感じなくなり、更に安定感は増してゆく。ある時期の子供にとってそれは必要なことだと思う。だがそれが際限なく続くとしたらどうだろうか?盤石であるはずのパターンが崩壊した時、そこには自我の崩壊した者達が立ち尽くしてはいまいか?
そしてその自我の崩壊を何をもってして補おうとするのだろうか?

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