2021-03-31

人権とは













現在世界的な潮流として人権が軽んじられつつある。口先では人権人権などと言っていても、実際のところ権力機関による人権を無視した政策や強要が相次いでおり、民主主義が大きな節目を迎えつつあることを強く感じる。バイデン大統領の演説でもあった通り、今後は民主主義と専制主義との闘いが熾烈さを増していくことは確実だ。残念ながらチベット・香港・ウイグル自治区・内モンゴル自治区などは主権を奪われ、中国共産党による専制主義の中に取り込まれてしまった。かつては民主主義と社会主義で激しくしのぎを削ったが、結果を見れば社会主義の理想は頓挫し、全世界が民主主義の流れに呑まれるかと思いきや、民主主義はそれぞれの権利を認めるがゆえの混乱が生じ、アメリカの様に社会が分断されるなど、民主主義の負の部分が目立ち始めている。その混乱を回避するため社会主義の失敗から立ち直った中国やロシアは専制政治を強化し、国民を徹底的に統率することで比較的安定した政権運営をしていると言える。ただし国民に自由は無く、自由を求めれば拘束され闇へと消される。

我々は民主主義云々の前にまず、それぞれの自由・権利を守り通さねばならない。香港の例でも分かる様に自由と権利は思っている以上に簡単に奪われるものだ。ひとたび公権力が牙を向けば、軍は理由なく国民を撃ち、警察は治安維持を理由に殴打し拘束する。香港やミャンマーの姿は明日の日本かもしれない・・杞憂であればそれに越したことはない。

2021-03-30

黄砂のためか薄曇り













朝から外は薄くモヤがかかった様な状況ですっきり晴れた青空とは程遠く、満開の桜もいまいち映えない感じだ。このモヤの正体は黄砂で、昨日よりも確実にひどくなっている。近い場所を見ている分にはあまり分からないが、堤防など遠くを見晴らせる場所に出ると随分見通しが悪くなっていることが分かるはずだ。それにしても何千キロも彼方で巻き上げられた砂がここにまで到達するとはね。黄土高原などの樹木が失われ、今の様に砂漠化する前はここまでひどくなかったのだろうか。砂漠化は現在進行形で広範囲に広がっており、緑化政策を実施しているものの食い止めることはできていない。今後砂漠化が進行するにつれ砂嵐が増え、黄砂の飛来もひどくなって行くことが予想される。中国では今季の黄砂は特にひどいと報道されている様だが、今季以降黄砂が改善する材料は無く、むしろ悪化するばかりだろう。緑化と言っても一朝一夕でできることではないので、中国政府の本気度が試されることになる。このまま手をこまねいていたら、やがて春の北京は外出できない都市になってしまうだろうよ。

2021-03-29

霧の夜明け













降り続いた雨は夜中には上がり、いつもの時間に起きて外を見ると深い霧に包まれていた。季節外れの暖かな朝が大量の霧を川に沿って発生させた様だ。仕事に行くため長良川の堤防に出ると霧はさらに濃くなり、視界は50mほどしかない。こんな状況でも驚くことにライトを点けずに走ってくる車があるから恐ろしい。霧の中から突然現れるのでかなり危険だ。しばらく霧の中を走ると突然霧が晴れ青空が広がった。何とも奇妙な感じだ。

その後気温は25℃近くにまで上昇し、かなり暑くなった。身体はまだ全然暑さに慣れていないのでこの汗ばむ陽気はかなりこたえる。一度体温が上がるとなかなか下がらず、火照った状態が長く続く。暑くなり始めで熱中症が多くなるのもなるほどと思う。明日も今日と同様に暑くなる予報。真夏に暑さに比べたら10℃以上も低いというのにこんなに暑く感じるなんて、身体の慣れってすごいものだね。

2021-03-28

桜に大雨













いや〜ほんとよく降る。夕方からは家の中に居ても雨の叩きつける音がバラバラとはっきり聞こえるくらいの強い降り様で、かなりの雨量となっている。ここまで強い降りだとせっかく満開になった桜も早く散ってしまわないかと心配になる。幸いにも昨日書いた様にいつも花見に行く場所と自分で植えた桜はまだ満開に至っていないのでこの雨の影響は限定的だと思うが、来週末も同じ様な雨になったらかなり厳しいだろうな。この雨は明朝までに上がりその後すっきりと晴れるらしいが、また大陸から黄砂が押し寄せる予報だ。大雨が降って空気がきれいになったところへ黄砂とは、何とも野暮なことだね。明日は気温も20度を超えてくるという。気温が高くなり花粉の飛散も非常に多いところへ黄砂が加わるので、花粉症の人にはかなり辛い1日になるのだろう。花粉症ではない自分でさえも何となく鼻がムズムズしたり、目がゴロゴロしたりするのはこういった飛散物の影響だと思う。花粉や黄砂がひどい時は車のフロントガラスにうっすらと積もっているのが分かるくらいだけど、明日・明後日あたりはそうなるのかも。干してある切り干し大根も屋根の下に入れておかねばね。

2021-03-27

今季1回目の花見













明日日曜は確実に雨と言うので花見に行ってきた。と言ってもいつも行く堤防の桜はまだ7分咲き程度、来週中に満開となるはずなので花見は来週末でもいいのだが、このところ週末に必ず雨が降ることが続いており、その例に漏れず来週末も崩れる予報となっている。これでは花見ができない可能性もあるので、今日は暖かく天気もいいことだしピクニック気分で外へ出た。

近所のスーパーで弁当を買い、桜並木の堤防を見渡せる神社に敷物を広げ皆で弁当を食べる。確かに桜はまだ物足りないが、お日様のもとで食べる弁当は格別にうまい。都市部などでは混雑し密になるためお花見ピクニックは禁止されているが、この神社周辺には我が家族以外誰もおらず毎年貸切状態だ。そう言った面では地方都市というのはありがたい。

弁当を食べた後陽気に浮かれたのか、娘たちは神社内をきゃあきゃあ言いながら走り回り、顔を真っ赤にしておった。実に元気なことよ。堤防の桜はまだ満開ではないので次週のお楽しみと言うことで散策はせず帰ってきた。

夕方、ニュースで東京上野の花見客の様子を見たが、すごい人出だったね。それと比べこちらはなんと閑散としたことか。実に平和だと思ったね。

2021-03-26

惰性













まったく盛り上がらない中、聖火リレーが始まった。 そもそも東京でオリンピックをやると言っても実際に参加できる国はどれくらいあるのだろう。自分はオリンピック開催には強く反対の立場だが、『やる』と言っとる連中は『ちゃんとやれる』のかどうか確認したのだろうか。もちろん確認などしてないさ。ただ、権力のある者が『オリンピックをやれ』と言ったから盲目的にやる方向に突っ走っているだけのこと。これに対し意見する者はおらず、忖度ばかりが行われ既成事実化されてゆく。こんなやり方で成功するはずもなく、ただ開催したという事実が欲しいだけなのだろう。

このまま突き進み、開催直前となった時、多くの国が辞退することも可能性としてはあり得ることだ。それでもな開催するのだ、となればそれはもはやオリンピック関係者のエゴでしかない。いや、既にそういう状態に陥っていると思う。

2021-03-25

パスポート更新













次女と三女の日米パスポートの期限が迫ってきたので、まずアメリカのパスポートを更新するため朝から新幹線にて大阪に向かい、御堂筋そばにあるアメリカ領事館へ。いつものことだが入館する際のセキュリティーは厳重で、いろいろなチェックで15分もかかったよ。ただ、中に入ればそこはアメリカのこと、スタッフは非常にフレンドリーで細かいことは気にせず、待合室で一緒になった他の家族との会話も弾むなど終始明るい雰囲気で手続きは進み、5年に一度の恒例行事は問題なく終了した。前回は領事館での用事を終えてから大阪城へ行ったり、京都へ寄ったりしていたが、コロナの感染者数も再び増加傾向にあるため昼食も摂らずにトンボ返りをした。

そして午後からは日本のパスポート更新のため旅券センターへ出向いたが、ガラガラに空いていたのは良かったものの相変わらずスタッフの態度が悪く、今回も叱りつけることとなった。というのも、娘たちのパスポートの表紙には名前を書いたテープが貼ってあるのだが、これはイミグレーションなどでいちいち中を確認しなくても外から誰のパスポートかすぐに分かるようにと貼り付けてあるもので、そのテープに関し受付の女性が『パスポートにこういうものを貼り付けてはダメです』と言ってきたのだ。受付開始でいきなりそれだから頭に来て『あなたにそういうことを言われる筋合いは無い。余計なことを言わず黙って仕事しなさい』と一応丁寧に嗜めておいた。だってこのパスポートを5年間使用し、何度も空港のイミグレーションを通ったが、入国管理官に咎められることは一度も無かった。むしろ便宜上同様のことをしている人も多いというのに、なぜ旅券センターの受付女性に注意されねばならないのか。ここに来ると毎回些細なことでいちゃもんををつけられ気分が悪くなる。『それはおかしいだろ』とこちらが強く出ると途端に大人しくなるから余計タチが悪い。特に今日はアメリカ領事館で気持ちよく手続きを済ませた後だったので、その理不尽ぶりが際立ち怒りが倍増したよ。帰り際にもう一度厳しく叱りつけてやろうとしたが、次女三女になだめられて大人しく帰ったよ。ああ、でも気分悪い。これが公的機関の日米の差だ。

2021-03-24

我が家の桜も開花宣言













他では結構満開になっている桜もちらほらとあるが、我が家の桜はようやく開花し始めたばかり。暖かい日が続いているものの、我が家の桜の様に風通しの良い堤防などの桜はまだまだ冷たい北西風を強く受けているので、街中の桜などと比べると開花が遅れているのかもしれない。同じ様にいつも花見に行く近所の桜並木も枝先がようやく開花し始めた程度。この様子だと満開になるのは来週半ば頃じゃないかと思う。

こうやって桜が咲き始めると思うのだが、やっぱ桜っていいよね。なんかこうDNAの中に入っていると言うか、桜が咲くと元気が出てくる感じがする。もはや桜の無い春なんて想像できないんじゃないかな。日系人の多く住むシアトルでもやはり桜は多く植えられており、剪定の方法や種類などは大きく違えども桜を楽しみたいという心はどこへ行っても同じなんだな・・と思ったね。印象的だったのは日系人墓地に植えられていた桜かな。八重桜だったけど、主に西日本出身の移民たちの墓碑が並ぶ中で満開になっていた。その光景を見た時、太平洋を渡った移民たちの故郷に対する強い憶いを感じたよ。

2021-03-23

日本は何もせず




















中国政府によるウイグル族に対する弾圧に対しアメリカ・EU・イギリス・カナダが制裁を発動し、オーストラリアとニュージーランドも懸念を表明したと言うのに、日本はいまだにはっきりとウイグル問題に対し意見を述べず『人権状況に懸念を持って注視する』と発表するにとどまっている。これは単に『様子見します』と言っているだけで、深刻な人権侵害に対し批判の言葉はひと言も無い。これは明らかに中国の顔色を伺ってのことであり、こういった面からも人権問題に関して終始甘い日本政府の対応は、欧米各国から見れば不甲斐無く、信用を裏切るものに他ならないだろう。間違いなく『やっぱ日本も同じアジアの国だったな』程度にしか思われず、国としての面目も危ういものだ。ウイグル問題だけでなく香港・チベット・内モンゴル・台湾そしてミャンマーなどでも中国政府が裏で手を引き人権侵害を広範に行っているが、それらに対しても明確な非難声明は無く、曖昧な態度でスルーしようとしている。そういった曖昧な態度は欧米各国から最も嫌われるものであり、もういい加減そんなことは理解しておくべきだろう。ほんと情けない話だ。

2021-03-22

春雨













週末かなりの雨量だったので現場の状態が心配だったが、水捌けの良い現場なので被害は最小限にとどまりまずは安心した。今日は西高東低の冬型の気圧配置ということで最近にしては気温は低めで風が強く、前回同様砂埃などで目の中がゴロゴロする。春は風が強いものだが、そろそろ桜も咲き始めているので無粋な強風には遠慮してもらいたいものだ。

東京ではもう桜が満開と言うから驚きだ。この辺りではまだちらほらと咲き始めた程度。おそらく満開になるのは今週末以降じゃないかな。桜の開花が年々早まっているのは確実で、これも温暖化の影響だろう。前線通過の際に降る雨もグッと増しており、春なのに豪雨なんてことも聞く様になっている。外仕事の身にとっては雨は勘弁して欲しいんだけどね。

2021-03-21

コロナ禍の出産













今、ようやく雨は上がった様だがかなりの雨量だった。ほぼ一日雨降りだったので先月無事に次女を出産した姪と赤ちゃんに会いに行ってきた。姪も赤ちゃんもすこぶる元気で安心した。久しぶりに会った長女のKちゃんも、始めは『誰だろう』という顔で警戒していたが、そのうちに慣れてウチの三女と仲良く遊んでいた。このコロナ禍での出産は厳しいもので、夫であっても入院している個室まで行くことはできず、差し入れのものなど看護師に手渡すしかなかった様だ。この点はウチの三女が入院していた大学病院と対応は同じだが、病気入院と違い出産を控える身にとって一人ぼっちになるのはとてつもなく心細いことで、姪によると自分は二人目だったので不安なりにも何とか乗り切ったが、初産の人などはとても堪えきれずに泣き出してしまう声が聞こえたという。まったく無理もないことだと思う。初めての出産で誰の介添えもなく一人で入院し、陣痛に耐え、出産なんてあまりにも厳し過ぎると思う。姪の場合も次女を無事出産したが、結局夫は立ち会うことを許されず、赤ちゃんとの対面もモニター越しというから、そこまでする必要があるのかと疑問に思う。だって陣痛が始まるまで一緒に生活していたというのに、陣痛が始まり入院した途端面会禁止だなんて馬鹿げている。第三者に対する面会禁止なら理解できるが、つい数時間前まで一緒に居た人に会わせない理由が分からない。

ま、そんなこんなでいろいろあったらしいが、その困難を乗り越えて無事出産した姪はすごいと思ったね。ほんとよく頑張ったよ。

2021-03-20

またもや震度5強













また東北で震度5強とは・・震災10年を経てもなお地殻は活発に活動し、落ち着く気配を一向に見せない。今回は津波注意報も出たので海岸部に住む人々はさぞや慌てたことだと思う。一方でマグニチュード7.2という強い地震だった割に被害は比較的少ない様で、さすがはあの大地震を経験してきたところだな・・と感心している。自分はまだ震度5以上の地震を経験したことがないので、いざ起きた場合ちゃんと対処できるか不安でもある。

このところ和歌山方面の中央構造線付近でも強い地震があったりして、何となく嫌な雰囲気でもある。東北に気を取られているうちに東海・東南海が発生するやもしれず、たとえ日々忘れて生活しているとしても、心のどこかで『いつ起きてもおかしくないんだ』という心構えだけはしていくつもりだ。ちょうど今日、備蓄食料の賞味期限を確認したところだったので、そういう備えの大切さを改めて痛感したよ。

2021-03-19

頭痛その後













自分には珍しく連続9時間もぐっすり眠り、いつも通り5時半に起きた時は頭痛はなくなっていた。ただ、9時間も寝たというのにまだそのまま寝続けたいと思ったことは意外だった。だっていくら長く寝ても8時間も寝れば寝過ぎたくらいで、逆に寝疲れするほどなのにまだ寝たいとは余程睡眠が必要な状態だったのだろう。結局いつもとまったく同じスケジュールで仕事に行き、現場仕事を始めたら体調はすっかり回復し問題なくなった。

昨日の頭痛は一体何だったのだろう。以前も同じ様なことがあったが原因は分からないままだった。熱もなく血圧も正常。頭痛とそれに伴う若干の気分の悪さ以外は他の症状は無し。治ったのは良かったが原因が分からない以上、用心していきたいと思う。

2021-03-18

突然の体調不良













穏やかな日和のもと気持ち良く作業を続けていたのだが、仕事を終えてから急に頭痛がし始めかなりズキズキと痛むようになった。普段はめったに頭痛が起きないたちなので『これはどうしたことか』とかなり訝しんだが、痛いものは痛いので仕方がない。そのまま帰宅したものの頭痛は治まらず気分も悪くなってきたので『これは軽い脳梗塞の類かも・・』と疑い、その後の状況を注視していたが、特に腕のしびれなど他の症状が出なかったので、夕食を軽く食べすぐに寝ることにした。寝たのは午後8時半頃。寝て治るといいのだが・・

2021-03-17

黄砂飛来













今日は終日強風が吹き荒れ、厳しい1日だった。砂埃に花粉、それに大陸からの黄砂も相まって花粉症ではない自分でも目が痒くゴロゴロする有り様。ホコリで喉もやられてイガイガし咳き込むほどだ。冬の間も今日の様に強風が吹き荒れたことは何度もあったが、ここまで目が痒くなったり喉がイガイガすることはなかったので、やはり花粉や大陸由来の汚染物質などの影響ではないかと思う。北京ではここ10年で最悪レベルの黄砂ということなので、今後しばらくは大陸からの強い風に乗って黄砂が飛来する頻度が増えることが予想される。黄砂がひどい時は車がうっすら黄色くなるほど積もっているからね。洗濯物はまだしもさすがに布団を外に干すのは止めようと思う。


2021-03-16

桜前線













桜の開花発表が国内各地で行われ始めたが、我が家の桜は開花までもうしばらくはかかりそうだ。ただ蕾によってはだいぶ膨らみを増しているものもあるので、気温が高い日が続けばあっという間に開花するのかもしれない。都市部では蜜を避けるために場所を取っての花見を禁止しているところもあるようだが、そういった報道が為されると地方の蜜とは程遠い花見さえも顰蹙を買いそうな感じがする。我が家がいつも花見をする場所はほとんどの場合自分たちしかいないので堂々と花見をすることができる。桜並木の堤防が多い地域なので自然と人が分散して密になることはない。ただそういった場所なので桜祭りが催されていたり、屋台が出たりということもなく桜並木があるだけなので、お祭り好きの人には物足りないかもしれない。でもね、この桜並木はほんと壮観で息を呑むほど美しい。コロナ禍のご時世ではあるが、感染リスクを負わない楽しみ方をすれば十分楽しめるんじゃないかな。

桜の開花時期や開花後の風雨にヤキモキするのもまた季節感があっていいものだと思う。

2021-03-15

はっきりと物申せ













菅首相にしろ加藤官房長官にしろ、現政権の連中はごにょごにょと喋るでけではっきりと物申さぬ連中ばかりだ。はっきりと物申さぬ、これはつまり言ったことに対して責任を取りたくない現れで、曖昧な物言いは後に追及されても言い逃れできるようにとの防衛本能から出たものかもしれないが、こんな方便が通用するのは日本国内だけで、海外では全く相手にされないばかりか不信を生む行為でもある。中国政府によるウイグル族弾圧について問われた菅くんの答えは、いつも繰り返す『各国と協力して対処してゆく』的なもので、全く意味のないことを述べているのみ。否定も肯定もせずといった態度は中国政府を喜ばせはするが、人権抑圧に対する日本としての姿勢を明確にせぬままでは、他に何を言っても各国は聞いてくれないだろう。それと同様ミャンマー問題を問われた加藤官房長官はいつもの通りごにょごにょとやる気のなさそうなトーンで話すだけで、何を言っているのか全く耳に残らないほどだ。これでよく内閣官房が務まるものだと呆れてしまう。政府の顔ならば政府の考えを世界に向けはっきりと配信すべきで、それができないならさっさと職を辞すべきだろう。

自分の言葉でろくに話もできんような連中が首相だの内閣官房だのなんてとんだ茶番だ。国のリーダーたるものはやはり国民による直接選挙で選出するようにしなければ、いつまで経ってもこういった連中がのさばる政府となってしまう。国民もまた、はっきり物を申さないといけないということだ。

2021-03-14

ひと手間




冷たい北西風が終日吹き荒れ肌寒さを感じるなか、ひとり堤防でツクシ採りをした。三女と一緒に採るつもりだったが、近所の子供たちとの遊びに夢中になっているのを邪魔したくなかったのでね。ツクシは先週末よりもかなり多く出ていて、我が家の敷地前面の堤防部分だけでザルに一杯分も採ることができた。たくさんツクシが採れたのはいいが、そうなるとハカマ取りが大変だ。始めは1人でやっていたが、1時間やっても半分にも満たなかったので長女と遊びから帰って来た三女の手を借りてやっとこさ終えることができた。そのツクシをサッと湯通ししてよく絞り、一部は冷凍保存して残りを卵とじにした。めんつゆだけで味付けした卵とじは上出来で、ツクシの風味が心地よくとても美味しかった。下ごしらえがめんどくさいと敬遠されがちなツクシだが、なかなかどうしてそのひと手間をかける価値は十分にあると思うがね。

2021-03-13

香港よ













香港を完全なるコントロール下に置くことが中国政府の長年の悲願だったが、それがとうとう為されようとしている。選挙に出馬できるのは『愛国者』のみで、政府に批判的な人物は愛国者と見られないばかりか逮捕される可能性が高い。当然こんな状況で行われる選挙が民主的なものであるはずがなく、選挙とは言葉ばかりの茶番でしかない。これによってチベットやウイグル、内モンゴルと同様に香港人も言葉を奪われ、著しく権利を制限される状況下に置かれることとなる。それを素直に受け入れる香港人ではないことを当局も理解しており、むしろここで反発する人々を一網打尽にして、香港支配を盤石なものにすることを企んでいるのではないかと思う。

ウイグルの時も今回の香港にしても各国は中国を止めることができなかった。その結果中国政府は益々増長し、力による現状変更を推し進める勢いだ。香港平定後のターゲットはやはり台湾なのだろうか。

2021-03-12

10年と1日目













震災後一区切りとなる10年を経て、新たなる日々が始まった。この10年で為せたこと為せなかったことは様々あるが、それらも含め我々は前進せねばならない。次なる大地震は待った無しで迫っており、立ち止まってはいられないのだ。日本に住む以上破壊と再生は宿命であり、運良く生き残ったならば再生への道を歩まねばならない。それが生き残った者の努めでもあり次の世代のためでもある。

こういったことを述べるのはたやすいことではあるが、実際大地震に対する覚悟や心構えがあるかといえば、正直あるとは言えない。普段は地震のことをすっかり忘れて生活しており、緊急地震速報が発令されても『ウソだろ?』と正常性バイアスが働き、信じないのではないかと思う。

ただ、食糧の備蓄、電源の確保などライフラインに関わるところは、いざと言う時のために習慣付けして普段から新しいものへの入れ替えを続けている。それでも大地震に襲われた時ちゃんと行動できるか不安ではある。

2021-03-11

鎮魂10年













午後2時46分、10年前のあの日と同じく自分は現場に居て、鎮魂の黙祷を捧げた。あの日と違ったのは重機のラジオから流れてくるのが、次々と明らかになる地震被害についての状況報告ではなく、慰霊祭の実況中継だったことだろうか。

10年経ち、目に見えるものは大きく変わったが、心に刻まれたあの日のことは何も変わらず生々しく残ってゆくのだろう。

今後同じような大地震に見舞われた際、教訓として生かして行くことが震災犠牲者にとって何よりの供養となるはずだ。

2021-03-10

さくらんぼの咲く頃













我が家のサクランボが満開を迎えている。

まだ花の少ないこの時期にパッと咲くサクランボは、周囲を明るくし、心も明るくしてくれる。花が散ればやがて甘酸っぱい実をたくさん結び、二重の喜びを与えてくれる。ただこのサクランボを楽しみにしているのは我々人間だけではない。鳥たちも心待ちにしているのは間違いなく、無粋なことはしたくはないが防鳥ネットを設置しないとムクドリ・ヒヨドリたちが群れでやって来て、あっという間にサクランボを平らげてしまう。ある年なんてほぼ全てを鳥に食べられ、人間が食べる分が無かったなんてこともあった。昨年設置した防鳥ネットはサイズが小さすぎたので買い替えねばならない。今年も昨年同様たくさんの実をつけてくれるといいのだが、さあてどうなるか。収穫が今から楽しみだ。

2021-03-09

切り干し大根に挑戦













我が畑の大根は毎年巨大化して1本消費するのに結構時間がかかるし、大きすぎて冷蔵庫に入らないことも度々あるため、今シーズンは間引くときに1本立ちにせず敢えて2本立ちとして残しておいた。この結果は良好で、2本立ちのため大きくなりすぎずちょうどいい大きさで揃ってくれている。ただこの場合問題となってくるのは2本立ちのため単純に収穫する大根の数が2倍となるわけで、それだけ大量の大根を我が家だけで消費できるわけもなく、親父殿にあげたり、近所の人にお裾分けしたりして数を減らして来たが、まだまだ残っているので切り干し大根にすることにした。

大根を3本採って来て5mm角ほどに切ってゆく、干しカゴはホームセンターで売っている青色の四角いやつで、これに切った大根を並べてゆくわけだが残念なことにたった1本分の大根で干しカゴはいっぱいになってしまった。もっとじゃんじゃん消費できると思っていただけに肩透かしを喰らったようなものだが、天気さえ良ければ週に2本ずつくらいは切り干し大根にできそうなので、せっかく育ってくれた大根を無駄にしないよう頑張るとしよう。


2021-03-08

つくしの便り













我が家周辺でもポツポツとつくしが顔を出し始めた。そこで週末三女と一緒につくし採りをした。つくしの数としては昨シーズンの方が多かったように感じるが、今からじゃんじゃん出てくるのかもしれない。ひと通り目についたものを収穫したが量としては卵とじ1回分くらいで大したことはなかったが、三女と2人Jackieの側に座ってお喋りしながらハカマを取るのも楽しいものだ。つくしは少なくてもいい、そのプロセスが重要なのだ。採ったつくしはアク抜きして冷凍し、今度卵とじにして食べようと思う。今週末もつくしが出ていればまた三女とつくし採りをするとしよう。

2021-03-07

パン焼き器復活













我が家の朝食はもっぱらパンで、随分前からパン焼き器を使い焼き立てのパンを食べている。その第二世代(1.5斤仕様)のパン焼き器の需要な部品が破損し使えなくなっていた。壊れた部品は材料を捏ねる羽根を回すためのギアのような物で、熱にさらされ力の掛かる部品なのになぜかプラスティック製のため劣化して粉々に砕けてしまったのだ。もう10年以上使っているので新品も考えたが3万以上するため修理できないか検索してみると、部品さえ手に入れば簡単に交換できそうなのでさっそく注文し、それがこの週末に届いたというわけ。

パン焼き器をひっくり返しネジを外しバラしてゆく。破損した部品を交換し、ついでに中をきれいに掃除して修理完了だ。これでまたしばらくこのパン焼き器を使うことができるだろう。今回販売終了して随分経つ機械なのに部品があったので修理できたが、もしなかったら買い替えするしかなかった。車もそうだが、使えるうちはとことん使うという方がエコだと思うのだが、最近はどんどん新しいものに買い替えてゆく方がエコだという風潮があり、違和感を感じる。そんな自分は古いタイプの人間なのかもしれないね・・

2021-03-06

何もせぬ、何もできぬのなら解体せよ













ミャンマー問題を受けての国連安保理会合は案の定、何もまとめることができず終わってしまいそうだ。裏で糸を引いている中国はもちろん、内政不干渉を訴えるロシアもミャンマー問題を握り潰せそうなことを喜んでいるに違いない。何度も、ほんとに何度も言っている通り戦勝国の意向を反映させるために作られた現在の国連に存在意義などない。この状態が続けば常任理事5カ国の意に反することはことごとく握り潰され、この5カ国の意思に沿ったかたちでしか物事が進まないということだ。こんなことが戦後からずっと今まで続いて来たなんてまったく信じ難い。各国は速やかにこの不平等な状態から離脱し、一部の国の特権を認めない新たな仕組みを目指すべきだ。それにはまず日本・ドイツ・インド・ブラジル・トルコ・ナイジェリアが協力して離脱することから始まるが、これがなかなか一筋縄では行きそうにないな。

2021-03-05

権力に従いしもの













ミャンマーで行われている弾圧行為に対し激しい怒りを感じる。

ボランティアで医療活動を行なっていた若者に対する警察の暴力シーンは、もはや怒りを通り越して理解し難いレベルとも言える。軍にしろ警察にしろ本来的には『国』つまり『国民』を守るためにあるはずものなのに、それが『国』ではなく『権力』を守るために『国民』を攻撃している。これは明らかなる反乱行為であり鎮圧されるべきは国民の権利を侵害している軍と警察であるべきだ。

香港でもそうだが、軍人や警官さらには治安要員といった連中は命令された通りに動き、理不尽なことでも躊躇なく行う傾向にある。中には理不尽な命令に耐えきれず離脱する人もいるが、なぜ命令とはいえ無抵抗の人々を暴力で襲うのか。いったいその行為のどこに人間性があるというのか。人間としての思考を停止し、命令の通りにだけ動く者はもはや人間ではない。軍や警察、治安要員の中に『これはおかしい』と思う者がもっとたくさんいれば、今の悲惨な状況から脱することができる。まずは国民を守ること、そこから国が始まるのだ。

2021-03-04

なんだかんだで今日もコストコ













昨日コストコへ行ったばかりだというのに今日もコストコに行ってしまった。

というのも昨夜妻からコストコで売られているフライパン・ポット6点セットはどうかという相談を受けていたので、実物を確認しに行ったのだ。現在我が家で使っている両手鍋と片手鍋は20年物のホーロー製で、さすがに内面のホーローが所々剥離しはじめたため買い替えを検討していたところ、この商品が目に止まったというわけ。内容は6点セットだが、実際にはそんなに必要ないものの、おそらく同じようなものをバラバラで買うとこの6点セット以上の値段がする。それに妻が『これがいいかも』と言ったものでもあるので、ここは明らかな問題がなければ妻の意向を容れて購入するのが無難、ということで買いました。6点で税込1万5千円ほど。アメリカ仕様で頑丈そうな作り。表面加工さえ痛まなければ結構長く使えるのではないかと思う。何より妻が満足していたので良かったと思う。


2021-03-03

桃の節句のから騒ぎ




















今日は桃の節句。

例年なら娘たちの希望を聞き外に食べに行くのだが、このご時世なのでコストコの寿司にでもしようということで妻が10時頃に行くとすでに駐車場は満車。店内は寿司売り場を中心にすさまじいカオス状態で、何とか2パックひっつかんで逃げるようにして帰ってきたそうな。その2パックだけでは量的にちょっと足りないと思い、自分も帰りがけにコストコに寄ってみると混雑具合は大してひどくはなかったが、寿司売り場は空っぽでそこに居たスタッフによると予約を受け、順番で販売をしているということだった。最短でも30分待ちといった人気ぶりで、こんなことは今までになかったことからやはりコロナ禍によって多くの人が外食を避けている状況がよく分かる。コストコもおそらくはそこまで人が殺到するとは想定してなかったんじゃないかな。

先の節分の時もかなりの混雑ぶりだったというから、コロナが収束するまではイベントがあるたびに同じような状況になると考えといた方が良さそうだ。

 

 


2021-03-02

国軍の横暴




















クーデターを起こし政権を奪取したミャンマー軍の行動は最も強い言葉で非難されるべきで、これを国際社会がなすすべ無く放置すれば、ウイグル・香港問題と同様に国家権力による国民の権利の侵害を全世界的に助長することになりかねず、益々強権独裁国家を目指す国が増えることになるだろう。これらの問題に共通しているのは背後で中国共産党が糸を引いていることであり、解決を目指すならば究極のところ中国を叩くしか無いということだ。中国にしてみればミャンマーでもし民衆の力によってクーデター政権が頓挫し、軍の影の無い民主国家が誕生するようなことになれば、常に押さえつけられている中国の民衆にも火がつき、瞬く間に燃え広がって共産党独裁が終焉する展開が明らかで、それを何としてでも阻止しようとして更に強硬に出てくる可能性が高い。ミャンマー国民の民主主義を守る決意は強く、このままでは多くの死者や逮捕者が出てしまうだろう。ミャンマー軍のバックに中国がいる以上、国連が機能しない可能性が高く、このままでは確実にウイグルや香港の二の舞だ。いつも述べている通り、常任理事国の思惑で左右される国連ならばさっさと解体し、もっと民主的なシステムを新たに構築すべきだ。そうでなければ権力の横暴による死者は増える一方だろう。

2021-03-01

夏野菜の種まいた













これは昨日のことだが、トマト・ナス・ピーマンといった夏野菜の種まきを行った。『えっ、もう。早くない?』と驚かれるかもしれないが、今頃に蒔いて簡易温室などでちゃんと管理すれば、GW頃には畑に植え付けるのにちょうどいい大きさに生長してくれるのだ。温度管理をしっかり行えるハウスなどならもう少し後でも大丈夫だろうが、我が家のように簡単なビニール製の簡易温室程度では外気温に大きく左右されるため、何段階かに分けて種を蒔かないと芽が出ず全滅ということもあり得る。なのでおかしな話だが失敗することを前提に種を蒔いているようなものだ。そうやって何回かに分けて蒔いた種のうち、元気がありそうなものを畑に移植するといったカタチ。トマトの種などは安くなないのでちゃんと芽吹いてくれるといいんだけどね。