2008-07-31

独寂


何の脈絡もなくあるとき突然、昔会った人のことを思い出すときがある。それは車を運転していたり、畑仕事をしている最中など、その人とはまったく関係がないはずのタイミングで現れ、去ってゆく。実際には何かのキーが脳内で作用して記憶の中から呼び出してくるのだろうが、そのキーがいったい何だったのかは一瞬にして忘れてしまい、思い出せないことが多い。まあ、どんなきっかけにせよ会った人と記憶の中だけとはいえ再会できることはうれしいことでもあり、「今は何をしてるのかな・・」と思いをはせる。そんなセンチな感慨に耽っているのも連日の暑さで気力も体力も弱ってきたからかもしれないし、たまたまそんなサイクルに入りつつあるからなのかもしれない。
今は妻子が帰国し一人での生活だが、寂しいながらも気楽でいられるのは彼女らが帰ってくると知っているからで、仮にいま一人での生活がずっと続くようなことになったら・・と考えると、おそらく僕は日々の目的を見失い、一気に崩壊してしまうだろう。立ち直る自信は無い。
毎度のことだがこうやって一人で居るときはニュースなどで子供が溺れて死んだ、などという報道を見ると思わず泣きそうになってしまう。子供に関することには特に敏感になり、スーダンなどの難民キャンプで飢餓に苦しむ子供達の様子が伝えられるとたまらなくなる。しかし、なぜそんなに涙もろくなるのか?何がそこまで精神に作用しているのか?今回は今までより幾分かましなほうだが、それは慣れてきたこともあるだろうし、あまりの暑さで頭がボーっとしているせいもあるだろう。要するに一人は寂しいな、ということだ。

2008-07-30

被害者


最近連続して起きている通り魔事件に対しての報道では、必ず事件発生現場でのインタビュー映像が流れ『いつ自分が被害者になるか分からないので怖い』だの、『事件を起こしそうな危険な人物が紛れ込んでいても分からないので不安だ』などと、自分が加害者になることはあり得ないという立場で答えている人ばかりだ。僕にはかえってそれが異常に見える。確かに秋葉原や八王子、今回の平塚の事件のように刃物で無差別に人を襲うなんて行為は到底受け入れられるものではないが、じゃあ彼らが特別凶悪な人間だったかといえばそうではない。どこにでも居るごく平凡な一般市民ばかりなのだ。それが何かをきっかけにして精神的に追い込まれ、通り魔という犯罪を犯すに至ってしまった。とすると、同じような精神状態になれば誰にでも犯罪者になる可能性があることになる。こんな事件が起こる度に今回は自分が被害者にも加害者にもならなかった・・ただ、そうなる可能性は十分あったのだな、と思うのだ。

2008-07-29

現実


昨日、仕事から帰宅しリビングへ行くと、壁掛け時計が床に転がりガラスが粉々に割れて飛び散っていた。その状況を始め見た時は全く理解できず『何なんだろう?』と呆然と立ち尽くしていた。壁に打ち込んだビスが何かの都合で取れて時計が落下したのかと思ったが、ビスは何の異常もなくしっかりと壁に刺さっている。よもや誰かが侵入して悪さをしていったのかも?とも考えたが、侵入された形跡もないし、盗られた物もない。ひょっとして猫が触ったか?それとも強風が部屋に入り込んで時計を落としたか?いろいろな可能性を考えてみてもいずれも推測の域を出ず、確信には程遠いようだ。何が原因であったとしても壁掛け時計がバラバラになったのだけは事実であり、受け入れなければならない。とはいえ、原因が分からぬのは気持ち悪いものだな。なんで落ちたんやろね?

2008-07-28

夫婦旅


仕事を辞め、中国・タイ・カンボジア・トルコ・エジプトなどを周って来た弟夫婦と実家にて旅行中のよもやま話に花を咲かせる。いろいろ大変な思いもしたようだが仕事で溜まっていたストレスをすべてうっちゃってくることが出来たようで、話を聞いていても楽しかった様子が伝わってくる。聞いている僕の方も懐かしく、その当時のことを思い出しながら話もさらに弾む。夫婦二人してまったく違った文化・環境に飛び込み、お互いにその苦労や感動を分かち合えることはすばらしいことだと思う。
旅とは非日常の一過性のものだと考えている人もいるが、僕はそうは思わない。旅は人の生き方や考え方、生活の仕方にまで大きく影響を及ぼし、日常と密接に関係し切り離せるものではない。旅することは生きることそのものであり、生きることはすなわち旅することでもある。
今回弟から「二人とも仕事辞めた。旅に出ようと思う。先のことは考えていない。」と連絡を受けたとき。僕も妻も「でかした!よくやった!」と喜んだものだ。再就職についての不安もあるだろうが、なあに弟夫婦なら心配ないさ。一度動けたらあとは簡単さ、またいつでも動くことが出来る。昨夜話していて心なしか二人が以前会ったときより良い感じ・・うまく表現できないが見ていてさらに何かしっかりとした絆ができたのかな?という、安定感のようなものが感じられた。それは先にも述べたが一緒になってから二人で分かち合える、分かり合える共通のものが増したからなのだろう。今は年に一二度しか会えないが、機会があればまた旅の話でもしたいと思う。

2008-07-27

どうだ!


暑い暑いと言っていたって何ともならないが、言わないではおれないのが今の暑さ。やっぱり夕立は来ず、朝7時からすでに33℃もありすべてに対しての気力が失われてゆく。午前11時の我が家のリビングにある温度計は40℃近くを指し、んなバカな!と思える人は幸せな人だと思う。実際この気温ではへなへなへな〜と萎れてしまいそうになり、扇風機を止めようもんなら汗が全身から一気に吹き出して瞬く間にミイラになってしまうことだろう。人間様がそのようならお犬様お猫様も同様にぐにゃぐにゃになってへたばっており、いつもより遅い散歩をしたJackieなどは道すがらいっぱいいっぱいの様子で、家に帰るとすぐさま日陰に隠れて出て来んかった。とにかく、体温以上の暑さでは微熱があるような状態と一緒なので、そりゃ体力が失われてゆく一方なのも理解できるな。でも暑い!

2008-07-26

熱波


遥か九州島よりこの酷暑の中、友来たる。深夜になりても話は尽きず、あーだこーだと話題は多岐に及び、気がつけば花火大会を見に行くのも忘れ話に夢中になっていた。
今日も予報とは裏腹に夕立の気配は一切なく、様々なものに籠った熱は冷まされることなく明日を迎え、厳しい日差しを受けて新たな熱を帯び僕達をさらに融かしにかかる。いつになったらこの暑さは和らぐのか?予報を見る限り当分は期待できないようだ。こうなったらあとは倒れてしまわぬよう体調管理をしっかり行なうことくらいだな。

2008-07-25

融解


ええかげん雨降らんやろか?夕立ちもちっとも来ーへん。このまんまじゃいつまでも地熱は下がらず、明日辺りは40℃くらいになるんじゃなかろうか?
今日も昨日に引き続き古墳の伐採作業にいそしむ。朝起きたときは雲がかかっていたものの、現場に着く頃にはカーッ!とお天道様が顔を出し、ものすごい暑さに。なるほどね38℃オーバーか・・道理で暑いわけやんか・・今日も持参した4リットルのお茶をすべて飲み干し、梅干しをいくつも食べてなんとか生き延びた次第。おかげで伐採はほぼ終了し、取りあえずひと安心。全身に大汗かいてベタベタのまま作業を続けたので、家に帰り服を脱ぐと案の定汗疹がとんでもないことに・・痒くて痒くて仕方が無いので下の子の汗疹の薬を取り出して来て全身に塗る。でもまた大汗をかけば同じこと。汗をかいたらすぐに着替えれば良いかも知れないが、この気違いじみた暑さの中での作業だと汗が止まるときは倒れるときで、汗かく度に着替えておってはシャツが何枚あっても足りんのよ。本来なら38℃にもなる中で作業する事自体無謀なんだよね。おかげで暑さに対しては強くなりましたとさ・・
昨夜、シアトルの妻から電話があり『こっちは寒いからジャンパー買ってまった』だとよ!オレ一体何してんやろ?

2008-07-24

罪深き者


昨日今日と連日35℃を越す猛暑の中、とある古墳の墳丘上に鬱蒼と生い茂った雑木の伐採作業を大汗かいてフラフラになりながら、なんとか目処がつくまで片付けることができた。僕はもっぱらチェーンソーの担当で、測量の障害になると思われる木々をなるべく大きなものは残すことにして、それ以外を片っ端から薙ぎ倒してゆく。伐採された木のボリュームは相当なもので、作業後に墳丘を見上げるとそれまでは鬱蒼として薄暗かった古墳周辺も適度に日が差すようになり、今は墳丘全体の形を捉えることができるようになった。雰囲気としては里山のような状態になり、近所の人も喜ばれているのでは?と、勝手に想像している。ただ、いかに仕事のためとはいえ多くの木々を問答無用に切り倒したことには深い罪悪感を感じている。何年、何十年を経て大きく成長した木々をほんの数秒で切り倒してしまうのだから罪悪感を感じるのも無理はない。古墳とはいえ墳丘上に生えた木々をそのまま放って置けば山は荒れ、人は近づけなくなってしまう。今回は測量のためと言って伐採を行なっているが、古墳に息をさせるには適度な伐採も必要なのだ。僕はそう思っている。

2008-07-23

だれでもよかった・・


だれでもよかった・・という、その誰かに選ばれ何人が命を落としたのだろう。ただその時たまたまそこに居ただけなのに命を奪われた人々の悔しさは如何ばかりだろうか。ニュースでは『だれでもよかった』と言った容疑者の理不尽さを何度も激しく非難していたが、ちょっと待てよ、この言葉どこかでよく耳にしないかい?耳にしなくても感じたことはあるんじゃないかい?僕のように派遣で働いた経験のある者には『誰でもいい』という言葉はよく耳にし感じた言葉だ。『お前の変わりなんていくらでも居る』そんなニュアンスで、この言葉ほど人を傷つけるものはない。そんな人と人との関係を断ち切るようなことを黙認し、利用し、さらに拡大させたのが大企業達なのだ。その流れは社会の隅々まで浸透し、人々の意識の中にも無意識のうちに蓄積され、それが人間関係の稀薄さを助長しているのは否めないことだ。『だれでもよかった・・』裏を返せば『あなたじゃないとダメなんだ』『あなたが必要なんだ・・』おそらく、無差別殺人を犯した容疑者が最も欲していたのは、心の底から求めていたものは、この言葉だったんじゃないだろうか。だれでもよかったなどと言って、たまたまそこに居た人を殺めた理不尽さは到底許されるものではない。しかし、理不尽さだけを捉えて容疑者を糾弾しても、無差別殺人予備軍は潜在的にどこにでも居るだろう。これらの事件の根は深いようで、実は極単純なことなのかも知れない。彼らは皆に自分の存在を認めてもらいたかった。『不特定多数の誰かさん』ではなく、自分として認めて欲しかった。話を聞いて欲しかった。それだけのことだ。しかし、今の社会状況はそんなあたり前のことすらもできないような、危機的な状態に陥っている。まずはそれを知らねばならぬ。

2008-07-22

なんとも忙しき


最近は家に帰り、jackieの散歩をし、庭の水やりをし、それから晩ご飯を作り、ニュース9を見ながらひとりでぽそぽそ飯を食べ、皿を片付け洗い、シャワーを浴び、Macの前に座るというサイクルで毎日同じように動いているが、朝5時半起きということもあって少なくとも23時半には床に就こうと心掛けている。というのもこの時期最低6時間は寝ねば疲れが取れずぶっ倒れるだろう、との思いから自分なりにそうしようとしているのだがこれがなかなか難しく、ぼけーっとする間もなく時計を見るともう寝る時間。せねばならぬことも山ほどあるのに手を付けられぬまま放置状態。ほら、もう23時回ってる。今晩は眠気も去らんのでさっさと寝よう。

2008-07-21

島へ


妻子のいない隙を突いて悩める友人と島へ渡る。もう何年前だろう?子供たちが生まれる前に妻と2人でこの島を訪れたことがある。その時も今日のように暑い日だった。島へは渡し船だけが唯一の交通手段で、漁師など自分の持ち舟がある人はそれをマイカー代わりに近くの港へ行き、そこから車に乗り換え買物などに行っているようだ。久しぶりに訪れた島は以前の時そのままに僕達を迎えてくれ、不思議と落ち着きを与えてくれる。何がこの島に僕を引き寄せるのか分からないが、それは単に島好きの血が騒いでいるだけなのかも知れないし、この島の持つ独特の空気に僕が惹かれているからかも知れない。先回と同じようなコースをトレースしながら島の探索を続けるも、暑さが苦手な友人にはちと厳しすぎる暑さにて島巡りも早々に引き上げて再び船上の人に。

今回の船旅は非常に短いものであったけど僕の旅情をかき立てるには十分だった。

2008-07-20

キュウリ的大攻勢


朝昼晩とそれぞれキュウリ2本ずつ食べて何とかノルマを達成しようと頑張っているが、キュウリの方が驚くべき早さで生産を続け、昨日辺りからだいぶ押され気味になって来た。昨日の朝は5本収穫できこれは大変だと思っていたら、なんと夕方にはどこにどう隠れていたのかさらに5本のキュウリが突如出現し、あっと言う間に冷蔵庫の中はキュウリだらけになってしまった。さすがにこれだけの数をこなすのは難しく、漬け物にすることに。浅漬けのもとを購入し作り方を読むと1回分でキュウリ3本使用とある。これなら大部数を稼げそうだ、ただしキュウリを食べる量はさらに増えることになるな。それにしても『自分で播いた種』とはよく言ったもので、今の状況はまさにその通り、播いた分だけ成長し、次々と実を付けている。虫食いがひどかったので何本かは枯れると読んで多く植えたものだからそれらが生き延びればそりゃすごいことになるわな。おまけにセカンドジェネレーションも実をつけ始めたし、いよいよ僕の身体が緑色に変わってゆく日も遠くはない。

2008-07-19

Mix Roots


いつものことで何気なく見ていたNHK『にっぽんの現場』でmix rootsというヒップホップグループのことを紹介していた。彼らはアイヌや、ハーフ、在日、日系などいわゆるマイノリティーで構成されており、それぞれがそれぞれの生き様を音楽を通して社会に、世界に投げかけ、皆同じじゃなければ許されぬ閉鎖的な日本に、皆違っててもいいんじゃない?と、呼びかけている。彼らは言う、見た目が日本人っぽくないから外人と言われたり、学校の教師から『お前達には未来は無い』などと言われたりと、日本人であっても常に『お前は違う』と見られて来た、そうやって社会から揺さぶられ続けても『俺たちは前に進むんだ!』だからShake Forward! 揺れながらぶれながら、混じり合いながらも前に進もう・・
これを見ながら娘達のことを考え続けていた。妻は娘達がハーフ(正確にはクウォーター)であるのを理由に将来いじめを受けたりしないか・・とそれが最大の気がかりだと常々言っている。それは僕も同じだ。日本人なのに、外人なんて言われたらどうすればいいのか?愚かな教師のひと言が子供を立ち直れないくらい傷つけたということもよく聞く。それだけはなんとしても避けたい。
僕は娘達に日本人らしくあることを求めない。アメリカ人らしくあることも求めない。ただ娘達が自分らしくあることを、自分自身の生き方を貫くことを願ってやまない。

2008-07-18

かぼちゃ花


妻が大きな期待を持って育てているアメリカお化けカボチャの雌しべがやっとこさ花を咲かせてくれた。花が咲いているのは早朝だけだと言うことで朝起きる度に様子を見ていたが、今まではつぼみまではいくものの花が咲く前にどういうわけか茶色く変色し腐って落ちてしまっていた。そのことについていろいろな人に聞き、できることはやってきたのにどういうわけかうまくいかなかった。それがだ、黄木蓮と同様この暑さのショックで気合いが入ったのか、暑くなると同時に有望な実生をつけ始め今朝3つも同時に咲いたのだ。早速妻に知らせ、おしべを取って『これでもか!』と花粉を雌しべにすりつけておいた。受粉さえしておけば大きくなってくれるだろう。アメリカへ飛んだ妻もこれで安心したやろな。さあて、あとはどれくらいまで大きくなるかだな

2008-07-17

虚空へ


うだるような暑さの中、妻と子供たちが飛び立って行った。個人的には空港のオープンデッキが好きで、今日も凄まじい日差しの下ジリジリと炙られながらどこかへ飛びゆく飛行機達を見送り、どこかから舞い降りし飛行機達をぼんやりと迎えていた。僕がデッキにいたときはちょうど飛行機の離着陸が混み合っていたときだったようで、離陸する機、着陸する機がつぎつぎと目の前を通過して行った。それらを見ながらこんなに忙しなく行き交う飛行機の中に、何十何百もの人々のそれぞれの思いが乗せられているのだと考えると、当然のことなのにどうも現実的ではないような気がして何とも違和感がある。同じように妻子を乗せた飛行機は彼女らの思いも乗せて、あっと言う間に雲に呑み込まれ、見えなくなってしまった・・。この思いを乗せて帰って来るのが1ヶ月後だ。それまではにわか独身。といえども様々な雑用を処理していたらあっというまに過ぎてしまいそうだな。

2008-07-16

離日前夜


またこの時期がやって来た。ちょうど厳しい暑さになり始めたので脱出するには絶好のタイミングと言える。妻や子供達が向かうシアトルはカナダの国境がすぐそこという立地もあって、今夏は例年より気温が高めと言ってもこちらと比べれば全然涼しく、クーラーをかける必要が余りないためクーラーそのものが無い家が多い。既に夏バテ気味で食欲が無くなっている妻もあちらに行けばモリモリ食べてテカテカになって帰って来るんやろな・・。
シアトルまでは約10時間の空の旅、東海岸まで飛んでいたときは15時間近くもかかっていたので大幅な時間の短縮となり、精神的にも肉体的にも大分楽になった。この冬には僕も5年ぶりの渡米を計画中。なんせ、妻の家族から『何で来ーへんの?』とクレームが出始めたのでボランティア作業員として出向しなくてはいかんのだ。確かに久しぶりに皆とも会いたいしね。
毎回離日前夜になると、妻や子供達がいなくなり正直『これで静かになるな・・』とか『自分のしたいことできるな・・』なんて思ったりもするが、それは単なる願望であって実際にそうなると、とてつもない寂しさに襲われて張り合いも無くし、瞬く間にふぬけになってしまう。毎日家に帰ると子供たちとキュウリ、トマトなどを収穫するのが楽しみでもあるのに、それも1人でやらねばならない。いや、そんなこと慣れてしまえばなんてことはないが、いくら誤摩化そうが心にできた隙間を埋めることはできず、空しさは消えないのだ。ほんと毎回のことなのに家族モードから独身モードへの切り替えがうまくいかず、切り替えれたと思った頃に家族モードへまた切り替えの悪循環。しかしこれも今のうちだけのことで後何年もしたら何とも思わなくなるかもね。
とかく、旅の安全を祈り、思いで多き夏休みを過ごせることを願うのみ。

2008-07-15

幌の悩み


さすがにこれほどの暑さになってくると幌を全開にしての通勤も厳しく、朝の出勤は窓まで閉めてエアコンかけての軟弱ぶり。ちょうど太陽に向かって通勤するため、そうしていても直射日光にあぶられ暑いのなんのって!しかも渋滞も多く空気は澱んだままなのだ。行きはそんな有様だが陽が傾きかけた帰りは、まだムーッと熱気が残っているものの幾分か風も出始め夕日に向かってオープンで走ると気分爽快、大変気持ちが良い。なので雨さえ降らなければ相変わらず毎日幌を開けて走っていることになる。ただ、しょっちゅう幌を開け閉めするものだから幌の折り目にヒビが入り、徐々に広がり始めている。確かに、幌を開けなければヒビが広がることもなく幌自体も長持ちするのだろうが、それじゃなんのためにオープンカーに乗っているのか分かりゃしない。幌の交換には15万近くもかかるそうだが、かと言ってそれで怖じけづいていちゃーだめだ。幌が破れたらそんとき考えれば良いこと。とにかく可能な限りオープンカーを楽しみ、ロードスターを堪能しておこうと思う。

2008-07-14

夏木蓮


ここのところのあまりの暑さで異常を来したのか、春先に植えた黄木蓮が再び蕾みを膨らまし咲こうとしている。春にも一度開花し、その後20cmばかり成長したので移植は成功したなと思っていたところに今回の異常だ。この現象をどう捉えれば良いのか分からない。何が原因か見当もつかない。ま、花が咲くならきれいだし良しとするか・・と見守るしかないな。あまりの暑さにびっくりして思わず咲いてしまった、というのが本当のところだろう。確かに衝撃的な暑さでもあるのでその気持ちも分からんでもないが、反対にこの暑さの中無理して開花し、立ち枯れるようなことがあればそれこそ大変だな。

2008-07-13

沸点


予報通りのどえらい暑さで身体中の間接は弛緩し、ついでに脳も液状化して流れ出てしまいそうだ。この地でも35℃を超え猛暑日になったのだけど、晴れている日に大人しくしていられない性分なので、畑へ出ると大いに脱線して汗をだあだあにかきながら、ヤブ蚊に血をちゅうちゅう吸われながら、あれやこれやと細々したことから鍬を振り回しての大仕事までを一気にこなし、気がつけば朝の7時に庭に出て朝食の時間を除き午後1時近くまでぶっ通しで作業していた。当然この暑さの中ゆえこまめに水分を摂っていても肉体の消耗激しく、仕事にけりをつける頃にはフラフラの状態で熱中症に片足突っ込んだようなものだった。ガリガリ君を食べて朦朧とした状態から脱したのが午後4時頃、それから再び庭に出て子供達と遊んだりまた畑に手を出してみたりと完全燃焼系の日曜日にて候。それにしても大汗かくことはなんて気持ちが良いんだろう。汗疹がひどくなることは重々承知ながらも身体中の水分が入れ替わったかのような爽快感は格別だ。トマトは真っ赤に熟しているし、キュウリは次々を実を付けてくれる。すべて順調この上無し。

2008-07-12

夏本番


日中の室内温度は35℃を越えてはいたが、湿度は60%と乾燥していて日陰にいれば何とか凌げるほどの暑さだった。今は風が止んでしまいまた蒸し暑くなって来たが、今年の夏の特徴としては夕方になると風が吹き始め暑気払いをしてくれるので、幾分か過ごし良い夜になり大いに助かっている。予報では明日も今日と同じようにカンカン照りの酷暑になるようなので、これは相当覚悟しておかねばならんな。もちろん35℃を越えるような外気温と日差しの中で畑仕事などをするのは自虐行為に近く、なるべく朝の9時前と夕方4時以降に限定して作業するようにしている。
強烈な日差しを受けて鈴なりに生っていたトマト達が一斉に色づき始め、しかも株の数が15本近くもあるためその収量は大したもの。台所のカウンターは収穫したトマトとキュウリに占拠され、食べても食べても減ることなくかえって増えるような有様にて、最近は主食がサラダか?と思うほど。毎週末買物に行くファーマーズマーケットでも買うものといったらインゲンと椎茸、人参程度で数百円の買物量。今まで買っていたトマトやキュウリは視点が変わり、値段よりもできばえの方が気になるようになって来た。それにしてもみなさんいろいろなものにチャレンジしてますね、ファーマーズマーケットへ行く楽しみはスーパーなどじゃ売っていない珍しい作物が売られていること。興味本位で作り、それを出品しちゃうなんて何とも遊び心があって良いと思います。こういう場がもっと多いと耕作放棄地も少しは減るんじゃないかな・・家庭菜園規模の耕作人は年々増加傾向にあるようだしね。

2008-07-11

汗疹大変


ここのところの蒸し暑さ続きで身体中に汗疹ができ大変なことになっている。それが子供たちの話ならば『かわいそうに・・』とも思えるが、一番ひどいのが僕なのだから情けない話だ。生来、身体は人一倍頑丈で海外旅行中に患った病気以外は罹ったことが無い。その反面皮膚は人一倍弱いようで、夏の蒸し暑さや冬の乾燥時期はてきめん何らかの症状がでる。しかもその痒いことといったら!
7年ほど前突然全身に原因不明の発疹が出て、皮膚科に通ったときがあった。症状としてはじんましんそのものだったが、じんましんの定義が一晩ほどで治まるの対し、その発疹は2週間ほど出続け地獄の痒さを味わった。その時にもしやアレルギーでは?と主立ったものを調べてみたが、結果は見事にネガティブでほとんどのアレルゲン反応は限りなくゼロに近いものだった・・。それでも汗疹には勝てんのだよ!症状の軽いうちはやさしめの薬を塗って凌いでいるが、いつも症状は改善せず日々悪化して行って結局副腎皮質ホルモン剤を使うはめになる。汗をじっとりかくようなことが無くなればすぐに治まるが、この暑さでそれはなかなか望めぬもの。一番良い予防法は、汗をかいたらすぐにシャワーを浴びることかな。なので畑仕事などする日は一日に何回も浴びることがある。とにかく皮膚をほどよく乾燥させておくこと。そのバランスがなかなか難しい。

2008-07-10

アボガド達


アボガドを育てることが僕の趣味だと言うことを知っている人は少ない。妻にしてみても、ほぼ週一のペースで食べる(タコ・ライスに使う。蛸ではないぞ)度に後生大事に種をとっておき、『おお、今日の種はいいぞ!』なんてはしゃいでいる僕を白い目で見ながらも、ちゃんと種は残してくれている。アパート住まいの頃にベランダで育て始めたものは、かれこれ4年ほどが経ち1.5mほどの背丈になっている。今までに何本も育てて来たが、暖かいうちは良く成長するものの霜が降りると途端に葉が焼け枯れてしまう、春になると復活し芽吹き始めるのはごく一部で、その生き残りが庭に植えた一本なのだ。今までは小さな植木鉢に一杯いっぱいだったので、庭に植えてやると元気にもりもりと成長を続け樹勢もすこぶるよろしい。これで冬に霜が降りるとどうなるかはわからないが、その頃には何か対策をしてあげようと思っている。その元気な一本の他に現在段階的に3本が成長中でどこまで大きくなるのか実に楽しみだ。
アボガドに限らず野菜や木でも何でもいい、自分でまいた種が芽吹き、成長する。こんなにうれしいことはない。それが将来大きな木になるなんて考えたら・・さあ、みんな!木を植えようぜ。

2008-07-09

不思議


我が庭と畑には不思議がいっぱい詰まっている。毎朝毎夕様子を見ているが常に変化し僕達を悩まし、楽しませてくれる。例えば実がたわわになって元気いっぱいだったトマトの一本が突然しおれ頭をもたげて来たり、そうかと思うと種をまいた憶えなぞ全くないところからトマトが芽吹いて成長し始めたり、お化けカボチャの雄花は盛んに咲くのに雌花は花を開く前に皆腐って落ちてしまったりと、本当に毎日毎日不思議なことでいっぱいだ。だからこそやめられないし楽しくってしょうがない。そうだな、僕にとっては庭も畑も実験教室みたいなもの。とにかくいろいろなことを試し、失敗し、また試しを繰り返しながら自分達流に作り上げて行こうと思っている。

2008-07-08

記憶喪失的異常日


昨夜からの大気の乱れに由来するのか?今朝は僕にしては寝起きが悪く、いつも通り5時半(5時起きはちと辛いので5時半にした)に起きはしたもののJackieの散歩をしながらもあくびは止まらず、絶えず眠気が襲って来る。それは朝食を食べ終わっても、会社に向かう運転中も同じで眠たくて仕方が無い。それでいて昨夜は寝てないのかと言えばそんなこともなく11時半には寝たはずなのだ。まるで軽い高山病になったかのような、脳みそがボーっとするような締め付けられるような感覚は結局終日続き、何をするにも脳の反応鈍く特に記憶に関しては全くダメになってしまった。友人に荷物を発送するため郵便局に行くも、その友人の名前の漢字がどうしても思い出せず、携帯で確認しようにもその携帯も忘れてしまい、こんなんだったかな・・?と苦し紛れに書いた字も結局完全なる誤字で自分でも呆れてしまうほど。
一体何が起き、何が作用したのか分からねど、自分の脳が機能していないのは確かなこと。
はたして明日は治るだろうか・・

2008-07-07

サミット


普段TVニュースを見る時間は21時からのNHKニュース9なのだが、洞爺湖サミット開催初日のニュースが首脳陣のディナーの内容だったリ、如何に厳しく警備が為されているかだったリと、どうでも良いようなことばかりに多くの時間を割き、全く信じられないほどお粗末な内容だった。サミットでは多くの課題に道筋をつけなければならないが、そんな重要なことさえちょっと流した程度で終わってしまった。こんなことをしているからサミットに関する国民の理解度も低いんじゃないだろうかね?それはそうと福田君はどこまで各国首脳をなだめ、積もり積った課題を処理することができるだろうか?期待はしてないけどね・・

2008-07-06

続草刈人


今日も引き続き草刈り機ブン回してそこら中を薙ぎ払う。日差しは朝から厳しく汗だくになりながらの作業で、保護メガネにまで汗が飛び視界を歪ませ手元を鈍らせる。ガソリンはタンクに半分も入れなかったのに燃費のすこぶる良いエンジンのため、隣の空き地をほぼ刈り終わった後もガス欠にならず、それならばと再び堤防にまで侵出して先に刈り払った続きを薙いでゆく。時刻は既に11時近く、気温も相当上がり35℃はあるだろう。さすがにフラフラし始めた頃に『ブルン、ルルン・・』とガス欠し作業終了。5m四方を残したがこれはまたの機会に。昼を食べ一息ついて午後の部へ。13時頃の暑い盛りに庭に出るバカもいないものだが、建物の陰ならば大丈夫だろうと雑草引きを始める。午後になってから少し風が出て来たせいか日陰にいればなんとか作業できる案配だ。地べたを這いずり手当り次第に草をむしって気がついたらもう15時。トマトときゅうりの面倒をちょちょっと見てタイムアウト。激しい雷雨に襲われ一目散に家に駆け込む。庭の緑達は雨を浴び瑞々しく輝き、とてもうれしそうだ。一年前は何も無かった庭が、今はこんなに緑であふれている。これも僕らの努力の賜物だな。

2008-07-05

いきなりこの暑さかよ!


まだ梅雨も開けてはおらぬのにもう夏本番だ!今日は朝から30度あったので『これは35度いくやろな〜』と思っていたら、案の定。もはや扇風機では生温い空気をかき回しているだけで役に立たず、今年始めてエアコンを使いました。(妻はとっくの昔に使っているが・・)しかし、これだけ湿度が上がって来ると途端に汗疹が出現し始め、身体中のあらゆるところが痒くて痒くて仕方が無い。かわいそうなことに子供達も僕のそんなところを受け継いでしまったようで、汗疹がひどいことになっている。こうなったらマメにシャワーを浴びるなどして防衛策を取るしか仕方が無い。
 
さて、Jackie。余の暑さに日陰がいるだろうとホームセンターにてよしずを買って来て早速設置したものの、極度の恐がり性のためビクついてせっかく造ったのに近づこうともしない。ま、そのうち慣れてくれるだろうということで暫し様子見。

2008-07-04

オープン日和


本格的な暑さがやってきた。今の気温は30度、湿度80%ほどで風もなくとにかく蒸し暑い。妻は我慢ならんとエアコンかけて寝ているし、ああこの季節がやってきてしまったか・・という感じ。昨夏のように40度超える暑さが襲って来ないことを祈るのみだな。
気温、湿度の上昇にともない朝の通勤にロードスターをオープンで走るのが辛くなって来た。雨の降る日以外はほぼオープンにして会社に向かっていたのだが、特に今日などは信号待ちをしていると強烈な日差しがジリジリと差して来てたまらなく暑い。もうすぐ梅雨明けだろうがそんな日差しが照りつけるようになればオープンはお預けだな。確かに走っているときは快適で大変気持ちいいが止まるとね・・その辺はバイクと同じ。
さあて、残り少ないオープン走行を堪能して秋まで待つとするか。

2008-07-03

食糧自給率


日本の食糧自給率はカロリーベースで39%と、いわゆる先進国の中ではダントツの低さだ。あらゆるものの価格が上昇し始め、食糧の奪い合いが現実味を帯びるなか日本政府としても食糧自給率を上げることにようやく腰を入れようとしている。なのに今日のニュースでは米の生産調整がしっかり為されておらず、このまま平年並みの天気が続けば当初計画より15万トンの余剰米が発生し、米の販売価格にも影響が出る恐れがあるとやっていた。一方では食糧自給率を上げよと言っておきながらもう一方では米を作るなと言う。こんな矛盾が発生するのも行政の長年にわたる失策の結果だろうが、もはやその問題をうっちゃっておく時間はないのだ。国の抱える気の遠くなるような莫大な負債の件と同様、これまで放って置かれたが故に問題はのっぴきならないところまで悪化してしまった。食糧に関して言えばまだ何とか輸入はできる。だからと言ってこの先も続けられるか?と問えば、否だ。そうなった時いきなり荒れ地を畑にせよと言われても無理なこと。長いスパンで物事を見ればおのずとやらねばならぬことが見えて来るはず。事ここに至ってもなお先送り主義を続けるならこの国の、子供たちの国の未来はどうなることか・・

2008-07-02

草刈人


今日は妻の誕生日。なので有給とって草刈りをした。ここのところ週末に雨が降ることが続き、我が家南面の堤防の草刈りがずっとお預けになっていた。予報では今日は良いお天気とのことだったので、妻のご機嫌取りも兼ねて休みを取ったのだ。なあに、妻も草刈りが必要なことは承知なので別に気を悪くすることも無く、かえって感謝されたくらいだ。さて、その草刈りだがずっと刈り払うことができず雨も仰山降ったので、ススキが伸びたい放題に伸びて僕の背丈を軽く越え2.5m近くにもなって密生している。それらを刈り払うのは大変だ、刈る度に僕の方に倒れかかって来てススキの葉が顔をかすめる。ある程度刈ったらススキを除去する作業の繰り返し。朝9時から始めて今日の分の作業を終えたのが正午過ぎ。この暑さの中での作業で大汗をかき服はベタベタで絞れるほどだ。脱水症状にもなりかけ久しぶりにフラフラになるほど疲れました。でも汗をかくのは気持ちが良いね、身体中の水分が全部入れ替わったようでシャワーを浴びてさっぱりすると、何かをやり遂げた充足感がこみ上げて来る。刈り払った堤防を見るとスッキリして風通しが良くなったように思う。
明日からはまた雨が降るそうな。今日刈ったところからもすぐに草が伸びて来ることだろう。でも大丈夫だ背丈の高い草は大概処理したので、これからこまめに刈っておれば維持はそう手間では無い・・はずだ。本来は国土交通省管理の土地、草刈り賃を請求してやってもいいくらいだな。

For The People Of Tibet

2008-07-01

過ごし良い梅雨


先日の大雨の後で再び三たび四たびヤスデどもが大量発生し、いいかげん諦めぎみになって来た。と言っても庇を見上げれば凄まじい数のヤスデが張り付いており、毎回見る度に気色悪いので駆除剤を撒かずにはいられない。もう発生のピークは過ぎたと勝手に思い込んでいた分、この現状には驚き、呆れ、次の雨の後を警戒するものなり。
7月に入り梅雨も前半が終わり後半へ突入。日中の暑さも日増しに上昇するものの、ありがたいことに夜中になるとスーッと気温が下がって来て、いまだ寝苦しい夜は無い。これほど過ごし良い梅雨はここ最近では珍しいんじゃないかな。7月、8月はその反動でかなり暑くなるんじゃないかと余計な心配しちゃうよね。

For The People Of Tibet