2009-09-30

足りるを知る


ある時『これだけあれば生きていくには十分さ』という何気ない言葉を聞き、身体がスーッと軽くなるような感覚をもったことがある。普段の生活は絶えず何かに忙しなく追われ、その追われる理由も分からぬままに時を費やしていることが多い。心は常に何かを求め、その貪欲さは『足りる』ことを知らず『足りない』何かを探しておのが精神を彷徨い右往左往する。
しかしその『何か』は本当に必要なのだろうか?わからない・・

2009-09-29

跳ぶがごとく


久しぶりに縄跳びをした。長女が縄跳びの練習を始め、全然跳べないから教えてくれと言うのだ。それならばと夕食を食べた後に玄関先で猛特訓?を開始。長過ぎる縄を調整するところから始まり、縄の回し方、ジャンプの仕方などを教えていざトライ。始めは身体の動きもバラバラでとても跳べそうになかったが、何度も何度も繰り返すうちに何となくコツが掴めて来たのか、だんだんタイミングが良くなり一回だけど跳ぶことが出来るようになった。成功率は10%程と低いものの何度も繰り返すうちに自然と跳べるようになるだろう。取りあえず今日は一回跳べただけでも大きな進歩だと褒めてあげた。

さあ、今度は見本を見せようと娘の前でパパが跳ぶ。昔は縄跳びが得意だったので軽いウォーミングアップの後、二重跳びを披露する。が、20回程跳んだらもうバテてきて撃沈!ならばと二重綾跳びにチャレンジするがこれも10回も跳べずに引っかかり、腕にミミズ腫れをつくってしまった。悔しくなって後ろ二重跳び、後ろ二重綾跳びと挑戦するものの、後ろ二重綾跳びは一回も出来なかった。感覚は十代当時のままに残っているのに身体がついて行かない、そんな感じ。ちょっと寂しかったがこれから何度も跳べば感覚が甦って来るだろう。まずは練習練習。

2009-09-28

そろそろ


久しぶりのまとまった雨になるかと思いきや、お湿り程度の小雨で現在は降っていない。紀伊半島南東部では1時間に80mmを越える猛烈な降りだったというのだから、極端な違いだな。
我が家の畑もかなり乾燥しているので、ここらでいい加減降ってくれないと困ったことになる。幸い水栓がそれほど遠くないので水やりは出来るが、所詮は表面を濡らすだけで土中に浸透するには至らない。そう、今晩のような降りではまったく足らないのだ。かと言って激しい降りでは作物が傷むし難しいところ。

一週間振りに現場に出てみると、現場事務所脇にある畑の白菜や大根が驚く程成長していて目を見張る。ほとんど雨が降らず乾燥した日ばかりが続いたというのに、なんと逞しいことだろう。
さて、どれほどの雨になるやら乞うご期待。

2009-09-27

半兵衛が夢


円興寺・南宮山に続き今日は菩提山に登り、登山攻勢をかける。と言っても標高400m程度なので1時間もあれば登れてしまうお気軽登山だ。ここもずいぶん前から登ろうと思っていたがなかなか実行できなかった場所の一つ。菩提山と言えば竹中半兵衛の居城として有名な菩提山城があったところだ。
今回は娘達の負担を考えて少しでも標高の高いところから登ろうと、明神湖側の裏手から登り始める。標識には1.3km45分とあり、楽そうに感じたが尾根筋に出るまでの登りがキツく、檜林の谷筋で風が通らず蒸し暑い。少し体調を崩していた次女が歩けないとぐずり始め、妻と交代で全行程をおんぶして進むことになったがこんなこともあろうかと、子供おんぶ用の背負子を持参したのでそれで何とか凌ぎきった。まあ、次女は体重10キロしか無いので弁当や飲料をたっぷりと詰め込んだバックパックよりは大分軽かったけどね。
登山道には真新しい鹿の糞が落ちており、鳴き声もしていたので近くにはいたのだろう。其処ここの木には熊の爪とぎの跡も多数見られ、今回もわざと音を出しながらゆっくりと登ってゆく。
菩提山城跡に着くとその遺構の残り具合の良さに感動し、またその規模に驚かされた。以前から名だけは知っていたがこれほどの城だったとは・・と1人で昂奮していると、妻はまったく興味が無いらしくさっさと行ってしまう。本丸跡からは濃尾平野が見渡せ素晴らしい眺めだ。半兵衛公も同じ風景を眺め、何を考えていたのだろう?そんなことを考えながらおにぎりをほおばる。平野からは乾いた風が吹き上げて来て、火照った身体を冷やしてくれる。ああ、なんて気持ちがいいんだ!
無性にうれしくなって子供達と本丸跡を駆け回る。あまり長居が出来ず、城の様子をくまなく見て回れなかったのが残念だったが、本丸跡に多く生えていたイロハモミジが色づく頃か、何本も見かけた巨大な山桜が咲き誇る頃にもう一度、今度は表の登山道から登ってみようと思う。

僕達以外に誰も訪れる者がいなかったこの城跡は、その大きな規模を誇りもせずひっそりと林間に埋もれている。しかしそこに立てばいにしえの人々の意志を感じることが出来る。そんな生きた山城だった。

2009-09-26

再び


昨日の草刈りの疲れが腰や上腕に残っているというのに、我が家の周辺には無限に草を刈る場所があるので、今日も次女の昼寝中に草刈り機を持ち出して大いに薙ぎ払う。
ここのところ目立った降雨がなく、生えている草も乾燥気味で勢いが無い。それらを薙ぎ払うとブツツッと小気味良い音を立てて刈られてゆく。びっくりして逃げ出す虫も丸々太ったエンマコウロギや巨大なショウリョウバッタなど、もうすっかり秋なのだ。それでも日中は引き続き30℃を越しまだまだ夏の陽気。夜になっても部屋の気温は27℃もあり今も扇風機をつけている。

明日でいよいよ9連休が終わる。しかしそれだけの休みだったにも関わらず結局どこにも遠出をしなかったな。行ったのは近くの山のハイキング。明日も別の場所を登りに行く予定。大体何処も行程1時間程度というお手軽コースを選抜中。その中にはずっと気になっていたが未だ歩かずというコースがいくつもあり、これでやっと念願が果たせると言うものだ。

2009-09-25

草刈りびと


こんないいお天気の日にせっかく休みを取ったというのに、朝から草刈り機をぶんぶん振り回して大汗をかき、こんなことなら仕事しとる方がよっぽど楽だと感じる次第。草刈りを始めてから気温もグングン上昇し30℃を越えたようだ。そんな中での草刈り作業はきつく、汗が保護メガネに滴って視界が歪みよく見えない。水分もどんどん失われ頭がぼーっとして来た。満タンにした燃料が無くなったら昼ご飯にしようと思い作業を続けていたが、当初予定していた一時間を過ぎても燃料は無くならずそのまま作業を続行し、いい加減に休みたくなった頃にガス欠になり、時間を見ると約2時間、すでに12時を過ぎ1時近くになっていた。

昼を適当に食べ、脱水症状に陥っていた身体に水分を補給して午後の部へ突入。この時午前中の作業だけで失われた体重を調べてみると、なんと!2kgも減っておった。そんだけ水分が失われということだ。

もともと少なかった燃料を使い切るまでと安易に始めたのが運の尽き、結局午後からもたっぷり1時間以上作業を続け、今は全身に疲れを感じている。
まあ、それなりに充実した一日だった。

2009-09-24

毛利秀元陣跡探訪


皆々様が連休明けてせっせと働いておるというのに、自分はこの平日2日間を休んで9連休に突入だ!それでもちっとも休み足りないが、今回のところはこれくらいで勘弁しておいてやろう。

先日の円興寺山に引き続き今日は南宮山に登る。南宮大社に車を止め、社地を横切ってハイキングコースへ。関ヶ原合戦の折り安国寺恵瓊が布陣した付近から登りがきつくなり、子供達の手を引いてよいしょよいしょと登ってゆく。南宮山山頂の標高は419mだが、そこまではさすがに3歳に満たない次女では無理だろうということで、これまた関ヶ原で毛利秀元が布陣した跡でもある展望台まで登ることにして、ゆっくりゆっくり登るが、思ったより勾配がきつく休みながら登っても子供達が悲鳴を上げ、長女は転んだこともあって泣き始めてしまった。それを『もう少しだからがんばろう』となだめ、登り始めてから1時間40分後に目的地の展望台にたどり着くことが出来た。子供達がぐずり始めたときは何度も引き返そうかと迷ったが、なんとかして展望台にたどり着き昼ご飯を食べ始めると、子供達はご機嫌になって陣跡を走り回っていた。大人の足なら1時間で登れるコースといえども、来月で3歳になる次女と5歳の長女にはさぞかしきつかったろうと思う。帰宅後に国土地理院の地図で調べてみると、出発地点から展望台までの比高差は約350m。それだけの高さをちびっ子が登ったのだから大いに褒めてあげた。

下りは子供達も楽しいらしく、きゃあきゃあ言いながらにぎやかに下っていると、突然コース脇から鹿が出現し一目散に去って行った。始めは猪かと思って身構えたが鹿でホッとした。なかなかワイルドなコースだなと楽しさも倍増、実に気分がいい。そのまま休憩もせず、調子よく神社まで下りて来て時計を見ると1時間程。上出来だ。

今回の山登りで子供達には標高300m前後までの山が適していると分かった。それくらいの手頃な山が近辺には無数にあるので、時間が取れれば一つずつ制覇して行きたいと思っている。そしていつか皆で伊吹山に登るのだ。

2009-09-23

朝駆け


夜が明けても未だ天気ははっきりせず、時折雨も落ちて来る空模様。
それでも予定道り6時に起きて運動会セット一式を積み込んで、6時半にはグラウンドへ向かう。グランド脇の駐車場は車も少なかったので、今年は早めに着いただろうと思いきやグランドに近づくとなんと!すでに100人程のパパさん達が列をなして並んでおり、そして皆がみな無言でケイタイを覗き込み待ち時間の暇をつぶしていた。その異様な光景は現代社会の断片を如実に表しており、お互いにいっさいの会話もしないという点が特に印象的だった。
まあ、自分も含め休日の早朝からこんなバカバカしいことに時間を費やさねばならぬことに気を悪くしていた人が多かったもの確かだろう。そしてその時が来てグランドは開放され、テーブルなどを持ったパパさん達は少しでも良い場所を確保しようと猛ダッシュを見せるのだった・・

一体何なんだろう?この世界は。

2009-09-22

前夜


明日は幼稚園の運動会。天気は曇りと言うが夕方からは再び雨が降り始めグラウンドの状態が心配だ。運動会当日の朝は場所取りのため6時半頃にはグラウンドに行き、7時15分の開門まで待っていなければならない。こういうことは僕の最も苦手とするところだが、妻の厳命もあり昨年は7時頃にのこのこと出て行ったら、なんと!すでに100名近くも列をなして並んでおり呆然としたのをよく憶えている。なので今年は昨年よりもう少し早く出て行くつもりだが、やっぱり気が重たいのは変わらない。この先次女が幼稚園を卒業するまで、今年を別にしてもあと3回も並ばないといけないと思うとうんざりだな・・運動会自体は楽しいので余計残念でもある。

とにかく明日はじいちゃん、ばあちゃんも参加しての一大イベント。さあて、どんな一日になりますやら・・

2009-09-21

せめてもの抵抗


今頃は冬野菜の種まき・植え付けの最盛期でもある。天気も良さそうなのでこの連休にやってしまおうと言う人も多いだろう。今年は苗を買わず、すべてを種から育てることにしてブロッコリーや白菜は2週間も前に種を播き、順調に生育を続けていた。ところがだ、ある朝何気なく苗を見るとアオムシによって散々に食荒らされている。レタスなぞは壊滅的な被害を受け、もう一度最初からやり直しだ。まだ被害を受けていない苗にも蝶の卵が産みつけられており、これらが卵からかえるともう手がつけられないことになる。
そこで『トンネル』を導入することにした。畑などを見ると畝の上にアーチ状に網をかけているのを見たことがあると思うが、トンネルをするのは虫や鳥から苗を守るためで、これをしないとまだ暖かいこの季節はすぐに卵を産みつけられ、苗のほとんどが食害にあってしまう。かと言って虫達が少なくなるのを待っていては植え付けの時期を逃してしまう。

ホームセンターで網と支柱を購入したが、これがなかなか高かった。それでも一度揃えれば何年かは使えるし、現状必要なものなので致し方なし。
しかし自分の家庭菜園も年々進化し本格的になってきたぞ。それもみな近所の畑を見て大いに影響を受けてのことだけどね。

2009-09-20

山岳寺院探訪


良いお天気なので、子供の頃より何度となく訪れたことのある実家近くの円興寺山を弁当を持って訪ねることにし、いざ山に分け入る。表参道の入り口には大きく『熊出没注意!』という新しい看板が掲げられており、最近よく目撃されているらしい。ふと昨日の乗鞍岳畳平での熊による襲撃事件が頭をよぎり、看板近くに立ててあった杖を握りしめて登り始める。しばらく進むと平坦場に熊捕獲用の巨大なネズミ捕り式の檻が儲けられており、中にあった生々しい寄せ餌がさらに緊張感を高める。一方子供達は短い棒を拾って来て、きゃあきゃあ言いながらはしゃぎ回っている。これなら熊も恐れて出て来ないだろう。
子供の頃に慣れ親しんだ山道を、こうして子供の手を引きながら歩こうとは不思議な感じがする。何となく当時の自分の父親が考えていたことが想像できるような気さえし、弟と一緒に走り回っていた頃のことが鮮やかに甦る。
展望台にて弁当を時間をかけゆっくりと食べ、寺院跡を経由して裏参道へと下りてゆく。裏参道は一帯が湿地帯でマムシの出没も多く、今では立派な遊歩道が据え付けられているが、子供の頃は丸太が渡してあるだけで滑りやすく何度も転んだものだった。
その遊歩道脇には小さな沢が平行しているが、その流れが浸食した跡をよく見ると五輪塔の一部が露出していた。一人沢に下りてもぞもぞやっている僕をほっといて妻や子らはどんどん進んでゆく。

普通に歩けば一周するのに1時間もかからないお手軽コースなのに、自然あり史跡ありで十分楽しめる良い自然道だ。これからの季節、こんなコースを経巡りながら自然を満喫しようと思う。

2009-09-19

ひたすらに車を磨きて候


連休初日、お天気も良く実に爽やかだ。午前中は恒例の買物を済まし、午後からは長女の自転車の練習(補助輪をはずして)をしに近くのグランドへ。自転車が倒れないように支えながら走ること数十里、大汗をかき息を切らしたところで小休止と思ったら、飲み物を忘れて来た。『Daddy、のど乾いた〜』と言う長女に飲み物を忘れたことを注意されながら帰宅。それからプレマシーの凹んだ箇所の補修を開始する。
いや〜しかし派手に凹んでいるな。電柱に擦れて塗装もかなり傷が入っている。取りあえずは汚れや小傷を無くすためコンパウンドでひたすら磨く。磨いて磨いてあらかたの汚れや擦り傷、先回補修した際の塗料を除去してからタッチアップペイントで大きな傷だけを塗りつぶしてゆく。タッチアップが完了したら仕上げ用のコンパウンドでさらに磨き上げ、傷だけはなんとか目立たなくなった。しかしこの凹みだけはね・・
板金に出すか出さまいか今だに迷っているが、多分出さずにそのままいっちゃうだろな。2度あることは3度あると言うし・・
まあ、気にすれば気になる。気にせんとけば何ともない。そんなもんだろ。

2009-09-18

ある現実


生活保護を受けるようになった橋の下の住人2人は、それぞれがアパートを借り新しい生活を始めているはずだった。しかしSじいさんはよほど橋の下のほうが居心地がいいのか、昼間はほぼここに居て時間を潰しているようだ。そんな彼の様子を見ていると橋の下に来ては酒を飲み、酒に呑まれて酩酊し、ぶっ倒れているばかり。おまけに市が解体したであろう彼のバラック小屋跡に集めてあったゴミ類を、酒に酔った勢いで辺りに投げ散らかし、まさにやりたい放題。ちょうど今朝はゴミ出しの日でもあったので、ゴミ袋を持って小さめのゴミを拾っていると、彼が昼間寝ている場所に小さい紙切れが散乱していたので『何だろう?』と見てみると、そのすべてが競輪などのギャンブルのチケットだった。

彼を助けるための生活保護費で彼は日々飲んだくれ、賭け事に興じている。それでも彼を責める気にはならない。ゴミを散らかすことは許さないが飲んだくれる彼の弱さは彼自身の問題だ。
ただ皮肉なのは彼を救うべき生活保護が、かえって彼を堕落させてしまったということ。
何処かで聞いたことがある展開。そう、それは人ゆえ。

2009-09-17

知らせ


夕方、仕事中に妻から電話があった。こういったケースの場合大抵良からぬ内容であることが多いので構えていると、案の定『車をぶつけてしまった』と言う。『ぶつけたって、どこにぶつけたん?』と聞くと。あろうことか家の駐車場脇にある電柱だと言うじゃないか!我が家の駐車スペースは車4台を停めれる程余裕があり、当時は僕の車もなかったので広々としていたはずだ。それなのになんで脇にある電柱にぶつけるわけ?
ぶつけた箇所は半年程前にこれまた電柱にぶつけた箇所とまったく同じ車輛右後方だ。なので『後ろに下がるとき見てなかったんか?』と問うと、『後ろは見てたけど右後方は見てなかった』と訳の分からぬことを言う。
そして帰宅後にぶつけた箇所を確認すると、まあ激しくやられてました。30cm四方がべっこりと凹み、塗装は剥げ、バンパーがボディから浮いてしまっている。こりゃ修理に出せば10万コースは間違いないだろう。それにまたぶつける可能性が高いから、みっともないけど今回も修理はせずタッチアップだけで誤摩化すことにしよう。

2009-09-16

目覚め


最近どうも朝にスパッと起きれない。夏の疲れでも出てるのか?と思い、自分にしてはめずらしく10時半頃に寝てもやっぱり起きれない。目覚ましのアラームも無意識のうちに止めて2度寝を決め込んでしまう。こりゃ、どうも変だ。と、原因を探っていて気がついた。部屋の雨戸が僅かな隙間を残して閉め切られ、朝になっても暗いままなのだ。これは妻曰く、部屋が明るくなると目が覚めてしまうので(それが当然だろうに)暗くしておきたい、ということでそうなっているのだが、反対にその暗さによって僕の身体の体内時計が朝を感知せずに、いつまでたっても夜と思い込んで脳が目覚めないのだ。
妻達がアメリカ滞在中は雨戸を閉めることはなく遮光カーテンだけで寝ていたので、朝ともなれば強烈な光がカーテンを透過して部屋が明るくなり、目覚ましが鳴る前に目を覚ますのがほとんどだった。しかもその頃は5時に起きていたので今より睡眠時間が短かったにも拘らず、毎朝の目覚めはすっきりとして飛び跳ねるように起きていた。
僕の目覚めの悪さは部屋が暗いせいだ!ということにして、今晩は半分だけ(妻の寝てる側だけ)雨戸を閉めて寝るとしよう。さて、明日の目覚めはどうなるかな?

2009-09-15

夜討ち雨


深夜、突然の大雨に飛び起き、全開にしてあった窓という窓を妻と一緒に閉めて回る。時計を見ると2時だ。雨脚はいよいよ強くなり、騒々しく雨戸に叩き付ける。『すごい降りだな〜』と、しばらく様子を見ていると30分程で激しさは治まり、静けさが戻って来た。まさに意表を突かれるとはこのことで、まったく予想していなかった。おかげで目が覚めてしまい、その後しばらくは悶々として次に気がついた時はもう朝だった。
ちょうど日曜に種を播いたばかりでもあり絶好の雨。日中は曇りとの予報ははずれ、雨が降ったり止んだりの気まぐれな空模様。結局夕方まで雨がパラついていたが、明日は終日降水確率0%だという。まったくおかしな天気だね。

南海上には非常に強い台風14号が展開し、虎視眈々と列島方面への進出を狙っているようだ。最接近の可能性は週末以降の連休中となりそうで、今までの台風同様列島沖にて進路を東に変えるよう祈るばかり。何せ連休終盤には幼稚園の運動会もあるし、いろいろやらねばならんこともありここで大荒れの天気じゃーたまらんよ。
まったく人間とは身勝手なものだな。

2009-09-14

不信の連鎖


先日来、不安定な動きを見せている現場事務所のLandiskに引導を渡すため、朝から格安で購入したLinkstationにデータの移行を始めたが、これが予想外に手こずり結局一日仕事となってしまった。
Linkstationでの新規ネットワーク立ち上げは簡単に進み、後はデータをコピーするだけだと安易に考えていたのが運の尽き。データを移し始めるとすぐにエラーメッセージが出て途中で強制終了されてしまう。始めはファイル名の問題かと思っていたが、どうやらデータ元のLandiskの動きが不安定なためアクセスが途中で切断され、それが原因でコピーエラーが出ているようなのだ。仕方なしにLandiskを何度も再起動させて騙し騙しデータを抜き取るも、少し重めのデータだとすぐにアクセスが切れてしまうので、大量にあるデータを出来る限り小分けにしてコピーしてゆく。それでもアクセス障害が頻発し、我慢の作業が延々と続く。
そしてやっとこさデータの移行を完了したのが夕方だった。何もしていないのに疲労感だけが残り、一連の作業のバカバカしさに虚しさが漂う。
それにしてもだ、ハードディスクの容量は数年前とは比べ物にならない程の進化を見せているのに、なぜ耐久性はあまり改善されないのだろうか?1Teraのディスクを買ったってすぐに壊れてしまっては何の意味も無い。そんなハードディスクに対する不信感を多くの人が持っていることだろう。
不信の連鎖が新たなる疑念を生み、終わりの無いバックアップ症候群へと人々を引きずり込んでゆく・・

2009-09-13

畑の冬支度


今週末は瀬戸市で大せともの祭りが行なわれており、行くか行かまいか最後まで迷ったあげく今回は見送ることにした。やはりちびっ子を2人連れて広大なせともの祭り会場をじっくり見て回ること叶わず、土岐の美濃焼祭りのように姉や姪、母親の参加がなければ、せっかく行っても子供のお守りばかりで何しに行ったのか分からなくなってしまう。そんな助っ人の都合がつかなかったから致し方なし。でもいずれ行くことになろう。

どこにも行かないと決まったらもちろん庭や畑が待っている。キュウリを倒し、土を耕して冬野菜植え付けの準備をしたり、育苗ポットに娘達とブロッコリーやレタスの種を播いたりと、仕事を始めたら次から次へとやらねばならんことが出て来てなんて忙しいことだろう!
結局思いついた仕事の半分くらいしか処理できずに、これも次回へ持ち越しとなる。誰が名付けたか知らんが『シルバーウィーク』なる秋の5連休にでも残りを片付けるとしよう。

夕方からは第2回プチバーベキュー大会が催され、子供達は一気にヒートアップ!そのわりには文句ばかりであまり食べずにごちそうさま。それでも旨く焼けた鳥の骨付き肉は美味しそうに食べていたな。
この調子で寒くなるまでちょくちょく開催して行くつもり。でもその頃まで炭を売っているかな?

2009-09-12

ワンカップ酒と慈雨


ほんとうに久しぶりの雨だった。連日の日差しと乾燥により、梅雨の頃とは打って変わってあらゆるものが乾涸び、埃っぽくなっていた。それが今日の雨で一気に潤ったようだ。
朝起きた頃の天候は曇りで、この様子では大した雨量は期待できないと思っていたら、ありがたいことにザーッという強い降りが何度も通り抜け、乾ききった大地に生気を与えてくれた。これでしばらくは水やりからも解放されそうだ。しかし来週の予報では再び晴れマークが並んでいたので、すぐに乾いた大地へと戻ってしまうかもね。


今朝、まだ雨が降り出す前、堤防にSじいさんが姿を現し座り込んで何かをしていた。しばらく様子を見ていると、どうやらカップ酒をあおっているらしい。『じいさんはアル中だ』と言っていたHさんの言葉を思い出しながら『相変わらずだな・・』と思っていると、じいさんは尚もうつむいて何かをしている。よ〜く見ると子ネコに餌をあげていた。そうか、じいさんは常に何匹も猫を飼っていて、よく我が家の猫とケンカをしていたものだ。じいさんが橋の下から居なくなって猫もあまり見かけなくなったので、てっきり連れて行ったと思っていたら、そうじゃなかったようだ。

ワンカップ酒をあおりながら子ネコとじゃれあうじいさんを見ていたら、何をもってホームレスと言うのか?その言葉の持つ定義の曖昧さを感ぜずにはおれなかった。

2009-09-11

その後


生活保護を受けられるようになった橋の下の住人を最近は見かけていない。
Hさんは生活保護を切られたら、また橋の下に戻って来るかも知れないと言っていたが、いまのところは大丈夫のようだ。たまに自転車のペダルを力強く蹴りながら疾走する彼を見かけることがあるので、元気でやっているのだろう。
もう一人の住人のSさんは生活保護を受けられるようになってからも日中は橋の下に来て、それまでと同じように空き缶を集めて来ては潰していたのだが、最近はその缶を潰す音も聞こえて来ない。さらに自転車は置いてあるのだけれど集めた空き缶は散乱し、彼が居た気配がない。
そんな状態がしばらく続いたある日、もと型枠大工だったと言う彼が橋の下での生活中に築き上げて来たバラック小屋が解体され、彼の所持品ともどもうずたかく積まれていた。明らかにこれはゴミ収集のための堆積で、おそらく市の職員もしくは委託業者が、生活保護をもらうようになったSさんが戻って来ないようにするために行なった措置なのだろう。この大量の集積を見ながらSじいさんの新しい住まいにはこれほどのモノは無いだろうな・・などと思いながら、主の居なくなった橋の下に一抹の寂しさを感じるのだった。

2009-09-10

また一人・・


今朝、以前一緒に仕事をしていたI君が今月いっぱいで退社するというメールを受け取った。彼と一緒に居た時間は短かったが、その真面目で温和な性格がかわいくて(こう言うとなんか変だが・・)冗談を言ってからかったり、『なんだ彼女がおったのか!(今は結婚している)』と驚いてみたりと、僕から見れば結構楽しい時間を過ごすことが出来たと思っている。そんな彼も他の地区へと異動となり、それからはごくたまに動向を聞く程度となってしまっていた。そして久しぶりにメールが来たと思ったら、退社の挨拶だった。

退社の報に驚きすぐに電話をかけると、彼も悩んでいたようで会社を辞める理由をいろいろ話してくれ、これからどうするかということも少しだが教えてくれた。彼のような同僚を失うことは残念でならないが、彼が決めたというのなら今後の彼を見守ってあげようと思う。

彼の異動が決まった後の送別会で、彼が皆の前で結婚する旨の報告をし、『幸せになります!』と叫んでいたのを唐突に思い出した。

そう、その調子で行けばいいさ。

2009-09-09

目覚め


夜、特に朝方の気温が涼しくなるにつれ、すぱっと起きれなくなって来た。普段はケイタイの目覚ましで目を覚ますが最近はよく二度寝をするようになり、5時半にセットしてあっても実際に起きるのは6時頃。それもケイタイの目覚ましを止めたことをまったく憶えていないのだ。大抵の場合二度寝しても意識の中で何となく起きなければ・・と感じているので寝過ぎること無く目を覚ましているが、気温が更に下がり布団をかぶって寝るのが心地良くなって来ると、寝過ごしてしまう日が多くなるかもね。

妻や子らがアメリカに滞在中は、僕の眠りを妨げる者と言えばいつの間にか年老いた猫くらいで、実にどっぷりと深い眠りに落ち、明くる日は頭がスカッとして短い睡眠時間でも疲れを感じなかった。それが最近は長女が夜中にトイレに起きる度に『トイレに一人で行くのは嫌だから起きて!』せがまれ、朝まで通しで眠ることが出来なくなった。そりゃ、『もう5歳なんだから一人で行きなさい!』と言えば、ちゃんと一人で行くだろうが、そう突き放すのも忍びない(そう思う僕を妻はあまい!と言うが・・)ので、せがまれるままに付き合い、深い眠りの最中に起こされている。それでも僕はそうせがんでくる長女がいじらしいので、眠たくてもがんばって起きるのさ。
なあに、今だけだってことはわかっている。だからこそ起きねばならぬ。

2009-09-08

雨恋いし


台風は遥か南海上を移動し、この地方には吹き返しだろうか?午後から強風吹き荒れ、折からの乾燥も相まって砂煙が舞い上がり、すこぶる埃っぽい。
期待していた雨も予報からは消え、来週にかけて見事なほどに晴れマークが並ぶ。
しかし両極端なお天気だね。雨ばかりだったかと思えば今度は晴ればかりだ。
天候回復のおかげで野菜の高値も落ち着きつつあると言うが、このまま日照りが続くとどうなんだろう?

我が家の畑は水場から近いので水遣りには助かっているが、家庭菜園をやっている人で水場から遠い人は水遣りの管理が大変だろう。いくらなんでもこれくらい雨が降らないと、白菜・大根などの冬野菜の芽は育たずに枯れてしまう。
お天気のことゆえどうしようもないけど、もうそろそろ降ってくれんやろかいね?

空を見上げても降る気配はまったく無し。
強烈な日差しと青い空。
長梅雨の頃はあれほど焦がれたのに、今は雨を恋しく思うとはね・・

2009-09-07

もう一方のカミ


今朝、外の流し場でJackieの器を洗っていると、目の前の植木鉢の陰から『ひょい』と青大将の子供が顔を出して、そのまま僕が居るのに頓着せずスルスルと近寄って来た。体長は40cm程だろうか、最近焼酎漬けになって昇天したマムシと長さに於いてはさほど変わらないが、マムシに比べ頭はずっと小さく胴回りは三分の一程しか無い。やはり子ヘビは頼りない感じだな・・と観察していたが、我慢できなくなって捕まえてみると、グルグルと腕に巻き付き取り乱している。そんな青大将の子ヘビを持って母屋の床下の通気口まで行き、金網の目の隙間から暗い床下に向け放してやると、躊躇すること無くスーッと闇の中に消えて行った。

外をうろついていたヘビを捕まえて床下に放ち、『我が家を守ってくだせーよ』と勝手なことを言う僕を、子ヘビはなんと思ったかは知らないがおそらくは我が家の何処かに潜み、様々な災厄から守ってくれるだろうと、これまた勝手にそう解釈して子ヘビの成長を祈ることとした。

2009-09-06

なにか・・


『なにか』が身体に潜んでいるような、そんな感じがする。
それは心理的側面から感じることもあるが、今回は物理的と言ったらいいのだろうか?おそらく風邪か何かのウイルスが身体に侵入し、虎視眈々と僕の隙を狙っているような、そんな感じがする。
夕方になると発生する頭痛も軽微ではあるが健在で、おまけに今晩になって先週と同様に腹の調子が悪くなり、何度もトイレに駆け込む始末。

さて、いったいなにが潜んでいるのか?
ここで体力を落とせばたちまちウイルスが大増殖し、我が身体は乗っ取られてしまうだろう。
そうならないために、ここは一つ用心しなくては・・

2009-09-05

晴れ、晴れ、晴れ


昼間は34℃にもなり、入道雲が地平線からにょきにょきと生え、まるで盛夏のようなお天気だったが幸いなことに日が暮れてからは気温も下がり、心地良い風が吹き渡っている。長期予報では残暑が厳しいとあったように、来週もずっと晴れマークが並び今日ような真夏の暑さがしばらくは続きそう。現在南海上から接近中の台風12号の動向によっては天気が大きく変わるだろうが、果たしてこの台風はどのルートをとるだろうか?

いずれにしてもここらで一つ雨に降ってもらわねば畑が乾いてしまうぞい。

2009-09-04

bad day


何となく予兆はあったのだ。しかしそれが深刻な結果を招こうとは思ってもいなかった・・

午前中は図面の編集を続け、午後からは外作業のため編集中のデータを保存し、さらに外付けHDDにバックアップを取るべく普通に別名保存をかけたのだ。それまで何度か外付けHDDにアクセスしていたが、なぜか今日はアクセスに時間がかかり何度もエクスプローラーごと落ちてしまう不安定な状態だった。図面のデータもすんなり保存されると思いきや、『問題があって保存できませんでした』とのメッセージが表示され、所為『考え中』マークが出て反応しなくなってしまった。『こりゃ、まずい!』といろいろ手を打つも回復できず、仕方なしにアプリケーションを終了させ再起動すると、あろうことか図面の元データそのものがデスクトップからこつ然と消えていた・・。そんなはずは無い!と検索をかけるも見つからず、ならば外付けHDDにバックアップしたデータは?と確認すると、なんてこったい!こっちもこつ然と消えてしまっている。

起きたことが理解できずしばらく右往左往するも消えたファイルは見つからず、検索にも一向に引っかからない。不安定だったHDDにあるデータが消えるのは理解できる。しかしなぜ元データまで消えねばならぬのか?確かに別名保存をかけたときに元データを開いてはいた。でもメッセージでは『保存できなかった』とあったので元データがどうこうなる要素は考えられない。

いろいろ考えていても消えたデータは戻らず、頭を切り替えて復旧に取りかかるが、そもそも元データとそのバックアップを同時に失ってしまったので、その被害は甚大で抜けた力が戻って来ない。幸い2日前に別に取っておいたデータから概ねは戻すことが出来るが、消えた2日分の作業は戻らずそのショックからなかなか立ち直れない。これがまったく自分のミスでデータを削除してしまったと言うならまんだ納得できるかも知れないが、普通にデータを保存しようとしてHDDとアプリケーションの不具合でデータが消えてしまうなんて、とうてい理解できず受け入れ難い。しかも消してもいないのに消えてしまったデータはいったいどこへ行ったと言うんだい?

なんて運悪き日だろうか。明日さっそく新しいHDDを買いに走らねば!

2009-09-03

覚醒


徐々に体調も回復し、汗をかきたくなってきた。
現場の仕事も第一の山場を無事に終え、しばらくは内業が主になるがこれがつまらない。日がな一日図面と向き合っていると、すさまじい眠気に襲われ何度も違う世界にトリップしてしまう。おまけに足がむくんでくるし、身体の節々が痛くなってくる。基本的に自分は内業に向いていない身体なので、少しでも外で汗をかくことが必要となってくる。
そこで昼からは現場に出て掘って掘って掘りまくる。空は雲に覆われていても南から湿気が入り蒸し暑い。調子よく掘っているとすぐに全身汗だくになってしまったが、それがいいのだよ。身体の新陳代謝が促進され、汗べったでも気分爽快気持ちいい。脳をオブラートで包むような眠気もどこかに消え去り、精神が覚醒する。また、作業員さんたちとの会話も楽しいしね。

さあ、明日も雨はなさそうだ。今日のようにメリハリをつけて作業するとしよう。

2009-09-02

頭痛


ここ3日ばかり夜になると原因不明の軽い頭痛がし、それが自分の意識しないところでイライラを発生させ、昨夜のような夫婦喧嘩沙汰に発展したのかも知れない。それにしてもなんで頭痛がするのだろう?妻のように慢性的に頭痛に見舞われる者ならまだしも、僕はほとんど頭痛に襲われることは無いため不思議にすら感じる。
主な症状としては軽い頭痛と目の周りの痛み、それと何かふらつくような感覚だ。今話題急上昇中の新型インフルエンザか?とも思ったが、頭痛は軽いままだし熱も無い。なので違うということにしておこう。
実は頭痛発生の前から次女が鼻を垂らしておったので、その風邪か何かをもらってしまったのかも知れない。とりあえず体調悪くても食欲だけはあるので、しばらく経てば治ってしまうだろうよ。

2009-09-01

人と一緒に住むということ


いくら結婚したとはいえ、それぞれの価値観がまったく同じであるわけも無く、様々な場面に於いてすれ違いが生じ、時には争いとなる。まあ、そんな日が今日であったのだが、やはり理解不能の一線を越えると自分の脳では感情を処理できなくなり、瞬間的に猛烈なストレスとなって襲って来る。こんな時は引き下がるに限るが、何回味わっても嫌なものだ。すぐにでも何処かへ遁走したくなり、しばらく一人で居たくなる。

ああ、こんな愚痴を言っていたってしょうがない。しかし、分からぬ自分が愚かなのかも知れないけど、なんでそんなことで怒るわけ!?

もっと修行を積み、どんな反応が返って来ても『まあ、まあ』と、流せるようにならなければ・・な。