2008-09-30

on air


今日30日は先日受けたNHKの取材が中部地方全体に放送される日。取材記者は午後6時半以降の放送予定で、おそらく1分ほど映像が流れる程度と言っていた。そこで現場作業終了後早々に引きあげ、帰宅すると早速TVをつけ内容をチェックする。ところが番組では既に我が特殊部隊の活動の様子などが放送されてしまった後であり、こんなこともあろうかと午後6時からビデオの予約を入れといて大正解だったな。それにしてもNHKの記者さんよ、アンタの言ってたことと全然違うじゃん。ま、いろいろあって時間がずれたんだろうね、今回は許したろ。
夕食後にビデオを見てみると我が特殊部隊のメンバーがドアップで写っとりました。やっぱりごく短い時間だったけど作業している内容やその場の雰囲気が少しは感じれたんじゃないだろうか?どう?
明日もまだまだヤブの中での作業が続く。このところの冷え込みでヤブ蚊は数を減らしたようだけど、生き残ったものは必死に食らいついて来るのでしぶといのなんのって。でもそれも時間の問題だろうな・・何とも寂しいことに冬は確実に近づいているさ。

2008-09-29

Rog


つい先ほどシアトルに住む妻の叔父が亡くなったという報が入った。彼は3年前に末期ガンと診断され、余命は3ヶ月と言われていた。その後ガンの摘出手術を受けごく最近までは元気にしていたという。現に夏の間シアトルに滞在していた妻は彼と何度も会っているし、ウチの子供達とも一緒にブラックベリーを穫ったり、シャボン玉をしたりしてよく遊んでくれたらしい。それが妻達がシアトルを離れた直後に体調を崩し、診断の結果再発したガンが既に全身に転移し彼の身体を蝕んでいた。すぐにガンの摘出手術が行なわれたが術後の経過が思わしくなく感染症を併発して、それが原因で亡くなったという。
最後まで延命治療を頑として受け入れなかった彼の意志により機器のスイッチが切られ、家族に見守られながらGood byeしたそうな・・
僕もアメリカ滞在中は彼の家に泊まったりしていろいろ世話になったが、彼についての思い出と言えばまだ昼の2時頃だというのに仕事から帰って来て小さな身体で巨大なソファーにちょこんと座り、アイスクリームをかじりながら笑っている姿と、僕に対して『I love you』と言ってくれた時のことかな。そのとき僕は何か勘違いして戸惑ってしまったが、彼はそんな僕を見て大笑いしてもう一度『I love you because you are my family』と言ってくれた。その時『I love you』という言葉に対する僕の考え方が大きく変わるきっかけとなった。
とにかく彼は、あたたかい人で皆に好かれ、子供達にも大人気だった。来年1月には彼の2人目の孫が生まれる予定だったので、なんとかそれまでは・・と思っていたが、残念でならない。しかし彼がその時まで生を繋ぐためには末期ガンとの想像を絶する闘いをせねばならなかったはずで、最後の時にその苦しみから逃れることができただけでも、彼にとっては良かったのかも知れない。
彼の意志で生命維持装置を止めた死に様は生前の彼らしく、『オレはもう苦しいのはたくさんだ!』と言っているのが聞こえてきそうだ。
いつも僕の拙い英語に真剣に耳を傾けてくれた彼の姿、優しさを忘れはしない。
彼は僕の中で、皆の中で生き続ける。皆が集まる時、必ず話題は彼のことになるだろう。
そういう生き方を彼は選んだのかも知れないな・・

黙祷 そして、ありがとう Roger

2008-09-28

全開


今朝はいつも通り6時に起き、Jackieを散歩に連れて行ったあとは早速畑作りに精を出す。皆が起きて来る前に1箇所を片付け朝食を食べ、すぐにまた畑の人に。結局朝食と昼にホームセンターに買い出しに行った以外は一日中作業をしていたので、たまっていた仕事もすべてやり終えこれでひと安心。作付けは来月いっぱいまで続くが取りあえず気温の高いうちに播かねばならないものは済んだので、あとは他の箇所を耕しながら何を植えるか決めてゆこうと思う。
畑での作業がおおかた済んだのが16時頃、畑の作付けに追われているとその隙を突いて雑草はグングン伸びてあっという間に草茫々。それをいざ薙ぎ払わん!と草刈り機持ち出しブンブン振り回すこと小1時間で草刈り終了。まだ時間があったので堤防の向こう側(川に面した側)にある荒れ放題の平坦部をいくらか切り開いてやろうと突入するも、我が背より高いススキや野バラ、それらに覆いかぶさるように繁茂した葛などしぶとい敵が多くなかなか進むことができない。それでも2段切りなどを駆使して徐々に切り開き、堤防から川の水面に至る幅1Mほどの道を完成できた。近所の人が見れば『なんじゃこりゃ?』と思われるような一本道だが、これからこの平場を管理してゆく上では重要な戦略的通路なのだ。いずれここに花か木を植えたいな・・とは思っているが、あまりに雑草どもの勢いが激しいためそれに負けて放棄してしまうかも。
そんなこんなで完全燃焼(無理な姿勢で草刈り機振り回したので左肩を痛めてしまったようだが・・)できた週末でした。明日からはまた雨。いや、もう降り出したようだ。作付けした苗や種に恵みの雨となる程度で済んでくれるといいのだが・・

2008-09-27

畑作人


最近の週末は大雨の影響や子供の運動会などで畑を手入れする時間が無く、ほぼ2週間は停止状態だったため冬野菜の作付けが遅れ、ちょうど今がギリギリのタイミングと言ってもよい。なので今日は午後から時間の許す限り作業をし、少しでも挽回したいと頑張ったのだが思ったよりもはかどらず、明日早く起きて作業を続けることにした。
この夏からずっと頑張って来たキュウリもここにきてさすがに力尽き、『ご苦労さん』と声かけながら株を倒し、その後に新たな野菜を作付ける準備をするのだがさて、何を植えようか?とここが楽しい時でもあるな。野菜種の売り場に行くとあらゆる品種の種が並び、どれもこれも試してみたくて仕方がない。この内青菜系のものをいくつか買って試してみることに。それにしてもいつも疑問に思うことだがなんでほとんどの種が外国産なんだろうね?アメリカ産が圧倒的に多い気がするが、例えばキュウリで言うならアメリカには美味しい日本産のキュウリの『種』は存在するがキュウリそのものは流通していないのだ。 そもそも日本の大手種苗メーカーが販売している種のほとんどがアメリカ産などの外国産となっていて、国産となっているものを見かけないのはなぜか?種の多くを輸入に頼っているとするなら、その頼らざるを得ない理由とは?
それらの理由は後日調べることにして、今日はまず明日の激しき作業に備えて、もう寝るとしよう。

2008-09-26

空証文


サブプライムローンに端を発した金融不安がアメリカを中心として全世界に広がり、その揺れ戻しが再びアメリカで起きている。日本において行なわれたように、アメリカ政府は7000億ドルもの公的資金を注入して金融不安を払拭したいようだが、国民の反発も大きく計画は頓挫してしまっている。国民が怒るのは当然のことで、サブプライムローン問題でマイホームを差し押さえられている人もいるのに、当の金融不安を引き起こした会社の幹部達は責任を取ることもなく高給と莫大なボーナスをもらっているなんて・・そりゃどう考えてもおかしい。ところが当時の日本では皆がバブル崩壊後の疲労感からか銀行を助けるため大量の税金をつぎ込むことに対し、主だった反対意見や行動を見ることなくあっさりと議会を通過させて実行されている。そのとき思ったものだ、日頃貸し渋りや貸しはがしを行ない資金繰りに困った人をどん底に突き落としているのに、いざ銀行が危うくなったら政府に救済を求め税金を貪り、なのに銀行の幹部達は責任を取ることもなく、自分らの資産を差し押さえられることもなく、高給を取り続けのほほんとしている・・こんな理不尽で腹立たしいことはないだろう。これと全く同じことがアメリカで繰り返されているが構図も全く同じで、結局貧乏人が損をし、金を持つものに配慮した施策となっている。
資本主義が崇拝された時代が続き、人々は資本主義こそが経済だと思い込んで来た。実体のない空証文に代表された資本主義の歪みが今臨界点を迎え淘汰され始めた感がある。これから先資本主義はどのようにかたちを変えて行くのだろうか?共産主義が消え、資本主義まで消えたなら次は何が姿を現すのだろう?

2008-09-25

ヤブ蚊群


いや〜今日も激しく刺されました。昨晩から今朝にかけてグッと気温が下がったため、これでヤブ蚊もいくらかは減るだろうと思ったのが間違い。減るどころかむしろ最後のチャンスとばかりに大挙して押し寄せて来る。工作現場は大木が空を覆い薄暗く、中低木もかなりの密度で繁茂し歩くことさえままならぬほど。当然そんなところがヤブ蚊どものねぐらであって、そこに入って作業する僕らこそ飛んで火に入るなんとかだ。虫除けは蚊取り線香が一番効き目があると思うが、もし山中で蚊取り線香を落としたことに気づかず放置してしまったら山火事に発展する恐れがあるため今回は使用を避け、スプレーの虫除けと電池式の最新式虫除けを装備して作業することに。でもね、物事やっぱり限度というものがあってこれだけ大量のヤブ蚊に襲われては、そのすべての攻撃から身を守ることは不可能に近く、肌がわずかに露出しているところやあるいは服の上から刺され痒いのなんのって!こりゃたまらん、と再び虫除けを撒布して見るもその効果薄く、ヤブ蚊どもは相変わらず耳元周辺でプ〜〜ンと羽音を立てては襲いかかって来る。こんなときよく思うのは日本にマラリアやデング熱がなくて本当に良かったなということ。もしあったら確実に感染していただろうな・・でもこの先どうなるかは分からんね。

2008-09-24

どんぐりころころ


昼休み中に今の工作現場からほど近い秘密のドングリ採集地へ向かったが、大量にあるだろうと袋まで持参したのにどういうわけか全然見当たらない。遅過ぎたか?とも思ったがそれならば1つや2つくらい残っていてもよさそうなものだし、例年からすると早過ぎることもない。仕方がないのでもう少し山を登り他のドングリの木へ。この木のドングリの大きさや美しさはいまいちだが、その中から良さげなものをいくつか選んで持ち帰ることにした。とりあえずドングリをいくらかは採集できたので喜んで山を下りて来ると、僕が最高のドングリを生み出す木だと一目置いていたミズナラの大木の変わり果てた姿を見てしまった。葉はすべて落ち、ぼろぼろの体躯を露にし、枯死していた。道理でドングリがないはずだ・・去年あんなにたくさんのドングリが落ちていたのは最後の力を振り絞って子孫を残そうとしたからだろう・・と考えていてあることに気がついた。そうだ、ウチにはこの木のドングリから育てた苗が何本かある筈だ!と。そう、庭には去年拾って来たドングリから芽吹いて20〜30cmほどになった苗が20本ほどあり、そのうちの何本かは間違いなくこの木の子孫だ。興味本位で育てていたが、今日見た枯死した木のことを思うと何が何でも大きくしてやらねばならないという責任感を感じる。
そうだな、この苗達がもう少し大きくなったら枯死した木の脇にでも植えてやろう。それがドングリを拾った者としての使命だろうし、僕にドングリを拾わせたこの木の意志なのだろう。

2008-09-23

初運動会


今日は自分が親になってから始めての運動会。これから子供達が高校生くらいになるまでは毎年繰り返される恒例行事となり、僕はこれを『修行』と心得てひたすら辛抱精進し乗り切っていこまいか?と、今のところは思っている。
さてまずはプロローグ。当日朝、運動会会場は当然のごとく激しい席取り合戦が予想されるため、主催者側の規定により6時15分から並び始め7時15分に開門されることになっていた。会場は我が家の近所でもあり、そんなに早くから並ぶ人はいないだろうとたかをくくって7時頃に行ってみると、なんと!たまげたことに200人くらいが列をなして待っとるやんけ!いそいそと最後尾に付けるとちょうど開門となり、20人ごとに席取りが許可されてゆく。そりゃー僕の番になった時はいい場所はすべて占拠され、周辺部しか空いてなかったわいな・・。こりゃ妻に文句を言われるなと途方に暮れていると、ウチの子の友達のパパさんが『前の方の場所取ったんだけど、詰めればまだ座れるからどうぞ』と言ってくれた。お言葉に甘えて特等席に近いところにシートを敷かせてもらい、『何時から待ってたん?』と聞くと『6時頃から・・』だって、恐れ入り奉りまする〜。助けてくれて感謝感謝。
競技の中には親も参加するものがいくつかあって、僕も上の子の手を引き爆走し、折り返してはおんぶして『なんぴとたりとも〜!』とゴールラインを全力で駆け抜け獅子奮迅の働きを見せつけたが、2つ目の出番であった『パパさんの大綱引き』では第一戦相手チームに圧倒され惨敗を喫し、『よっしゃ〜、こんどはしょっぱなからガンガン行ったるで〜』とチーム一丸となってグングン引いたにも拘らず、相手にはおそらく相撲取り級の人間がいたのだろう、次第に引きずられ総崩れとなってしまった。無惨にも2連敗。なんとも悔しく、来年に再起を誓ったのだった・・
親として初めて参加した感想は、こういうイベント事はやっぱり苦手だけど、ひとの子自分の子に限らず子供達が一生懸命競技している姿は微笑ましく、なにか応援しているこちらが元気になるような、子供達の躍動する生命に引っ張られるような、そんな印象を受けた貴重な1日だった。

2008-09-22

命の値段


休日に挟まれた平日など当然休むものと決まっておるので、出社せず畑でもしようと思っていたが、空はこんなに清々しく晴れ渡っているというのに、昨日の大雨で堤防裾に開墾した畑のトレンチは満水状態。とても作業をやれる状態ではなく畑仕事は諦めて、これまた昨夜から続く床のワックスがけの手伝いをすることに。上の子は明日の運動会の練習のため幼稚園に行き、あとはワックスがけを邪魔する下の子を連れ出してくれるとありがたいということで、時間稼ぎのため近くのホームセンターへ。
いつものように観賞魚コーナーの水槽の間をゆっくりと回り、ガラス張りのケージが並ぶペットコーナーに行くと、かわいいワン子や子ネコたちが縫いぐるみにじゃれつきながら愛嬌をふりまいている。立ち止まって見ている人は皆『かわいい〜』と思わず口にしてしまうほどの愛くるしさだ。ただ、いつもこのコーナーに来ると気になるのがガラスに貼ってある『値段』で、今日は特にプードル・フェアの期間らしく全プードルが『決算セール20%off』となっていた。実は子供達がせがむからこのコーナーに来るが、本当はガラス張りのケースに値段をつけられ『展示』されている犬猫を見るのはイヤなのだ。だってあんな狭いとこで見せ物になってかわいそうじゃないか?しかもまるで物のように『決算セール!』なんて値段をつけられ、いつも来る度に何とも言えぬ違和感を感じる。それは命に値段など付けれるのか?という疑問から来るのだが、例えばすぐ隣の観賞魚コーナーで売っているネオンテトラに関して言えば『一匹150円』となっていても、あまり気にならない点で一貫性が無く、命の差別だと言われても僕はその矛盾を受け入れるしかない。
人様がペットショップなどで犬猫を買おうが、それについて僕はどうこう言うことはしない。ただ、自分はそういう所では決して買わない。犬猫のブリーディングの悲惨さはあまり表には出ないが惨憺たるものだ。血統種などを求めることはそれを助長することでもあり、それこそ命の差別化だ、と僕は思っている。野良犬や野良猫の姿を見かける機会は減って来ているが、その陰で毎週各行政区の保健所ではガス室もしくは薬殺で多くのペットが命を落としている。僕が今まで飼って来た犬はJackieで4頭目だがそのうち2頭が捨て犬で、1頭がその2世、もう1頭が近所からのもらい犬だ。猫は3頭で、うち2頭は保健所で薬殺前にもらって来たもの、1頭は拾って来たもの、ただそのうち2頭は逃げてしまったが・・
確かに大枚をはたいてガラスケースから出してやることも『救い』なのかも知れない。しかし飼い主の勝手な都合で捨てられ、理不尽な『死』を待つしかない犬猫はおびただしい数に上る。そんな『命』なのに、『決算セール』かよ!僕は納得がいかない。

2008-09-21

天、大いに怒れり


昨夜から天、大いに怒り、その怒りは今になってもおさまらず、地を揺るがす轟は何度も寄せては遠ざかってゆく。昨日の予報では今日の降水確率はさほど高くなかったはずなのに、朝は雷鳴によって目覚め土砂降りの雨を眺めながらの朝食となった。その後も小降りになっては別の雷雲押し寄せ土砂降りを繰り返す不安定なお天気で、畑仕事をするどころか庭中水浸しで表の川もみるみる水かさを増し、この夏を通しての最高水位を更新してるほど。今もまた窓から吹き込むひんやりとした風が徐々に強まり、かすかに遠雷が聞こえ始めた。ああ、雨脚が強まって来たぞ、もう一度土砂降りが来そうだな・・
こんなお天気の中、何を思ったか我が家は突然大掃除モードに突入し、僕は窓拭きに取りかかり妻は床を磨き始めた。雨降りの中の窓ふきは乙なものできれいになっているのかさっぱり分からない。んじゃヤメた!と投げ出してもいいが思い立った時にやらねば年末に大掃除をしない我が家ではなかなかチャンスが訪れない。適当に気が向いた窓だけ磨き上げ一服していると、妻が床にワックスをかけるのだ!と言い出しホームセンターへ、子供達を寝かせた後からワックスがけを始めついさっき1階部分は終了した。つやが落ちくすんでいたフロアもピッカピカになり妻は満足しているようだ。
今日は終始内業?に専念した休日だったが、たまにはこんな日もなくてはね。おかげでいろんなとこがきれいになりましたとさ。

2008-09-20

三たび花咲く木蓮哉


颱風は東へ去り、朝から晴れて清々しい。しかしその清々しさも時間が経つにつれ厳しい残暑に変わり、昼には30℃を越えまた夏がぶり返して来たような暑さに。とはいえこの暑さもやはり以前のような勢いはなく、15時頃になると気温も下がり始め秋の気配を感じさせる心地良い風が家の中を吹き抜けてゆく。その気候の変化に敏感に反応するように庭の黄木蓮が再び蕾みを膨らませ、咲こうとする気配を見せている。春に咲き、夏にも咲いて、そしてさらに秋にも咲こうというのか?このままいったら冬にも咲いて四季咲きの木蓮になるかも知れず、それはそれで貴重なものだが、こちらとしては『なんで今ごろ咲くんやろ?』と謎が深まるばかりなり。今年の早春に植えこの夏の猛暑も乗り切っては来たが樹勢は今一で、黒斑細菌病と思われる病害に犯されている気配も見受けられる。そんな様々な要素が作用して木蓮の奇行を誘発しているのかも知れず、結局のところは様子見しかできないだろうね。

2008-09-19

颱風禍


太平洋に面する各地方では相当量の降雨を観測しているようだが、我が地方は予報に反して降水量少なく雨も『ああ、雨が降ってるな・・』程度で風もなく、今現在全開の窓のカーテンがそよそよと揺れている、そんな状況だ。
先の週末に庭の畑に蒔いた人参、春菊、便利菜がちょうど芽吹き始めた頃で、このタイミングで激しい雨に打たれると全滅してしまうかも?と心配していたが、幸い颱風13号の影響がほとんど無く恵みの雨として済みそうなので有り難いことだ。それにしても先月の岡崎の豪雨といい、今回の九州南部、三重県南部の豪雨といい、川そばに居を構える我が家族にとっては人ごととは思えない面がある。もし我が家の前を流れる河川流域で時間雨量100mmもの猛烈な雨が降ったら、おそらく堤防は決壊し周辺は水浸しになることだろう。そうなったら我が家もご多分に漏れず水浸しだ。まあ、そうなったらそうなった時に考えようとは思うが、もちろんそうなって欲しくはないね。

2008-09-18

薮と天主


あいにくの空模様のためレーザーを発する特殊装置の使用叶わず、いったん工作活動を休止し一般観光客に紛れて城郭本丸に聳える国宝天守閣の偵察活動に従事する。さすがに国宝だけあってこれまた観光客を装った各国のスパイが参集し、急な階段に戸惑う振りをして辺りの様子をつぶさに観察しているようだ。天守最上階の高欄に出るといつも活動しているヤブ深き急峻な崖とは打って変わった風景が広がり、ヤブ蚊の大群に襲われることもなく、眼下の大河には滔々と川船が遊び、まるでここだけは時間軸がずれているようなゆったりとした時が流れていた。
暫時の気分転換のあとは再びヤブに入る気力失せ、各曲輪の重要ポイントを確認しながら帰路に着いた。

2008-09-17

取材


本日は、とある城郭で諜報活動中の我が部隊をNHKのカメラマンが撮影せんと同行することなんと2時間あまり。こちらの思惑では絵になりそうなシーンをぱっと撮って引き上げてしまうと読んでいたので、その意表を突くしつこさには驚きもし、感心させられるところもあった。なにせそれだけの時間を費やして撮影しても、実際に放映されるのは1分ばかりというのだから大変な労力だ。我が部隊が城郭の石垣に取り付き、ヤブをかき分け、犬走りを踏査せんと果敢に行動する後をカメラを覗き込みながら必死になってついて来る。足元悪き急傾斜での活動ゆえ彼もバランスを崩してなんども転倒するが、カメラだけは守り抜いているから大したもんだ。聞くところによるとイメージ作りから撮影、編集までのすべてを任されているようで、畢竟最終的なできばえも彼自身の力量に大きく左右されるという。すこぶる出来の良い時は全国ニュースで取り上げられると言うが、今回については自信が無いようなことをこぼしていたな。
ひと通りの撮影を終えヤブから脱した時、彼の腕時計が無くなっているのが発覚した。どうやら転倒した際に外れて落ちてしまったらしい。高価なものではないということだが腕時計が外れたことにも気づかぬほど必死に撮影していた彼のものだから、活動中に見つかるようなことがあれば届ける約束をして撮影は終了した。

2008-09-16

睡魔


どうもこのところブログを書いている僅かな時間でも思わず寝込んでしまうことが多くなった。今もこれだけの文章を書いただけなのにもうこっくりと来ている。睡眠時間は最低6時間を取るように心掛け、だいたいうまいペースで取っているにも拘らず昼食をとると眠くて仕方なくとても起きていられない。気がたるんでいると言われればそうかもしれないので否定はしないが、単に体内時計が狂ってしまったのかもしれない。
とにかく風邪も後一息で完治しそうなので、さっさと(もうすぐ0時だが・・)寝ちまおう。

2008-09-15

耕作的休日


この連休、久しぶりに耕作員として大いに働き、耕地面積を30%ほど拡張することに成功した。耕した場所はというと我が敷地内ではなく堤防との間にあるわずかな平場で、官地ではあるが草刈りもされず野放図状態なのを毎度草刈りするのも面倒だから畑にしてしまえと占拠しておる次第。近所の人の話ではこの家の前の住人であるお年寄り夫婦もここを畑にして野菜を作っていたらしい。同様に堤防沿いの人家はみなこの平場を畑にしたり、果樹を植えたり、物置建てたりとやりたい放題にやっているが、その代わり僕と同じようにちゃんと草刈りをして土地の管理は行き届いている。おそらく県もいちいち草を刈ってくれと言われるよりは誰ぞがその土地を利用して管理してくれている方が都合が良いだろうな・・と、僕は勝手にそう解釈している。
さて、この土地だが数年ほって置かれたせいもあり、ススキがじゃんじゃか茂っていたのを僕が3度ばかり薙ぎ払い草丈は膝下程度でおさまっているが、いざ鍬を入れてみるとススキの地下茎が縦横無尽に張り巡らされていてとんでもない状態だ。それに負けじとがっつがっつと掘り返し、地下茎を取り除いてはさらに進むの繰り返し、おまけに地中からは様々なゴミも出て来てそれを選り分けているだけで時間が過ぎてゆく。すったもんだしながら耕していると地中から比較的大きな石の列が現れて来た。おそらくこれは前の住人がここで畑をしていた時の境界線だったのだろう。僕もほぼ同じ位置で平行にトレンチを切っていたので『やっぱ考えることは同じやな〜』と、前の住人が汗水流しながらここを耕している様子が想像されて、ある意味畑を受け継ぐ者としての使命感を感じてしまったな。よし、やるぞ!

2008-09-14

飛び火3


いったんは治まりかけた飛び火が再び勢いを盛り返し、そのしぶとさには閉口させられる。上の子はすっかり治ったが下の子の飛び火が問題なのだ。というのも一度病院へ連れてゆきそこでもらった飲み薬と塗り薬を使い始めた時は効果が大いにあったが、どうも飲み薬の方が下の子には合わないようで、下痢とお尻が赤く腫れて水をかけるだけでも痛がるくらいの副作用が出たため薬を止めることに。塗り薬だけで様子を見ていたが次々と水ぶくれが発生し、薬を塗ってもそこが治る前に新たに出現するのでまったく追いつかない。仕方なく今日もう一度連れてゆき下痢止めを調合した薬を処方してもらって来た。さて、その効果のほどはどうだろう?
飛び火の場合水ぶくれを掻いて潰し、その手のままで他の場所を触るとどんどん広がってゆくため掻かないことが絶対条件だが、ちびっ子にそう言ってもなかなか難しい。せめて上の子くらいの歳になっていると、なんで掻いちゃダメなのか理解してくれるが下の子にはまだ無理だな。なんせ言ってるはなから掻いてるもんね。とにかくキャッチボールのように姉妹間でうつし合うことがないようにしたい、とは思っているがこればかりは・・案外自分がうつされたりして。

2008-09-13

2段ベッド



先週末に頼んでおいた2段ベッドが配達され、ものの30分で組み上げられた。子供達もそろそろ自分達の部屋で寝るようにする、という妻の方針に従ったもので、広くない6畳の子供部屋には2段ベッドが必要になったのだ。狭い実家で自分の部屋も無く、兄弟三人雑魚寝で育った僕にとっては2段ベッドなんか・・という気もあるが、子供達が喜ぶならまあいいだろうとOKしたわけ。今回購入したものはアウトレット現品限りという代物で、ネジ穴を間違えて開けてあったりする訳ありモノだが造りは頑丈で、フレームはタモ材、スノコはナラ材を使用し長く使える仕様となっている。ニトリなどにも見に行ったが価格は安いものの強度と造りに不安を感じたので6万近くしたがこちらのものに決定しました。
さて、子供達が『ベッドはまだ?』と何度も聞き返しているところへ配達の兄ちゃん達到着しベッドを組みにかかったが、その部屋から凄い物音が!見に行くと壁に立てかけておいたベッドのフレームが倒れて早速一部が欠け傷ついてしまった・・。『傷ついちゃったね』と言うと、配達の兄ちゃんは謝りながら来週代わりのフレームと交換しますと言う。と言っても現品限りの品だし下の段のフレームゆえもう一度ベッドをバラさねば交換できない。さらにその時は立ち会わないといけない。そんなことは面倒なので『交換までしなくても値引きしてくれたらええよ』と言ってみると、本部へ連絡し2千円引きでどうか?と来た。そもそも配達の兄ちゃんの不注意ではあるが、わざと倒したわけでもなく一生懸命さは伝わってきたので、それで落着としときました。なあに、子供達が使えばそんな傷いくつでもできるわな。始めから傷ついとる方が気が楽ちゅうもんさ。
ベッドが完成し子供達は登るわ、跳ねるわで大はしゃぎ。今晩からさっそく寝かせてみるが、いきなり落ちたりせんやろか?

2008-09-12

初潮


今日は幼稚園の祖父母参観日ということで実家の母に出てもらい、そのまま母は子供達に本を読んであげたり、一緒に遊んだりしながら夕食を共にし、子供達が遊び疲れて寝てしまうまでいろいろと助けてくれた。実家には月に最低1回は顔を出すように心掛けてはいるが、行ったら行ったで晩ご飯の用意をするのは母であり、結局子供達と遊ぶ時間がほとんど無いような状態だ。いつもはそんなことだから『今日はおばあちゃんが一緒に遊んでくれる!』と子供達は大はしゃぎ、あまりにはしゃぎ過ぎて電池切れになったようなもの。母も楽しかったようで疲れも見せず最後まで闊達だった。そのとき話に出たのが姪っ子がこの夏に初潮を迎えたということだった。姪っ子は子供達の面倒見が良く、いつも助けてくれるので我が家にもよく泊まって行くが、その話は聞いていなかったので『もうそんな歳になってしまったんだな・・』と驚きと、何とも言えぬ寂しさのようなものと、大人の女性として手強くなるな・・という警戒心とが入り交じった複雑な感傷に浸っている横で妻と母が、初潮の頃はどうだっただの、所詮男には分からぬことだだのと益々こちらが萎縮するような話題を連発し、娘2人を持つ身としては末恐ろしゅうてそろそろ脱出口をこさえねばと思案する次第。
それにしても海外での長い旅から帰国した時姪っ子はまだ3歳で、いま4歳のウチの子より小さかったのが初潮とは!そりゃ、我が生え際も後退するわけだ。毎日が同じことの繰り返しのように感じていても着実に、確実に時は流れ、止めどない変化が繰り返されている。その中で我々は生き死に笑い泣き、その刹那の自分を受け入れるのだ。

2008-09-11

軒先のタマネギ



Jackieの散歩の楽しみは、普段は車であっという間に通り過ぎるだけで見落としがちなものを再発見できることかな。散歩のコースはいくつかあるがその日の気分によってルートを決め、だらだらと歩いてゆく。そうすると面白いことにいろいろなものが現れ語りかけてくる。今朝のコースでは近所のブドウ畑の横を通ったが、こんな所でも『ブドウの直売を致します』と看板を掲げていることを始めて知り、さらにブドウ棚の下には動かぬドーベルマンが目を光らせ、侵入者を警戒していた。

こうやって毎朝周りを見渡しているといろいろなことを思うわけで、たとえばアパートなどのベランダにタマネギが干してあったりすると、なんかホッとしたような気分になって来る。その感じは家族もしくは誰かと繋がっているという安心感から来るものだろう。外からアパートのベランダを遠望すると、そこにタマネギが干してあることでその部屋に住む住人に繋がる人々が見えて来るような気がする。『ああこの部屋の人には支えてくれている人がいるんだな・・』というような感じでね。そうかと思うとベランダには車のタイヤやガラクタしか置いておらずいかにも殺伐とした感じを受けるお宅もある。まあ、どれもこれも第三者から見た勝手な印象にて実際はどうか分からねど、軒先に無造作に吊るされたタマネギが語りかけてくるものは多く、そしてあたたかい。

2008-09-10

どんどん伸びよ!


植えてからまだ1年にもなっていないというのに、もう僕の背丈を超えてしまった・・。そんな木が我が家の庭には何本かあるが、その一つがアメリカンレッドメイプルだ。近所のホームセンターで苗を買って来て植えた頃は幹も細くひょろひょろで、ちょうど上の子の背丈と同じだったのをよく憶えている。それが特別手をかけてもいないのにすくすくと成長し、今は見上げるほどにまでなっている。元来アメリカンレッドメイプルは北米の沼沢地に自生し、冷涼な気候を好むためこの地の酷暑には耐えれないのではないか?と心配していたが、葉焼けをおこすことも無く、真夏の暑い盛りでも成長を続け今に至る。これから11月にかけて紅葉を迎え、レッドメイプルが一番輝く季節。さあて、樹高が30m以上にもなるというこの木がどこまで成長するか?楽しみだな。

2008-09-09

数字マジック


最近仕事で見積りを作成する機会が増えており、畢竟エクセルなる悪魔的ソフトに主導権を握られ激しく消耗し、何度もPCをたたき壊してやろうか!という発作に襲われる。それにしてもなんでこんなに操作が煩雑で言うことを聞かんのだろうね。それがこんなにまで普及したことが信じられない。ともあれ数字を『あっ!』とか『ギャー』とか叫びながらなんとか入れてゆくと、見た目だけはそれらしく見える見積書ができるがこれからが問題だ。自分ではとても計算式を仕組んだ書類なぞ作れないので他人様のをベースにして立ち上げてみると、今度は仕組まれた計算式に振り回されちっとも作業が進まない。打ち込んだ数字はなぜか0となり何度やっても埒があかず、むきになってああやったりこうやったりしているうちに取り返しがつかないほど乱れに乱れ、最後は強制終了に・・・
このソフトによって憤死している人は毎年世界中に何万といるに違いない。

2008-09-08

雷公


我が家の前にある二級河川は川幅20mくらいで水深浅く、一面に水草が繁茂し魚影も濃い。市中心部の住宅密集地から流れ出るこの河川は以前は相当水質が悪く、川もゴミだらけだったと言う。それがここ近年、下水道の普及や川沿いの住民らの清掃作業などにより水質は大分改善され、ゴミはまだあるものの以前の比ではなくなって来た。
毎朝Jackieの散歩をするときこの川の様子を見ながら歩くのが好きで、アオサギやゴイサギ、シラサギにマガモと水鳥も多く、それらが魚を補食するのをJackieに引っ張られながら、その早技に感心しつつ楽しんでいる。
川は水深が浅いため魚の動きがよく分かり、60cmほどもある真鯉が其処ここで川底を掘り返しては水を濁らせ、オイカワやハエ(ハヤ)はその濁りを避けながら航跡だけを残して散ってゆく。『いやあ、鯉がたくさんいるもんだな』と見ていると、ちょっと様子の違う魚がいる。よ〜く見てみると、雷魚だ!しかも50cm以上はある。ほんと久しぶりに見るな・・以前はよく捕まえたもんだが近年全くのご無沙汰になっている。
今日はなんだか『雷魚を見たぞ!』と言うたったそれだけのことでうれしくなっちゃって、良い1日を過ごせました。おかげさまで風邪も治りそうだよ。

2008-09-07

飛び火その2


先週末に発覚した上の子の飛び火は内服薬と塗り薬の効果が発揮され、水いぼを除き痕はうっすらとは残るがほぼ完治したようだ。やれやれと思っていた矢先今度は下の子に怪しき水ぶくれ状のものが現れ、これまた引っ掻くものだからさあ大変。週末でも平常通りに開院している近所の小児科へ連れてゆき見てもらうと、案の定『飛び火』と診断された。今回は上の子のこともあり即小児科へ行ったので飛び火と言ってもごく軽い程度ですぐ治ってしまうだろう、ということ。飲み薬は上の子と同じものをもらい、塗り薬はなぜか違うものが処方されていた。
こういうとき助かるのは、我が家の子供たちは薬を飲むことをちっとも嫌がらず『あ〜ん』と口を開けて待っていてくれること。むしろ薬を飲むことを特別なことと思い喜んでいるようだ。そうそう、そのことで思い出した。上の子は今までに何度も病院へ行き、予防接種やらの注射も何本もこなして来たが、今だ一度も泣いたことが無い。これにはほんと驚くが注射を打った後に『痛くなかった?』と聞くと『痛かったよ』と言うわりに本人はケロッとしているのだ。そんなんだから妻と2人して『誰の子だろう?』という話になる。下の子はと言うと病院へ行くとおとなしくいい子をしているが、いざ注射となるとやっぱり泣き叫んでいる。ま、これが普通の反応だろうけど・・。
あれほど飛び火が移らないように注意していたにも拘らず下の子に発生したのは、悔しくはあるが仕方の無いことでもある。この蒸し暑さじゃ汗疹にはなるしアトピー持ちの下の子は身体が痒くてたまらないと思う。そんな状態ならバイ菌が身体に取り付く可能性も高いだろう。
とにかく飛び火をこれ以上広げない。これに尽きる。

2008-09-06

天敵現る


朝方だいぶ勢いの衰えて来たキュウリを収穫していると、妻が『このMapleまたうどん粉病が出たみたい』と言う。見に行くと血汐モミジの葉に確かにうどん粉病が発生している。梅雨時にも一時発生し、牛乳のうすめ液をかけたり、砂糖水をかけたりしてなんとか治まり、その後は夏の酷暑で死に絶えたと思っていた。それが最近の異常な湿気と梅雨時以上の降雨によって再び活性化し、復活してしまったようだ。やれやれ・・とモミジ葉の状態をチェックしていると、葉陰に鮮やかな黄緑色が目についた。まさか・・と周りをよく観察して思わず飛びずさってしまった。なんとそこここの葉裏に悪魔の使いが隠れているやんか!いそいで家に入り割り箸と空き瓶を取って来て、この獰猛なオコゼ虫(子供の頃はオコジョと呼んでいた)を捕えては瓶に監禁してゆく。何度も何度も見る角度を変えたりして一匹も洩らさぬように駆除したつもりではいるが、おそらくまだ数匹は潜んでいるだろうな・・。ちょうどモミジがある場所が砂遊び場の近くでもあり、しかも今日は妻の英会話クラスのある日でもあったので特に注意してチェックをし、妻にはオコゼ虫を見せながらしばらくの間は子供たちをモミジに近づけないように念を押しておいた。それにしても捕えたオコゼ虫は10匹近くに及び、もう少しその存在に気づくのが遅かったら誰かが確実にあの恐ろしい角の餌食になっていただろう。子供の頃は柿畑や実家の珊瑚樹の垣根でよく刺されたものだが、あのやめる(方言か?)痛みはムカデ、ハチとともに3大虫さされに指定されているほどだ。とにかく今回は一撃を受けること無く済んだが、ヤツらは僕が不注意に葉陰などに手を入れるのを虎視眈々と狙っておるに違いない。まあ僕はいいとしても娘らが餌食にならぬようくれぐれも用心したい。

2008-09-05

あなたとは違うんです!


次期総裁選に名乗りを上げる者続々と現れ、その数現在7名に。しかし顔ぶれを見るにコイツはという人物おらず、改めて人材の無さにこの国の将来の姿が見えるような気さえする。まあ、どうでもいいような人間が首相になれるというのはある意味平和な証でもあり、それはそれで良いことなのかも知れないが・・。
かたや、海を渡れば毎度毎度のばかばかしき選挙大会が熱を帯び、その派手さにはこの国民の狂気性がよく表されている。ここまで来ると大統領選なんて単なるショービジネスにしか見えず、いかに視聴者に好印象を持ってもらうか?その一点に尽きるようだ。政策論争なんて言ってはいるが多くの有権者は双方に違いが見出せないとするとあとは印象で判断するだけで、そうやって選ばれた大統領が世界に大き影響を与えるのだからまったく困ったことでもある。ただし、今回の選挙はマケイン、オバマ両者ともかなりの実力派なのでよその国の選挙とはいえ、どちらかを選ぶ権利があるということは羨ましいことだな。
『ぼくちゃん辞めるよ』と言いながら最後に『あなたとは違うんです!』と怒りを見せた福田君よ、その言葉、北の将軍様に向かって言って欲しかったよ。

2008-09-04

ひょんなことから・・


ひょんなことから風邪を引き、鼻びしびしでたまらない。ことは日曜にさかのぼり、急に思い立った換気扇の大掃除。なんで今頃?と言うなかれい、元来無計画男ゆえ、思い立ったがその時と、油にまみれた機械部を、バラして必死に磨いても、どこもかしこもベタベタで、これじゃあ埒があかねえと、取りい出したるは強力レンジクリーナー、コイツを派手にぶっかけて、一気にスッキリさせようと、噴射したのが運の尽き、思わず霧をば吸い込んで、激しくむせて苦しむも、大したこたあねえよと思ひしが、おとといきのう辺りから、喉がイガイガ痛み出し、どうやら痛めた喉の粘膜に、風邪のウイルス侵入し、さして抵抗することもなく、あっさり受け入れてしまったようだ。
よもやこんな不注意から、風邪を引くとは思いもよらず、情けないやら頭痛いやら、とにかく子供に移さまいと、栄養剤を一本飲んで、今日はとっとと寝ちまうぞ。

2008-09-03

クレイマー


今日は上の子が通う幼稚園を休ませ、日本に住む外国人ママさん達の集まりに5ヶ月ぶりに参加することにした。というのも新学期が始まっても相変わらず幼稚園ではTVを見せているようで、とくにこんな天気の悪い時は外で遊べぬこともあってかなり長い間見せているようなのだ。そんなことならTVを見せるために幼稚園に行かせるようなものなので、むしろ幼稚園を休んででも多くの子供が集まりクラフトなどを楽しむ集まりに参加した方が良いと言うもの。そこで僕が欠席の連絡をし、当然『どうされました?』と来るのでこの園のボスでもある教務主任に代わってもらい、幼稚園でそんなに度々TVを見せるのはおかしいんじゃないか?ということを三段論法やら法螺やらを駆使して抗議してやりました。先方も改めるような趣旨のことを言っていたがその場しのぎの詭弁だろう。何たってTVを見せることほど楽なことは無いのだから・・。今後しばらく様子を見て改善されないなら幼稚園をかえることも検討せねばならないな。こんなことは体験入園や園の紹介などでは分からないことでもあり、残念でもある。と言うか、幼稚園でそんなにTVを見せるなんて想定外だったからね。『考える』ことを一番せねばならない時に安易にTVを見せるなんて教育者としては失格だな。

2008-09-02

おっぱい終了



1歳9ヶ月になる下の子がやっとこさおっぱい飲むのを止めてくれたと、妻がたいそう喜んでいる。上の子は1歳2ヶ月ほどだったからそれと比べると少し長かったな・・というのは実際におっぱいをあげなくていい男の意見で、夜中に何度も起されてはむずかる子におっぱいをあげなくてはいけない母親にとったらその差の数ヶ月の苦労は相当なものだろう。特に夏場はただでさえ体温の高い幼児に引っ付かれるとエアコン無しではすぐに汗だくになってしまう。子供にとったらおっぱいを飲む必要はなくなってはいるが、生活のリズムという点では一つの信号のようなもので寝るときはこれがないとまず寝てくれない。妻も、もうそろそろおっぱいを止めさせたいと常々言っていたがアメリカ帰国による生活環境の変化や、体内時計のぶれなどによって本能的におっぱいを欲しがり、とても止めさせられる状況ではなかった。それがおとといのこと、始めて子供部屋で上の子と一緒に寝かせてみるとさすがに始めは少しぐずっていたがそれもすぐに治まり、朝方に一度泣いたくらいでそのままほかって置いたらまた寝付いてくれた。これはうまくいくかも?と、大いに期待して昨日も上の子と寝かせてみると今度は朝までぐっすりと寝て、一度も泣いたりはしなかった。今日も上の子が先に寝てしまった後しばらく1人で遊んでいたようだが、さっき覗いてみると小さな身体で布団の上全体を使うように2人して豪快に転がっておりました。
それにしても何とも不思議なのはあれだけおっぱいを欲しがっていたのに、いざ止めたとなるとピタッと欲しがることもなくなり澄ましていることだ。上の子も全く同じで彼女の場合は『おっぱいもう要らん』と、さらにはっきりしておりました・・。これも子供が成長する過程で見せる劇的変化の一つなんだよね。

2008-09-01

ホホイノホイ


唖然とするとはまさにこのこと。つい今しがた福田君の辞意表明が終わり、一国の国家元首がこうも易々と『や〜めた』と言えることに驚き呆れ、またその表明内容がまるでだだっ子がもの申すような内容で最早何も言うことなく、やはりダメなのは大人なのだという思いを強くした次第。
それにしても晋三君の時もそうだったが、先ほどの福田君も表情に生気は失せ(もともと無かったか?)憔悴しきった感じで、ある意味見ていてあはれを感じる。かといって国家元首たる者は・・との観点からはまるで自分の職務を投げ出すような今回の辞意表明はどんな理屈を並べようが無責任この上なく、ほんとこの国の政治家なんて『この国のために!』なんて気概を持った人などおらんのやろな・・と情けなくて仕方が無い。そもそも、国家元首たる職をホホイノホイと、そうたやすく放擲できる事自体世界的に見ても極めて稀で、他国は理解し得ないだろうな。まあ、福田君が辞めて誰か良さげな人がいるならまだしも、そんな人も見当たらずまたいつもの派閥争いに終始し、これまたホホイノホイと誰かが選出されるんだろう。
ま、それもこれもどうでも良いことだ。