2007-10-31

ひと言


さりげないひと言で人は喜び、勇気づけられ、なにげないひと言で人は傷つき、苦しむ。
言葉はあらゆるものを凌駕できるが、同時に全く無力でもある。
一度放たれた言葉は一人歩きをし、いろいろなものを巻き込みながら成長を続け、時には
別物になってかえって来る。
それぞれの思惑はすれ違い、行き違い、勘違いを経てゆがめられ、言葉をなくした人々に襲いかかる。
たったひと言の重さは・・・身を以て知っている筈なのだがな・・

2007-10-30

血統


週末、近くの超大型量販店での出来事だ。ひと通りの必要品を買い込み、ペットコーナーを通りかかると『犬を飼っている方はいらっしゃいませんか〜』とスタッフが呼びかけている。どうやらドッグフードの試供品を配っているらしいのだ。これはもらわねばと思い声をかけると、『どの犬を飼っていますか?』とボードを見せられた。そこには10種類ほどの犬が挙げられていたがどれも純血種ばかりだったので『ウチは雑種なんですが・・』と言うと、『じゃあ、この中のどの犬と同じくらいの大きさですか?』と聞いて来る。その中ではコーギーが一番近いかな?と答えると、『これはコーギー専用なんですが使って下さい』と試供品を手に入れた。それにしてもコーギー専用とはどういう意味なのだろう?専用フードを食べ続けると足が短くなりそうだな。
以前はよく雑種犬を見かけたが最近はほとんど見ることなく、純血種もしくはそれに近いものばかりのような気がする。多様性を謳いつつも造られた多様性だけを追い求めてはいないか?子供の頃、犬を飼っている友人の多くは元捨て犬か、知り合いからもらって来た犬を飼っていたものだ。ペットショップで買って来た犬なんて考えられなかった。ウチは猫も犬もいるがペットショップで買おうなどとは思わない。大体値段がつけられていること自体に違和感を感じる。今まで飼った猫3匹、犬1匹はどれも捨てられた者達だ。それがどんな縁があったか知らんがたまたまウチに来た。それだけのこと。ウチが気に喰わなければ出て行けばいいさ。帰ってきたければ帰って来いよ。ウチは通過点でも良いし、終着点でもいい。すべては縁が決めること。ウチはあるがまま、なすがままに受け入れる。

2007-10-29

たれぞ知るカメムシの心


風呂を出て、ふと床を見ると小さなカメムシが佇んでいる。今日は風もなく暖かな日和だったため現場でもこの季節としては珍しく羽虫が鬱陶しいほど纏わりつき、家に帰ると大きな蛾が2匹も部屋の中に迷い込んでいた。このカメムシもおそらくこの陽気につられ越冬準備も忘れて這い出て来たのだろう。小さな虫ケラなれど不憫に思い2匹の蛾と同じように外に放してやろうとつまみ上げ窓を開けるや否や『プウ〜』と音はせねどヤラレてしまった。なんとまあ強烈な臭いだこと!こんな小さな身体からよくぞまあこれだけの臭いが出るものだ。青くさい臭いは指先にこびりつき、いくら洗っても消えることはない。カメムシにしてみればまんまとうまく脱出できたと思うだけで逃がしてくれたなんて思っていないだろうな・・まあいいさ、それにしても臭いな。

2007-10-28

続芝張記


芝張りを始めて3週目、やっとこさ計画部分を張り終えホッとしているところ。当初は芝張りの最適時期である梅雨前まで待って一気に張ってしまう予定だったが、一部分だけ実験的に・・と始めたら止められなくなってしまって、ならばこの際やっちまえ!てな勢いで片付けた次第。これから気温が下がって来るため芝の根がうまく張ってくれるかが心配だが、この秋は暖かく長期予報によれば冬も暖冬なのでは?ということなのでそれだけを期待して後はじっと見守るのみ。2週間前に張った部分を調べてみると根は着実に成長していたので経過は良好一安心。今回張った芝はTM9(なんとトヨタ自動車の開発品だ!)という種類で一束約1㎡分で980円、もっと安価な高麗芝580円というのもあったが、後々のメンテを考えると先に投資しといた方が得策だろうということでTM9に決めた。これを結局22束分張り、芝の目土やら肥料やらを入れても計3万円も使わなかった。その代わり激しく自分の体力を消耗したが体力作りにもなり、やっていて楽しかったな。同じことを業者に頼んでやってもらったらさぞかし高くついたことだろう。春になってみないとうまくいったかどうか分からないが、うまくいくと信じて待つとするか。

2007-10-27

接種


午後、雨が上がったので先週に引き続き芝張り作業を続けようと庭に出ると、妻が16時にインフルエンザ予防接種の予約を取ってあるから行くように、と言うではないか。おいおい聞いてねーぞ、せめて相談くらいしてくれよとブツブツ言っていると、たいていインフルエンザ拾って来るのアンタでしょ、みたいなこと言われ事実そうでもあるので大人しく従うことに。上の子の2回目の接種と合わせて行なうことになっており、この辺りの合理性はさすが。近所にある小児科は365日稼働していて、今日は土曜でもあるので中に入ると待ち合いはちびっ子でいっぱいだ。ざっと見回すと大抵の子が風邪で来ているようで、親さんもくしゅんくしゅんやっている。いつも思うことだが予防接種するためにこういう所に来ると、余計何かの病気をもらいそうでイヤだが今回は予約が取ってあったので待ち合いは素通りで娘共々即接種。実に手際よく小気味良かった。これでインフルエンザが流行って来てもある程度防げそうだな。妻様々か?

2007-10-26

NOVAショック


40万人もいるとされるNOVAの会員達は突然のことに衝撃を受けただろうが、それ以上に深刻な状況に追い込まれているのが外国人講師達だ。今日の報道では4000人もの講師を抱えていたと言うが、それだけの数の人が『次の仕事を』と言って探してもそんなに仕事がある筈もない。ましてや2ヶ月間も給料が未払いで、今後の支払いも見通しが立たないとなれば生活に行き詰まる者が続出する。ウチは妻が外国人講師達のマネージャーをしていたこともありその辺りの事情はある程度察しがつくが、若い外国人講師達の多くはほとんどの者が貯えを持たず航空券だけを持って来日し、数ヶ月働いてやっとこさ資金を得るという構図なのだ。住まいも会社のバックアップがあればこそ借りられるのであって、会社がダメになって家賃が払えず追い出されると、当然次に借りる部屋の家賃を払えず、外国人という理由で会社のバックアップがなければ部屋さえも借りられないという差別を受け、ならば是が非でも仕事を!と言った所で仕事もなく、『こんな国もうたくさんだ!』と母国へ帰りたくても航空券さえ買えないという八方塞がりの状況に追い込まれる。妻によるとNOVAは8月まで外国のサイト上で『講師募集』という広告を出していたそうだ。当然応募する者は会社の状況など知る由もなくだまされて来日する訳でその点から見てもNOVAの姿勢は許されない。実は日本にいる外国人講師の間ではNOVAについて当初から問題が多くあり、元NOVAの講師だった妻の同僚からは揃って『あそこで働いてはダメだ』と聞かされていた。だからこそ英会話スクールの多くは講師募集を外国のサイト上で行ない、面接も当地で済ませてから人を送り込んで来る。そうやって高給に惹かれた何も知らない若者らはまんまと騙されて最低数ヶ月働かなければ転職さえままならない環境に放り込まれる。各国の政府、大使館がどう動くかはこれからだろうが、今のところオーストラリア政府だけが数ヶ月前からNOVAの講師募集に対して注意喚起を促しているだけだ。ともあれ、多額の受講料を納めた会員も気の毒だが、若き夢を日本に託した外国の若者らの希望を踏みにじり、窮地に陥れたNOVAの経営陣の罪は到底贖えるものではないぞ!

2007-10-25

first birthday


今日下の子が1歳の誕生日を迎えた。姉と違いアレルギー体質で与えるものにも注意が必要だが、今日まで目立った病気もせず医者にかかると言ったら湿疹がひどくなった時くらいで、親としては本当に有り難いと思っている。今は自分の仕事の関係で毎日帰りが遅くろくに相手もしてあげられない。上の子が同じくらいの時は2ヶ月も会社を休んで日がな一緒に遊んだり、仕事があってもきっかり定時で引き上げてなるべく一緒にいる時間を長くしようとがんばっていた。その事があるので下の子に対しては不公平な気がして心が痛む。周りの状況が刻一刻と変わるとはいえ、僕ら親子の関係は変わることはない。変わることはないとは言え、その時しかない時間は大切にしたいと思う。『まあ、大丈夫だろう』なんて思っているうちに子供達は成長してしまう。失われた時間の重みは過ぎてからでは量ることはできないのだ・・

2007-10-24

健診結果


ようやく健診結果が送られて来た。恐る恐る見てみるとほとんどの所は異常なし、所見なしと毎年の健診結果と同じだったが胸部X線の所には左肺門腫脹という見慣れぬ言葉が書いてあった。しかもそこだけは要指導とあり、『胸部X線診断で異常が認められます、胸部のCT検査を受けて下さい。』とあるではないか!なんてこった・・一気に不安になっていろいろ調べてみると、なんとまあ恐ろしい病気が出て来る出て来る。おかげでますます不安になって、調べるのを止められなくなってしまった。どうもこんな不安な気分でいるのはイヤなので明日さっそく病院へ連絡し胸部CTの段取りを取ろうと思う。軽い気持ちで受けた健診でよもやこんな結果が出るとは思わなんだが、大事に至る前に手を打てたら後悔はしないだろう。そう言い聞かせて茶封筒を憎々しく見るのであった。

2007-10-23

反セレブ的独白


セレブという言葉自体、日本的造語の中では短絡的で浅はかで個人的に嫌いな言葉だが、それを乱用し続けるマスコミも程度が低く呆れ果てる。今晩のNHKニュースでカルフォルニアの山火事の被害を伝えていたが、タイトルには『セレブの家も・・』とあり実際映画俳優数人の火事に対するコメントまで流していた。で、いったい何を伝えたいのかね?俳優らは口々に『山火事で大変だ!』と誰に聞いてもそう答えるであろうことしか言わないし、どれだけの豪邸に住んでいるかは知らねども家の一軒や二軒丸焼けになっても屁でもない連中ばかりなのだぞ!ワイドショウならばそれで良いのだろうが、ニュース、報道としてそんな取材のものを平気で流すとは何たることか!その大火災の陰では家を失い路頭に迷っている人々も多いはずだ、それをさておいてセレブとはな・・
近年、報道のあり方が問われる機会が増えているが、それも当然と言える。事実を伝えるためのニュースが単なるワイドショウに成り下がってしまえば最早、報道者として存在する意義などある筈がない。

2007-10-22

日課


犬を飼えば散歩がセットでついて来るのは当然のことで、夕方の散歩は妻や子らに任せて自分は朝を受け持つ事になった。といっても今まで通り起きていてはとても散歩に連れてゆく時間のゆとりなど無く、寒さが増し起きにくい朝になりつつある中で時間を削りもう少し早く起きる事にした。今朝は軽くぐるりと回っただけだがたっぷり30分はかかったな。Jackyは何があったのか車を非常に怖がり道ばたで落ち着いて用を足す事ができないでいる。その代わり庭に帰って来るとそこでしてしまう。まだ環境に慣れていないせいもあろうから叱りはしないが、おすわり、お手、おあずけなど何一つできないので躾も大変そうだ。昨日買った犬小屋はさっそく妻と2人で組み立てJackyに納入。これで雨が降っても一安心だな。

2007-10-21

芝張り作業


今週末も引き続き芝張り作業に精を出す。日が沈むのが早くなったため午後の作業時間が短く、思ったほど作業がはかどらない。なので今日は7時に起きてまずはJackyを散歩に連れてゆき、朝飯前の作業としてツルハシふるってひたすら土をほぐしてゆく。庭の土質は場所により砕石ばかりだったり、山土だったりと様々だがかなり大きな石も混入しており、それを取り除くのがまた一苦労。土をほぐしたら油かすや鶏糞、バーク堆肥などを撒き備中鍬を使ってすき込んでゆく、よく混ぜ合わせた土をレーキで均し勾配を付けその上に極小の砕石をかぶせまた均す。ここまで来ればあとは勾配を調整しながら芝を張ってゆくだけだ。張り終わったら目地に専用の目土を詰め、ひと月の間立ち入り禁止にして放置しておく。まだ残り半分あるので来週末もこの作業は続くのだ。

2007-10-20

深夜0時の疾走者


あーだこーだと雑多なあれこれを片付けていると決まって0時近くになりそれからブログを書き始めるのだが、決まってその頃にウチの前の道を疾走してゆく者があり、それがとてもランニングとは思えぬ早さで駆け抜けてゆくのだ。いまだ正体は見ていないがその息使いからは男ということだけは知る事ができる。それにしても毎晩毎晩なんでそんなに全力疾走するのだろう?いま巷で騒がれているメタボリック症候群からの脱出を試みているようにも考えれるが、そこまで腹が出ているような者の走りではなく、むしろ体育会系的な軽快な走りなのだ。走っているシーンを見た事があるならばなんて事は無いのだろうが、深夜に一人起きてブログ書いているところへパタパタパタと激しい息づかいとともに走り去る者があれば不気味ではある。一度この二階から走っているシーンを激写して正体を暴いてやるとするかな・・

2007-10-19

初診


Jackyを家に連れては来たもののどんな病気を持っているか分からないのでさっそく動物病院へ。なじみの獣医にいろいろ診てもらったが体内の寄生虫は無く、一番心配していたフィラリアも湧いていなかった。ちょっと痩せてはいるが元気なので狂犬病の注射も打ってもらい、市の飼い犬登録も済ませておいた。jackyは小柄なので若く見えたが獣医によれば2〜3歳くらいだろうということ。登録のときjackyの誕生日を聞かれたので初めてウチに来た昨日を誕生日としておいた。全体的に見て病気などは持っていないが3週間も山にいたのでダニが付き繁殖しているようだ。獣医には1週間は子供を近づけてはいけないと忠告されたが、既にべったり戯れ合っていたので手遅れかも・・。ダニの駆除について今は肩甲骨の間に数滴たらしておくだけでほぼ100%駆除できるという便利なものがあり、明日それを実行する事に。その他避妊手術をしてあるかどうかなどチェックすべきところは山ほどある。すべての検査と注射を終え値段を聞くと15000円也。まあ、そんなもんだろな。

2007-10-18

新たな家族


また家族が増えた。といっても妻が妊娠した訳ではない。捨て犬(おそらく)を拾って来たのだ。2週間前にこの犬を見たときよりも腹の周りはぐっと細くなったような感じがし、どこか怯えるような素振りも見せ始めていた。たぶん誰かが馴れ馴れしく飛びついて来るこの犬を蹴飛ばしたか何かしたのだろう。確かに野良の身は鎖に繋がれもせず自由で快適だろうが、現場に誰もいなくなり冬を迎えると生きていけるのだろうか?それよりも保健所の職員に捕まってしまうかも知れない。今ウチは結構広い庭もあり犬くらい飼う事もできるし、子供達も素っ気ない猫よりはじゃれついて来る犬の方が喜ぶはずだ。幸いこの犬は小柄で大人しく性格も良さそうなので子供の相手にはうってつけだと思う。家に連れて帰るまでは迷いに迷ったが、実際のところ初めて見た時から心は決まっていた。あとはそれを後押しするだけのこと、そのダシが子供だったという訳。車に乗せる時は車で連れて来られて捨てられた記憶があるためか激しく抵抗し大変だったが、動き出してしまうと不思議なくらい静かになった。ウチに着き庭に繋いだ時は昂奮しパニック状態だったが、上の子が一時保育から帰ってきてからは狂ったように喜んでずっと一緒に遊んでいたそうだ。上の子も犬が大好きなので晩ご飯を食べた後も夜10時頃まで犬から離れずじゃれ合っていた。やっぱ動物と触れ合う事は大事だなとつくづく感じた次第。上の子に『この犬は誰かに捨てられ腹ぺこで、ずっと寂しい思いをしてたんだよ』と伝えると泣きそうになりながら『誰が山に捨てたの?』と繰り返し聞き、犬に優しくすると約束してくれた。不思議な縁だがJackyは今日からウチの大切な家族になったのだ。

2007-10-17

野に生きる


うれしい事があった。6月に他の現場で面倒を見て来た前足の折れた猫をその現場の撤収とともに今の現場に連れて来た顛末はこのブログでも書いたが、なんと逞しい事にハンディを背負いながらも生き抜いていた。自分で見た訳ではないが僕と同じく足折れ猫をこちらに連れて来る際大きく噛まれた同僚が見たというのだから間違いは無いだろう。相変わらずびっこを引きながらひょっこりひょっこりと歩いていたそうだ。一体何を食べて生き延びて来たのだろう?現場にはカエルやバッタ類は無限にいるが、足の悪いTripodのこと思うように狩りもできなかったはずだ。現場は田んぼの中にあるため残飯や生ゴミ類も全くない。そんな環境下で生き抜いて来たのだから大したもんだ。僕の手に思いっきり噛み付き逃走してから約4ヶ月、正直もう死んでしまったと思っていた。それがどうだ見事に予想は裏切られた。でもまあ、連れて来て良かったのかも知れないな・・そう思いたい。

2007-10-16

騒ぎ


夕刻、妻から『下の子が足を痛めたようだ』という慌てた様子の電話が入り聞いてみると、靴を履かせた時からびっこを引くような感じになり、今は痛がって歩かず泣いてばかりいるという。いつも履かせている靴なので靴が足に合わないということは無い。なので妻は自分が靴を履かせたときに子供の足に何か無理をかけてしまったかも・・と思ったらしい。取りあえず病院へ連れて行くということになり帰宅してから経過を聞いてみると、何が原因だったのか分からないが病院の待ち合いで待っている間に下の子の足の痛みが取れた?ようで、普通に歩き出したという。だからといって今更帰る訳にもいかず結局医師の診察はひどくなっていた湿疹を診てもらい、ついでに薬をもらって来たんだとさ。ちゃっかりしとるわな。その後も下の子は何も無かったように歩き回っているので大丈夫でしょう。何かが刺さっていたのかも知れんね。とにかく治ったようで良かった良かった。

2007-10-15

緑化


Red mapleの他にもいろいろな木を買って来て植えているが、まずは蜜柑で宮川早生と温州を一本ずつ日当たりの良い南面に配置し、金木犀は西からの風を和らげる目的も兼ね西面に。山茶花2種(紅と白)は物置と離れの間と、本宅と離れの間の比較的明るい陰に植えた。いずれも根付くかどうか分からないが、だんだんと庭らしくなって来ている。今まで何かを植える時など適当に穴を掘ってそこに放り込むだけだったが、今回は苦土石灰、油かす、鶏糞、バーク堆肥、鹿沼土などを使い分け、ちゃんと元肥を入れてから植え込むという
力の入れ様。これだけ手を加えたのだから大丈夫のはずと思いたいが、さあどうなるかな?
週末は庭仕事と畑仕事に追われて忙しいが、楽しくってしょうがない。日中は作業しっぱなしでくたくたに疲れるがそれがまた心地良くていいんだよな。こりゃ、ハマるわ。

2007-10-14

symbol tree


我が家の庭のsymbol treeを何にするかずーっと話し合い、迷って来たがとうとう決めた。American Red maple。日本名はアメリカハナノキと言うらしい。国内ではほとんど見かけないが妻が育ったアメリカのニューイングランド地方ではどこにでもある普通の木で庭木や街路樹として植えられ、その成長は早くかなりの大木になる。秋には真っ赤に紅葉し大変美しいが、落ち葉の量が半端じゃないので皆掻き集めるのに苦労し、その季節の週末はほとんどその処理に費やされてしまうほど。そうは言っても日本と違い落ち葉の拾集にコストが嵩むので切ってしまえ!なんて事はせず、皆『落ち葉が出るのは当たり前のこと』として黙々と作業しているのには感心する。なぜその木にしたか?という理由なんて特に無い。たまたまその木が売られているのを発見し、妻が生まれ育った地の木があれば少しは心が安まるのでは?と思い購入した。妻もその木の成長があまりに早いのを知っているのでちょっと気にかけてはいたが、日本でこの木が売られていた事に驚きつつも小さい頃より慣れ親しんだ木なので嬉しかったようだ。ただ、Red mapleは寒さには強いが暑さにはどこまで耐えられるか未知数で、この地方の殺人的暑さを生き残れるかどうか?その点が心配な所かな。

2007-10-13

庭仕事的週末


庭に埋設してある配水管の補修もようやっと完了し、いよいよ本格的に庭造りを始める事となった。連休が重なっていた頃に開始できると時間的にも余裕があって助かったのだが今更言ってもしょうがないな・・やはり2日間ではキツいものがある。おまけに明日は昼から雨が降るかも?なんて予報だし、まったくたのむよ!と言いたくなるのも当然だな。最近は平日に雨が全く降らず現場もずっと稼働し続け、ただでさえ多い仕事が処理しきれずに溜まってゆく一方。ここらで雨休みが欲しいな・・と思っていると休日に雨が降るっていう算段だ。とにかく明日はなんとか降らずに持ってくれるのを祈るのみ。そうそう、妻がアメリカから送ってもらった巨大カボチャは順調に成長したものの結局実がならず、実がならないのに広い面積を占有していたので抜いてしまった。どうも種をまいた時期が遅過ぎたのがいかんかったらしい。来年は100kgのカボチャを目指すとするかな。

2007-10-12

碧空


朝方は爽やかに晴れ渡り、ひんやりとしまった空気も心地良い。現場に向かう国道はいつものように渋滞し、空いていれば20分ほどの道のりも倍近くかかってしまう。それでもイライラせず、焦りもしない。僕はロードスターの幌を全開にし、好きな曲を大音量で流しながらちょっと恥ずかしさも感じつつ、通勤の群れの中を移動する。僕にとって通勤はただの移動ではないのだ。その時間も楽しまねば!ということで妻の反対を押し切り(拝み倒し・・)、ロードスターを手に入れた。週末は家族で出かけるためロードスターに乗る事はほとんど無くもっぱら通勤時しか乗る事ができないが、いくら道が渋滞してようが乗る事が楽しくってしょうがない。現場からの帰りももちろんオープンにして流す。行きも帰りもそれが一つのactivityとして楽しむ。

2007-10-11

渡航情報


イランのケルマン州で日本人大学生が武装勢力と見られるグループに誘拐された事件は大きく報道され、イラクでの誘拐事件を彷彿とさせるがバックパッカーの間ではインドから陸路パキスタンを経由してイラン入りし、トルコに抜けるルートとして多くの者が利用しており一般的なルートとさえ言えるほどだ。しかも誘拐された大学生は世界遺産にも登録されているアルゲ・バム観光の途中で誘拐されたというから不運としか言いようが無い。おそらくケルマン州を訪れる者はほとんどがこのアルゲ・バムを目指すはずだし、その行動は名所観光というだけのもので危険を顧みずに何かをしたというたぐいものでは決して無い。それを今晩のニュースでは海外渡航情報では『危険な地域』と指定されていただのと報道し、あたかも誘拐された大学生の過失だと言わんばかりでまったく頭に来る!なぜ日本という国はちょっと違った事をしている者、しようとする者に対して寛容ではないのだろう。まるで『そら見ろ、言わんこっちゃない!』『そんなことするからだ!』と自分と違った事をする者に対して僻みに僻んだ反応しかしないように感じられる。そんなことでは国全体が僻みの底に沈んでしまい、崩壊してしまうだろう。いや、もう始まっているのだ。大学生は危険な行動をとっていないはずだし、勇気ある行動をした訳でもない。ただ、観光していただけなのだ。そこを運悪く武装勢力に誘拐されただけで、彼に非があるはずもなく、ただ単にツイテいなかった、それだけだ。そこまで踏まえた上であらゆる手段を講じて彼を奪還せよ。

2007-10-10

不安


近郊の市の市民病院から産科医がいなくなるらしい。正確には現在産科医が1人しかいないため、負担の軽減と緊急時の対応を強化する目的で隣町の総合病院へ移動させ産科の機能を充実させたいということだが、そもそもその市民病院に産科医が1人しかいなかったということが驚きだった。市内には産院や助産婦診療所がいくつかあるとはいえ、7万人近い人口がある市の市民病院でさえたった1人の産科医しか確保できていないのだ。よもやこんな近くにまで産科医不足が浸透して来ているとは思いもしなかった。ならばもっと人口の少ない町村の直面している厳しい現状はいかばかりのものか?昨今騒がれている妊婦急患の受け入れ拒否の問題も、そんな現状を踏まえれば起こるべくして起こっている事で、いくら横の連係を強化しようが根本的に産科医が減少傾向にある流れを食い止めねば残された産科医達の負担が増すばかりで、更なる産科離れ現象を生み出すだけのことだ。だからといって早急に手を打って産科医数の回復を試みたとしても、それが各市町村レベルに反映されて来るまでに10年近くを要するのではないか?その間妊婦達はただでさえ出産について不安なのに更なる不安を抱えねばならず、負の連鎖はここでも発生している。すべては後手に回り、どうしようもなくなってから動き出すというお粗末なパターンだ。後は舛添君の手腕に期待するだけだな・・

2007-10-09

金木犀


金木犀の香りが漂う季節になって来た。隣の畑にも何本か植えてあり、建家までは少し距離があるものの甘い匂いは十分漂ってくる。金木犀の香りは近くで嗅ぐとなかなか強力で鼻につくが、街中などでふとその甘い匂いの断片を感じ、どこに木があるのだろう?と辺りを見回すがなぜか見つけられない、そんな所に面白みと言うか風流を感じる。金木犀の木の姿形は美しいとは思わないが、ただただその甘い匂いを嗅ぎたくてホームセンターにて苗木を買ってしまった。建家からは見えない所に植えて風に乗って流れてくる香りを楽しめたらと思っている。
つい最近までは日中30℃を越すような日もあったのに、今は朝晩寒いくらいだ。かなり粘っていた夏の勢力も引き始めるとはやいもんだな。これから寒さが増すほどに西風が強くなってくる。本格的な冷え込みが来る前までには現場を片付けてしまわないと大変なことになるだろな。

2007-10-08

後手


以前にも少し書いたが庭の配水管の補修が明日やっとこさ行なわれる。不動産屋にクレームし、すんなり事が運ぶと思っていたのだがどういう訳か話がこじれてなかなか進んでいなかったのだ。おかげでせっかく連休が続いていたというのに配水管が埋設してあるところの土壌改良などができぬまま、花も木も植えられぬまま放置されていたのだ。補修が停滞していたのは不動産屋の上部で補修に関する許可の書類が通らなかったせいらしい。上司曰く『生活に支障が無い分の不具合の補修については折半してもらわないといかん』などとぬかしたそうだ。当然『大雨の度に庭が水浸しになっても生活に支障がないというのか!』と猛烈に抗議してやるとあっさりと話が通ってしまった。人の気を悪くするくらいなら黙ってさっさとやってしまえば良いものを・・と思うのだが、ひと言いってやらないとなかなか事が運ばないこの世間一般に通ずるもどかしさは何とかならんものだろうか。失敗は誰でもする。重要なのはその後処理の仕方じゃないのか?

2007-10-07

弛緩日


この家に越して来てから始めて湯船に湯を張った。ウチは夏場はシャワーだけなので7月始めに越して来て以来一度も湯を張ってなかったのだ。まだまだシャワーだけでも十分大丈夫だが、今日は取りあえず予行演習?ということで操作パネルのボタンを適当に押しながら湯を満タンに。妻と子供達が先に入り、すっかりいい色になった身体を拭いてあげ、服を着させ少し落ち着いてから自分の番。アパートのときは追い炊き機能が無く給湯だけだったので、一度湯が冷めてしまうといくら給湯しようが暖まらず、冬の寒い日などは阿呆みたいだが震えながら湯に浸かっていたものだ。それがいまはどうだ、追い炊きもボタン一つですぐに暖まり湯船も足が伸ばせるぞ、子供と一緒に入るとぎゅうぎゅうだったのが2人入れてもまだ余裕がある。ただのユニットバスで特別でもなんでもないが、その基本的機能がアパートの時より遥かに良いのでうれしくてたまらず、足を伸ばしどっぷりと30分以上も弛緩してしまった。あまりにだらだらしていたので妻から子供達を寝かしつけよ!とクレームが入ったのは言うまでもないが・・

2007-10-06

車に花を咲かせましょう


最近はお天気が良いと通勤時でもロードスターの幌を開け、オープンにして走っている。帰りはたいがい20時過ぎだが、夜でもオープンで走ると空気がひんやりとしてとても気持ちが良い。ちょっとこっ恥ずかしくもあるがこの開放感はやめられないな。さて、オープンにするのはいいが幌を格納した時、なぜか左から右へと傾いてしまっている。そこで幌のフレームが格納される所を手で探ってみると、ビニール製の小物入れのようなものと自転車盗難防止用のワイヤーロックが出て来た。おそらくこれが邪魔をして幌がバランスよく格納できなかったようだ。前から何かワイヤーらしきものがあるなと気づいてはいたが、車の部品の一部だと思い込んでいた。ちょうど死角に当たり目で確認できないので、ロードスターの前の所有者の頃から放置されていたのだろう。要らないものを取り除きこれで良しと言いたい所だが、そのワイヤーロックがなぜか濡れている。おかしいな?と思い更に手で探ってみると、なんと水がたまっているではないか!なんで車内に水があるんだ?とドキドキしながら手で探り続けると今度は泥が溜まっている!それも栄養豊富そうな真っ黒の土なのだ・・ようやく分かって来たのは、おそらく幌を伝って車内に侵入して来た水が一度この部分に溜まり、水抜き穴を通って地面に排出される構造なんだろうが、いかんせんその水抜き穴が長年のホコリなどで詰まってしまい、塵も積もれば山となる方式で泥が溜まっていったのだろう。この発見でずっと気になっていた車内の湿気や、水漏れの問題も原因が分かったような気がする。水抜き穴の詰まりはドライバーを使って貫通させ、ホースで水を流し込んで堆積していた泥も除去した。その泥の量には呆れ返ったわな。
泥を掃除しながら思ったことは、もしここにパンジーの種でも播いといたらこれだけの泥があればすくすく育って花を咲かすだろうな・・ということ。幌だから温室代わりにもなるし・・車内に花を咲かせるのもなかなかどうして良いではないか?

2007-10-05

健診的風景


本来なら6月頃に受けなくてはいかん健康診断をやっとこさ受けることができた。今回は自分1人だけが大幅に遅れていたこともあり、毎年受けている所とは別の地元の赤十字病院を選ぶことにした。というのもいつもの所は企業の健康診断が専門らしく、すべてが流れ作業的かつ雑でどうもいまいち信用ならない。ならばこの際違う所を試してみようと言うことで大きな病院を選んだわけなのだ。朝8時半に病院の健診室へ出向くとすぐに更衣室へ案内されシマシマパジャマ姿に・・一般検診で着替えたことはなかったな・・と思いつつ指示されるままあちこちの部屋を渡り歩く。検査の内容は今までとほぼ変わりはないが、この病院は患者が当人であるか?のチェックが徹底している。各検査の前には必ず本人の名前、もしくは生年月日を言わせてから取りかかる。医師の診断も今までなら『はい、胸開いてーポンポンポン、後ろ向いてーポポンのポン』てな具合でほんとに聞いてるんか?と突っ込みたかったが、今日の医師は見かけは頼り無さげだが聴診器はじっくりと聞き、ベットに寝かせての触診も腹の周りをムギュムギュと丁寧に探っていた。ただ、『うん?何かしこりがありますね。何だろ?う〜ん、ああ、骨か・・』と言われた時は一瞬ドキッとしたけどね。その他の検査も同じ内容だけどもう少ししっかりやっている感じ。そういえば採尿も今まではその場でやっていたが、今回は起床時尿を持参するやり方だった。確かに小中高ではそうやっていたよな。さて、あとは診断結果を待つばかりだが、どういう結果が出るか?楽しみでもあり不安でもある。来年からはいよいよバリウム修行が始まるな。

2007-10-04

終わりなき闘い


この家に越して来てから何匹のゴキブリを退治しただろうか?直接ひっぱたいて仕留めたものだけでも5匹はいる。あとはゴキブリホイホイで3匹、ゴキブリコンバットも設置しているので10匹は退治したと思いたい。この家が差し押さえにあい、不動産屋が落札しリフォームして僕達が買い取るまで1年以上もの間無人だった為、相当数のゴキブリが繁殖し、侵略し、大暴れをしていたようだ。そやつらの個体数を一匹でも減らしてやろうと策を練っているが、敵も大したものなかなか罠にかからない。それでもゴキブリの糞は徐々に見かけなくなって来ているので勢力を弱めているのは確かなようだ。べつにゴキブリなぞ怖くも何ともないが、妻からのクレームが非常に厳しいため戦わねばならぬのだ。この終わりなき闘いは始まったばかり、勝利できるなんて思ってないさ。それにしてもだゴキブリ達よ!お前らちと大き過ぎやしないかい?

2007-10-03

朝鮮半島的違和感


連日の南北首脳会談に関する報道を見ていると、映し出されていることが現実のことではないような、信じられないような気がしてどうも違和感を感じる。特に北朝鮮側の盧武鉉大統領歓迎や金正日大将軍様ご登場のシーンは、どう言ったらいいのだろう・・こんな国が現代に存在して居るということ自体が信じられない。北側のTVニュースを見ても毎度おなじみのおばさんが現れてイヤに力をこめて叫んでいる。それにしても北朝鮮側はうまいこと韓国側をあしらっているようで、盧武鉉が金正日のただの操り人形に過ぎないように見える。まあ、どう転んでも国民不在の茶番劇であることに違いは無い。

2007-10-02

有資格無資格


医師免許を偽造し無資格のまま眼科治療を行なっていた男が逮捕された。それについてTVニュースで彼の診察を受けていた人のコメントが流れていたが、『無資格の人が薬まで出してたなんてコワ〜イ』だの、『そんな人が診察していたなんて心配です』などと手のひらを返したような物言いで全く呆れかえる。じゃあ、有資格の医師が資格通りにしっかりしているかと言えばそんなことは当然のごとく無い。相変わらず薬の大量配布を心掛け保険点数ばかりを稼ぐヤカラも多々いるはずだ。医師免許を偽造したことは確かに悪いが、独学で勉強をし技術を身につけたことは評価できるな。有資格だろうと無資格だろうと、とどのつまりはうまく診療をこなしてゆければそれでいいじゃんか。と言うのが僕の意見。

2007-10-01

わんこ


先週土曜は珍しく休日出勤をしたのだがその山上の現場に突如わんこが現れ、うれしさのあまりパニクッたように走り回り、飛びつき、舐めまわしと、もうやりたい放題だ。どうも腹が空いている様子なので弁当を分けてやると狂ったようにむさぼり喰う。人に対し怯える様子も全くなく、むしろ人に構ってもらえるのがうれしくって仕様が無いようだ。首輪もつけているし、身体もやつれておらず全体的にこざっぱりとした感じなので、野良になってからまだ日は浅いと思う。見てくれは柴犬とスピッツの間の子といった感じで見るからに雑種犬だが、どことなくひょうきんなかわいらしさがある。おそらくまだ1歳ほどの若犬だろう。仕事中もお構い無しにじゃれて来ては盛んに飛びつきおかげでズボンは泥だらけ、仕事を終え山を下り駐車場まで来るとそこまではついて来るのだが、不思議なことに食料も何も無い山上にまた引き返してゆくのだ。どうも自身をこの山の大将だと思い込んでるらしいな。聞く所に寄ると金曜に自分から山に上がって来てそのまま居着いてるそうなのだ。捨て犬か?とも思うがむしろ迷い犬のような気もする。一体どんな経由でお山に辿り着いたのかは分からないが、現場が終わればそうそう人は来ないだろうし、食料も無い。それならばウチで引き取ってもいいが、果たしてそれが犬にとって良いことなのかどうか?今は自由気ままで元気一杯だしね。取りあえず妻と話したら庭もあることだし『別にいいんじゃない?』とのこと。う〜ん、さてどうするか?上の子は犬好きなので喜ぶだろうな・・でも散歩させないかんし・・う〜む。一応前向きに検討するということで金曜まで現場に姿を現しているようなら連れにいこうかな・・でもウチの猫はショックやろうな。もう少し考えよう。