2010-05-31

虐殺が虐殺を呼ぶ


僕は国家としてのイスラエルが嫌いだ。ために中東を旅行した際も敢えてイスラエルには行かなかった。しかし、今思うとやはり行くべきだった。友人の1人はイスラエルに行き、パレスチナのガザを訪れた時の感想を語ってくれたが、やはりその雰囲気は実際にその場に足を踏み入れないとわからないものだ。そう、イスラエルはどうでもいい。僕はパレスチナに行きたいのだ。
今回イスラエルが起こした虐殺事件も、彼らなら平気でやることだろう。とにかく殺し、あとでなんとでも理由を付ける。それが彼らの常套手段だ。
ナチスに虐殺された過去を持つ彼らが、今度は虐殺する立場になって半世紀以上が経つ。この間世界各国はイスラエルの横暴を見て見ぬ振りし、そしてそのつけをパレスチナの人々に負わせた。シリアのハマで出会ったアフマッドはパレスチナ難民だった。驚くほど英語が堪能で陽気なアフマッドであったが、その目の光の中にどこか影を持っていた。彼らの悲しみや憤り、故郷への想いは如何ばかりだろう。
なぜ殺し合わねばならぬのか?中東に於ける多くの問題では常に死が絡んで来る。殺せば殺される。それが道理だ。
現代ではイスラエルの繁栄はアメリカなどの大国に担保されているが、この歴史もそう長くは続かないだろう。このままではいずれイスラエルは滅ぶことになろう。

2010-05-30

アフリカの風


友人KT氏がアフリカの大地で拾い集め持ち帰りしバオバブの種を先日のチェンラ会の折にもらい受け、その後ものは試しと育苗ポットに蒔いておいたものが嬉しいことに芽吹いてくれた。かなりの数の種を蒔いたのにたった一本しか芽吹いてくれなかったが、それは最近の異常低温もあり致し方の無いこと。むしろ一本でも芽吹いてくれたことが嬉しくてたまらない。バオバブと言えば広大なサバンナの平原に堂々と屹立する姿が印象的で僕のお気に入りでもある。以前そんな話をKT氏としていたときに冗談で『今度アフリカ行ったらバオバブの種を拾って来てくれんやろか』と頼んでおいたのだ。それを氏はしっかり憶えていてくれたようで今回の土産となったわけ。
ネットで調べると日本でもバオバブを育てている人は何人も居るようで、それらのブログを見るのもまた楽しい。ただアフリカの大地にある巨木に生長するには何百年(千年とも・・)もの歳月が必要で、とても生きてるうちに拝めるものでは無さそうだ。
とにかく僕はこれをできるだけ大きくしてやるつもり、ただし冬に枯死してしまう可能性も高いので気の長い実験になる。それが楽しいんだけどね。

2010-05-29

息子の役割


母親が車検を機に車を換えるというので『どんなんにするん?』と聞くと、『あんたらが乗っとるプレマシーにする』と言う。ならば近所のマツダに仲の良い営業さんが居るからということで値段交渉に向かう。プレマシーも7月に新型が出るため現行型は生産中止となり、今は在庫処分扱い。こういうときは安く買えるだろう思っていると、案の定店頭には車両本体価格20万円値下げ!との広告が出ている。まずは母に必要なオプションなどを聞いてから見積もりをもらうと、220万ほどと出た。それでは僕が思っている値段との開きがあったので、再度営業さんに熟考を求めると『これから先は支店長の裁量』だと言う。しばらく待つと206万という値段を提示して来た。もう一押し!とも思ったが、ここまでかなり値引きしているし、お金を出す母がそれでいいとも言ったので契約することに。でも考えてみればオプション無しの車両本体価格が通常179万ー20万で159万。それに電動スライドドアやカーナビなどのオプションをつけて、さらに諸経費もコミコミで206万ならかなりお得な買い物だったろう。交渉は僕が担当して母は確認と清算のみ。まあ、これも息子としての仕事だな。あとは母がこの車を気に入ればいいのだが・・

2010-05-28

It's going to happen.


毎朝通る狭い道。普通車ですれ違うのは困難だ。どちらか一方がバックし、道を譲らねばならない場面に久しぶりに出くわした。今朝の場合、相手が退避スペースに近かったがすぐには下がりそうになかった。そこで僕が道を譲ってやろうとバックしたのはよかったが『しょうがねえな』と、カッコつけてガツンと下がったもんだから勢い余って車が堤防の片から滑り落ち、横の垣根に突っ込んでしまった。おかげで車の左サイドは垣根の枝で激しくこすられ、すじ状のスリキズがフロントからリアまで一直線に何本も入り惨憺たる有様。その横を通過した対向車の運転手は、僕のあまりに過激な道の譲り様に、驚愕の表情を浮かべながら通過して行きおったわな・・おまんには二度と譲ったらんからな!
とろくさい大失敗で自分に呆れてしまったが、善かれと思いしたことが原因でもあるので、まあ仕方なし。何事も慎重さに欠けたときに物事は起こるもの。いい勉強だ。
こういう日はたいがい何をやってもダメなもの。なので帰宅時もより慎重に運転していたが自宅付近まで来たとき、僕の目前で左から来たタクシーと向こうから来たハイエースが出会い頭に激しく衝突し、そのまま電柱をなぎ倒し、あわや僕の上に倒れて来るかと思ったら、幸い無数にある電線に支えられてなんとか横倒しだけは免れた。すぐさま車を降り、当事者の無事を確かめて警察に連絡し、待つこと約30分。警察に目撃状況を伝えてようよう帰宅した。悲惨な事故現場に立ちながら僕は考えた。もし、朝の失敗が無かったら僕がこの交差点でタクシーとぶつかっていたかも知れない。なぜなら僕は正面からハイエースが来るのを確認し、若干道が狭いので止まってハイエースをやり過ごそうと待っていたのだ。そうしたら事故が発生してしまった。もし僕が止まってなかったらタイミングから考えて確実に僕がやられていた。そう思うと朝の失敗がいかにも暗示的に思えて来る。確かに車にキズはついたが、コンパウンドで磨けば消える程度。この程度のことで厄が落ちていたのならば、僕はなんと運のいいことだろうか・・

2010-05-27

砂塵


終日強風吹き荒れ、あらゆるものが風に靡き頭をもたげている。現場近くのムクノキの大木も大きく揺れ、全身で風の強さを訴えているようだ。こういう風の日の現場は涼しくてその点だけに於いてはありがたいが、いくら何でも強すぎるわい。土を掘る仕事ゆえ常に砂塵舞い上がり、埃っぽくて仕方が無い。作業後は喉はいがらっぽく、目はなんとなくざらざらした感じがして違和感を感じる。明日の天気予報を見ても、今日と同じように西高東低の気圧配置なのでまた北風が強く吹き付けることだろう。また土埃にまみれての一日になるな。
でもこんな風の強い日の空は、汚れがすべて吹き飛んで実に清々しい。いつもより遠くの方まで見渡すことができ気分爽快だ。いっそのこと我が身をどこぞにでも吹き飛ばしてくれると面白いだろうにな。

2010-05-26

睡魔


だめだ、今日もソファーで眠ってしまい、さっき起きたけどまだ脳は眠ったまま。おまけに身体は完全に弛緩してぐにゃぐにゃだ。物事を考えようとして目をつむれば、一瞬にして眠ってしまい何ともならん。よく『朝起きたタイミングが悪かった』などと言うことがあるが、今がまさにそんな状態だ。ああ、それにしても眠い!眠い、眠い、眠い。今もまた一瞬眠りに落ちてしまった。いかん、今日はもう寝よう。
それにしても何で今日はこんなに眠いんやろ。まあいいや、おやすみ。

2010-05-25

何を以て多様性か?


『多様性』という言葉をよく聞く昨今、思うことがある。ここまで様々なことについて多様性、多様性と連呼されるのはその実多様性が見直され始めているのではなくて、多様性が今現在もかなりのスピードで失われつつあるが故に、危機感から叫ばれているのではないかと思うのだ。それは動植物に限らずあらゆる局面で感じることができる。例えば日々着実に進行しつつあるグローバリズムがそうだ。物事の効率化・合理化を徹底的に進めると、当然多様性とは正反対の単純化・画一化が行われ、規格・系列化されたものだけが残る。そんな世界的時勢の流れの中で『多様性』を訴えることは断末魔の叫びでしかない。
更には特定外来生物を駆除する動きも多様性に反していると思うが、どうだろう?確かに特定外来生物による在来種への圧迫は厳しく、絶滅したりその恐れのあるものが非常に多い。しかし一方で在来種を守ろうとするその活動は多様性に反してはいないのだろうか?現時点で見れば在来種と外来種ははっきりと線引きされているが、そもそも長い年月の中で混ざり合って来たはずだ。それをこの一点をもって2つに分けることになんの意味があるのだろう。

どうも世界的な状況は『多様性』と唱えつつも、その多様性を拒否しているとしか思えない。

2010-05-24

heat up


タイの混乱が表面的にせよ落ち着きつつある中で、今度は朝鮮半島が不穏な動きを見せている。もちろんその原因は韓国海軍の哨戒艇撃沈問題で、限りなくクロとされている北朝鮮が韓国の予定している報復措置に対して、いつものごとく大仰な表現で警告を発し、韓国もその挑発に一歩も譲らぬ姿勢でいるもんだから『すわ、全面衝突か?』という危機感が其処此処から生まれている。しかし、第三者的立場から見るとまったくアホらしくてあきれ果ててしまうほどにしょうもない話だ。確かに50人近くの死者を出した韓国側からすれば、今回の行為を許せるはずも無いが、相手はまともに交渉できるような輩達ではない。むしろ動けば動くほど相手の思う壷にはまってしまうことになろう。かと言ってほかって置けばどんどんミサイルや核開発を行うしで全くたちが悪い。要するに彼らは勝とうとしているのではない、落としどころを探っているだけだろう。韓国にしてみれば北朝鮮のその態度こそが腹立たしいのだろうがね・・・

2010-05-23

雨にてふやけ候


終日雨。
早朝ならばまだ雨が降り出していないかも・・との期待も空しく、雨戸を開けると既にザアザア降り。そのまま降りが夜まで続き、今はむしろ雨脚が強くなっているようだ。こんな天気じゃあ畑仕事は無理で、午前中に皆で買い物に出た以外は何をするでもなし、娘たちと戯れたり、ゲームしたり、ソファーでウトウトしたり、いま思い出しても何やっていたのかよく思い出せないうちに晩ご飯の用意を始め、『龍馬伝』を観て今に至っている。外仕事ができる天気だと、やらねばならぬことが無限にあるゆえ自ずと気合いが入り気が張っているが、こう降られちゃあしょうがない。ぷしゅーと気が抜けあっというまに腑抜けの出来上がりだ。娘たちと遊んでいると思いきやいきなり居眠りしたり、妻に頼まれたことをことごとく忘れたりとまったくもってだらしがない。
明日も終日雨の予報。まあ、こんなときくらいだらだらするのも良いかもね。

2010-05-22

連環


明日は大雨というから、今日は恒例の買い物をやめて外仕事に精を出す。だいぶ畑の方も落ち着いては来たが、草むしりなどは当然のごとくやらねばならず、とても休んどる間なぞ無いのだ。ちょうど今はスナップエンドウの収穫真っ盛りで、毎日ザル一杯ほどの収量がある。レタスもどんどん大きくなり始め花が咲きそうだ。こうなったら苦みが増すので倒して次の植え付けの準備をしないといけない。
やっぱり何年も草ぼうぼうでほったらかしにしてあったところを畑にするのは大変で、畝に雑草よけもかねてマルチングをしてあるのだが、始めは畝にぴったりと張り付いていたものが、その下から生えて来た雑草に徐々に押し上げられてその効果が無くなって来てしまった。本当に雑草の生命力・繁殖力には驚かされるが、同時に腹も立つ。あれだけ苦労をして荒れ地を開墾したのに、それをあざ笑うかのように至る所からにょきにょきと生えてきよる。とってもとってもとっても生えて来る。明日の雨で雑草どもは更に勢いづくことだろう。
所詮この戦いに終わりなんぞ無いしね。

2010-05-21

旅夢


朝起きると僕は何処かの街に滞在していて、窓の外を覗くと多くの人々が忙しそうに通りを行き交っている。手に触れているシーツは真っ白くパリッとノリが利いたものに取り替えられてはいたが、乱雑にベットにかけられていただけだった。身体になんとなく気怠さが残る中、僕は外を見て『さて今日は何をしようか?』と考える。そう、僕が何かをしようとしないと何も始まらない世界なのだ。そんな朝を幾度繰り返して来ただろう。
とりあえず朝飯を喰いに行くか・・と向かうはいつも同じ店で、同じものを注文する。顔見知りとなった店員は『やあ、どうだい?』なんて声を掛けてくれるが、『まあね・・』と気のない返事をして通りをぼんやり眺めていると、先に食事をしていた連中がさっさと食事を済ませ何処かへ出かけてゆく。『オレ、何してんだろ・・』と焦りを感じるが腰を上げるわけでもなし、ただ人が通り過ぎるのを眺めているだけだ。

なぜか分からないが、こんな夢を見ながら目が覚めた。

2010-05-20

言の葉


宮崎県では口蹄疫が猛威を振るっているが、今朝のNHKニュースでリポーターを現地に派遣しての中継が行われていた。そこでNHKのアナウンサーが発した言葉がいけなかった。彼は特別悪いアナウンサーではないのだが、こんなことを口走ったのだ『(口蹄疫の)影響は出ているのでしょうか?』と。おそらくこの報道を当事者である畜産農家の人達が見ていたら(見ていたと思うが・・)激怒することだろう。誰が見ても深刻な影響が出ているのは明らかだ。それをこともあろうにNHKのアナウンサーが軽々しく口にするとは信じがたいことだ。彼の本意がどこにあったのかは知らないが、少なくとももっと違う言い回しができたはずなのだ。例えば『現地ではどのような影響が出ていますか?』などだ。
人の心を伝えるのが言の葉なら、人を傷つけるのも言の葉だ。それは発した人の意識・無意識に関係なく、発せられたその場から勝手に一人歩きして多くの人に影響する。ならばこそ言の葉は大切にしなければならないのだ。

2010-05-19

感覚


恵みの雨どころかどしゃ降りになって来た。それがうれしいのかカエルたちの鳴き声も雨音に負けじとがんばっているぞ。この雨が上がれば庭や畑の緑も一層鮮やかになることだろう。皆に踏みしめられて衰弱気味だった芝も一気に元気を取り戻してくれるに違いない。同様に草たちも生長を爆発させ、僕を唖然とさせることは見ないでも分かりきったことなのさ。
ひと雨ごとに季節は移ろいでゆく。でも今が一番好きな季節だから『一年中このままでいてほしい』なんて毎年思ったりもするが、移ろいでゆくからそう感じるのだろう。これが年中だったら特別何の感情も沸かないのかも知れない。普段の生活に於いても同じで、日々メリハリのない生活をだらだらと続けておれば、そのうち5感は鈍り何も感じなくなってしまうかも。

2010-05-18

overreaction


今週から本格稼働し始めた現場も、いい流れにのって来た感じだ。明日からは天気が崩れ中休みとなりそうだが、初日から厳しい暑さの中で働いてくれている作業員さん達には良い息抜きとなるだろう。この流れにのれば後はこのままゴールを目指すだけ。どの現場もこれくらい気持ちに余裕を持って臨みたいものだ。


今日は幼稚園で長女の健康診断が行われ、検診の結果肘の内側に小さな水いぼがあると診断された。それについてクラスの担任より電話があり、水いぼがあるままでプールに入ると他の子に移す恐れがあるので、医者に診てもらってプールに入ってもいいか確認して下さいと来た。しかしだ、その水いぼはものすごく小さく、しかも破れてもいない。僕が診てもどうみても大丈夫だ。しかし、長女に『医者は大丈夫と言った』と、嘘をつかせるのも嫌なので夕食後に医者に行き診てもらうと、案の定医者もあきれ顔で『これくらいならまったく問題ないです』と言う始末。いったいぜんたいどんな医者が幼稚園に来て健康診断を行ったのか知らないが、全体的な視野をもたぬヤブ医者であることは間違いないだろう。こんなことで医者にかかればいくら就学前児童は医療費が無料とはいえ、税金が使われるのだ。明日は次女が健診を受ける。
もし同じ医者が診るのなら、またなんかくだらぬ診断をすることだろう。もしそうなら幼稚園側に厳しく意見を述べるつもりだ。

2010-05-17

時間


家に帰るのは大体7時ちょっと前。それから晩飯を食べ、娘たちを風呂に入れ、本を読み聞かせて歯を磨き、ベッドに寝かしつけるともう9時だ。それからNHKニュースをつけながら皿を洗い、一息つく頃には10時近くになっている。今は5時半に起きているので11時半までには寝るように心がけている。なので自分の自由時間は1時間半だけ。そのうち30分以上をこのブログの執筆に費やすので実質1時間もない。テレビもNHKニュース以外はほとんど見ないが、それもただ見ている時間がないだけのこと。
この忙しさは平日に限らず、週末もまったく同じだ。今時のように畑仕事が忙しい時期などは娘たちと遊ぶ時間すらない。やっぱり週休二日制ではもの足りない。僕には三日制でちょうどいい。それとぜひサマータイム制を導入するべきだろう。今は朝五時からもう明るい。これから気温が上がって来ると仕事始めが8時や9時ではとても暑くてたまらない。それに早く家に帰ればまだ陽も高く、娘たちと遊んだり畑する時間もあるというもの。もうちょっとファミリーフレンドリーな時間設定にすべきだ。

2010-05-16

我が家のsunday


くたびれた。堤防や隣の空き地を一気に薙ぎ払ってやったから腰が痛い。特に堤防の斜面では、無理な姿勢で腰をひねりながら作業するものだから身体に負荷がかかり、作業中は感じないものの草刈機を下ろした途端にどっと疲労感に襲われる。そうやって草刈り作業をしていると、いつものごとく何処からかムクドリらが集まって来て、僕の後をつけながら餌を物色している。
草刈りが一段落すると今度は、山に捨てられていた常滑の瓶のひび割れを補修して土を入れ、睡蓮の苗を植え付け水を入れてしばらく放置し、濁りが治まったところで娘らと一緒に川に出てメダカを掬い瓶の中に放しておいた。うまく睡蓮が咲いてくれるといいが、こればっかりは待つしかないな。
ようようスナップエンドウが収穫できるようになった。娘たちは畑でそのまま食べているようだ。気温も上昇して来て野菜類の生長を後押ししてくれる。キュウリももうしばらくしたら穫れるだろう。早く味わいたいものだ。

2010-05-15

自我


たまにあることだが、人と会話中に何気なく自分が発した言葉に気づかされる、という経験をしたことはないだろうか?
つい先日も同僚と会話中に『ああ、そういうことは自分の得意な分野だから・・』と、思っても見ない言葉を口走って自分自身で驚くという奇妙な経験をしたばかりだ。べつに無責任な答え方をしたと言うわけでもなく、その言葉を発した後によくよく考えてみると、なるほど確かにそうかも知れないと思えてくるのだ。しかし無意識に口走った言葉に、その本人が捕われるなんてことはやっぱり奇妙だぞ。こういうのを自己啓発と言うのだろうか?なんかそれとは違っているような気がするが・・
まあ、とにかく自分の意識しないところで何かが動いていても、『そういうこともあるのかな・・』程度に考えておけばいいことなのかも知れない。自分が感知していることがすべてではないのと同じで、意識もその時々によって移り変わるものなのだろう。まるで寝言を言うように、ある時ふと眠っている意識が起きている意識に向かって言葉を発するようなことがあっても不思議ではない。
今回のようにいわゆる『お告げ』によって自分の新たな一面を知ることは、忙しい日常の中で忘れていた『自我』を見つめ直す良い機会となる。

2010-05-14

ソファに沈む


最近、テレビをつけたまま眠ってしまうことが多くなった。大抵の場合9時頃に娘たちを寝かしつけた後、ソファに座ってNHKニュースを30分ほど見たところで眠ってしまう。そんなに疲れている印象は無いものの、結果から見ればやはり疲れているのだろう。確かに現場の準備工が始まってからは外で一日中動き回る仕事が続いているので、知らず知らずのうちに疲れが溜まっているようだ。しかしこんな程度のことで疲れているようでは腑甲斐ない。それだけ基礎体力が落ちているということでもある。現場が本格的に動き出せば『疲れた』なんて言っちゃおれんのだ。なあに、これから真夏の一番厳しい時期に向け、徐々に体力を上げてゆくウォーミングアップ期間だと思えばそれでいい。
さあ、明日は草刈りをせねばいかん。ほんと休日の方が疲れるんだよね・・

2010-05-13

初夏にあらず


なんちゅう風や!現場は土埃がもうもうと舞い、とても風上を見ていられない。止めてないものはすべて吹き飛び、止めてあるものもその拠り所に必死になってしがみついている有様だ。この風も南下している寒気の影響だろうが、この季節にこれだけの北西風が吹くことは稀だろう。その寒気の影響でやはり今日も気温低く、この寒さの峠は明日朝だそうな。
一日中あんなキチガイ風が吹き荒れたものだから、帰宅後に心配になってトマトの苗を見回ると、残念ながら2本ほどが根元あたりから折れてしまっていた。今朝あらかじめ強風を予想して大きめの苗だけは支柱を立てて縛っておいたのだが、かわりに小さめの苗が持ちこたえられなかったようだ。すべて天の摂理ゆえ致し方の無いこととはいえ、いいかげん暖かくなってくれんやろか。GW後このまま暖かく推移してゆくとと思いきやこの寒気だ。寒さに弱いオクラの苗には枯れ始めたのもある。もう初夏なんだ、寒気はとっとと北に帰んな。

2010-05-12

大気乱る


終日強風吹き荒れ、気温は徐々に低下している。晴天のもとで行う現場作業も、強風により体温が絶えず奪われ肌寒く感じるほどだ。そもそもこの風は今時に吹く風とは違いカラリと乾燥し、そして冷たい。忙しく立ち働いている時はこれくらいのほうが心地良いくらいだが、ただボーっと立っているだけだと身体が冷えてゾクゾクして来る。こういうときの体調管理はなかなか難しいな。
ここ数ヶ月の間、内業の座り仕事が続いていたので久しぶりの外仕事が楽しくてしょうがない。やはり身体を動かす仕事が性に合っているな。日がな一日PCに向かってポチポチやっているのも嫌ではないが憂鬱になって来る。暑くても寒くてもやはり人はお天道様のもとで働くべきだと僕は思う。
この乱れた大気のせいだろうか、数年前にバイクで転倒して割った左膝の皿が午後あたりからズキズキと痛み始めた。そう大した痛みではないものの、歩いたりするときには気になる痛みだ。まあ、それも暖かくなればいつの間にか無くなってしまうだろうよ。

2010-05-11

乱高下


また気温が下がって来てるね。今日の日中なんかは肌寒いくらい。明日からは晴れると言うけれど予想最高気温は20℃程度とやはり低めだ。仕事をする分には晴れてさえいれば気温なんて関係ないが、心配なのはいつも畑の作物のこと。トマトを植えた途端に気温が下がるなんてまったくタイミングが悪い。多くの夏野菜は気温が20℃を下回ると成長不良を起こす。これが1日や2日のことだったらいいけれど、今年のように何度も何度も繰り返し襲ってくるようでは心配でならない。とにかく、よく晴れて気温が上がること。それがすべてだ。

2010-05-10

長女と姪


長女は従姉妹のS姉ちゃんが大好きだ。赤ちゃんの頃からよく面倒を見てもらい、一緒にいる時はいつもベッタリだった。S姉ちゃんが我が家に泊まる時は一緒にお風呂に入って大騒ぎし、そして並んでベットに入りほんとうに楽しそうだった。でもそのS姉ちゃんも中学2年生となり、特にソフトボール部の練習や試合やらで忙しく、会う機会がほとんど無くなってしまった。それが昨日の祭りでS姉ちゃんと会えることとなり、長女はそれをとても楽しみにしていたのだ。
確かにS姉ちゃんは来た、しかしどこかが違っていた。今までのように『○○ちゃん!』といって抱きしめてくれなかったし、一緒に手をつないで屋台通りを歩いたのも僅かの時間。S姉ちゃんは祭りで偶然出会った同じソフト部の友人と何処かへ行ってしまい、もう戻ってこなかった。
妻によると長女は帰りの車の中で黙って涙を流していたそうだ。そのことを僕は当初知らなかったが、寝る前に『今日は楽しかった?』と聞いた時、長女は『半分楽しくて、半分楽しくなかった』と答えた。その楽しくない半分が涙を流した理由だろう。
思春期を迎えたS姉ちゃんは今までのようには相手をしてくれない。そのことを長女は悟ったのかもしれない。いや、悟ったというよりも単にショックだったのだろう。しばらく会う機会が無くて、久しぶりに会うことを期待していただけに落胆も大きかったのだと思う。

2010-05-09

晴天とお囃子


午前中にトマトの苗の植え付けを一気に済ませ、ついでにカボチャも植えといて一安心。まだまだ畑仕事は続くが山場は越えたかな?という感じ。
午後からはこの日が『本楽』の大垣祭りへ。
子供の頃は市内のばあちゃんの家に親類一同が集まり、皆で食事をして楽しんだものだ。しかし、じいちゃんが亡くなり、ばあちゃんも歳を取り大変だろうということで何年か前から皆が集まらなくなり、祭りとも疎遠となっていた。でも娘達には自分が味わった祭りの雰囲気を感じさせたあげたい、ということで川沿いに屋台が並ぶ通りをぶらぶらと散策しながら八幡神社まで歩いてゆく。久しぶりに屋台をのぞくと新しいものを扱う店が増えている一方で、スマートボールなどの遊戯台は半分壊れかけのような年代物が並び、実に懐かしい気分にさせられる。娘たちも普段目にしないものばかりなので興味津々の様子だ。
神社に参拝した後は再び屋台の軒下を冷やかしながら伝い歩き、たまに立ち止まっては物を買ったりゲームをしたりと、楽しみながら進んでゆく。そんなに長い時間居たわけではないが娘たちは満足しただろうか?もう少し大きくなると、より一層祭りを楽しめるようになるだろう。

2010-05-08

うれしきこと


うれしいことがあった。いや、大したことではないんだけど、僕にはとてもうれしいことなのだ。
それはJackieの散歩から帰って来て、何気なく視線を上げた時だった。物置の前には3年前に植えたナンジャモンジャ(ヒトツバタゴ)の木があるが、なんと花が咲いていたのだ。もともと花の咲く木なのだから『なんと!』と驚くことはないけれど、じつはこの木、近所の植木屋で信じられぬ程の安値で売られていたものでその当時は得した気分で喜んでいたが、後で図鑑で調べてみるとナンジャモンジャは雌雄別株と書いてあり、そこで安値の理由を知ったのだった。花の咲かぬ雄の株でも緑はきれいだし『まあいいか』と残しておくことにしたものの、その成長が旺盛で今では3m近くまで伸びている。いくらなんでもこのままだとゆくゆくは困るかも・・伐るなら今のうちだが・・とちょうど悩んでいたのだ。そう、そうやって雄の木だとばかり思い込んでいたのだから、花を見つけた時は驚いたし、その分うれしかった。よもや花を咲かすまでに3年もかかるとはね。最盛期には木全体が白い花で覆われるナンジャモンジャのイメージからすると、今の状態では花の房が僅か5つほどしか無くいかにも頼りない。でもこれから年を経るごとに花の房が増え続けていくのだろう。
また1つ楽しみなことが増えたとさ。

2010-05-07

第2段階


恵みの雨。
GW中はずっと天気良く、畑はカラカラに乾いていた。今日の雨は作物たちの喉を潤し、そして明日の日差しが成長を大いに促すことだろう。まあ、雑草もそれ以上に伸びるけどね・・
この週末でやらねばならぬのはトマトを植え付けること。例年ならとっくに植えてすでに30cm以上には育っている頃なのに4月の天候不順のせいで成長が遅れ、やっと半分の15cm程になったところ。最近は気温も上がって来たのでもう大丈夫だろう。昨年は梅雨の後半に雨が多く日照不足になった為、トマトに病気が発生し大半が早くに枯れてしまった。今年は出だしでつまずいたのだがこれ以降立ち直ってくれるのを祈るのみ。
とにかく明日もやることがいっぱいなのだ。

2010-05-06

一瞬の明暗


先日5月3日の夜の出来事だ。その日は両親に姉を加えた皆で陶器祭りに行き楽しいひと時を過ごすことが出来た。帰路の途中で食事をしそこで別れたのだが、姉はいったん実家に寄って21時頃に帰宅すべく家を出たと言う。すると5分ほどして母の携帯が鳴り『なんか忘れ物でもしたんかな?』と思い出て見ると、姉が苦しそうな声で『事故してまった・・』と言うではないか。慌てふためいて駆けつけると現場には大破した姉の車ともう一台が止まっており、間もなく救急車とパトカーがけたたましくサイレンを鳴らしてやって来たそうだ。車内に閉じ込められていた姉もなんとか出て来たものの、エアバッグが開いたとはいえ激しく胸を強打し相当の痛みだったらしい。そのまま急患に担ぎ込まれX線を撮ったが、幸いにも骨は折れておらず打撲とむち打ちだけで済んだようだ。
事故の原因はいろいろあるだろうが、どちらか一方の過失という単純な話ではないため、しばらくはあーだのこーだのということになる。いずれにせよ車が廃車になるほどの大事故にも係わらず重傷を負わなかった姉の強運に感服し、事故に遭ってしまった不運にただただ同情する。
明日は我が身なり。

2010-05-05

消火弾再び


妻の友人らが我が家に集まりpartyを開くというので、僕はどこかへ逃げねばならん。幸い陶器祭りの最終日が今日なので、昨年同様2度行くことにして家を出る。会場に着くと初日とはまるで違い駐車場はガラガラだ。訪れている人も比べようも無いくらい少なくて、各店の品物をじっくり見ることが出来て良い反面、店の主人と2人きりになることもしばしばで、なかなか冷やかし気分だけで見て回るのも気まずさが漂ってどうも都合が悪い。そう言いながらもすべての店を見て回り、必要なものだけを購入し今年の陶器祭りは終了した。
昨年が80点越えの大買い物をしたのに比べ、今年はすべて合わせても30数点といったところ。僕にしては実におとなしい結果となったが、べつに買い控えをした訳でもない。そりゃ、必要なもの以外は買わなかったが、むしろ例年に比べ今年の質は全体的に低かったような気がした。ただ、作家ものはその影響は少なく、すばらしい陶器が数多く出品されていたもののそう何枚も購入できる値段ではなく、娘達がもう少し大きくなってから手を出すことにした。
ちょうど一年前に『消火弾』なる置物を手に入れたのだが、それをくれた店を再び訪れ買い物をしたら『もうひとつぜひ持って帰って』と言う。ならばとありがたく頂戴して中を確認してみると、なんと前回の『達磨弾』とは違い『福助弾』ではないか!これは今回の陶器祭りで一番の収穫と言っても良いだろう。
これだから陶器祭りはやめられない。

2010-05-04

陽気とアオダイショウ


今日は29℃越えだよまったく・・このGW中の好天気のおかげで成長の鈍っていた苗類も元気を取り戻し、発芽していなかったものもようやっと芽吹き始めた。やはりお天道様は大したものだと改めて感心するなり。
あまりの陽気だから娘達に『水遊びをしても良い』と言うと、『やったー』と大喜び。さっそくビニール製の子供用プールを膨らませて水を満たしてやると、あとはもうしっちゃかめっちゃかですごい有様に。

先日草刈機で刈り払った草を集めていると、その草の束からアオダイショウの子が姿を現した。
すぐに取っ捕まえて詳しく見てみると意外とかわいいもんだね。
せっかく気持ちよく寝ているところを起こしちゃってかわいそうなことした。
その後アオダイショウの子は我が家の床下に放され、守り神の任を与えられたのだった。

2010-05-03

人波に揉まれて


10時に陶器祭り会場に着くと駐車場はすでに驚くほど多くの車で埋められており、その人気振りが伺える。例年よりも人の出足が早いのはこのGWの天気が早くから『晴れ』と予報されていたからだろう。道の両側に出店が並んだ陶器祭り会場もすごい人出で、とてもゆっくりなんか見ていられない状態だ。そんな人波に揉まれながら毎回訪れる店に入り物色し、お目当てのものを探す。そんな風にして結局4時過ぎまで会場を徘徊し、疲れ果てて帰路についた。
帰宅後に戦利品の確認をすると僕が購入したものは6点だけで、妻が20点以上購入していた。妻のものはその多くが子供用の器で残りはアメリカに居る友人や親戚などへのお土産品だ。昨年2人合わせて80点以上も購入した実績からすると、今回はなんとも寂しい限りだが必要なものは手に入れることが出来、とりあえずは満足だ。ただ、どうしても子連れだとゆっくり見ていられない。ちょうど5日は妻の友達が大勢我が家を訪れることもあり、僕はどこかへ避難することになっている。ならばもう一度陶器祭りに行く絶好の機会でもあるので、ここは朝から家を抜け出して、じっくりと器を見比べてみようと考えている。もちろん良い物があれば買っちまうだろうがね。

2010-05-02

決戦前夜


数ある行事の中でもこれだけは落とせないのが、明日から3日間土岐市で行われる陶器祭りだ。この祭りに行くようになってからもう10年近くになり、我が家にある陶器のほとんどがこの祭りで購入されたものというほどのはまり様。なんせ昨年などは80点近くも購入しているのだから自分でも呆れてしまう。
毎年祭りに行く前にどんな器が必要なのかをリストアップし、現地でそのリストに見合った器を探すというのが基本的な買い方だが、ついつい掘り出し物があるとリストなんか無視してどんどん買ってしまうから、すぐに重たくて持ちきれなくなってしまう。そこで昨年からは折りたたみ式のカートを引いて歩き回り、積載量を格段にアップした為これも調子に乗って買い過ぎた原因の1つと言える。更にはカゴに詰め込まれた大量の陶器の中から光る一品を見つけ出す為の『軍手』も必需品で、これらの出で立ちをしていると出店の人からは一目置かれる存在となったと言うことだ。
さあ、明日がんばるぞ!

2010-05-01

家族的BBQ大会その1


これくらい清々しく晴れると実に気分がいい。
毎週土曜の恒例行事である買い物に出るが、いつもと違うのは家族皆そろって出かけること。妻の英語クラスもGW中は休み(実は今朝聞いたのだが・・)らしい!ので、滅多に無いことだが全員そろっての買い出しなのだ。それでも行き先はいつもと同じでまずはファーマーズマーケット。ここはGW期間中セールを開催しているようでものすごい人出。その大半はお値打ちに売られている野菜苗や花の苗、それに肥料類がお目当てで、みな台車に山の様に買ってゆく。僕らもその例に漏れず野菜苗は買わなかったものの、いくつかの花の苗を購入。次の店で買い物を済ませ、帰宅後にさっそく植え付ける。ようやく暖かくなって来て各種苗の成長も加速度を増して来たようだ。GW期間中の天候は概ね晴れで気温も高いようなので、ここは大いに期待できるだろう。
あまりに気持ちいい天気なので晩飯はBBQをすることにして火を熾す。今の季節まだヤブ蚊もおらず外にいてぼーっとするには最高だね。うっとり炭火を眺めながら、家族でわいわいBBQするのもまた楽し。いやあ、何するにもいい季節だよね。