2010-12-31

怒濤の日々


怒濤の日々が還って来た。
きれいに片付いていたリビングのフロアは、僅か数分で足の踏み場も無い程のおもちゃで埋め尽くされ、テーブルの周りは様々な形に切り取られた折り紙で色どられている。それらを片付けたとしても一瞬にして元の状態に戻るといった、まったくもって根比べの連続だな。

午前中雪は降り続き、積雪は約5cmほど。
娘達は元気よく庭に飛び出し、雪だるま作りに大忙しだ。
僕もそれに参加し、少ない雪ながら2体の雪だるまを作り上げ、その次はソリ滑りだ。
堤防の斜面の雪も少々心細いが、枯れ草等もあるから子供の体重なら気持ちよく滑り降りてゆく。
2時間程も寒さを忘れて遊んでいると、雲が開け陽が射してきた。雪はみるみる溶けてあっという間になくなってしまった・・
いいタイミングで雪遊びが出来て、娘達も大満足の大晦日なり。

2010-12-30

妻子帰還


今日はひときわ寒さが厳しい。
午前中から降り始めた雪は積もることはなかったものの、この寒気の強さを見せつけるには十分だ。明日大晦日はこの冬最強の寒気が南下して来るというから、雪の正月になるのはほぼ確実だろう。一年の始めをまっさらで迎えるのもなかなかいいじゃないか。

そんな寒気を切り裂いて妻子の乗る飛行機が無事着陸した。飛行機の離発着を見ることが出来るスカイデッキも、今日は全面凍り付いていて滑るのなんのって、こんな様子だから滑走路は大丈夫なのか?と心配したけど問題なかったみたい。まずはひと安心だ。

帰宅したのは深夜。妻子は風呂だけ入って融けるように眠ってしまった。
さあて、またリズムが大きく変化するぞ。早いとこ順応して新年に備えねばね。

2010-12-29

異常なし


先日受けた健康診断の結果が送られて来た。『すべて異常なし』とのことで少しホッとした。
郵便受けに入っていた封書が昨年よりもだいぶ薄くペラペラだったため、手に取った瞬間『ああ、これなら再検査の案内が入ってないな』ということで直感的に分かった次第。しかしいくつかの項目で基準範囲を上回る数値が出たため、注意するようにとの一文が書いてあった。その項目は血圧と総コレステロール値、それにヘモグロビン値でいずれも基準範囲をほんの僅か上回っていただけで、何の問題も無いだろう。
最近は現場に出ることが無く運動不足でもあるので、そのような数値になったのだと思う。やはり無理をしない程度の肉体的労働は必須だろう。毎日汗をかくような仕事が自分には合ってると分かっちゃいるが、こういう仕事がなぜか一番給料が安いんだよね。僕は社会主義者でも共産主義者でもないが、昔から肉体労働者の待遇の悪さには疑問を持っている。方やホワイトカラーや金融関係の待遇を見よ。まったくやんなっちゃうよな。いつかこの歪みが崩れる日が来ると思うが、それがどんなかたちでやってくるのかはまったく分からない。
人はいにしえの錬金術師よろしく『金融』という方法であぶく銭を生み出し、それに人々が群がっている状況だ。
人がマネーを生み、マネーが人を呑み込む。その行き着くところには何があるのだろうか?

おせちを想う


夕方、冷蔵庫の中が空っぽになったので近くの巨大量販店まで買い出しに出向くと、突然空が光り叩き付けるような雨が降って来た。天気予報で雨が降るとは言っていたが、よもや雷雨とは思わなんだ。
駐車場に車を止め店の中に駆け込むと、そこはもうすっかり正月気分。大量の注連飾りと鏡餅が用意され、客がじゃんじゃんそれらをカゴに入れてゆく。
食品売り場に行くと毎年のことだがおせちの食材が棚に溢れ圧倒される。それらを見て歩くのは楽しいが、日常的に買っていた品物がこの時ばかりは排除され買えなくなってしまうのは困りもの。我が家のように正月といえども普段と全く変わりない食生活を送る者も結構居るだろうにね。
そう思うと何%ほどの人が自分でおせちを作るのだろう?うちの母も昔は手の込んだおせちを毎年作ってくれたが、今は年を取り子供達も皆家を出てしまったので、だいぶ簡素化したおせちを作るようになっている。ま、その方が食べきれるし年末の忙しさを少しは和らげることが出来るからいいと思うけど。
ちなみにわが妻はおせちを作らない。妻曰く『なんでめでたいと言う正月にあんなものばかり食べるんだろう?』とのこと。おせちには彼女が食べれないものが多いのだ・・と、妻はまあこれでいいとしても娘達がもし日本で嫁に行ったとなるとちょっと心配だ。なんせまったく親から作り方を教わってないからね。それで恥をかくようなことが無ければいいが・・杞憂だろうか?なので将来的に僕がおせちを作ってもいいかな?と考え始めている。今は母が健在で甘えているが、母が作れなくなれば僕が作るしか無いだろう。そうなれば妻も協力するだろうしね。
こんなことを心配している自分はなんとも滑稽じゃないか?

2010-12-27

これも修行


厳しい冷え込みの朝、布団の中から気温計を見ると室内気温は5℃しかない。寒いわけだ。
カーテンを開けると外は霜で真っ白になっていた。溜まり水には氷が張り、割ってみると厚さは5mmほど。氷点下2℃くらいかな。

こんな寒いからと言うわけではないが、年内はもう仕事を切り上げひたすら家の雑務に没頭する。先週はすべてのフローリングをワックスがけし、そして今日明日のプロジェクトは窓拭きと台所の掃除だ。毎年やっていていつも思うことだが、窓拭きなんて簡単なことが実際にやり始めるとえらい時間がかかるのだ。まあ、年一回くらいしか拭かないのでサッシのレール部分も徹底的に掃除するため、何倍も時間がかかることになる。ふと気付けば1つの窓だけで30分以上もかかって掃除しているのだからすこぶる効率が悪い。おまけにこの冷え込みで雑巾を握る手のなんと冷たきことよ!年末の大掃除はまさに修行そのもの、朝食後に始めて昼飯も食わず休憩もせず、ただ一心不乱に日没までぶっ通しで作業する。それでもやれたことと言えばほんの僅かでしかない。いつも挑戦的な仕事量を目標としているので、やりきれることはほとんど無いが、やはりこれくらいの負荷を自分にかけておいた方が後々の為にはいいだろう。
明日も引き続き掃除・掃除・掃除!
そしてすべてが片付いた頃に妻子が帰って来る。

2010-12-26

十何年振りかの再会


やっぱり同志とはいいものだな。今回山本君の遭難事故をきっかけにして再び連絡を取り合うようになった同級生と会うことになり、一路伊勢道を南下する。
まだ二十歳前の学生の頃に一度だけ訪れたことのある友人の家に辿り着くと、『だいぶ太っちゃった』という彼があの頃と変わらぬ満面の笑みで迎えてくれた。お互い近況などについて話しているうちに、もう1人の同志が息子を連れて現れた。彼女とも結婚式以来の再会だから、もう10年以上経っている。こんなに長い時間会ってなかったと言うのに、いざ本人を目の前にすると全くブランクは感じさせず、その当時のままに会話も弾み時間を忘れて話し込む。ほんとうに同志はいい。お互い通ずるものがあるのですべてを言わずとも分かり合える。それぞれがそれぞれの道を歩み、様々な経験を経て今ここに居る。
縁とは不思議なものだ。切れたかに見えてもいとも簡単に復活し、さらに太い繋がりを広げてゆく。人と繋がることで僕は元気をもらい、そしてここまでやって来れたのだ。

心づくしのおもてなし、ありがとうございました。また、会いましょう。

2010-12-25

初雪


昨夜から風荒れ狂い、気温一気に下がる。
それでも朝目覚め雨戸を開けると、意表を突く青空が飛び込んで来た。
『なんだ晴れとるやんか・・』

Jackieの散歩に出ると、身を刺すような冷たい風が唸り声をあげて襲って来る。
遠く西の空は白く霞み、いつこの辺りがその雪雲に呑み込まれてもおかしくない状況だ。

家に帰り、朝食を摂っていると外がにわかに暗くなり、やがて横なぐりの雪に視界が遮られた。
『初雪か・・』
しばらく風花の舞う様子を眺めていると、雪雲が強い西風に吹き飛ばされたのだろう。また空が明るく開け、陽が差して来た。
これから寒気が流れ込むと、こんな天気が続くようになる。

いよいよ本格的な冬の到来だ。

ジャンボ同盟


昨日急遽発足した『ジャンボ同盟』との盟約により、発売最終日の今日、宝くじを10枚連番で購入した。
宝くじを買うのは何年ぶりのことだろう?毎回宝くじが発売される度に買おうかな・・と思いはするが、宝くじの購入は妻からかたく禁じられているので、気の弱い僕などにはとても購入することができずいつも悔しい思いをしていたのだ。
なぜ妻が宝くじ購入に反対するのか?その理由はこうだ。
妻曰く、日本の宝くじは一枚一枚が高い割に当選賞金がしょぼいそうで、そんなんだったらアメリカのドルくじを買った方が安くて賞金の額も数十倍だと自慢してたな・・しかし妻はそう言いながらアメリカで宝くじを買ったことが無いのだ。要するに当たるはずが無いと思い込んでいるため、宝くじの購入資金は無駄金に思えるのだろう。でもさ、そう言って宝くじを買わないのだったら当然あたる可能性は0と言うこと。やっぱここはひとつふんばって3億円をもぎ取ってやらないとね。

2010-12-23

すべて美味し


気の置けない仲間で囲む食卓のなんと楽しきことか。
話は尽きず、笑いは絶えず、ただ時間ばかりが過ぎにけり。
口中にヒリリとくるタイ料理の辛さも心地良く、気分はもうバンコクのマーケットにいるかの如し。

おいしい料理をありがとうございました。


帰宅後友人のブログを見ると、これからタイへ旅立つという。
ああ、なんて羨ましいんだろう!
血がうずいてきたぞ・・

2010-12-22

いぬとふたり



月明に わが影ふみて オリオンの 見あぐる空に 雲ぞながるる

2010-12-21

耳かっぽじってようく聞け!


いつものようにJackieを連れて橋に差し掛かると、向こうからスーツ姿のサラリーマンが歩いて来た。そこで僕はふつうに『おはようございます』と挨拶したが、彼は何も言わずに通り過ぎて行った。『!!』なんと無礼なヤツだろうか!そこで振り向きざま『おい!』と呼び止めようとしたが、ヤツは微動だにせず行ってしまった。ここでふと気がついた。そうかヤツはおそらくipodなどで音楽を聴いていて気がつかなかっただけなのかも知れないと。
もし聞こえていたとしてあそこまで完璧に無視するには相当の度胸がいるし、ヤツにはそんなふてぶてしさは感じれなかった。それにその時辺りは日の出前の薄暗がりで相手の表情まではよく見えなかったこともあり、僕が挨拶したことを目で確認することは出来なかったはずだ。

しかし最近こういうケースが多くなっているね。
同じようなことで何度無視されたことか、その度にいやな気分にさせられる。当の本人は気付いて無いだろうがこの種の遺恨は長く残るものだ。自分の世界に陶酔することに異を唱えはしないが、たまには鳥の声に耳を澄ませ、雑音を聞き、そして様々なモノの声に耳を傾けよ!

2010-12-20

とある日常


昨日、町内の同じ班の人が亡くなった。確か70代前半だったはずだ。肺癌だったという。

今年僕はこの班の班長をしているので、葬儀などがあった場合は町内の代表者として様々なことをせねばならない。ご遺族が連絡に来られた時もはじめ何を言っているのか分からなかったほど僕はボケていた。『さて、どうすればいいのだろう?』と不安になったとき、ご遺族の方が『葬儀は身内だけで行いますので、よろしくお願いします』と言われた。その場は『分かりました』とだけ答え、あとは亡くなられた方について話して終わったが、ご遺族が去られてから『それだけで本当に何もしなくていいのだろうか?』と不安になって来た。そこで自治会長さんに連絡して意見を伺うと、彼もまた『よく分からん』ということになって結局町内のご意見番に伺いを立てることに。
その結果は『ご遺族がそういう意向なら、そのままにするがよい』ということで、何もしないことに相成った。僕からすれば何も知らぬ若造が葬儀の面倒を見る義務から逃れることができて正直助かった・・

われやさき、ひとやさき・・

夜、Jackieを連れて亡くなられた方の家の前を通ると、いつもと変わらず部屋には明かりが灯っていた。何事も無かったかのように・・

2010-12-19

漏水


寒い朝、いつもよりゆっくり起きてカーテンを開ける。
すると外は全体的にうっすらと白みがかっていた。でも雪ではない、霜だ。『今朝は相当冷え込んだようだな・・』
すぐに階下へ降り上着を羽織ってJackieの散歩に出る。外は思っていたほど冷え込んではなかったが、いつもより1時間以上も遅く散歩に出たからだろう。寒くてもJackieは元気一杯、ガンガン引っ張ってゆく。

散歩から帰ると朝食の用意だ。しかしここで『あれ、おかしいな・・』と違和感を感じた。
我が家はすべて井戸水で賄っており、水を使う時は必ず汲み上げポンプのモーターが回る。でも今は水を出していないにもかかわらずモーターが回りっぱなしなのだ。『勘違いかな?』ともう一度家中をチェックするが何処も水は出ていない。離れもチェックしたが大丈夫だった。『さて、困った。どこかで漏水しているようだな・・』
どこかの水道管から漏水しているようならば、すぐに水道屋を呼ばねばならない。今朝の冷え込みで水道管が破裂したのかも・・と、ここまで考えていて『あっ!』と気がついた。そういえば畑まで這わしてある水遣り用のホースの蛇口が開けたままかも?
庭にある蛇口を見に行くと案の定全開になっていた。どうやら畑に置いてあったプラスチック製の散水栓が凍結して割れてしまったようだ。朝一はこれが凍り付いていて漏水しなかったが、だんだん暖かくなって来て氷が融け一気に漏水したのだろう。やれやれ原因が大したことじゃなくてよかった。それほど冷え込んだということだな。ま、師走ももう後半だからね。

2010-12-18

しみじみと・・


妻が東海岸へ移動した。娘達をシアトルの義母に預けての単独行。コネチカットには妻の親父さんが健在で、もちろん会いに行ったわけだがもう1つ心配事があり、親父さんの奥さん(つまり妻にとって継母にあたる)の様子が最近どうもおかしく、妻はアルツハイマーの症状では?と気にしているのだ。夏に訪れた時は娘達と一緒に2週間以上滞在していたが、そのときも何かがおかしかったと言う。今回はとんぼ返りでシアトルまで戻ってくるので僅かな時間しか滞在できないが、とにかく夏以後の様子を確認したいらしい。

僕が日本に居て、娘達がシアトル、そして妻がコネチカットか・・みんなえらい離れとるな〜。それぞれの距離が飛行機で飛んでも5時間以上離れとるだからすごいことだ。なんかそう考えると不思議な気がして来る。
でも今はスカイプがあるからね。簡単にTV電話で話せるからその距離感をまったく感じさせない。ほんと便利になったものだ。

滑稽だけどおばあさんと一緒にいるとはいえ娘達がこうして親元から離れていると、いつかこういう日が来るんだろうな・・と、しみじみと考えてしまったよ。娘達はアメリカ国籍も持っているゆえ、日本に住もうが、アメリカに住もうが、はたまたどこか第3国に住もうがそれは彼女達の自由だ。僕は応援こそすれ反対する気は全く無い。でも寂しいだろうな〜

2010-12-17

視点


人を切りつけておいて『殺すつもりはなかった』とは、これ如何に?
どうも最近この手の輩が多いね。自暴自棄になり人を害す。『自分の人生を終わりにしたかった』と言いつつ、自分を刺すでもなく腹を切るわけでもなく中高生を切りつける。まったく・・愚かな男だ。
しかし、毎度のごとくニュースではこの男の生い立ちが語られ、同級生と称するものが学生時代の彼の様子を『いつも独りで居た』とか『大学受験に失敗した』などと言うシーンを繰り返し報道して、あたかも彼の人格を視聴者の頭の中に形成させるかのようだ。当然このニュースを見たものは『だからこういうヤツがこんな事件を起こすんだ』と感じてしまうことだろう。確かに誰しも『なぜこんなことをしたんだ?』という動機が知りたいと思う。しかしあまりにも短絡的なこの手法は事実を覆い隠し、本質から外れたところで話を終わらせてしまう無意味さと危険さを孕んでいる。
彼の行動に対する動機が現時点で分からなければ分からないと言えばよい。それでは国民が不安になると言うのであれば『ひとり一人がこの事件について考えるべきだ』と言えばいいだろう。そのほうがよっぽど社会のためになる。そうじゃないか?

2010-12-16

冷えて候


現在の室温7℃、今晩はよく冷える。この分だと明日の朝は凍り付きそうだな。

ただでさえ寒いのに、室内に猫と僕だけじゃちっとも暖かくならないね。Appleのアルミ製マウスの冷たきことよ。持っているとどんどん熱が奪われて指先が痛くなって来る。冬だけはプラスチック製の方が冷たさ控えめでいいかもね。


ただいまと 独りつぶやき 靴をぬぐ

2010-12-15

雪便り


強き寒気来たりて友の里にも雪が降る。

昨冬は屋根の雪下ろしが大変だったと言っていた友よ、君らしく近所のお年寄りの雪下ろしもやってあげたんだよね。

みな雪を見ては君を思い出すだろう。


雪降りて 君が里にも 白き峰々

2010-12-14

検診日和


最近は病院を訪れる機会が多くて、今日は自分の健康診断のため日赤へと向かう。
何度も訪れている日赤なので、健診はスムースに進んでゆく。その中でもお楽しみなのは肺活量の検査で、ここの技師が実にチアフルで面白い。彼が居て元気一杯指導してくれてるおかげで、おそらく多くの人が標準肺活量を上回る結果を残しているんじゃないかとさえ思う。
『じゃあ、普通に息をして下さい。はい、吸って〜吐いて〜、また吸って〜吐いて〜』
『はいっ、いま!思いっきり吐いてー、はいっまだまだまだまだーまだ出るまだ出るまだ出るよー!もっともっともっともっと!』
『全部出す全部出す全部出す〜、はあいご苦労様でしたー』
てなぐあいに彼が一番ヒートアップしているから笑ってしまう。おかげさまで昨年度の記録を更新することが出来ました。来年も更なる記録更新を目指し、本気で狙って行こうと思っている。ちょっと走り込むかな・・
恒例のバリウムも僕は美味しいとさえ感じる人間なので何の抵抗も無いが、相変わらず機械の上で『俎上の鯉』よろしくあっち向いたりこっち向いたりして操られるのはどうも違和感があるな。どうしてもこの部分だけはレントゲン技師が僕をもてあそんでいるだけなんじゃないか?という疑念が払拭できず、ぐるぐる回りながら疑心暗鬼になってしまう。
とりあえず健診は無事終了。その時点では至極健康体だと言われたが、なぜか毎度『精密検査が必要です』との診断結果を受け取るので、今回も何かに引っ掛かっているだろう。ま、いつも再検査して『異常なし』となるので心配してないがね。

2010-12-13

くだらぬできごと


通勤途中でのこと、前を走っていた軽のドライバーが窓から何かを外に捨てるのが見えた。確かに服についていた妻の髪の毛や猫の毛、はたまた時折車内に張っている蜘蛛の巣や虫類などをつまんで窓から外に捨てることはあるが、それでもすぐ後ろに他の車がつけている時は遠慮してそういうことはしないように心掛けている。
とすると前の車のドライバーはそういうことを気にしない人だな・・と推測しながらそのまま後ろを走っていると、今度は火の点いたままのタバコを外に放り投げよった!
『なんて野郎だ』と戦闘モードに入り、次の信号で停車したときにすかさず降りて行って『お前、後ろに車が居るのにタバコ捨てんじゃねーよ』と叱りつけてやると、同い年くらいの女性のドライバーはびっくりして『はい、すいません』と謝りよったわな。こういう時はいつも思うけど、すんなり謝るようなことなら始めからするな!っちゅーの。まったく思慮に欠けるつまらん人間だ。

しかしここで自分も反省。叱りつけた内容がいかんかった。火の点いたタバコの投げ捨ては後ろに車が居ようが居まいが関係なくしちゃいかんことだ。今後もしこういう機会があったら(ないに越したことはないが・・)正しく叱りつけてやろう。でもこんなことほんとくだらないことだよね。

2010-12-12

老い


実家に寄り、母と一緒に祖母の入院する病院へと向かう。
まだ出来て間もない病院はガランとしていて人影も疎らだ。市民病院とはえらい違いだな・・と思いながら病室に入ると、4人部屋の窓際に祖母は居た。しかし先月見舞った時はふつうに起き上がり元気そうだったのに比べ、今日は目を覚ましているのに横たわったまま迎えてくれた。僅かひと月の間に驚くほど老け込んでしまったようで、これはちょっとショックだったな。どうしたっていうんだろう?
母によると先月退院したあと家に帰ってからはあまり身体を動かさず、寝たり起きたりの生活だったらしい。そして今回入院して再び病室で横になるとほとんど動かなくなってしまい、それがかえって体力を奪い、身体の衰弱を早めているようなのだ。母はこの時も祖母を起き上がらせ、ベッドの上でも簡単にできる体操をするようにと勧めていたが、当の祖母が身体のあちこちが痛いと言って身体を動かしたがらない。動かさないから関節や筋肉が凝ってしまい痛みを引き起こしていると考えられるが、痛いから動きたくないという祖母に無理強いも出来ず、痛いところを揉んだりさすったりしてあげるしかなかった。
根本的に祖母は自分から動いてやるぞ!という気力を失ってしまっているようだ。表情を見ても生気がない。なにか投げやりなのだ。その後も母が甲斐甲斐しく世話を焼いて、僕もそれを手伝いながら『介護は本当に大変なことだな・・』と今更のように思い直し、いま祖母を介護している母をいつか僕が介護する日が来るかも知れない・・と考えずにはおれなかった。

2010-12-11

祖母入院


祖母がまた入院したという。
先月、市民病院で胆石の手術をして退院したばかりだが、その後どうも便秘がひどくなり下剤などではどうにもならなくなって、再び市民病院へ出向いたそうだ。ところが市民病院では検査すると言いながら一向に行う気配すら見せないので、こちらもセカンドオピニオンと言うことで別の病院へ移ったそうな。こちらの病院では医師の診察を受けて、やはり精密検査をした方がいいと言うことで来週早々に行うらしい。
母も毎日病院へ顔を出しているそうで大変なことだろう。夕方に突然連絡を受けて驚いたが、そう大事では無いとのことで少しは安心した。
祖母はこの時代の人にしては体格が大きい方で昔からちょっと怖いイメージがあったもんだが、さすがに高齢の域に達するといろいろ健康上の問題が出て来て気も弱くなってくるらしく、先月見舞った折にも『そう長生きはするもんじゃないね〜』なんてこぼしていた。だから明日にでもまた顔を出してみようと思う。ひ孫達は居ないけど僕でも少しは気が紛れるかも知れないからね。

2010-12-10

そしてまたひとり


妻、義母、それに娘達がシアトルに向け飛び立って行った。
帰宅後、がらんとした部屋でひとり麺を啜る。1人で食べる飯なんてちっとも美味くない。思わず『やっぱ寂しいよなあ』と呟いてしまう。
これから年末にかけて一人暮らしの始まりだ。まずはそのリズムに慣れることだな
それにしても家族が居ないと、なんと張り合いのないことか・・ああ、つまらん!

2010-12-09

大国の小心


日本のような小国の人間が小心なのは筋が通っているが、中国のような大国がまるでダダをこねる子供のような対応しか出来ぬのは、いかにも醜悪だ。以前の中国には得体の知れぬ懐の深さと言うか、悠久の包容力のようなものを感じもしたが、いまやそれは失われ、薄っぺらなものしか感じなくなってしまった。それはノーベル賞に関する対応でもよく分かるだろう。挙げ句の果ては『孔子平和賞』だとさ!まったく呆れてものが言えん。
確かに中国の勢いは凄まじい。しかし大人の付き合いを出来る国だろうか?僕は今の中国にはそれは出来ないし、期待しない方がいいと思う。むしろ同じ超大国ながらインドの方がいろいろな問題があるものの、よほど信頼できると思う。まあ、僕の意見には何らの根拠も無いが、それぞれの国を数ヶ月に渡って旅した時に感じた雰囲気から『そう思うんだ』とでも言おうかね。
インドが民衆の力によって保たれているのに対して、中国は共産党の独裁によってかろうじて民衆を押さえ込んでいるのが現状だ。それが果てしていつまで続けれるだろうか?事あるごとに民衆の対日心理を利用してガス抜きさせ、凌いでいる有様では先が見えている。そう、今の中国のやり方はすべて『利用できるものは徹底的に利用する』だ。どの国でも同じようなことをやってはいるが、中国のようなえげつないやり方をする国は少ないだろう。
中国は発展した。今やまぎれも無い経済大国だ。しかしそれがかえって中国の目を曇らせ、沈着さを欠いているようだ。
『奢れるもの久しからず』
いずれとてつもないビッグバンが、この大国を呑み込むことだろう。

2010-12-08

Second opinion


腎疾患の持病のある我が家の猫のことは前にも書いたが、先週そして今日と妻の友人から紹介された別の獣医に通い、治療を受けている。今まで世話になっていた獣医が悪いわけではなかったが、度重なる妻の質問にも妻が納得するように答えてくれなかったり、血液検査の結果のチャートを見せてくれなかったりと妻の不審を買い、さらには同症状で別の獣医にかかっている友人からその治療費では割高だとの指摘を受けて、新たな獣医にかかるようになったというのがそもそもの始まりだ。
そして先回と今回合わせての感想は獣医が病状の説明を頑張ってくれて、その気持ちが良く伝わって来たという。それに診療内容の明細書も血液検査の報告書もしっかりくれて、よく分かるらしい。
ということでしばらくはここへ通うことにした。

2010-12-07

四苦八苦


デジタルビデオカメラで撮り溜めた動画をアメリカに持って行って皆に見せると妻が言うので、さっそく編集に取りかかったがこれが大変だ。編集することなぞ考えずにべらぼうに撮っていたので、クリップが細切れになっているしミス撮影の部分もかなり多い。これらをトリムしたりするわけだが、動画編集ソフトなぞ使ったこと無いのでどうも要領を得ない。しかも写真と違い編集のひと工程ごとにやたらと時間がかかってイラついて来る。しかもさんざ待たされた挙げ句に失敗だったらとてもやっていられない。編集ソフトの操作が特別難しいわけでもないのだが、なんせ初めてのことゆえ余計時間のロスが大きい。それでも説明書なぞ読まず適当にいじくっていたら、なんとなく分かって来たから救いがある。毎晩これにはまって遅くまでやっているので最近は寝不足気味だ。今晩から気温もグッと下がって来るという。明日の朝は起きるのが辛そうだな・・
そんな寝不足も相まって、ここのところ目覚ましのアラームが鳴っても無意識のうちに止めて二度寝を決め込むようになってしまった。だからと言って遅れるようなことは無く、ただ朝の散歩のペースが少し早まるだけのこと。でもこんなことは長く続けちゃいけないな。早く動画編集を最低限マスターして、ゆっくり寝れるようにならなくてはね。

2010-12-06

黒豆の日曜日


ぽかぽか陽気の日曜、回覧板を持って川のほとりを歩いていると、いつも朝の散歩で挨拶を交わす近所のおばちゃんがお孫さんを連れて向こうからやって来た。
『いい天気ですね。回覧板持ってきたんでポストに入れときます』と声をかけると
『ちょうど良かった、黒豆たくさんあるから持ってってください』とおっしゃる。
お言葉に甘えて付いてゆくと庭に大きな竹箕が二つ置いてあり、ころころの黒豆がぎょうさん入っていた。
『まだ選ってないんで悪いのもあるけどごめんね』と言いながらかなりの量の黒豆を袋に入れ、
『田舎だからこんなもんしか無いけどね~』と終始控えめだ。
これから師走・正月を迎えるにあたって黒豆はありがたい。そろそろファーマーズマーケットで買わねば・・と思っていた矢先でうれしいプレゼントだ。
このおばちゃんの畑もヌートリアの被害が深刻で大豆はかなりやられたそうだが、この黒豆は川から離れた畑だったので被害を受けなかったそうだ。今は会うたびにヌートリアの話題で盛り上がる、そんな愉快な近所づきあいなのだ。


午後、ホームセンターの売り出しに乗じて店を訪れると、これでもか!と注連縄が売られていた。
『黒豆と言い、もうそんな季節なんだな・・』
まだちょっと早いような気もするが、年の瀬は冷たい北風と共にすぐそこまで来てるんだね。

2010-12-05

逡巡


ほうれん草の種をじゃんじゃん蒔いている。と言ってもちゃんと時期はずらしているから、すべてが同時に収穫時期を迎えるわけではないがちょっと多過ぎたかも知れないな。なんせ長さ3mほどの畝6本分に様々な品種の種を蒔いたからね。生育の具合を観察するのも面白く、早めに蒔いた種は気温が高かった為か、それとも降雨が少なかった為かどうも生育が良くない。収穫時期を迎える頃だというのにいっこうに大きくならず、収量もかなり少ない。その次に蒔いた種もムラが激しくいまいちだ。こんな具合だから不安になって何度も撒き直した為に増えてしまったわけだが、3度目に蒔いたものはどうやら順調のようだ。このあたり『何でそうなのか?』ということはあくまでも推論であって、確たる原因を掴めないところがもどかしいところでもあり、また面白いところでもある。
ただ、昨日も書いた通りヌートリアが頻繁に出没しているようなので要注意だ。一昨年は一晩で全滅させられた苦い経験もあるのでね。ネットを張ってもよいがこれも手間だしな・・さて、どうするか・・

2010-12-04

ヌートリア来襲


再びヌートリアが出没し、よく太った大根を3本ほど齧られた。奴らの齧り方はイタチの鶏殺しにも似て、ちょっと齧っては次へというようにムカつく齧り方だ。1本丸ごと喰ったのなら、それはそれで大したもんだと感心もするだろうが、ほんのひと齧りふた齧りして次へというのはいくら畜生とは言えはしたないじゃないか。齧られた大根はそこからすぐに悪くなってしまうので穫らねばならないが、かと言って大物の大根をいっぺんに3本も食べきれるはずもなく、齧られた部分を取り除いて漬け物にしてやった。特に良い出来の大根を齧られたのでがっかりと言うか、闘志が湧いて来た。すでに堤防上には撃退用の石ころを数カ所に分けて配備してあり、奴らを見つけ次第投げつけて二度と近寄らぬよう警告してやるつもりだ。とは言うものの奴らが行動するのは夜間で、撃退チャンスはなかなか無いかも知れない。まあとにかく警戒だけは続けようと思う。

2010-12-03


大荒れの天気だ。
日中は突然の大雨に見舞われ、洗濯物はずぶ濡れになってしまったと言う。午後から夕方にかけてはさらに風が強まり、いまも唸り音が続いている。時々突風だろうか、ヒューッという甲高い音とともにかなりの衝撃音が過ぎ去ってゆく。台風シーズン以外でこんな風の吹く時は大雪の前と決まったものだが、この気温ではさすがにそれはないだろう。とは言え強力な冬型の気圧配置に変わりはなく、今後この強烈な風にのって寒気が南下してくるのだろうな。しかし、昨夜の雨量は凄かったね。前の川も濁流が河川敷を侵し水浸しになっていた。こんなことはこの季節ではまずないことだ。やはり最近の天気は何かがおかしい。
流れゆく雲を見上げては何か違和感を感じるが、それがなにを意味するかなぞは分からない。ただ見るまま感じるままに受け入れていこうと思う。

2010-12-02

Disney day2


2日目。
昨年同様ディズニーシーへ行く予定は立てていたものの、前日の天気予報では雨が降るようなことを言っていたので、もし雨が降っていたらディズニーランドへ再度行く選択肢もありだな・・なんて考えて一夜を明かし、恐る恐る窓を開けてみるとなんと!雲ひとつないピーカンじゃないか。これにはちょっと驚いたがラッキーということでディズニーシーへと向かう。
こちらは開園とともに入ったのでアトラクションに並ぶ人は少なく、ほとんど待ち時間無しで乗り放題。やがて時間とともに人も増えて来たがファストパスを有効に使って大した待ち時間無しにどんどん攻めてゆく
そして最後にショーを見て、楽しかった2日間は終わってしまった。やはり敷地が広大でとても全部をまわることができなかった。それらはいつになる分からないが次回までのお楽しみとして取っておこうと思う。

娘達の感想はすこぶる上々で、またいつか連れて行ってあげたいな・・と思ったさ。

2010-12-01

Disney day1


約1年ぶりのディズニーランド。来年5月に3人目が産まれると、しばらくは行けなくなるから今しかない!ということで、義母を含む5人でのディズニー旅行だ。
初日は前回と同じくディズニーランドで遊びまくり、夜のエレクトリカルパレードとスターライトクリスマスで怒濤の1日が終わった。さすがはディズニーランドだけあって、ローシーズンの平日なのにかなりの人出でごった返していた。この様子を見ると入場制限がかかるようなハイシーズンの大混雑というのは恐るべきものなんだろうね。とてもそんな時には行けないよな・・
1年前はあまりよく分かっていなかった次女も、今回は大はしゃぎでちびっ子用のアトラクションを楽しんでいた。長女もビッグサンダーマウンテンに乗れるようになり大喜びだった。とにかく一日目は無事終了。ホテルはオフィシャルのヒルトンで安く泊まることが出来て立地も良し。すべては順風満帆、最高の一日だった。