2010-12-29

おせちを想う


夕方、冷蔵庫の中が空っぽになったので近くの巨大量販店まで買い出しに出向くと、突然空が光り叩き付けるような雨が降って来た。天気予報で雨が降るとは言っていたが、よもや雷雨とは思わなんだ。
駐車場に車を止め店の中に駆け込むと、そこはもうすっかり正月気分。大量の注連飾りと鏡餅が用意され、客がじゃんじゃんそれらをカゴに入れてゆく。
食品売り場に行くと毎年のことだがおせちの食材が棚に溢れ圧倒される。それらを見て歩くのは楽しいが、日常的に買っていた品物がこの時ばかりは排除され買えなくなってしまうのは困りもの。我が家のように正月といえども普段と全く変わりない食生活を送る者も結構居るだろうにね。
そう思うと何%ほどの人が自分でおせちを作るのだろう?うちの母も昔は手の込んだおせちを毎年作ってくれたが、今は年を取り子供達も皆家を出てしまったので、だいぶ簡素化したおせちを作るようになっている。ま、その方が食べきれるし年末の忙しさを少しは和らげることが出来るからいいと思うけど。
ちなみにわが妻はおせちを作らない。妻曰く『なんでめでたいと言う正月にあんなものばかり食べるんだろう?』とのこと。おせちには彼女が食べれないものが多いのだ・・と、妻はまあこれでいいとしても娘達がもし日本で嫁に行ったとなるとちょっと心配だ。なんせまったく親から作り方を教わってないからね。それで恥をかくようなことが無ければいいが・・杞憂だろうか?なので将来的に僕がおせちを作ってもいいかな?と考え始めている。今は母が健在で甘えているが、母が作れなくなれば僕が作るしか無いだろう。そうなれば妻も協力するだろうしね。
こんなことを心配している自分はなんとも滑稽じゃないか?

0 件のコメント: