ぽかぽか陽気の日曜、回覧板を持って川のほとりを歩いていると、いつも朝の散歩で挨拶を交わす近所のおばちゃんがお孫さんを連れて向こうからやって来た。
『いい天気ですね。回覧板持ってきたんでポストに入れときます』と声をかけると
『ちょうど良かった、黒豆たくさんあるから持ってってください』とおっしゃる。
お言葉に甘えて付いてゆくと庭に大きな竹箕が二つ置いてあり、ころころの黒豆がぎょうさん入っていた。
『まだ選ってないんで悪いのもあるけどごめんね』と言いながらかなりの量の黒豆を袋に入れ、
『田舎だからこんなもんしか無いけどね~』と終始控えめだ。
これから師走・正月を迎えるにあたって黒豆はありがたい。そろそろファーマーズマーケットで買わねば・・と思っていた矢先でうれしいプレゼントだ。
このおばちゃんの畑もヌートリアの被害が深刻で大豆はかなりやられたそうだが、この黒豆は川から離れた畑だったので被害を受けなかったそうだ。今は会うたびにヌートリアの話題で盛り上がる、そんな愉快な近所づきあいなのだ。
午後、ホームセンターの売り出しに乗じて店を訪れると、これでもか!と注連縄が売られていた。
『黒豆と言い、もうそんな季節なんだな・・』
まだちょっと早いような気もするが、年の瀬は冷たい北風と共にすぐそこまで来てるんだね。
0 件のコメント:
コメントを投稿