2013-07-31

旋律















御殿場を後にしたのは午後2時頃。それから西へと新東名をぶっ飛ばし名神へ。自宅に着いたのはちょうど4時間後だった。それにしても西へ車を進めるにつれ気温が上がってゆくのがよく分かる。自宅は雷雨に備え窓を閉め切ってあったので熱が籠りどえらい暑い。その窓すべてを開け放ち庭へ。さっそく野菜を見回るとジャンボキュウリが2本隠れとったり、トマトが先日の大雨の影響で悉くパックリ割れていたりと、僅か一日家を空けていただけでそれなりの変化がある。カメもニワトリもJackieも僕に対してなんか言いたそうだし、蔓延する範囲を厳しく制限されているお化けカボチャなぞは、僕の居ない隙に四方八方に蔓を伸ばそうと驚くべき生長力を見せつけてくるし、留守中にニワトリの餌やりを頼んどいた親父殿は餌箱を壊して逃走するしで、皆それぞれまったく油断ならぬわい。
でもなんだかこの音の無い騒々しさが非常に自分に合っていて心地良い。癒されるとまでは言わないが、生活に一定のリズムを与えてくれるそんな諸々に感謝したい。

2013-07-30

山と海の狭間で















下界は猛烈な暑さだったというが、御殿場の現場はそうでもなかったね。相変わらず富士山は全く見えず、大きな雲の塊が聳えるのみ。それだけ湿気を多く含んだ空気が入り込んでいる証拠だ。作業中も天気はコロコロ変わり、カッと日が差してきたかと思うと途端に曇り、ザーッと雨が降り出す。今回で御殿場も3度目だからある程度の天候の変化は織り込み済み、濡れてはいけない機器にはパラソルを立て、僕は傘をさして作業を続ける。幸い雨は短時間で上がり、今日の分の作業を無事済ませることができた。

ホテルの窓からは正面に富士山が見えるはずだが、御殿場の街の光を吸いこんで薄ぼんやりとした闇が広がるのみだ。
朝、雲がかかる前の富士が見えるだろうか?見えても見えなくても富士はそれほどの存在で鎮座しているのだ。

2013-07-29

おお雨!















どえらい大雨だ。レーダーを見ていても日本海海上から福井県にかけて上陸した湿った空気が県境を越えて次から次へと発達し、まさに波状攻撃的に大雨が襲ってくる。表の川もぐんぐん水位を増し、河川敷も浸水し始めていた。
雨が降ることは分かっていたが、ニワトリ達を鶏小屋に押し込めておくのもかわいそうだと、屋根のかけてある運動場に出して仕事に出たが、帰ってくると皆ずぶ濡れになってみすぼらしい状態に。しかしなんで屋根があるのにそんなに濡れたんだろ?
朝も雨が降っていたのでJackieの散歩に行けなかったが、夕方は土砂降りでとても無理。かわいそうなのでおやつを増量してあげたよ。
朝、家を出る時にセットしておいた雨量計量バケツはほぼ満杯。深さ25cmほどだからそれだけは最低でも降っていることになる。
そして暗くなった今も猛烈に降っている。暗いと表の川の水位も見えないし、その点での不安感はあるね。
まあ、ほどほどで収まってくれるといいんだけど・・雨音でTVの声が聞こえません!

2013-07-28

実り















キュウリにトマト、オクラにピーマンそしてナス、加えてトウモロコシに三尺ササゲと野菜が絶好調。そうだった小玉スイカも豊作で、すでに10個ほど収穫したにもかかわらずまだまだ生長中だ。こんだけ野菜が穫れると嬉しいが、とても1人では食べきれん。そこでお隣さんにあげたり、知り合いに配ったりして量を減らしているがそれでも多い。キュウリは毎日最低6本食べるノルマだし、トマトはミニトマトに換算すると30個は食べている。今は一段落しているトウモロコシもピークには毎晩2本食べとったし、小玉スイカも半分食べなあかんかった。さすがにこれだけ食べると胃が重たくなり、おまけにスイカやキュウリをたくさん食べるもんだから夜中にトイレに行く回数が尋常ではない。それでも自分の畑から穫れる野菜は格別さ。

2013-07-27

炎天下にて















今日も朝から蒸し暑く、大気は不安定な要素を持っていた。しかし昼頃には徐々に雲が晴れ、青空が見られるように。こうなると気温は一気に上昇し、堪え難い暑さだ。そんな中でも僕は毎朝恒例のJackieの散歩に始まり、野菜の収穫、草むしりと正午まで作業を続ける。当然汗だくで熱中症の一歩手前。でもこれくらい自分をイジメないと体力などつきやしない。一応自分なりに越えてはいけない一線を分かっているつもりなので、程々に自分を追い込んでから昼休憩に入る。
昼ご飯を食べ、ぼんやりしていると親父殿が現れた。パソコンの調子が悪いから見て欲しいという。いろいろ試行錯誤して、親父殿が帰ったのが3時頃。それから僕の第2ラウンドが始まる。隣の空き地と堤防の草を刈ること2時間超。満タンにしていたガソリンが尽きたところで今日の作業は終了だ。まだまだ草を刈らねばならぬところが残っているので、明日も引き続き草刈りに追われる身だな・・

2013-07-26

雷神














ようやく雷雨が一段落した。昨夜も雷雨があったが今晩は何倍も強力だったな。レーダー解析をみても次から次へと雷雲が発達し、波状攻撃的に襲われた感じ。ただ我が家は雷雨の中心からはわずかに外れていたので、河川の増水も氾濫危険水位に至るようなことは無かったのでよかったが、実家方面は相当の雨量があっていつも氾濫する箇所が今回も一時危なかったようだ。
雨量もかなりあったが、特に雷が凄かった。空はひっきりなしに光り、まるで何かに怒れるようだ。今は何事も無かったかのように静まっているが、レーダーをみるとまだまだ西の方から雷雲の固まりが近付いて来るようだ。明日も引き続き大気は不安定だという。おそらく夕方頃には雷雲が発達し、今日の二の舞となるだろうね。

2013-07-25

くたびれて候















今日も東名を東へとひた走り菊川市の現場へ。作業はまだ始まってはいないが、その前工程として草刈りを敢行する。折からの湿気で谷間の現場は風が通らず非常に蒸し暑い。幸い雲が厚く日差しが無かったので助かったが、むしろ日が差してカラッとした晴れの方が作業し易かったかもしれない。とにかくこの湿度はいただけない。
草刈機を始動し、片っ端から薙ぎ払ってゆく。日頃の鍛錬のおかげか下作業は順調に進み、ノルマ分をやり遂げることが出来た。とにかく短時間で集中して作業したので心身ともに疲れました。

2013-07-24

なんでみんな同じなの?















最近違和感を覚えることの一つが甲子園出場を決めたり、優勝したりした時にとるベースボールナインの行動だ。皆がマウンドに駆け寄り、そして人差し指を突き立て優勝したことを喜ぶ。当然勝ったのだから嬉しいのはよく分かるし、日頃の努力が報われて良かったね、とも言ってあげたい。でも学校も県も違うのに皆がみな一様に同じリアクションをするところに何か気持ち悪さのようなものを感じる。直感的に『こんなことじゃダメだ』と僕は感じるが、あなたは如何?
こんなことまったく余計なお世話なんだが、こういうこと一つとっても日本はすべて『右ならえ』で同じことをしたがる。でも逆に言えば僕が社会をそういう批判的な目で見ているから、気になることなのかもしれない。気にしなければ全国どこでもやっているごく当たり前の行為ということでスルーされてくんだろね。
でもさ、みんな同じじゃやっぱつまらんと思うな。

2013-07-23

西へ















標高約500mの現場も今日は暑かった。ギラギラ照りつける太陽のもと露出した手や顔は真っ赤に日焼けし、恥ずかしい線が出来てしまった。ま、これは毎年のことだけどね。
今日の富士山は朝方一時だけ雲が晴れ、朝日に照らされる山頂がくっきりと見えた。僕はその山容を見上げながら『頂上では登頂待ちの渋滞が起きとるんやろな・・』などと考えつつも、逆に山頂から見下ろす風景もさぞかし良いものだろうと想像する。
現場の西の空に立ちふさがるように聳える富士に湿った空気が当たり、それが上昇気流を生んで雨雲が猛烈な勢いで成長している。富士ばかりではない、箱根方面からも雨雲が押し寄せ、にわかに雨が降り出した。御殿場の天気はめまぐるしく変わる。幸い雨は短時間で止み、やるべきことをやりきることが出来た。現場を去ると新東名に乗りひたすら西へと突っ走る。名古屋までは約3時間の道程だ。まだあと何回もこの往復を繰り返さねばならないが、富士のもとに行くのは悪くない。あの山容は何度見ても惚れる。そして現場周辺の用水路を勢いよく流れる澄んだ富士の伏流水など、様々なところで富士の偉大さを思わずにはいられない。ただ、昨今の富士山人気でホテルの予約がとれないのが困りものだけどね。

2013-07-22

東へ















朝4時半、さっと寝床から起きてちゃっと着替えJackieの散歩へと繰り出す。ずいぶん日の出も遅くなったもので外はまだ薄暗い。鳥のさえずりが響く涼やかな朝の空気の中を、元気よく引っ張ってゆくJackieを連れて一回りすると今度は鶏たちの世話だ。外がまだ薄暗いため鶏たちはおとなしくしており至って静かなもの。それでも運動場に出してやるとさっそく辺りを掘り返し、食べ物を物色している。水を替え、餌を補充すると次は野菜の収穫だ。まずはキュウリから始めるが10本ほども採れ、さらには三尺ささげ・オクラ・トマト・ピーマンに小玉スイカと盛りだくさん。それだけ採るだけで1時間以上もかかるため早朝に起きねばならぬのだ。家に入ると朝食を作り出張の用意をしていざ出発。家を空けることに一抹の不安があるがそこは親父殿に頼み込んで留守中のJackieの散歩と鶏の餌やりをやってもらう手はずになっているので、何とかなるだろう。ただ、野菜類は一日居ないだけでも巨大化しちゃうだろうな、こればかりは仕方ないけどね。


2013-07-21

選挙















投票率って低いもんだね。4人に1人くらいしか選挙に行ってないことになる。だからって選挙に行くのが『国民の義務』なんて物言いを僕はしないね。そういう言い方は違和感があって嫌いだ。
僕は投票したけど支持する政党も無く、推したい人物もいない。仕方がなく投票したというだけで、まったく消極的だ。今回の選挙もいろいろな争点があるが、どいつもこいつもダメなヤツばかりだ。投票用紙をもらって候補者の名前を書こうとしたが、あまりの選択肢の無さに愕然とし、自分の名前を書こうと思ったほど。今まで選挙には何度となく行ったが、本当に自分が推したい人が居たことは一度も無い。選挙をするといった行為に喜びや気持の高ぶりを感じたことは無く、ただ自分の意志を明確に示すためだけに行っているようなもの。しかし何度も言っているようにそこがいちばん心苦しい点でもある。投票用紙に名前を書く段になるといつも困ってしまう『はて、誰にしようかな・・』なんてね。
そんなんだから投票率が低いんだ。いくら有線放送でしつこく投票を呼びかけても推したい人がいなければ、そりゃ行く気なくすわな。

2013-07-20

トマト三昧















最近夕方になると風が出て来て籠った暑気を吹き飛ばしてくれる。今日は若干湿度が高く身体がベトつく感じがするが、それでも外から吹き込む風は涼やかで心地良い。室内気温も27℃前後まで下がるので、扇風機を使わずに眠ることが出来る。これはほんと有り難いね。
さて、我が畑では大玉トマトの『チェロキーパープル』(米国種)が豊作だ。形は桃太郎のように整ってはおらず、不格好で見てくれが悪いため人様に差し上げるには気が引ける。しかし味は濃くて美味いんだ。そのトマトが仰山あるためトマトソースを作ることにした。ひとつひとつ湯通しして皮を剥き、ざく切りにして深めのフライパンで煮込む。ニンニクとタマネギそれにバジルとローレルも一緒に煮込むので、とても良い香りが立ちこめる。味見をすると、シンプルでありながらこれが美味い!さっそくパスタを茹でてザッとトマトソースをかけて頂く。缶トマトとはひと味もふた味も違う深い味だ。大量に作ったので余剰分は冷凍保存。トマトはまだまだあるので明日も少し味付けを変えて作ろうと思う。なんとも贅沢なことでございます。

2013-07-19

空蝉の葛藤















仕事からの帰り道、いつも通る道を走行していると普段は反応しない場所でレーダーがピッピッと鳴り出した。これは・・と前を走る車について警戒しながら進むと、反対車線側だったが案の定ねずみ取りをやっていた。そしてこの辺りでやっているってことは・・と、レーダーを操作している警官を見るとやっぱりだ。僕を罠にはめた連中と一緒だった。そこでレーダーの真横に車を止めて『◯◯さ〜ん、こんちわ!』と車内からニッコリ手を振ってあげると、その◯◯さん、ちょっと驚いたあと何とも言えぬ困惑した顔でペコリと頭を下げました。
先日も書いたが、この取締班の警官とは2時間以上も警察車両の中で話をしていたので、しっかり名前も覚えている。この◯◯さんは32歳で2児の父親、警官にしておくのはもったいない人物で、あの情熱をもっと他のことに使えば世のためになると思う。彼は大学時代4輪レースクラブに所属し、レーサーを志していたそうだ。テストドライバーの仕事を求め就職活動も頑張ったが実らず、4輪レースを続ける資金も無いなどの現実を突きつけられて、結局両親が警官でもあったため試験を受けて巡査となったという。今は巡査部長となりスピード取り締まりの検挙数も県下1位だと言っていたが、僕はそういう彼の目の中に現状に対する苛立ちのようなものを感じたのだ。自分を納得させるために必死に警官をしているような、そんな感じを受けた。今でも彼は迷っているのだろう。そうでなければ話の流れだったとはいえ、こちらが聞きもしていないレースのことを自分から話すことはないだろう。
僕は『警察』という組織は嫌いだ。でも個人としての警官に特段の恨みは無い。そりゃねずみ取りで捕まりゃ腹も立つし『こんなとこでやりやがって!』と、この場を選んだ警官に対してもムカつくが、彼らも窮屈な組織の一員として仕事をしているだけなので、その点は理解する。それに彼らもみんなから恨みを買う仕事など選べるならしたくないだろうと、勝手に考えているけどね。実際はどうなんだろ?

2013-07-18

暗躍















夕方、Jackieを連れて堤防を歩いていると、昨日僕がカメの卵を採取した辺りでJackieが何かを気にしている。さては卵を採取した時に僕の匂いでも残っていたか・・と見てみると、不思議なことにカメの卵採取後にしっかり埋め戻しておいたはずのところがきれいな擂り鉢状に掘り返されている。その状況から推測するに人間の手や犬・猫の掘り方ではない。まるで何かで円く削り取るような形状・・・そこで思い出した。先日、1mを越すシマヘビ2匹がカメの卵を呑んだことを書いたが、そのときヤツらが掘り返した跡がちょうどこのような形状だった。しかも場所的には30mほどしか離れていない。まずヤツらの仕業と考えて間違いないだろう。しかし大した嗅覚だ。もう卵がそこに無いにも関わらず嗅ぎ付けて掘り返している。おそらくカメが産卵時に堅い地面を掘るためオシッコのような体液を大量に出して土を軟化させて掘っているが、その臭いが分かるのかもしれない。結果的にみれば卵を採取しといてよかったよ。おそらく今後も産卵を見かけたら採取しといた方が良いのかもね。じゃないと片っ端からヘビに呑まれてしまうだろう。それも自然と言えばそうなのだが、あれだけ苦労して産卵しているカメ達にはそれでは気の毒だ。
あくまでも僕が見かけたらの話で、実際には何倍もの産卵が行われているはず。僕が手を加えたところで自然界のバランス的には問題無いだろう。

2013-07-17

やってまった















昨夕、いつもようにJackieを連れて堤防を歩いていると、大きなカメが産卵の最中だった。あんまりじろじろ見ているとカメが産卵を止めてしまうので、一瞥するようにちらっとだけ見た感じでは純国産種のクサガメのようにも見えたが、それにしてはずいぶん大きいのでミドリガメだったのかもしれない。とりあえず産卵場所に目印の石を転がしておき、そして今朝、卵の採取を行った。卵の採取は妻から禁じられているが、その妻が今はいないのでチャンスなのだ。何も卵を採取せずともカメが誕生することもあるが、自然界ではごく僅かだ。先日も1mを越すシマヘビが2匹も堤防にいるもんだから追っ払ってやったが、ヘビがいたところをよく見るとまさしくカメが産卵した跡で、卵はすっかり呑まれてしまっていた。その他にもモグラに喰われたこともあるし、卵と言えども生き残り競争は激しいものなのだ。
建前ではその卵を『保護する』と言うことになるが、僕の趣味の面も大きい。カメの卵を孵すのは楽しいし、実際生まれてくると小ちゃくてかわいいしね。
とりあえず妻には帰宅するまで黙っておこう。

2013-07-16

夜風
















ずいぶん過ごし易くなって来た。日中の気温こそ30℃を超えるものの、発狂じみた暑さではなく空気も比較的乾燥し、吹き出した汗がいつまでも乾かずベトつくことも無い。そして何より有り難いのが、夕方になると涼やかな風が吹き始め気温がぐっと下がることだ。一応25℃以上だと『熱帯夜』と言うことらしいが、昨晩は部屋の気温がその25℃だったけどずいぶん涼しく感じたな。もちろんエアコン・扇風機は無くても全然大丈夫。かえって腹が冷えると思ってタオルケットをかけて寝たくらいだ。そして今晩の風も実に気持ちが良い。湿度70%で室温27℃だが暑さはまったく感じない。窓から吹き込む風は『冷やり』と感じるほどだから、気温もさらに下がって来るのだろう。大いに期待したいところだ。

2013-07-15

置き土産















今日は終日、掃除・洗濯に追われた一日だった。
妻や娘達が日本を離れたあとは毎度のことで部屋をきれいに片付け、シーツ・タオルケット・枕カバー・バスタオルなどを一気に洗い、きれいさっぱりしないと気が済まない。しかしこれが大変だ。寝室は娘達が一緒に寝るぬいぐるみで溢れ(なんでそんなにいるのか分からんが20体くらい転がっとった)布団類もくっちゃくちゃ。まずはこれらを片付け、布団を干し、マットレスを折り畳んで隅から隅まできれいに掃除機をかける。その合間に洗濯の終わったシーツやタオルケットを干し、次は娘達の部屋へ。
その部屋へ入ると絶句した。とんでもない散らかり様だ!アメリカに発つ前の晩にいったん片付けさせたはずなのに、おそらく家を出る前の数時間のうちに箱の中のものをまき散らしたようだ。これには意表を突かれこの部屋だけで片付けと掃除機かけで1時間も取られてしまった。まったく困ったもんだ。
午後になると風が強まり、屋根に干しておいた布団がぶっ飛んでしまったりといろんなハプニングもあったが、何とか一通り掃除と洗濯を済ませることが出来た。いったんきれいにしておけば僕一人だけなのでそうそう汚れることも散らかることも無い。まずは留守居役の仕事を一つクリアできてホッとしたよ。

2013-07-14

クラック・デ・シュヴァリエ















城は確かに戦に使うものだが、世界遺産の城となったら話は別のはず。しかし現実はそう甘くはないようだ。
シリアの内戦では貴重な歴史的建造物が度々攻撃され、破壊されている。中世の城跡はその立地の良さから拠点として転用され、それが理由で航空機から爆撃を受けている。
先日はシリア第2の都市アレッポのど真ん中に聳える名城アレッポ城が銃撃を受け、その重厚な城門が破壊されていた。そして今晩のニュースでは世界でもっとも美しい城の一つと言われるクラック・デ・シュヴァリエ城が、砲撃により無惨にも破壊される様子が写されていた。地中海にほど近いシリア西部にある城で、15年前に妻と一緒に訪れたことがある。もちろんこの時は平和な時代でもあり、城に至る道程はのどかでとても雰囲気の良いところだった。そしてクラック・デ・シュヴァリエ城にたどり着くとその均整のとれた美しさに感動し、また城本来の防御力の高さにも驚かされた。なんたってあのサラディンの方囲にも耐えたと言うのだから驚くべき堅固さだ。そんな名城が砲撃されるなんて・・しかもそれは政府軍よるものか反政府軍によるものかは知らないが、いずれにしてもシリア人自らの手で破壊されている。先祖達が長い年月をかけて守って来たはずのものが、いともたやすく破壊されるなんて残念この上ない。
願わくはシリア内戦の早き終結と、破壊もしくは損傷を受けた文化財の保護と修復が為されることを祈って止まない。

2013-07-13

渡米















妻や娘達がセントレアから飛び立つのを見送ったあと、僕は一人帰宅する。そして何となく妻の携帯に電話してみるが、応答は無し。すでに中継地の成田から太平洋上へ出たのだろう。
がらんとして不気味なくらい静寂な我が家を見回すと、娘達のおもちゃが至る所に転がり日常の風景を留めている。そのおもちゃを一つ一つ拾い上げ片付けるこの侘びしさは何ともたまらないものがある。
騒々しい時は『ええかげんにせい!』と叱りつけ、静かな環境に憧れるものだが、今こうやってその静寂の中に放り込まれると、戸惑いと喪失感を感じ喜びなど微塵も無い。そうは言ってもこの環境にもすぐに慣れるだろう。
とにかくまずは家の片付けだ。ちょうど連休だし、頑張るとしよう。

2013-07-12

出立前夜















明日、妻と娘達がアメリカへと飛び立つ。
子供が3人もいると荷物の量も尋常ではなく、大きなスーツケース2つにボストンバッグ1つ、それに機内持ち込み級のものが3つといった具合。乗員と荷物を合わせると車はほぼパンパンでこれが限界値に近い。まだ車で空港まで行くかそれとも電車にするか決めかねている。電車は楽ではあるが値段が高く、一方車は当たり前だが運転せねばならず渋滞などのリスクもある。どちらも所要時間はほぼ同じなのでどっちでもいいのだがね・・ま、明日決めるとしよう。

2013-07-11

足回り一新















我がロードスターのショックアブソーバが完全にヘタれ、走行中の挙動がかなりバタついて来たのでこれを機会に足回りを一新することにした。純正ビルシュタインは高価で、走行14万kmの老体にはもったいない。そこで定番中の定番であるカヤバのNew SR Specialを選択しネットで購入。それを知り合いの整備工場へ持ち込んで交換してもらった。同時に痛んでいたブッシュなど各種ゴム部品の交換も行い、すべて込みでかかった費用は5万5千円ほど。さっそく今朝の通勤でその違いを体感してみると『非常にいい感じ!』だ。同じ道を走って違いを比べるからその差は歴然。ハンドルを取られるようなバタつきは無くなり、路面状況をショックがしっかりと吸収してくれている。堤防のS字カーブもショックのヘタりから来るイメージ軌道からのアンダーステア傾向がしっかりと押さえられ、実に気持よく走り抜けることが出来る。
あと半年で車検なので『買い替えも・・』と考えたが欲しい車は無く、ロードスターの機関もまだまだ好調なのでアブソーバ交換を決めたが、5万ちょいの投資で車がこれほど蘇るなら安いもんだと思うな。これで足回りに関しては当分の間心配しなくて済む。残りの壊れそうなところはすでに交換済みでもあるので、あとは幌さえ交換すればほぼ完全復活だけど10万するし・・雨漏りがひどくなるまで頑張るかな・・
いずれにせよ、これでまた以前に増してロードスターに乗るのが楽しくなりました。

2013-07-10

アーティチョークが咲きました















毎朝日課の畑の見回り。
トマトにピーマン、それにナスと上々の出来映えだ。特に梅雨時期のナスは皮も柔らかく瑞々しくてとてもおいしい。野菜を口いっぱいに頬張りながら『まったく贅沢なことだよな・・』と、しみじみ思う。野菜達は毎年僕がつぎ込む労働力以上の恵みを与えてくれる。その年々や季節により驚くほど変化にとんだ反応を見せるが、それが困りものだがとても面白い。
そんな畑の見回りと言うより散策中に見つけたのがアーティチョークの大きな花だ。アーティチョークは開花前の花の蕾を食べる野菜であるため、通常蕾は残らず花を見かける機会もほとんど無い。しかし今回は花を見たくていくつかの蕾を残しておいたのだ。それが開花した。
直径10cm以上もある大きな花で、まさにアザミそのものだ。大きさが大きさなので可憐さは無いけれど、ヒマワリのようなポジティブさを感じるね。

2013-07-09

bad luck
















田舎道を走行中、スピード違反で捕まった。
スピード超過は15km。40km制限だったので55kmで捕まった。
まあ、言いたいことは山ほどある。そして実際8時31分に捕捉されてから、10時45分に違反切符にサインするまで延々2時間超、警察車両の中で『到底納得できん』と文句を言ったり世間話をしたりして過ごしたが、結局のところ発生してしまった事案について撤回できるわけでもなく、『こんなものは認められん!』と違反切符受け取りを拒否して訴訟に持ち込めば、まず間違いなく不起訴処分となるだろうが、罰金1万2千円ごときのためにいつまでも関わっとるのもバカらしいので、とりあえずサインだけはしといたった。
しかしやはり納得はできん。僕は法を犯したが、悪事を働いたわけではない。フツーに流れの速度で走っていただけで、捕捉されたのはまったくの不運でしかない。その不運の代償があと半年でゴールド免許復帰の予定の解消と罰金1万2千円だ。
警官は言う『自分達は間違ったことをしていない』と。確かに法の番犬としての仕事ぶりはそうかもしれないが、=『正義』ではない。
でもこんな話も不毛なことだ。自分の言いたいことは時間をかけてしっかり言った。警官らも悪い人間ではなかった。お互い理解している領域もあった。しかしすべては規則に縛られた中での話で、まったくもって下らないことだ。
ただ一つ言えるのは僕が捕まってから検挙されたのは直後の女性2人だけ。それ以降僕があーだこーだ言っとったので彼らの手は止まり、レーダーも止められた。それによって難を逃れることが出来た人がいたら僕の役割もまんざらではなかったかな・・と思う。


2013-07-08

酷暑週間















今日も相当暑かったが明日はもっと暑いという。
幸いなことに今は現場作業ではないので、エアコン効いた室内でのほほんとしていられるが、決してそんなことが好きではない。むしろこんなクソ暑い中でも外に出て激しく消耗したいものだと、自虐的な思いの方が強い。だって室内に籠っていたら身体は鈍る一方で暑さに順応出来なくなってしまう。夏は夏でやはり暑くないといかん。大汗かいて数ℓもの水を飲み、そして自然に痩せてゆく。夏は自身をいじめ、身体をしぼる大切な期間なのだ。この厳しい時期に身体を鍛え、体力を高めてゆく。それが夏にすることだ。

2013-07-07

天の川はどこなのさ















今日も35℃に迫る暑さ。おまけに湿度も高い。
こんな暑い日でも僕にはやらねばならぬことがある。まずは昨日の突風で倒れたトウモロコシとオクラの手当から。1本1本添え木をし、紐で軽く縛ってゆく。作業を始めるとすぐに大量のヤブ蚊が襲ってくる。そこで蚊取り線香を腰にぶら下げ、滴る汗を拭いながらの作業だ。曇りがちの天気ではあったが、時折差す陽は強力でジリジリと背中が焼ける。汗は止めどなく噴き出し、身体は放熱出来ず火照ってくる。『これが熱中症の入り口だな・・』と警戒しつつもそのまま作業を続け、午前中の作業を終えた。服はすべて汗でびしょ濡れだ。さっそくシャワーを浴びリフレッシュし、午後の作業に備える。
午後も大したことではないが細々とした作業をこなし、大汗をかく。ニワトリ運動場の周りを片付けたりしていると興味津々のニワトリ達が寄ってくるが、さすがに羽毛で包まれた身体が熱いようで口を開け『ハアハア』と息をしている。ここ2日ばかりは暑さのせいもあって卵の産卵数も減っている。だがそれでいい。無理をすることはない。
遠く東の空にいくつもの積乱雲がわきたち、まるでこちらを取り囲んでいるようだ。辺りが暗くなると盛んに雷光が走り、そちらの空だけが変ににぎやかだ。
蝉の声をまだ聞かぬけど、もう夏なんだ。とてつもなく暑いけど、文句をたらたら言うけれど、そんな暑い夏も良いもんさ。

2013-07-06

天気大荒れ















今日はさすがに日中でもエアコンを回したよ。たまんないねこの湿気は。朝方、黒豆の苗を植えたが、曇って日差しがないというのに汗が滴り落ちて暑いこと暑いこと。吸汗速乾Tシャツを着て作業していても、汗が一向に乾かないからベタベタだ。普段はひんやりと感じるくらい汗を揮発してくれるTシャツで重宝しているのだが、さすがにこれだけ湿度が高いとどうしようもないみたいだね。こんな調子だから外で作業したあとはすぐにシャワーを浴びねばならない。案の定この湿気で首元や腕と足の関節部分の汗疹が悪化して来た。あと2〜3日この湿度が続くとステロイドの出番だろうな。同じ暑さでも晴れてカラッとした暑さのほうが僕にとってはずいぶんマシだよ。
突然の暴雨に襲われた午後、その時吹いた突風でキュウリを支える棚の竹が折れたり、トウモロコシがほとんど倒れたりと、それ相応の被害が出た。これからはこういう雷を伴った暴雨に対する警戒が必要だな。家の窓もそんな雨に備えてごく僅か開けていただけだったが、予想外の突風による風圧で中まで吹き込まれてしまった。ある程度予想していたのにこれだもの。自然は厳しいものだね。

2013-07-05

本格的暑さ到来















どえらい蒸し暑さだ。今でも室内気温は29℃もある。
この暑さは前線が北上し、暑い空気を持った南の太平洋高気圧の圏内に入ったからだが、今後もしばらくはこの暑さが続くという。ひょっとしたら来週始め辺りに『梅雨明け宣言』が出されるかも知れないね。そうなったら本格的な夏の到来だ。まだ何とも言えないが気象庁の長期予報ではこの夏は『猛暑日』が多くなりそうだ、とのこと。今でも十分暑いのにさらに暑くなると言うのだからたまらんね。

2013-07-04

エジプトの行方















中東の偉大なる国エジプトが揺れに揺れている。ムスリム同胞団出身の大統領モルシが拘束され、憲法が停止された。メディアを始め多くの機関はすでに軍に掌握され、クーデターは成功したようだ。反大統領派はこの軍の動きを歓迎し、モルシが大統領の座から追われたことを喜んでいたが、軍が選挙で選ばれた人間を排除し、その権力を奪うなんてことはあってはならないことだ。反大統領派の喜びは歓喜に変わったが、その裏での同胞団と軍との熾烈な権益争いは結局軍側の勝利となったようだ。軍は権益を掌握するにあたり様々な要求をするだろうし、国民に対しては民主主義的な自由な行動を制限し、軍の意向に添わない者は拘束するという強硬手段をとるだろう。これに対する同胞団の恨みは大きく、実力行使に出る公算は大だ。かつて同胞団によるテロが相次いだように、今後も再び国を揺るがす混乱が全土を覆うこととなろう。

2013-07-03

寒し!















御殿場市の標高は約450m。高原のために平野部と比べ気温もずいぶん低く、過ごし易い。しかし今日は朝からあいにくの雨模様。天気予報では20%程度の降水確率だったのによもやこんなに早く降ってくるとは思わなんだ。作業開始後しばらくは雨を耐えて続けていたが、雨が一向に収まる様子もないので近くのホームセンターに傘を買いに走り、そのまま雨の中でなんとか作業をやり遂げることが出来た。作業中は雨に加え風も強く、その風が濡れた身体から体温をどんどん奪い、寒いこと寒いこと。『寒い』と思ったことなんざ久しぶりにことだが、寒さで洟が垂れて来るほどだからね。これには参ったよ。作業が終わる頃には完全に身体が冷えきって、暖かいものが恋しくなった。そこで熱々のラーメンを食べて何とか回復。この寒さにはほんと意表を突かれたよ。

2013-07-02

富士の麓にて















久しぶりの出張で現在静岡県御殿場市に居る。
残念ながら肝心の富士山は、梅雨前線からの湿った空気の流入を受け厚い雲に覆われ、その山容のほんの僅かしか見えていない。裾野がチラッとだけ見えているだけと言ったほうが分かり易いね。明日は見えることを期待したいが何せ前線が北上中なのでまず無理だろうな。まあ、僕が山に行くと山に登らずとも大体今日のような天気になったり、ガスがかかったりして眺望が開けたことはほとんど無い。かつてネパールに滞在していたときも、2ヶ月近く居たにもかかわらずヒマラヤ連峰が見えたことは無く、今回と同じように雨季だったということもあったが「ネパールに居て山を見ず」という心残りな結果となっている。「そういうもんなんだ」と諦めている点もあるけどね。
富士山が世界遺産に登録されたこともあって、スーパーに買い物に行っても空騒ぎ的なグッズ販売などが行われている。富士山が世界遺産に登録されようがされまいが、太古の昔から富士の威厳は変わることなく、人々の心が移ろいでいるだけだ。世界遺産登録は日本人好みの「富士山ブランド」を新たに作り、そのブランドを追い求める人たちが突如行列をなしている。それを富士はどう思っているだろう。少なくとも世界遺産登録による注目度アップで、富士山の環境問題などにも光が当てられるようになったことは大きな成果だと言える。

2013-07-01

掃除疲れ















洗濯機の配送が2時過ぎと言うので『それまでに掃除をしておけばいいや』高をくくったのが間違いのもと。当然ながらこの家に引っ越して来てから一度も洗濯機の下なんぞを掃除したことが無いため、今まで使って来た洗濯機をのけてみると予想通りの汚れ様。防水パンの上はほぼ真っ黒で、おまけに洗濯機の後ろからはハンカチやら靴下やらが出て来てこれまた埃まるけ、あまりの汚さにしばし呆然とするもやらねばならぬことゆえ、やるしかない。
配送業者は時間通りに来たがよくあるパターンの凸凹コンビで、この2人に任せておいては不安なため新しい洗濯機を防水パンの上に置くまでをやってもらい、電気水道などへの接続はすべて自分でやった。あとは実際に洗濯してみての感想だね。妻が気に入ってくれるといいんだけど・・
今日は同時に電子オーブンレンジの入れ替えも行い、こちらはさっそく妻がパンを焼いてみたが古いオーブンより断然使い易いとのこと。あとは今後使い込んでいってどうか?というところかな。故障さえしなければそれでいいや。