2009-06-30

トイレ復活!


今朝、さっそくこの家をリフォームした建築業者に連絡すると、いろいろ世話になった担当者はすでに退社しており、代わりの担当者に取り次いでもらったもののどうも無愛想で印象がよろしくない。トイレの漏水の状況を話し、2年間の補償期間が半月ほど過ぎているがどうだろうか?と聞くと、にべもなく規則ですからという返事だった。まあ、金がかかっても直さないかんことは確かなので、修理に来てもらう段取りをつけてもらい昨日に引き続いて会社を早退する。
ロードスターをぶっ飛ばしてなんとか約束の時間に間に合わせ、いざ漏水箇所の点検の始まりだ。ここで便器と床面の隙間から漏水する旨を専門業者さんに説明すると、『おそらくこれは排水管と便器とを結合している部分にあるゴムパッキンからの漏水でしょう』ということになり、便器を解体することに。立ち会って見ているとさすがはプロで、無駄な動きなくあっという間に便器一式をバラし床面の排水口を確認する。すると案の定漏水しており、専門業者さん曰く『やはりゴムパッキンの劣化が原因のようです』と言う。しかしだ、TOTO製の便器一式でゴムパッキンが僅か2年で劣化して漏水するとは考えられない、もしそうだったらすべてのTOTO製トイレが2年ごとに解体修理が必要ということになる。なのでパッキンが原因ではなく、要はトイレ設置を施工した職人の人為的ミスでパッキンに傷をつけたか、うまく噛み合すことが出来なかったのが大本の原因であるはずだ。そう思いつつも顔には出さず担当者さんに『大手のTOTOがたった2年で劣化するようなパッキンを使用するとはけしからん!近所にあるショールームに怒鳴り込んでやる!』と勝手に息巻いていると、担当者さん曰く『いま点検させてもらって、修理箇所がゴムパッキンの交換だけだと分かりましたので、今回の修理費用はすべて我が社で持ちます』と言ってくれるじゃないですか!やったぜぃ。
この担当者、直接本人と会って話してみると電話の印象とはまるで違い、なかなかの好人物。専門業者さんがトイレを修理している待ち時間にいろいろと面白い業界話を聞かせてもらい、勉強になりました。おまけにこちらの本意も汲んでくれて至れり尽くせり。彼も聞く所によると営業ではなく建築現場の現場監督をしているということで、仕事柄馬が合うというか話しも噛み合い、これから何かあった時も頼りになるなという手応えがあった。これは大きな収穫だったと思っている。
さて、トイレ。パッキンも2箇所新品のものに取り替え、さらに粘土のようなものでシーリングして施工完了。みなさんにご苦労様をして、トイレの問題は解決した。これもほかって置いたら漏水が床板を腐らせひどいことになっていただろう。その点、我が家は運河よかったな・・と思っている。

2009-06-29

トイレの悩み


今日、次女の具合が悪く熱が39℃以上も出たため早めに帰宅すると、テーブルの上に『Toilet!』と書かれた紙が置かれていた。『はて、何のことだろう?』と思いながら次女の相手をしていると、用事を済ました妻が帰ってきて『今朝トイレを掃除していたら便器と床の間から水が漏れていた』と言う。『そりゃ拙いな』と思い便器と床の隙間に紙を差し入れて調べてみると、確かに紙が濡れておりしかもそれがどうやら汚水のようなのだ・・。なんてこったい!ますますやばいぞ。ひょっとしたらトイレのつまりが原因かも?と、ホームセンターに走りラバーカップ(排水溝にあててゴボゴボするやつ)を買ってきてすぐに試してみるが、床面から漏れているのであれば便器のつまりではないな・・そこで説明書などを見てみると、どうやら便器と床面の排水溝を繋ぐ部分のパッキンが原因かも知れない。
そういう問題ならばこの住宅をリフォーム販売した不動産業者の補償範囲内かも知れないと調べてみると、惜しいことに半月ほどその補償期限を過ぎてしまっている。とは言え今のうちに点検修理しておかねば悪化する一方なので、明日連絡して対処してもらう予定。
いやはや、思わぬときに思わぬことが起こるもので、まったくどうしようもないな。でも、汚水まみれになる前に気づいて良かったのかも?

2009-06-28

親バカな日


親バカかも知れないが、今日の長女は実にいい子だった。
まず次女と二人してこれでもか!と散らかした部屋を次女の昼寝中に一人できれいに片付け、次は僕が堤防で草刈りしていると『河川敷のゴミ拾いをしたい』と言い、火バサミとゴミ袋を渡すとこれまた一人で黙々と袋一杯になるまでゴミを集め、これ以上袋に入らないと分かるとそれを一生懸命家まで運んで来てくれた。
部屋を片付けている時も、ゴミを集めている時も、僕達は『○○せよ!』などとひと言も言っていない。特に後片付けなど普段は『片付けなさい!』と言ってもなかなかしないのに、今日は自ら進んで片付けていた。
長女に一体何があったか知らないが、あまりの良い子ぶりに妻ともども感心し、大いに褒めてあげたわさ。

ほんと子供というものは不思議なものだねえ。お疲れさん。

2009-06-27

新たなる楽しみ


果実酒作りに始めて挑戦してみた。というのも先日PANALI邸を訪れた際に枇杷の種で作られた枇杷種酒?を味見させてもらい、まるで杏仁豆腐のようなその甘い香りに刺激されて自分でも作ってみようと思った次第。枇杷の種はお隣の枇杷を頂き、むしゃむしゃ食べたものがたくさんあるので、それをPANALI氏のアドバイス通りに梅雨の晴れ間を利用して天日干しし、皮を剥いて下ごしらえしておく。それをこれまた始めて買ったホワイトリカーに漬け込み、氷砂糖を入れて完了だ。
もっと手間がかかるものだと思い今まで敬遠してきたが、こんなに簡単だったらいろんな物をじゃんじゃん漬け込むことが出来そうだ。今年は時期を逃してしまったが、来年は梅酒に挑戦してみようと思う。それに枇杷も種だけではなく実ごといけそうなので、これも試してみたいな。
こんなふうに新たな窓がまた一つ開かれ、のめり込んでしまいそうだ。すぐに味見したくても出来ないところがもどかしくもあり、楽しみでもある。

2009-06-26

Mask


べつにマイケル・ジャクソンのファンではないが、『スリラー』が爆発的にヒットした時のことや『ムーンウォーク』が流行った時のことはよく憶えているし、実際に自分も下手なりに真似をして遊んでいたものだ。そのマイケルが今朝のニュースで心肺停止状態で病院に搬送されたと伝えた時や、夕方のニュースで死亡したと知った時も『ああ、そう』と実に感心の無い反応を示し、実際に『どうでもいい』とさえ口走ったほどだ。そう思わせるのも近年の成形手術に代表する彼の異常と思われる行動に起因し、常々『愚かなことを・・』と思っていたからなおさら僕の彼への評価は散々だった。
しかし彼が亡くなった今になって、昔の映像を見ながら感じたことは『彼は果たして幸せだったのだろうか?』ということだ。スーパースターとしての地位を不動のものとした彼は、あらゆるものを手に入れることが出来たはずだ。でも彼が一番欲しかったものを手に入れることはとうとう叶わなかったのではないか?と、何の根拠もなく漠然と思う。彼はスターとして頂点に上り詰めた、しかしそこから彼が彼自身であることを否定する長い苦しみが始まったのではないか?世間が創り上げたマイケルのイメージは彼のアイデンティティーを傷つけ、彼を徐々に追い詰めて行ったのではないか?
まるで化け物のようにさえ見える成形しつくされた彼の顔を見て、僕は嘲笑し彼を否定した。でも亡くなってしまった今になって考えると、あの行き過ぎた整形手術もその他の奇怪な行動もすべてが、『真のマイケル』を守らんが為のMaskだったのではないか?と思えるのだ。世間が真の自分を否定し、虚像としての『マイケル』を求めるとき、彼はもはや自分の顔で皆の前に立つことが出来なくなったのだろう。それが彼の出来る最大限の抵抗だったのかも知れない。

齢50に死して、皮肉にも救いが訪れたということか・・
彼もまた、哀れなり。黙祷

2009-06-25

Bose 復活!


先日注文した12V ACアダプターが到着し、さっそくBoseのスピーカーに繋げiTuneを起動する。するとズーンというBose独特の重低音が鳴り響き、数ヶ月振りにスピーカーが復活した。そもそも以前書いたが自分の凡ミスでアダプターを紛失したことから始まり、それに気づかず他のアダプターを使用したことで発見が遅れ、最終的には同等のBoseスピーカーを持つPANALI氏邸に自分のスピーカーを持ち込んで動作確認をさせてもらい、その上でアダプターを購入するという実に時間と手間と迷惑をかけての復活劇。でも2千円ほどでアダプターを入手できたしBoseの音質もやっぱりいいので、終わり良ければすべて良し!と、しておこう。

明日からいよいよ僕の弁当にキュウリが導入される。と言ってもおかずとして加わるのではなく、普段昼食をあまり摂らない身ゆえキュウリが主食として2本、ほんとにキュウリだけの弁当として皆の前で齧ってやるさ。これがまた、いけるんだよね。

2009-06-24

畑と健康


昨夕、ピシウム菌に感染し大打撃を受けた芝生に薬剤を散布した後、今朝方になってまたかなりの雨量があり、果たして薬剤が流れて効果が薄れてしまったのでは?と心配したが、帰宅後にじっくりと見て回った感じではある程度の効果があり、菌の感染拡大は一応治まっているように見える。と言ってもいつまた再発するやも知れず日々の観察が重要となって来る。
朝方に雨が降ると困るのは各種野菜の収穫が出来なくなるからで、特にキュウリは夕方までにびっくりするほど成長し少々大きくなり過ぎてしまう。ほかにインゲン・トマト・オクラ・ズッキー二などが収穫可能で、我が家の食卓はいつもそうだが野菜がメインの低カロリー健康食となっている。これは何もそうしようとしているわけではなく、単に野菜をどんどん消費しないと次から次に収穫されて、食べきれなくなってしまうからそうなっているだけのこと。それが結果的に良いことに繋がるならうれしくなるよね。

まずは野菜作りから始めよう、そうすれば勝手に健康がついて来る。

2009-06-23

菌的侵攻


昨日、まだ明るいうちに帰宅して庭をぶらぶら歩き、庭木や花の様子などを見ながらふと足元に視線を移すと何かがおかしい。と言うのも一面きれいな緑色に染まっていた芝生が所々くすんでいるように見えるのだ。気のせいか?と思いよく見てもやはり明らかに変色し、その部分をつまんで詳しく見ると変色した葉に赤錆のような斑点が確認できた。それは至る所に出現した変色部分に共通したことで、ここで始めて芝生に病害が発生していると気づいた次第。今日になってネットで検索してみるとどうやらピシウム菌の仕業らしい。これは気温と湿度が上昇する今時分に多発する病気で、特に豪雨の後などに爆発的に発生するという。そういえば昨日は大雨洪水警報が発令され、気温・湿度ともかなり高かったのでピシウム菌が繁殖するには絶好の条件だったと言える。
さて、そのピシウム菌。進行が極めて早いため、ほかって置いたらあっという間に我が家の芝生は全滅してしまうので、さっそく仕事帰りにホームセンターに寄りピシウム菌に効く殺菌剤を購入した。これほど広がってしまったらもはや農薬を使わねば何ともならず、仕方なしに使用する。
指定の希釈率でジョウロを使い全面に散布して取りあえずの処置は終了した。後は経過を見ながら再発防止に努め、気づいたら迅速な措置を講じる予定。
それにしてもほんと知らないことばかりだな。もう少し遅かったら芝生が全滅していたかも知れない・・ああ、恐ろしや。

2009-06-22

すべてのものが腐りにけるよ


気温27℃、湿度90%以上。
これが今の状況だ。梅雨前線の北上で一気に湿気が増し、すべてのものがベトつき乾かず、おまけに臭いまで発している。今の気温くらいならジメッとしているが暑くはなく、クーラーの出番はまだ先のようだ。
午前中は相当の雨量があったようで、そとに出してあるバケツには15cmほども水が溜まっていた。それだけ降ったのなら・・と我が家と堤防の間の空き地を見ると見事に冠水しカボチャが水に浸かってしまっていた。最近の雨はしとしと降るのではなく、どーっと降る傾向が強いのも温暖化の影響だろうか?
洗濯物がいつまでも乾かず、ただ居るだけで体力を消耗してゆくこの季節、梅雨が明ければ地獄の暑さ押し寄せ、厳しい状況はまだまだ続く・・

2009-06-21

仲間たち


これまたボリューム満点の朝食を囲みながらあらゆる方面の話題について語り合い、その話題はいろいろかたちを変え、人を変えながら繋がってゆく。
カンボジア内戦当時の僕達はずっと若く、その頃の写真を見ながら『変わってねえな』とか『ちょっと太ったんじゃない?』と、言いたい放題。そうだな・・変わった点と言えば、当時のまだ若かりし自分達が内包していたものを、今の自分達は少なからずそれを土台にして、自分の生き様として表現しているところかな。

まだ銃やロケット砲を持った兵士がうろつくアンコールワットを、バイクをチャーターしてみんなで回ったことが昨日のことのように思い出され懐かしく、胸にキュッと来るものがある。確かに僕らは若く、無謀で、愉快だった。あの時の輝く様な経験を分かち合える仲間がいることは、僕の一つの拠り所でもあるのだ。その後みんなは分かれて、それぞれの旅を続け、今も続けている。でも僕らはまたいつでも『あの場所』へ集うことが出来る。それが『仲間』と言うものさ。

2009-06-20

超級ディナー



1997年、まだ内戦中のカンボジアはシェムリアプで結成されたチェンラ組が、8年振りにPANALI邸に集い、当時のことや近況についての話題に花を咲かせる。今回はメンバー1人が行方不明中のため参加できず残念至極。彼のことだからこの地球上の何処かで相変わらず真っ黒になりながら旅をしていることだろう。

様々な四方山話をPANALI氏手作りの超級料理をつまみながら話し、その美味しさを堪能しながら更に話題が盛り上がる。ふと気づくと時計はすでに0時を回り、残りは一眠りしてからだ。

2009-06-19

そして再び


昨夜はなぜかうまく寝つけれず、深夜1時から明け方まで悶々としながら過ごし、6時に朝風呂に入って強制的に眠気を払い朝食を摂る。朝食の内容も充実したもので、特にみそ汁の量の多さには圧倒された。汁物好きの僕にとってはうれしい限りだがなんでこんなに器が大きいのかな?ごはんをお代わりして腹一杯食べ、少し張り気味の腹を抱えてラジオ体操をし、現場の人となる。
あらかたの仕事を片付け11時に鳥取の現場を発ち、到着は4時半頃。途中渋滞も無く至ってスムース。3回目ともなると慣れたものでこれだけの長距離でもあまり苦にならなくなってきた。今回は2tトラックだったせいで身体の節々にトラックの震動から来る疲れが残っているが、これもぐっすり眠ればとれるだろう。

明日は再び高速の人になり友人宅を目指す。昔の旅仲間との再会が楽しみだ。

2009-06-18

西方での疲労


片道5時間の移動の後、すぐさま現場に入りあれこれ作業する。思ったよりも仕事は多岐に渡り、終始追いまくられて今日一日が終了した。
現場の気温は30度を超え、これだけ汗をかいたのも久しぶり。でも現場でかく汗は清々しくてやっぱり気持ちがいいね。
明日の打ち合わせが終わるとまっすぐ宿へ直行し、これでもかっ!という量の夕食を頂く。あまり期待していなかった夕食だけど、内容は充実し大満足。鄙びた温泉街だけどそれなりの趣きがあって、駅前の全国チェーンビジネスホテルに泊まるよりは断然面白みがある。

明朝は朝風呂をゆっくり堪能してから現場へ向かおうと思う。

そしてまた5時間の旅に出る。

2009-06-17

三たび西征


三たびの鳥取行きが決定し、その準備作業に追われる。当初日帰りの予定だったのが様々な事情から泊まりに変更となり、急いで宿を探すも前日の2時頃に探していてはどこもいっぱいで空きがない。やっとこさ見つけたのは鳥取市中心部から離れた温泉街の旅館。僕としては部屋にトイレ・シャワーなんか付いてなくとも温泉に入れることが第一なので、迷わずここを選び予約完了。不思議なのは僕が予約したプランでは素泊まりや朝食だけ込みという設定が無く、強制的に朝食と夕食が付いて来ることだ。宿泊料金が安いのに2食が付くのはありがたいが、たいていそういう場合は大した食事じゃないからな・・まあ、明日になれば分かること。とにかく現場までは一路安全運転を心掛け、居眠りせんように早く寝るとしよう。

2009-06-16

勇み足


夕方にかけ雷鳴轟き、幾筋もの稲妻が大気を切り裂くも雨は一時的に強く降ったのみで、乾ききった緑を潤すには到底足りず次の雷雨に期待するのみ。日が暮れるとすーっと気温が下がり、湿度はそこそこあるものの梅雨らしいジメッとした暑さを感じない。やはりどこかおかしいと感じるのは僕だけだろうか・・。

遠雷響く中、長女を連れて近所の歯科医院に出向きフッ素の塗布をしてもらう。本来なら幼稚園で行なう出張歯科検診のときに塗布してもらうことだが、先日の検診の折りにフッ素塗布の希望者を募るはずが何の連絡もなかった為にすっかり忘れて見逃してしまっていたのだ。出向いた歯科医院が幼稚園の担当医院でもあるので、話しが早いと事の次第を話してみると歯科医曰く『検診のときにフッ素塗布はしてませんよ。再来週にやる予定なので』と、まったく驚きのことを言う。『そんなことどこにも書いてなかったやん!』と言ってみると、『次回からはもっと分かり易い案内にします。今日はせっかく来られたんだからもう一度詳しく検診してフッ素塗布もしておきますよ。その方がお金がかからんしね』と来た。聞いてみると単にフッ素を塗るだけだと500円がかかるのだそうだ。それが検診や治療目的で来院し、同時にフッ素を塗布するなら無料になるのだと言う。歯科医がそうしてくれると言うのでそうしてもらい。医院を後にする。
結局歯科医にして見たら500円をもらうより、治療をしたということにしてフッ素塗布をすれば診療報酬分が加算され、割がいいと言うことなのだろう。
ま、じっくりとフッ素を塗布してもらったので良しとしよまい。

2009-06-15

枇杷美味し頃


僕の好物の一つが枇杷であることを知る人は少ない。二十歳前後の頃、毎週のようにオフロードバイクに乗って山へ出かけていたが、かなり山奥まで入り込んでいたので今は誰も住まぬ過疎の村に出くわすことも度々あった。それが今時分の季節だと大屋根が朽ち落ち、荒れ放題の民家の庭に残された見事な枇杷の木が、黄金色の果実をたわわに実らせており、それを遠慮なしに貪り喰ったときの喜びは今でもよく憶えている。その他にも小学生の頃、近所の寺の鐘撞き堂の脇に生えていた枇杷の大木から、住職の隙を突いて実をかすめ取ることが何よりスリリングで、その実がまた格別にうまかったこともいい思い出だ。こんな風に枇杷を見つけたらかすめ取ってでも喰う!という性質なので、いま我が家とその隣にある畑とのちょうど境際にある枇杷の木の存在は僕を毎日誘惑して実に危険だ。
ところが去年のこと、この畑の持ち主から我が家の庭に越境するかたちで枝を伸ばした枇杷の木の、我が家側に生った実はどうぞ自由に穫って食べて下さいとの許しをもらった。その量たるやザルに山盛り2杯分はあっただろう。これほど枇杷を食べた年は無かったな。
そして今年だ。先日畑をやりに来られていたお隣さんに、遠慮なしに『今年も実をもらってもいいですか?』と聞くと、『もちろんです!』と快諾してくれた。これで心ゆくまで枇杷を楽しめそうだ。もちろん枇杷の苗も育てているので、いずれは自給自足できるようなるだろう・・と、淡い期待を寄せている。

2009-06-14

超ド級ムカデ出現す!



相変わらずの草刈り作業は山場を迎え、いよいよ堤防南斜面の葛の本丸へと攻め込む。遠目から見るだけでも葛の葉が薮の上面を覆い尽くし、その葉の下にはススキや野茨が絡み合うように混在しているのが予想され『さて、どこから攻めるべきか・・』と、しばし考え込みながら新品のチップソーに交換し燃料を満タンにする。
実際に刈り始めると作業は難航を極め、草刈り機に葛以外にも様々な蔓系植物が絡まりうまく刈り払えず往生する。そこを少し乱暴なくらいに草刈り機を振り回し僅かずつ進んでゆく。長年ほったらかしになっていたせいでゴミの量も尋常ではなく、ドッジボールにサッカーボール、ソフトボールに漂白剤のボトル、アルミサッシに傘や鍋といった雑多なモノが出て来る出て来る!その度に草刈り機を止め、一カ所に集めては刈り進んでゆくの繰り返し。大汗をかいて熱中症気味になり始めたところで大方の草を刈り一段落。刈り終わって分かったことは葛の根のほとんどは、コンクリート擁壁のちょうどコンクリートの目地の隙間から出ていたということだ。そのせいでコンクリート擁壁にゆがみが出ているほど。あらためて葛の強靭さを思い知らされた気がし、おそらくこれしきのことじゃ壊滅させることは無理だろうと、終わりなき闘いが始まったことを実感する。

草刈り作業中、枯れ草の塊を払ったときにその下から鉄砲ミミズ級のムカデが出現し、一瞬凍り付き草刈り機を持って身構えてしまった。その大きさと言ったら確実に20cmを越え、超ド級の恐ろしさだ!それほどの大きさともなったらムカデ特有の赤みを帯びた感じはなく、全体的に深い緑色をし如何にも強そうだ。こんなヤツに噛まれたら一瞬にしてショック死するか、その痛さに発狂してすぐそこの川に身を投げるしかないだろう。虫に対してこれほどの恐怖を感じたのは久しぶりだ。と言うか、これほどでかいムカデを見たのは始めてだ。この世にはまだまだこんな恐ろしい生き物が、しかもすぐ近くに潜んでいるんだね・・ちなみにムカデには噛まれんかったけど、足元から這い上がってきた蟻に右膝周辺を執拗に噛まれ、痛くて痒くてたまらない。これも草刈りの報いだろうね。

2009-06-13

5th Birthday


長女が5歳の誕生日を迎えた。

今週に入ってからは『My Birthdayまであと何日?』と毎日のように聞いてきて、とても楽しみにしているようだった。それもそのはず妻がだいぶ前から誕生日プレゼントをリビングのよく見えるところに置いていたので、それを早く開けたくて仕方が無かったのだろう。その誕生日プレゼントもすべて開け約束していた花火もし、長女は大満足の様子だった。
親にしてみれば5歳になるまで風邪をひいたくらいで病気一つせず、大きな怪我も無くいつも元気いっぱいなので、これに越した喜びはない。これからも今までのようにすくすくと成長してくれることを願い、親の自分もそれに引っ張られて成長できることを望むばかり。

2009-06-12

鳩落つ


自民党の鳩山君が大臣を辞任したが、実に組織というものは不可解で厄介なものだな。確かに郵政会社の行いは税金が絡むことだけに民間企業が勝手にやったことだ・・だけでは済まされないのが当然だし、その中身を精査すればボロがたくさん出て来ること間違いないだろう。政府や役所も含め、公的機関のほとんどが税金はほかっといても自然と湧いて来るものだと思い込んでいるはずだ。そんなところが税金を最も合理的に使う方策はなにか?どうすべきか?などと言うことを真剣に考えるわけがない。単に『これはこうしちゃえばいい』と処理しているだけだろう。そういう観点から見れば鳩山君が吼える理由も理解できるし、郵政会社の西川社長が『与えられた仕事を全うする為に社長を続ける』と、平然と言ってのけることに対して『恥ずかしげも無くよくそんなことが言えるもんだ』と呆れ果てるのも当然だ。

あくまで自分の思うところの正義を貫こうとした鳩山君と、それを認めなかった内閣。鳩山君が言った『世の中、正しいことが通らない時があるんだな・・』とは、何をいまさら言っとるのだとこれまた呆れるが、こんな連中が集まって出来た内閣なぞ所詮はそんな程度のもの。まるでガキのケンカにてどっちもどっち、そんなことよりもっと大事なことがあるやろに・・と毎度のことながら我が政府の無能振りに怒りを越えて脱力する也。

2009-06-11

動かざること山のごとし・・


ここ数ヶ月はずっと内業が続き、現場へ出るのは出張などで数日出る程度。外はいい天気だってのに日がな一日モニターとにらめっこを続け、動くといったらトイレへ行く時か気分転換にちょっと外へ出るくらい。なので会社にいる時はおそらく100歩も歩いてないんじゃないか?と思うほど。家からは車通勤なのでほとんど歩くことなく会社へ到着し、会社に入ってしまえば前述の通りほとんど歩かない。
こんなことを続けているから体力は落ち、身体はなまり、おまけに太って来てしまった。同じ太るにしてもこんな太り方は自分としていただけないと思っている。こんな状況で現場が始まっても、しばらくはついてゆくだけで精一杯、ヒイヒイ言いながら仕事することになるんだろうな。
とにかく早く現場に出て、汗水流したいものだ。

2009-06-10

wildlife な日常



梅雨入りし、雨雲来たりて湿度上昇するも例年よりは気温低く、まんだ過ごし易い夏の始まり。長期予報では暑い夏になると言っていたが、果たしてどうなるだろう?そりゃ、気違いじみた酷暑の日が少ないに越したことはないが、いつぞやのような雨ばかりの冷夏も困ったもの。ま、こればかりは人間様ではどうにもならぬことゆえ、為すがまま為されるがままに流されるのが宿命と言うもの。ただね、異常気象をとらえて『ゲリラ豪雨』てな野卑な表現はよしてもらいたいね。それがその時の社会的背景を表していると言えば確かにそうかも知れないが、ちょっと情緒がなさすぎだ。

今朝はJackieの散歩のとき、堤防の上から鵜が水中を自在に泳いでいる様子がよく見えた。実にスイスイと巧みに藻の間をすり抜け、まるで異形の魚のよう。スッと水面に首を出し、僕の姿を認めるとピューっと潜行し去って行った。
こんな何気ない自然の一コマも僕を楽しませるには十分だ。
本当にここに越して来て良かったと思う。

2009-06-09

上昇志向


突如梅雨入り。それにしては雨が少ないな・・

先日張った結界の効果はなかなかのもので、軒下には累々とヤスデの屍が転がり『無慈悲なことを・・』と思う反面、雨が降っていないのにこれほどの数のヤスデが我が家に侵入を試みていたのか!と、驚きと恐怖を隠せない。しかし何故ヤスデは家に取り付き這い上がろうとするのだろう?身を隠す場所が無いならいざ知らず、隣の空き地は草も生え身を隠すにはうってつけのじめじめしたポイントがいくつもあるのにまったく不思議なことだ。昨夕は空き地を挟んだお隣さんの娘さんが店舗兼住宅の外壁を箒で盛んにはたき、そして地面を掃いていた。その彼女の気持ち、よ〜く分かるぞ!

さて、一度目の結界は良く効いたものの、その後吹き荒れた強風でほとんどの薬剤が吹き飛ばされ、結界が手薄と見るや再び無数のヤスデが外壁張り付き侵略を始める。ふと、隣の空き地との境にあるブロック列を見てみると、ぎょうさんのヤスデが次から次へと草むらから這い上がって来てはブロックの上を行進している。
ううむ〜やはり本丸を守っているだけでは埒があかぬようだ。ここは一つ兵站線を断つような作戦を取らねば、いつか本丸も危ういことになりそうだ。

2009-06-08

核ゲーム


地下核実験やら弾道ミサイル発射準備やらで世間様をお騒がせ中の北朝鮮。どうしても核保有国になりたいそうだが、確かに現状で核武装している国を見てみると、米英仏中ロにインドとパキスタンそしてイスラエルを加えた8カ国。そんな錚々たるメンバーに加わることが出来れば、一足飛びに大国の仲間入りができると考えているらしい北朝鮮の浅はかさは今に始まったことではないとは言え、ほかって置いたら何をしでかすか分からぬ国ゆえ危険極まり無い。
それにしても核保有国の面々は国連安保理の常任理事国が顔を並べ、従来どおり自分の国に都合が悪くなると拒否権を発動して話しをご破算にする、まったくもって不公平な権限を持った国が、更に自分達は核を持っているのだぞ!という目に見えぬ恫喝で辺りを睥睨している様は、まったくもって不愉快千万だ。こんな状態だから核を持てば有利になるとの読みが先行し、核保有を目指す国々が後を絶たないのあろう。それもまた道理。その点についての北朝鮮の主張になんら間違いは無い。ただ、やはり核のカードをちらつかせる北朝鮮のやりかたが世界から冷たい目で見られているのも実情で、しょせん大国になる器では到底無いことが明白である。

2009-06-07

庭いじりのススメ


朝から今に至るまで強風吹き荒れ、この季節としては珍しい天候だ。しかしそのおかげか空気も比較的乾燥し蒸し暑さも無く、夜になるとスーッと冷えて来るのでよく眠れて大変よろしい。昨日書いたヤスデの出現数が昨年より少なく感じるのは、ひょっとしたらこの乾燥した天候の影響があるのかも知れない。ということは湿度が増し雨が増えれば再び大量発生するということなのだろうか・・・あな恐ろしや。
野菜類は概ね順調に育っているようで、トマトはまだ赤くはならないが収穫時期も近いだろう。キュウリも実を付け始めたしズッキーニも快調。その他諸々の野菜も着々と成長を続け、夏野菜地獄はすぐそこにまで迫って来ているようだ。

長女の通う幼稚園の父親参観から帰ると庭に出て、取りあえず一周して様子を確認する。先週は出張がらみの早出などもあり細々とした作業が出来なかったので、例えばキュウリの脇芽がネットにうまく搦めず下に垂れていたり、河川敷に植えたドングリの木が草に埋もれてしまっていたりと、すぐにやる必要もないがいつか必ずやらねばならぬことばかりが異常に溜まっていて、てんやわんやの大忙し。ただ、忙しいけれど作業していると心がほぐされて来るので、心身ともにリフレッシュできる。
そうだな、庭や畑、堤防や河川敷は僕にとっての再生フィールドでもあるのだね。

2009-06-06

粉と結界


昨日、山陰では雨がぱらつく程度で何とか天気はもち、おかげでやるべきことをすべて片付けて帰路に着くことが出来た。そのころ東海地方では結構な雨量があったようで、妻によるとちょうど野菜が潤って有り難い雨だったということだ。しかし、その雨には厄介な副産物も付いていたのだった・・。
それはヤスデ!気温と湿度が上がり始める今頃になると何処からともなく大量に現れ、特に雨上がりには我が家の外壁という外壁を這い上がり、その様は正視できぬくらいおぞましいものがある。今朝も妻が外に出て大声で叫んでいるので見に行くと、すでに何十匹ものヤスデが庇の裏を這っていて気色悪い。さっそく妻からは『白い粉で結界を張るように!』と指令が下り、ゴーグル・マスクの完全装備で母屋と離れを取り囲むように結界を張ってゆく。この白い粉に触れるとヤスデ達はしばらく知らん顔して我が物顔に這い回るが、そのうちに薬が効いて来てお陀仏となる。しかしこの結界、雨に弱くすぐに流されてしまう欠点があり、大雨の後などはその効力のほとんどが失われ、その後のヤスデの大襲来をまったく防ぐことが出来なくなってしまう。
この辺りの問題をクリアできればヤスデの襲来の大部分を防げると思うのだが・・ダメかな?

因幡の白兎


久しぶりにインターネットの無い環境で一晩を過ごし、あたり前だが『無くとも別段なんともないな・・』と、たまにはネットから離れてみる必要を感じた次第。
鳥のさえずりで目を覚まし、カーテンを開け外を眺めるとあいにくの曇り模様。でもすぐに雨が降って来る気配もない。バイキング式の朝食を済ますとすぐに宿をチェックアウトし、海を目指すべく北上する。しばらく走ると国道9号線にぶつかり島根方面へと左折し、白兎海岸へ。海岸にある道の駅に駐車して、釣り人がちらほらと見える砂浜へと降りてゆく。やっぱり海は良いものだ。いつも海を見るだけで感動し、なぜかわくわくして来る
砂浜周辺を暫時散策した後、急いで現場へと向かい今日の作業に取りかかる。
その仕事もかなり早い段階で終了し、ふたたび同僚を乗せて東へと向かう。帰り道は神戸に入ってから事故車の影響で大渋滞になっていたが、事故現場を過ぎると再び高速走行で流れ出し無事帰宅。
運転は疲れるが、また次回も行きたくなる、そんな恵まれた出張だった。

2009-06-04

温泉三昧


朝7時前に同僚を駅で拾い、高速を一路西へとひた走る。今回も京阪神圏での渋滞は無く、ストレスをあまり感ぜず中国道入りをすることが出来た。
中国道に入ってしまえば車少なく山間の道を快調に飛ばし、5時間をきって現場に到着。さっそく作業を開始し、あっという間に一日が終わってしまった。
今回は引き続き明日も仕事があるので、今晩は鳥取中心部から離れた元の年金保養センターに宿泊。宿泊料金がかなり安い上にここは温泉地でもあるので天然温泉を堪能できるという至れり尽くせりの宿。現場の皆と鳥取駅前の料理屋で宴を楽しんだあと門限ギリギリで滑り込み、人のまばらな湯船にどっぷりと浸かりながら旅の疲れを癒したのだった。

2009-06-03

そして、ふたたび西へ


明日は早朝からふたたび鳥取を目指して高速の人となる。片道約5時間、380kmの道のりだ。今回は僅かに出発時間が遅れそうなので、その影響がどう出るか心配でもある。京阪神地区さえ渋滞無く通り抜けることが出来るならば、おおよその到着時間も予測可能だ。車の運転は好きなのであまり苦にはならないけど、問題は車種だよな・・先回の2tロングトラックなら四の五の言わずにひたすら転がしてゆくだけだが、今回は乗用車なのである程度運転自体を楽しみたいと思っても、最近の車は単なる移動手段と見なされ、運転する楽しさを味わうことが難しくなっているように思う。運転していても楽しくない車と5時間も共にするのはまったくもったいない話しだな。できることならロードスターでかっ飛ばしたかったが如何せん、荷物が載らんので!・・・しゃーないことなのさ。
さ、今日は早よ寝て、明日に備えるとしようぞ。

2009-06-02

風邪3態


娘2人にそして妻までもが風邪をひき、これではいつ自分がひいてもおかしくない状況だ。飛沫感染を防ぐなんて言うけれど、ちびっ子が2人もいるとそんなことは出来るはずも無く、夕食の食卓では並べられたおかずに向かって盛大に『はっくしょん!』を連発してくれる。もちろん、くしゃみの時は口を押さえるようにと厳しく教えてはいるが、かえって口をしっかり塞ぎ過ぎて『ぶほっ』とオーバーフローし、かわりに鼻水を飛ばす惨憺たる状況だ。ここに至っては如何なる予防措置も無意味であるので、風邪のウイルスが体内に入っても発病しないような体力を維持することが重要になって来る。そのためにはまずは睡眠なのに、なかなかこれが早く寝れない。いや、寝ようとしていないのかな。いつも決まって0時をまわってから床に就くようなことをしているので、こんな調子じゃ僕が風邪をひくのも時間の問題だな。現になにやら身体が熱いし・・。とにかく今日は寝よう。

2009-06-01

愚かなる失敗


日曜のこと、妻が突然『そういえばかなり前からBOSEのスピーカーが鳴らないんだけど』と言い出した。なるほど、最近確かに音楽をかけていなかったな・・と思いつつ調べてみると、やはりどうやっても音が出ない。こんなものがそう簡単に壊れるわけはないし、はておかしいなと断線の可能性も疑い配線を見ていると、スピーカー側に12V1.2Aと書いてある。あれっ?とACアダプターを見ると5V500mAと書いてあるやんか!これじゃー全然電気の容量が足らずスピーカーが鳴るはずもない。そこで思い出したのがYahooを解約してレンタルしていたモデムなどを返還するため、ACアダプターを梱包した時のことだ。確かあの時はバタバタしながら作業していたので、注意はしていたはずなのに取り違えて梱包してしまったのだろう。みすみす何の問題も無いしかもBOSEのACアダプターをYahooなんぞに送ってしまい、まったくもって痛恨の極み。自分が情けなくて腹立たしい。
違うACアダプターを送ってしまったことをすぐに気づけば良かった知れないが、如何せん送ってしまってからもうひと月以上も経っていて、今更どうしようもないだろう。幸い2千ほども出せば新しいACアダプターが買えるから良いとはいえ、あまりの凡ミスに我ながら呆れ果てて候。