2007-05-31

効果


態度の悪いローン担当者のことだが、僕が不動産業者を通してクレームをつけたため担当をはずされることになり、変わってその支店の所長さんが受け持つことになった。その所長さんが実によく気がつく人でこちらの質問にも丁寧に答えてくれ、こちらにプレッシャーをかけるようなことはせず安心してまかせていられる。人が変わるとこんなにも対応が変わってくるのか?と、驚く程の『差』なのだ。今回たまたま文句を言ったから担当を変えてくれたが、多くの人が嫌な思いをしても『まあ、ええわ』で終わって来たんだろうな。それではダメなのだ。

2007-05-30

点景


またまた風呂での出来事だが、娘と一緒に湯船に入っていて風呂から上がる前に湯船の栓を抜き、お湯と一緒に排水口に吸い込まれる真似を悪ふざけでやって見ると、娘が『ダディー!』と叫びながら必死になって僕を助けようと手を差し伸ばしてくれた。始めはおかしくて笑っていたのだが、娘の表情が真剣そのもので仕舞には泣き始める有様。こりゃ悪い事をしたと思い、もう二度とやらないことにした。それにしても僕のためにあんなに必死になってくれるなんて、うれしいよな。

2007-05-29

たわけたこと


住民票を取る機会は多いと思うが、外国籍だと税金を納めていても原則的に住民票に名前が記載されないという事を知っている人は少ないと思う。戸籍謄本を取ればそこにはかろうじて僕の妻であると記載されているが、書面上の事では何かと外国人は差別されている。今日も妻が印鑑登録をしに役所に出向いたのだが、印鑑で使用している漢字が本名と違う(あたりまえだ!)という理由で拒否された。アレクザンドラなんて長い名をアルファベットだろうがカタカナだろうが印鑑にする事など不可能だ。そう抗議すると、印鑑で使用した漢字でいちど通称名登録をすれば印鑑登録を行えるという。ただし、その通称名を使用している証拠がいると言うのだ。たとえば通称名宛てに来た手紙や、通称名で登録したメンバーズカードなどを提示しないと印鑑登録も受け付けれないと来た。さすがに頭に来て怒鳴りつけてしまったが、何とバカな理由か!ちゃんと税金を納めておるのにつまらぬ理由で印鑑登録さえもままならぬとは!小役人にぼやいていても埒があかんので、クロネコの送り状の宛名に妻の印鑑の漢字を使用したものを作り証拠とする事にした。役所に確認したらそれで結構という事だったが、その場しのぎの偽物でOKならそんな手続き自体まったく無意味なことなのだ。

2007-05-28

なっちゃいない


つまらぬ事で腹を立て、妻とケンカをしてしまった。お互いに言い分はあるのだが今回はどう見ても自分が悪かった。仕事上のことでイライラが溜まり、知らぬうちに懐が狭くなっていたようだ。普段ならそんな事で怒らなかったはずだし、第一怒るような事ではない。妻が良かれと思いしてくれた事に対して腹を立てるなんて最低だ。どうもいけないな。仕事がここまで僕たちに影響して来るのは避けなければならない。仕事でストレスを溜め、家でそれを出してしまうような生活は続けるべきでは無い。妻や子供達がかわいそうだ。仕事と家庭との線引きをはっきりさせねばいかんな。もし仕事がこれ以上浸透して来るようなら、打つ手は一つしか無い。そうだろ?

2007-05-27

銀行人


住宅ローンの関係である銀行の担当者と接触する機会が多くなっているのだが、どうもその人は苦手だな。キャリアウーマン風の見るからに良く仕事のできそうな人なのだが、話していても何かひっかかるというか、う〜んどう言ったら良いのか冷たい印象を受けるのだ。本人の態度は表面上慇懃であるものの言葉尻にはどこか『お金を貸してやるんだぞ』という金貸しにありがちな高慢な思考がかんじとれ、こちらの質問に対しても人を見くびったような表情をするときさえある。始めはあまり気にもしなかったが回を重ねるごとにそんな態度が気にかかるようになったので、担当を変えてもらう事にした。当たり前のことだが金を借りようがあくまでもこちらが『客』である事を忘れちゃいかんだろ。後にしこりを残したくはないがダメなものはダメなのさ。

2007-05-26

いよいよ


最重要課題であった家のことだが、一度停滞していた話にめどが付きいよいよ動き始めることとなった。銀行の仮審査は通っているので後は家の業者と契約書をかわし、それを持って再び銀行の本審査を通せば売買契約としては成立する。それはあくまでも第一段階でその後が大変だろうな。引っ越しやらそれに伴う各種の手続きやら考えるだけで嫌になる。巨大なローンもあるし・・とにかく事は今日から本格的に動き始めたのだ。子供達の事を思えばなんてことないわさ。

2007-05-25

まわりもの


懇意にしている自動車屋から電話がありお金を取りに来いという。払えというならまだしもお金を取りに来いとは奇妙な話なので何のことか?と聞いてみると、3月にロードスターで事故にあった際の修理費用と代車代が相手の保険屋から支払われたそうで、その中の代車代を僕に返すというのだ。もともとロードスターはその自動車屋を経由して購入したものなので僕に対しては代車代などは取らないことになっているのだが、今回は相手が悪質だったのと修理費が保険で支払われることから遠慮せずに代車代を請求しときなよ、と勧めておいたのだ。自動車屋が言うには全額もらうと何か気持ちが悪いので半分だけでいいと言う。そこで仕事帰りに寄ってみると、渡されたのは3万円!驚いてなんでそんなに多いのか聞くと、自動車屋も何で代車代だけで計6万も払い込まれたのかまったく分からんそうなのだ。まあ、多い分には良いかということで、事故の慰謝料としてもらっておくことにした。お金はまわりものとはよく言ったものだよな。

2007-05-24

Bath time


いつものように上の子を先に湯船に入れ身体を洗っていると、突然『No!No!No!』と騒ぎ始めるではないか。『どうしたの?』と聞くと、湯船から出たいと言う。そう言いながら股間のあたりを気にしているので『オシッコしたの?』と顔を覗き込むと、『してないよ』と口では言いながら、目は別のことを言っている。上の子は水遊びが大好きなので湯船の中ではしゃいでいるうちに思わず漏れてしまったのだろう・・本人は最後までしていないと主張していたので信じてあげたいが、どうも怪しいな。少々混じったところであまり気にはならないのだが、妻からクレームがついたので結局真偽定まらぬまま湯船の湯は抜かれたのであった。

2007-05-23

マニュアル


物事を進めてゆく時、マニュアルが必要になることは多々あるが、反対にそのマニュアルにガチガチに縛られて本来の目的である作業を円滑かつ効率的に行うことを阻害する結果に陥ってしまうこともよくあることだ。良い結果を出す為のマニュアルのはずが単なる規定集として扱われ、聖書やコーランのように絶対的のものにされてしまっている。スタッフはまずそのマニュアルを読み解くことから作業が始まり、バカバカしいとこぼしつつも書類の山を築かねばならない。それにしてもそのマニュアルに縛られし者どもは何とかしようと思わないのだろうか?

2007-05-22

何のために?


今日はとうとう子供達と顔を合わせること無く一日が終わってしまった。仕事のつまらぬ打ち合わせが長引き帰宅したのは22時過ぎ、当然子供達は眠ってしまっていたのだ。同じ家に暮らしているのに子供達に会えぬとはなんとつまらぬ一日だろうか。それが当たり前という人もいるが、僕には異常としか思えない。そこまでして働いて一体何を得るというのか?残業代か?それとも会社の為に尽くす良き?社員としての評価か?そんなものはどちらもくだらないものだ。僕にとってはそれで得るものなどは無い。むしろその為に失うものの方が遥かに大きく、二度とは戻らないかけがえのないものなのだ。

2007-05-21

平和ぼけ


コウノトリの国内繁殖成功のニュースを見ながら妻が『なんて日本は平和な国だろう、コウノトリのことでこんなに時間を割くなんて!』と、あきれはてていたが、確かに今の現状を見てみれば北朝鮮云々とは言うものの他国から攻撃されるわけでもなく、また攻めてもなく、武装勢力や宗派間の対立も無い。銃をぶっ放す馬鹿者は人を殺すつもりは無かったとほざいて投降し、近所の住民は『これで安心して眠ることができる』と、まるですべての悪が滅び去ったかのように話している。本当になんて平和な国なんだろう。平和なのは何よりも良いことだと思う。だが、海の向こうを見てみれば毎日どこかで爆弾が爆発し、銃撃が行われ、幼き子供達が犠牲になっている。今は平和にどっぷりと浸かってはいるが、この平穏がいつまでも続くとは到底思えないのだ・・続くのだろうか?

2007-05-20

輝ける闇


開高健の『輝ける闇』を熱中して読んだのは十何年も前のことだ。内容はぼんやりとしか憶えていないが『輝ける闇』というタイトルだけは不思議と脳裏に焼き付いていて、何の脈絡も無くよみがえり、そして消えてゆく。『闇』が『輝く」という逆説的な言葉は当時十代だった僕には非常に刺激的で、たったそれだけの言葉から多くのことを学ばせてもらった。今日も姪のダンスの発表会を見ているときにふとその言葉が現れ、しばらく何か大切なことを考えていたはずなのだが今はキレイさっぱり忘れてしまってまったく憶えていないな・・困ったものだ。良い考えが浮かんでも次々と消えてゆくようじゃちょっと頼りないわな。

2007-05-19

様々な死


若きSATの死は不運としか言いようがないが、上司達は彼を殉職に追いやった無策無能を恥じ、責任を取らねばならない。人質事件に対してはアメリカのような即強硬突入射殺式も荒っぽくて受け入れがたいが、今回のように撃たれた者を5時間も放置し、なおかつ死者まで出すようなお粗末な作戦では警察の存在意義まで問いたくなる。かえって有志で対処した方がうまくいったとさえ思えるくらいだ。人質の命を優先させるという日本の伝統は良いことだと思うしこれからも続けるべきだが、対応する警察力に関して言えば過去の事件と比べても格段に低下しているのは間違いないことだ。上辺や格好だけでSATや対テロ部隊と言ったところで任務を果たせないなら無いのも同じではないか?長久手の事件では仰山の警察官が大仰に現場を取り巻いてこの結末だった。これを見て警察を頼もしく思った人は居ないだろうな。

2007-05-18

また一人・・


とうとう同僚の一人が臨界点を迎え、この現場を去ることとなった。実際去るかどうかはまだ確定ではないようだが、今回のことで会社に対する不信感ばかりが増幅しており、それをこらえて仕事を続けることはできないと思う。彼が現場を去ることを決めた気持ちは良く理解できるし、むしろそうすべきだとさえ思う。人それぞれ処理能力は違えども日々こなしてゆける絶対値というものはあるはずだ。それを越える要求をされた場合、短期ならば無理をすれば何とかなるかもしれないが、継続的に長期間続くとなると先が見えぬ不安さから精神的に不安定になるのは当然のことだ。その時はやはり辞するしかないだろう。もちろん悔しいがね。
これで今年に入って2人の有能な人が会社を去ることになった。同僚としては惜しいことだが本人のことを思えば良い選択をしたと思っている。

2007-05-17

何故に命を奪わねばならぬのか?


またもや幼子がその命を断ち切られ、見えていたはずの未来は暗き狭きバイクのヘルメット入れの中でついえてしまった。さぞや苦しかったことだろう、怒りを通り越し深い悲しみしか感じられない。命とはそんなに軽いものなのか?そんなに粗末なものなのか?子は親を選べない。だからと言ってこの結末を幼子の運命だと言ってしまうにはあまりにも酷すぎる。母親とその彼氏は万死に値する人非人であることに変わりはないが、そんな母親でも幼子は命尽きる時まで『ママ!ママ!』と呼んでいたに違いない。それを思うとやりきれなく、ただただ冥福を祈るしかない・・

2007-05-16

恵み


自称雨男の自分がこれほどまでに雨の恵みを感じた事は未だかつてなかったことだ。だが、悲しいかなこれも仕事がらみの事でただ単に日々の作業がたまりにたまり処理できなくなったから中休みが欲しいというだけなのだ。今のペースだと毎週最低一日は雨に降ってもらわねばならず、更に強力な雨男、雨女が必要でぜひともジャンジャカ降らせてもらいたい。沖縄は今日梅雨入りしたと言うが早く前線がこちらにまで上がって来てくれないものか?天頼みという今の状況からは脱却したいものだが、なかなかそうはさせてもらえそうにないな。同僚も臨界点を迎え、もういよいよダメそうだ。次は自分かも知れないがもうどうでもよい事だ。自分は自分の納得のゆくようにやっていく。それだけのことさ。

2007-05-15

気がつけば・・


ふと気がつくと、もう寝る時間になっている。数時間後には起きてついさっきまで居た感じのする現場へ行かねばならない。こんな調子だと働く為にだけ生きているような、そんなつまらぬ毎日になってしまう。下の子は家を出る時はまだ眠っている。そして家に帰ってくる頃にはもう寝付いてしまっている。子の寝顔を見るだけの生活なんて味気ないもんだ。『いま』という時は二度とない。そう思うからこそ失われてゆく時間を大切にしたい。

2007-05-14

近所のあれこれ


子供がいるとその子をきっかけとして知り合いやら友人ができ、自然と輪が広がってゆく。そんな具合にこのアパート周辺でも輪ができ、夕ご飯前の時間には10人を越える人が集まる時もある。そういう場で何をしゃべっているのかは知らんが、どこでそんなこと聞いたん?という内容のものも多い。例えば、あの人はいくらで家を購入しローンがいくら残っているかなどという事まで話されているようだ。面白い事には特にウチの妻がそうなのかも知れないが、お互いを呼び合う時は『○○ちゃんのお母さん』と呼び、もう何年もの付き合いなのに相手の名前を知らない人がほとんどと言うことだ。だから突然『○○さん!』と呼ばれても誰の事かさっぱりわからない事も多い。あくまでも子供を基準とした関係というものなんだ。

2007-05-13

考える時間


平日は仕事に追われ、週末は子供の面倒や買い物、中古住宅に関する諸々のことで振り回され息つく暇もない。ただボーっとしていたいだけだがもちろんそんなことは許されず、やらねばならぬことが次から次へと増えていく。自分が望む望まないに関わらず周りの環境がそのように変化していくことについていけないと思う時もある。こと家族に関わることなら何としてでも解決していこうとがんばるだろうが、仕事となるとね・・そこまで会社の為に尽くそうとする気などもともと持ち合わせていないし、意味もない。だからこそ仕事の為に家族との大事な時間が削られることは我慢がならない。ここ最近は忙しさにかまけて物事をゆっくりと考える時間を持てなかった。どうもその場の勢いだけで事を済ませて来てしまった感がある。もう一度見直さねば今のサイクルから抜け出す事はできないだろな。

2007-05-12

ローンのあれこれ


住宅ローンで一体いくらまで借りれるのか?その額は簡単な計算式で割り出せるが、じゃあそのお金をどんな方法で返済していくかについては非常に複雑な仕組みが待っている。ようは金利の問題で変動金利を取るか、固定金利を取るかでまったく違ってくるし、固定金利にも3年,5年,10年などがありそれぞれ利率も違う。さらには銀行のやっている金利優遇プランなどが絡んでくるとどれがお得なのかさっぱり分からなくなる。金利はこれから確実に上がっていくから長期固定が良さげだが、金利優遇プランを最大限に生かせば短期の固定でうまいことやって行けそうなも気もする。いずれにしても生き物でもある金利相場のことだから動きを予測するしかなく、当たり前のことだが10年,30年先のことなど分かるはずもない。分からないものをベースとして資金計画を建てていくのだから無茶だよな・・

2007-05-11

愛嬌


思わず笑ってしまった。家に帰ると妻がガス給湯器の調子がおかしいと言う。お湯がまったく出ないらしい。それでは風呂どころかシャワーも浴びれないので困ってしまう。そこで電源を切ったり、ブレーカーを確認したりしたが原因が分からない。給湯器自体付け替えて1年も経っていないので故障も考えにくいが分からんのでガス会社に連絡してみると、いくつかの確認項目を聞かれたが給湯器自体は同じ状況だ。そのあともいろいろ試したがまったく燃焼してくれないのだ・・て、待てよ、燃焼しないということは・・?まさか!すぐにベランダに出て給湯器の下にあるガス管を調べてみるとやっぱりだ!ガスの元栓がしっかり閉じてありました。上の子がいじっていて閉じてしまったのだろう。かなりすったもんだしたが最後はかわいらしい落ちでなによりでした。

2007-05-10

風雨去りて新緑映ゆ


低気圧の通過に伴う雨と風で大荒れの一日だったが、おかげで現場作業も中止となり一息つくことができた。初夏の嵐に感謝したい。夕方、雨が上がり日が射してきた時の山々の美しさはすばらしいものだった。空気は澄みわたりまるで山が動いたかのように近くに見える。普段はぼやけて曖昧な稜線も木の一本一本までが確認できる程見通しが良く、木々の新緑は黄緑色に輝きいっそう心を和ませてくれる。今日はこのまま早く帰ろうと思っていると、午後からの強風で仮設トイレが倒れてしまった。強烈な臭いと戦いながらなんとか復旧し再固定。そんなこんなでたっぷりあったはずの時間は消し飛び、やらねばならぬことの一つさえもできぬ間に一日が過ぎてしまった。でもそれでいいと思う。なにも慌てることなぞ一つもないのだ。

2007-05-09

罵倒


他人の失敗のおかげで自分が嫌な思いをすることは多々あることだ。しかし、その些細な失敗を大げさに取り上げ本人を罵倒することにいかばかりの益があるというのか?しかも今回の出来事は失敗と言えるものではなく、いまひとつ考慮が足りなかったという程度のものだったのだ。それに対して声を荒げ繰り返し罵るとは何たる横暴ぶりか!一体自分は何様のつもりなのだろう?人は必ずヘマをしでかすものだ。だからこそ、それを許してやってこその人ではないだろうか?とはいえ、そのヘマも何度も繰り返されると腹が立つものだ。そんときゃ厳しく注意すべきだな。ある人の今日の態度はあきれる程大人気ないものだった。それだけの器の人なのだ。

2007-05-08

蘇生


最近の激しき現場作業に加え、諸々の内業も相まって帰宅するのは20時を過ぎることが多くなった。一刻も早く帰りたいばかりの自分にとっては遅すぎる時間だし、一日中子供2人の面倒を見ている妻に対しても申し訳ない気持ちでいっぱいだ。更には子供達とも遊んであげる時間が無くなり、やりきれぬ思いでいる。今日も疲れて帰って来ると下の子は既に寝ており、上の子は一人で黙って本を読んでいた。声を掛けてもこちらを向こうとはしない。『今日は何して遊んだの?』と隣に座ると、『I miss you, Daddy!』(お父さん、寂しかったよ!)と言って抱きついてきた。この時の気持ちをうまく表現はできないが、大げさではなく死ぬまで忘れることはないだろう。
子供達はこんな僕を育て、救ってくれるのだ。

2007-05-07

リズム


今の日本では時の価値は低いようだ。それなのに皆がこぞって時間に追われ、一分一秒を争っている。どうも矛盾していないか?そう、確かに矛盾している。忙しく動き回り僅かな時間を惜しむのは一体何のためか?スローライフ、スローフードなどという気取ったものでなくとも良い。自分のリズムで周りを見ることができればと思う。人それぞれが自身のリズムを持っているはずなのにいつしかそのリズムは乱され、否定され、かき消されてしまう。近年心の病を患う人が急増している背景には個々のリズムを否定するような、そんな社会的風潮が大きく影響しているはずだ。作り上げられたリズムを求め、それが心地良いとさえ言う人もいるだろう、まあそれもいいかもしれんが、かかわり合いたくない領域だな。

2007-05-06

一つの選択


何か重要な事柄を決めるときでも僕ら夫婦はあらたまって話し合ったことなどない。大抵の場合週末の買い物の途中などでどちらからともなく話しが出て、『じゃあそうするか』という具合で成り行き任せにしてきたことが多い。考えてみればそんな調子で10年近くも過ごしてきたのだからいかにいい加減かがよく分かる。先日も夕飯を食べながら『将来的にアメリカに住むことについてどう思っている?』と聞くと『現実的に考えてアメリカに住むことは無理と思う』と、そんな重要なことに対して一撃で切り返してきた。意表を突かれたので『なんで?』と聞くと妻がいろいろ理由を挙げたのだが、そのどれもがまったくその通りで反論の余地のないものだった。日本に留まることが現時点で最善の策と思えるなら将来自分の母国に戻れなくともそれは仕方のないことだと言う。改めて女性の強さを見せつけられた気がした。妻がその気ならばこちらもその方向で動かねばならない。さあ、忙しくなるぞ!

2007-05-05

予防接種的うっかり


7日の月曜は下の子が三種混合予防接種の第一回目を受けることになっているのだが、その問診票を書き込みながらふと、上の子は予防接種をすべて済ませたはずだったが・・と気になってきた。すぐに調べてみると予防接種用の冊子にはまだ一枚黄色い紙が残っておるではないか!その紙には三種混合第一回追加分と書いてあり、第一回(ややこしいがそれぞれ期間をあけて3回打って第一回分となっている)をすべて打ち終わったあと12〜18ヶ月の内に追加分としてもう一度打てと書いてある。そこで、第一回分を打ち終わった日を見てみると17年3月20日で、なんてこった18ヶ月どころか26ヶ月も経ってるじゃんか!こういうものは期間を過ぎてしまうと有効性が無くなるものなのかどうかはよく分からんが、とにかく打っといた方が良さそうなので月曜の下の子の注射のときに便乗して打ってもらえまいかと交渉するつもり。予防接種はあくまでも任意であるため、こちらが油断してうっかり忘れても知らせてくれる人もいない。動物病院でさえ予防接種のはがきを寄越すくらいなのにね・・まあ、それだけ親はしっかりせいということなのだろう。

2007-05-04

ひとりとふたり


子供が一人だけだとこんなにも楽だったのか!と感じるほどの違いだ。今晩上の子は姪達と一緒に実家に泊まっており、そのおかげで久しぶりに、本当に久しぶりにゆったりと過ごすことができた。おもしろいのはまだ上の子が一人だけだった時は毎日がてんてこ舞いで、息つく暇も無いくらい大変だったのに、今は一人だけだとなんて楽なんだろうと感じていることだ。上の子が特別やんちゃだったり下の子が特別おとなしいわけでもない。自分達の感覚が毎日の忙しさに慣らされてしまって麻痺している可能性は確かにある。ともかく、子供が一人ならばどちらか一方が見ていればもう一人は好きなことができるということだ。自分がしたいことをできるという特権は妻達がアメリカ滞在中以外はほとんどチャンスをもらえない貴重なものなのだ。ならば有効に使わねばならんのにぼけーっとテレビを見て捨ててしまった。やっぱりリズムが狂ってしまうとなかなかすぐには更新できないものだな。上の子はもうちゃんと寝たのだろうか?そんなことばかりが気にかかる。

2007-05-03

日本的良心


毎年GWの連休には陶器祭りに行くことになっている。3,4,5日の三日間開催されており、初日に行けば仰山の人出でゆっくりと品定めをすることができないが掘り出し物を手に入れるチャンスが高く、逆に最終日だともともと格安で販売されているものを売り切ってしまおうとするので信じられないような値で手に入れられるが、良い物が残っていないことが多い。小さな子供2人を抱える身となっては広大な敷地内を何度も行き来することはできず、いかに短時間で効率よく回り良い物を手に入れるかにかかってくる。今日は出だしが遅れたため到着したのは昼頃。すぐに子供達にご飯を食べさせ作戦開始。気に入った物があれば即決で買うことを心掛け物色するが頃合いの値ではなかなか出物が無い。それでも会場を一巡する頃には入り用の大きさの器を手に入れることができた。カップや小皿、中皿など20点ほど買ったが、5千円ほどで済んでしまった。これだからやめられないな。結局短時間の作戦予定が気がつけば17時頃に・・疲れ果てて会場入り口の道の駅にてソフトクリームを食べて放心していると、落とし物のアナウンスが・・嫌な予感は見事的中し妻の名前が呼ばれるではないか!なんともはや財布を落としておったのだ!急いで回収に出向くと中身はすべて無事で戻って来た。妻が言うにはアメリカで財布を落としてそのまま戻ってくることはまず無いそうだ。そういう点で日本は良い国だと感心していたが、たまたま善良な人が拾ってくれただけのことだ・・とその時僕は言った。届け出てくれた人の気遣いも考えず『たまたま』などと言い放った自分をいまは恥じている。

2007-05-02

何のために?


一緒に働いている同僚は一人で仕事を2つも3つも抱えて四苦八苦している。携帯にもひっきりなしに呼び出しがあり、何やら『すんません、すんません』と繰り返している。見ている方も気の毒になる程だ。本来快闊な人であろうに日々の溜まりに溜まった疲れからか表情は冴えず、ため息ばかりが聞こえてくる。先の三連休は一日しか休めず、これからの四連休も同様に一日だけの休みとなりそうとのことだ。ここ最近は立て込んだ仕事の関係で帰宅するのはずっと真夜中だという。そうやって仕事に打ち込む?のをすばらしいことだという人もいるが、僕から見れば会社にいいように使われているとしか思えない。残業代もまともに付けたことは無いと言うのだから益々会社の思う壷だ。僕にとってはあり得ないことだな。そんな人たちのおかげで今の日本がもっているんだよね・・・

2007-05-01

発熱再び


上の子はどうやら1日で風邪を蹴散らしてしまったようだが、今度は下の子が発熱してしまった。夜中からうにゃうにゃ言い始め寝付きが悪いようなので、もしやと思い額に手を当てるとかなり熱い。体温を計ろうとするが赤ちゃんはどうも計りにくくやっと38.5度と出たが、触った感じではもっとあるように思えたので座薬を使用しなんとか落ち着かせることができた。これは知恵熱ではなく上の子の風邪をもらってしまったようだ。ただ、ウチの子達は体調が悪くなると食が細るどころかかえってバクバクと大いに食べてくれるので、この点は本当にありがたいと思っている。それにしても何かがあると体調を崩すというのは完全に僕から受け継いだものがあるのだろう。明日は下の子の第一回三種混合予防接種の予約日だったのだ。当然発熱したので先送りになってしまったがね。予防接種も5月中ばにポリオがあるのでうまいことやらないと時期がずれてダメになってしまう。ポリオに三種混合、麻疹に風疹などと予防接種も立て続けに受けねばならず、空けねばならん期間もあるので非常に難しくややこしい。こまめに手帳をチェックするしかないな。