2007-05-03

日本的良心


毎年GWの連休には陶器祭りに行くことになっている。3,4,5日の三日間開催されており、初日に行けば仰山の人出でゆっくりと品定めをすることができないが掘り出し物を手に入れるチャンスが高く、逆に最終日だともともと格安で販売されているものを売り切ってしまおうとするので信じられないような値で手に入れられるが、良い物が残っていないことが多い。小さな子供2人を抱える身となっては広大な敷地内を何度も行き来することはできず、いかに短時間で効率よく回り良い物を手に入れるかにかかってくる。今日は出だしが遅れたため到着したのは昼頃。すぐに子供達にご飯を食べさせ作戦開始。気に入った物があれば即決で買うことを心掛け物色するが頃合いの値ではなかなか出物が無い。それでも会場を一巡する頃には入り用の大きさの器を手に入れることができた。カップや小皿、中皿など20点ほど買ったが、5千円ほどで済んでしまった。これだからやめられないな。結局短時間の作戦予定が気がつけば17時頃に・・疲れ果てて会場入り口の道の駅にてソフトクリームを食べて放心していると、落とし物のアナウンスが・・嫌な予感は見事的中し妻の名前が呼ばれるではないか!なんともはや財布を落としておったのだ!急いで回収に出向くと中身はすべて無事で戻って来た。妻が言うにはアメリカで財布を落としてそのまま戻ってくることはまず無いそうだ。そういう点で日本は良い国だと感心していたが、たまたま善良な人が拾ってくれただけのことだ・・とその時僕は言った。届け出てくれた人の気遣いも考えず『たまたま』などと言い放った自分をいまは恥じている。

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