2012-12-31

騒々しき晦日















何かと忙しき年の瀬。せめて汚れた窓ガラスくらいきれいにしておこうと拭き始めるが、窓を拭いているとサッシのレール部分の汚れが気になってくる。そりゃあもうすごい汚れ方で真っ黒だ。こういうところの汚れは無視するに限るもので、一度手をつけ始めるととことんまでやらないと中途半端になってしまう。そこでまずは窓ガラスをサッシから外し、古い歯ブラシなどを使ってきれいに洗ってゆく。ただね、我が家はすこぶる窓が多い。その分風通しが良いことになるのだが、窓の掃除を始めるとそれだけで一日じゃ終わらない。そこで今日は特に掃除するのに手がかかる場所から始めることにして作業にかかる。いや〜思ったよりも時間がかかるね。だって一箇所で窓ガラス2枚と網戸があるから計3枚。それをきれいに拭いてなおかつレールの汚れ掃除だ。それらを朝から一生懸命頑張って掃除しても結局10箇所分しか出来んかった。あと5箇所、離れも入れるとその倍窓が残っているが、もう時間切れ。年明けにでもぼちぼち掃除しようと思う。
こうやって僕が窓ふきをしている横で、三女が片っ端から物を出しては床に投げ捨ててゆく、片付けても片付けても物は散らかり一向に片付かない。その散らかり様に呆然としていると、今度は長女と次女が相変わらずのケンカを始め大声で怒鳴り合ったり、泣き喚いたりしている。さてもさても騒々しき晦日よ。年が明けても穏やかなる日々はやってこまいて。

2012-12-30

鶏達の餌















我が家の鶏達もすくすくと育ち、ほとんど成鶏と変わらぬほどになっている。見た目ではすぐにも卵を産みそうだが、おそらくは梅の頃から桜の頃になるだろう。そりゃあもう楽しみさ。でもねひとつ気がかりなことがある。それは餌についてだ。今までは雛から中雛用の餌をホームセンターなどで買って与えていたが、もう成鶏用の餌を与えなくてはいけない。もちろん成鶏用の餌もホームセンターなどで売っているが、この配合飼料と言われるものがちょっと問題なのだ。と言うのはこの飼料は鶏が効率よく尚かつ病気にかからないように卵を産むために配合されたもので、成分表を見ても様々なものが添加されている。さらには輸入されているトウモロコシなどはポストハーベストがふんだんに使われており、残留農薬の心配もある。僕自身は必ずしも過剰なほどに無農薬や無添加にこだわる人間ではないが、『要らんものは使わん方が良い』という立場なので我が家の鶏達にもある程度安心できるものを与えたい。とはいうもののネットで検索していてもそんな配合飼料を販売しているところはほとんど見つからず、自然卵を販売している養鶏家から自家配合飼料を分けてもらうしか方法が無い。そうしている間にも鶏達は成長し、仕方なしに一袋はホームセンターで売っていたものを買ったが、なんとか卵を産むようになる前までには良い配合飼料を見つけたいと思っている。そんな今日、たまたまそう遠くないところで自然卵を販売している養鶏家のホームページを見つけ、その内容に共感するものがあった。ダメ元で年明けにでも電話して自家配合飼料を分けてもらえないか頼み込んでみるつもり。もしこの養鶏家が使っている配合飼料を使えるなら、我が家の鶏達もほぼ完璧な卵を産んでくれるだろう。ここは交渉力が試されるな・・頑張ろ。

2012-12-29

another world















何かと話題に上るアメリカだから、世界はアメリカのことを勘違いしながらも割合よく知っていると言える。が、その逆と来たらまるでダメだ。アメリカ人の多くは自分の国こそ世界で一番だ!と思っている。それは様々な分野において確かにそうだが、もちろんそうでないことも多い。しかしその自信とも過剰な自尊心とも言える思いが他国のことを知ろうとする興味さえも圧迫し、これだけ世界に知られた国の国民が実は世界のことを何も知らなかったという現象を生み出している。
コネチカット州で起きた学校襲撃事件以来、銃規制の話題が大きく取り上げられているがそれでもなお銃規制に反対する勢力は大きい。それどころか銃規制が厳しくなることへの警戒感から銃を駆け込みで購入する者が爆発的に増えているという。おかしいよね。
彼らは(特に南部の人間は)銃の無い社会を知らない。考えることさえ出来ないだろう。そんな堅い頭に『銃を規制する』なんて言おうものなら、『銃規制=銃の無い社会=安心』とはならずに『銃規制=銃を持てない社会=自分の身を守れない』となり、猛反発を受けるのだ。最近のニュースでは学校の教師200人が銃の取り扱いを学ぶ講習に参加したという。これらの教師が銃で武装したとする。そこへ曲者が乱入して来た場合教師は曲者を射殺できるのだろうか?射殺して生徒を守ったとしても、その場面を見てしまった生徒らには深い傷が残るだろう。銃を持つ者を銃を持つ者が押さえ込んだとしても、そこに銃がある以上誰かが傷つき、命を失う。そもそも銃は命を守るために作られたものでは無い。命を奪うために作られたものだ。その論法でいけば銃の所持を認めることは、結果的に命を奪ってしまうことを暗に認めていることになる。そうじゃないか?

2012-12-28

納会















仕事納め。
といっても進行中の仕事とはなんの関係もない区切り。まだまだやるべきことは多く気分的には年末・正月休みといえども何となく落ち着かないような感じだ。3月の納品を終えた時点でやっとこさ『ほっ』と出来ることだろう。
でもまあ、休みは休みとして嬉しいな。明日から連続9日間の休み。家の掃除やら庭の手入れなどやるべきことは山ほどある。それらをぼちぼち片付けてゆく時間が持てるのはありがたいことだ。やるべきことの多さから見るととてものんびりできるような正月休みにはならないが、その方が性にあっている。そうやって新しい年が明けてゆくのだろう。

2012-12-27

厳寒















ばりばりに凍っとる。
外の水道は当然凍り付いて出ないし、井戸水を汲み上げるポンプもあまりの寒さのためか誤作動を起こしていた。おそらくは各スイッチ類のどこかが凍り付いてセンサーが正常に反応しなかったためと思われるが、しばらく水を出しっぱなしにしておいたら直ったよ。
Jackieの散歩に出る頃でもまだ気温は氷点下。手袋をしていても指先がジンジンして痛い。そんな中でもJackieは至極元気でグイグイ僕を引っ張ってゆく。寒くないんやろかね犬は?そうそう、鶏達は鶏小屋の中に置いてある巣箱の中にかたまって大人しくしていたよ。小屋に日が当たる頃には巣箱から出て止まり木の上に出ていたな。さすがに羽毛に包まれているだけあってある程度の寒さには耐えそうだ。
気象庁の長期予報では1月・2月も寒いという。冬は寒いものだから良いにしても野菜類の生長が遅れているのは困りものだ。さらに寒波が南下してドカ雪でも降ったらさらに遅れるだろうな・・しかしお天道様相手のこと。我らに為す術無し。ただ寒さに震えるのみ。

2012-12-26

命を賭けて・・















政治家の言う『全身全霊』や『政治生命をかけて』、果ては『命を賭けて』という言葉ほど意味の無いことことは無い。今日もさっそく閣内入りした誰やらが言っていたが、なんだろう『あっそ』てな感じ。確か野田クンも上に書いたことを連発していたと思うが、今日はみんなから別れの花束もらってたよね。そのまんま一議員としてのほほんと残るんだろうね・・
いやね、命を絶てなんて言わないけど、自分が国民の前で言ったことなんだから少なくとも議員辞めるくらいのことしたらどうかね?そう言うと『いや、野党としてやるべきことがある』なんて言い出すんだろうね。ほんと政治家ほど始末の悪いものは無い。
今度の安倍内閣にしたってそうだ。重厚な布陣かもしれんが新鮮味は無い。過去の亡霊がうようよと湧いて出て来た、そんな感じだ。ただ、官房長官の菅さんがどういう人なのかちょっと気になるな。ま、これからの発言を注視していこう。

2012-12-25

Christmas Day















クリスマスの朝食はなぜかパフィパンケーキと決まっている。パフィとは『ふっくらとした』と言う意味だ。さっそく妻が作り始めるがここ最近オーブンの調子が悪く、誤作動を繰り返したおかげでせっかくのパンケーキがうまく膨らまずペタっとしたものになってしまった。それでもイチゴを載せパウダーシュガーをたっぷりと振って、さらにその上からメイプルシロップをかけて食べるのだから美味くないはずが無い!
なんだか朝食というよりいきなりデザートのような感じだが、これが妻の家では恒例のクリスマス・ブレックファーストなんだそうだ。
クリスマスの当日は皆で朝食を摂ったあと、サンタからのプレゼントを開ける流れになっていて、日本に居てもそうするように!と強く言われている。なので仕事に行く時間を少し遅らせて皆のプレゼント開けに付き合うことになった。娘達はもちろん大喜びで包装紙をビリビリに破きながら次々プレゼントを開けてゆく。それにしてもすごい数だ。これだけのものをラッピングするだけで大変だったろう。恐れ入ります。
一通り開けきったあとはもらったプレゼントで日がな遊び、穏やかなChristmas Dayを過ごすのだ。まあ日本の正月とようは一緒さ。

イヴ















いよいよクリスマスだが、日本のクリスマスはほんとうに静かなものだ。家の中にクリスマスプレゼントが山積みになっている他は普段と変わりなく、スーパーへ買い物に行けば確かにいつもよりは鶏肉がたくさん置いてあるくらい。どちらかと言うと正月に向けてシフトしている感じの方が強い。ただ、数年前と変わった点は鶏肉の中抜き、すなわち一羽丸ごとの鶏肉を置いている店が増えたということだ。以前は対応できるところを探した上で注文していたが、今回も同様に注文はしたもののいざ店頭へ引き取りに行くと同じ中抜きが20羽分くらいは置いてあったね。昨日ジャスコを覗いた時もそうだった。だって生肉どころかすでに調理済みの冷凍ローストチキンが山のようにあったからね。味のほどは知らねどもそれだけローストチキンが身近になったということだ。妻に言わせるとローストチキンの調理は至極簡単で、チキンが入るオーブンさえあれば難なく作れるそうだ。
そしてローストチキンの出来上がり。こんがりと焼けて実に美味そう。このチキンの切り分けも僕の仕事で、七面鳥で培った技を発揮してザックザックと切り分けてゆく。皿にマッシュポテトとチキンを載せ、グレービーソースをかけて頂くその美味さよ!七面鳥も美味いがチキンは脂がよくのって更に美味い。
作ってくれた妻に感謝感謝。

2012-12-23

渦中















今日は開店と同時にトイザラスに突入し、店内を徘徊する。と言っても娘達のプレゼントを買うためではない。すでに用意してあるからね。目的は長女が次女に『何かクリスマスプレゼントを買ってあげたい』と言うもんだから、店が激混みする時間を避けるために早めに来たのだ。ずいぶん長い間店内を巡ったが、結局長女の気に入るものが無く別の店へ。その間にもおばあさんを連れたちびっ子達が次々と入店し、どんどんカートにおもちゃを入れてゆく。さすがにクリスマス直前でもあるのですごい勢いで客がやってくる。そんな店を逃げるように出て女の子が好きそうな店を物色する。そこでようやく気に入るものを見つけ一件落着。このモールにやって来た時は比較的空いていた駐車場も今は満車になっているほどの人だかり。やっぱクリスマス・年末商戦はすごいやね。近付かないことだ。
帰宅後は妻から注文のあった鶏小屋についての追加作業を行い、これで完成した。早くも巣箱まで作ってあるのであとは卵を待つだけだ。楽しみだね〜

2012-12-22

根源















呆れてものが言えんとはこのことだ。
アメリカ・コネチカット州で起きた学校銃撃事件から1週間が経ち、やっとこさNRA(全米ライフル協会)がコメントを発表したが、その内容は『全米の学校に武装した警察官を配置せよ』ということだった。『銃を持つ悪人を止められるのは、銃を持つ善人だけだ』だとさ、そこには『銃が無かったら・・』なんて考えなど微塵も無い。
発表までにずいぶん時間をかけたくせに結局こんなくだらないことしか言えないなんて、やはりNRAなど悪の巣窟もしくは悪の根源でしかない。なるほど、武装警官を配置するとして、その予算をどうするのか?NRAが出すのだろうか?その武装した警官が事件を起こす可能性は無いのだろうか?今回のように殺傷能力の高いM16のような自動小銃などで襲撃して来た場合、果たして武装警官が学校を守れるのだろうか?加えて、武装警官が居ることでその警官をも倒すべく更なる強力な武器を持って襲撃してくる可能性も無くはない。とどのつまり軍拡競争と同じで終わりが無いのだ。
幼き20名もの命と、その子らを守ろうとした6名の命が絶たれた凄惨な事件の後だからもう少しマシなことを言うのでは?と思っていたが、まったくダメだった。最悪だな。

2012-12-21

滅亡せず















世界は今日、滅びるはずだった。しかしまだこうして生きとるな・・
滑稽なことだが多くの国でまことしやかに終末論がささやかれ、『宇宙人が助けに来てくれる』とまで言い出す者もいた。
この一連の騒動を見ていて思うに、そもそも世界の終末を人類が予知できると言うこと自体傲慢な話であって、世界が滅びる時は東日本大震災を例に出すまでもなくある日突然やって来るはずだ。今回のように『時間的猶予のある終末論』など単なるお遊びでしかない。遊びは遊びとして多いにふざけてやれば良いことであって、そこにメディアが加わるもんだから騒動が余計に大きくなってしまったのだろう。まあ、それだけ多くの人が潜在的に不安を感じているということの証でもあると思う。

2012-12-20

もう〜いくつ寝ると?



















今回のクリスマスは三女が飛行機内でとてもじっとしてられないので、妻が苦渋の決断をしてアメリカ帰国を見送ったわけだが、それでも妻はじめ娘達はそれぞれにクリスマスを盛り上げようと、日々せっせと飾り付けやら大量のクッキーを焼いたりなどして準備に余念がない。そんなある日家に帰るとリビングにミニミニクリスマスツリーが電飾でライトアップされ、その根元にはこれまた大量のプレゼントが置かれていた。もちろん昨年シアトルで見たプレゼントの量とは比較にならないが、それでもかなりの量だ。『いったいどこからこんなに湧いて来たんや・・』という僕の疑問などさらりと流され、家の雰囲気はクリスマスへ一直線だ。娘達はそれはそれは楽しみにしていて、毎日『あと○日でクリスマスや』などと指折り数えている。何も分かっていない三女などは大人しくしていると見せかけて密かにプレゼントを抜き取り、包装紙をビリビリと破いていたりする。
サンタからもらったクリスマスプレゼントを開封する日であるクリスマスDay(25日)は小学校のある日だがこの日は学校を休ませて、娘達にとっては生まれて始めてとなる日本でのクリスマス休暇とすることにした。そうそう、今日妻がスーパーでローストチキン用の鶏肉中抜きを2羽分注文して来たという。
さあ、クリスマスはもうすぐだぞ。

2012-12-19

年末行事















いま、せっせと年賀状刷ってます。
昨日ネットで注文したプリンターが今日にはもう届いて、さっそくセットアップして使っているわけだが、これがなかなか良い。まあ、新機種で新品だからこれくらいの品質であたりまえと言えばあたりまえだが、やっぱり現行の機種で写真をある程度きれいに印刷しようと思ったらインクジェットに頼らざるを得ないんだね。おかげさまで年賀状はきれいさ十分で印刷できております。
それにしても最近のプリンタの進化は凄まじいね。数年前と同じ値段で今では無線LANにスキャナやコピー機能までついている。便利になったと言えば確かにそうだが、そのすべての便利機能を使うかどうかと言えば甚だ疑問だ。あまり重要ではない機能を削って値段を下げてくれればありがたいが、メーカー側の収益性が第一義とされる中での改善は期待できない。それにインクの値段の高さに至ってはまさにぼったくりだ。あんな値段じゃとても純正なんか使えないよね。
さて、これでレーザーとインクジェットが揃った。目的によってこれら2機種を使い分ければランニングコストもかなり圧縮でき、且つクオリティの良いものを出すことが出来るだろう。

2012-12-18

名残















昼間の暖かさは一転、日が暮れてから急激に気温下がり猛烈な北西の風が我が家を揺らしている。明日から寒気が南下して来てまたしばらく居座るようだ。予報では連休からクリスマス前後にかけて強い寒波が南下するという。今度も雪が降るかもしれないね。
年末から新年にかけては10日間ほどの休暇になる予定。今冬の寒波の様子を見ていると正月休みも雪が降るんじゃないかな?そうなれば娘達とソリ遊びは出来るし、ゲイラカイトの凧揚げも出来る。そう、雪が降ったら降ったでその楽しみ方もあるし、降らなくても遊びはある。幸い我が娘達は外遊びが大好きだ。多いに身体を動かして日頃の鬱憤を休み中に晴らしておくといいさ。

2012-12-17

プリンターの悩み















年賀状の季節だね。
というわけでさっそく年賀状の印刷にかかったが、いきなりの挫折だ。というのは我が家はインクジェットプリンタがご臨終になったのでレーザープリンタに買い替えたのだが、これが年賀状の印刷には適していないのだ。絵や文字だけなら何ら問題が無いが、写真を印刷しようとすると年賀状の紙質との相性からかいまいち解像度が悪い。むしろA4の普通紙の方がずっといいくらいだ。年賀状にはインクジェット専用はあるがレーザー専用ものは無いため、この画質が限界点ということだな。それではいかん!せっかくの年賀状に妥協をしたくはないが、そのためにインクジェット買うのも物入りだ。ううむ、悩みどころ。レーザーはレーザーで妻の英語クラスの教材を印刷するのにはコスト・スピードともに最高なのでそれは良いとして、さて、どうするかな・・

2012-12-16

選べず挙げれず















どうやら自民が大勝のようだね。安倍君ののもとで一気に右傾化が進むのだろうか?自民が単独過半数で大きく勝ち越すと歯止めが利かなくなる可能性があり、その点では警戒が必要だ。それにしても民主の負けっぷりは大したものだ。当の本人達が分かっていたことだろうから今さら驚きもしないが、それほど国民の期待を大きく裏切っていたということの裏返しだ。同情の余地は微塵もない。
今回の選挙ほど苦渋の選択は無かったな。いまでもやはり自分の名を書いて投票してやればよかったかも?と自問自答しているくらい。とにかく入れたい候補・党が無く、まったくもって困りました。自民が大勝したのも同じように入れどころが無いから仕方なく自民に入れたと言う人が多いと思う。
各党がそれぞれの主張を展開していたが、すでに政治の信頼は失われ誰も彼らがマニュフェストを守るなんて思ってやしない。今回はたまたま潮の流れが自民に向いていただけだ。それだけのこと。期待なんてこれっぽっちもしないやね。

2012-12-15

儚き命















恐ろしい事件が起きてしまった・・

朝、階段を下りてリビングに入ろうとすると妻が泣いて出て来た。『bad newsがある』というので『誰か亡くなったのか?』と聞いたら、亡くなったのは親戚友人ではなく小学校に通う多くの子供達とその関係者だった・・
コネチカット州は妻の生まれ故郷だ。事件の起きた現場までは30kmほどで、周辺環境は妻の生家周辺とほぼ同じで、僕も何度かその近くを通ったことがある。今までの銃乱射事件と言えばコロラド州などどちらかと言えば銃規制がゆるく、経済的にも恵まれていない地域に多かった。しかしそれが今回はニューヨークへの通勤圏内でもあり、経済的にも裕福な地域で起こってしまった。しかもコネチカット州は銃規制にも厳しい州であり、南部の州のように量販店に銃を陳列するようなこともない。妻もあまりに身近で起きたこの事件に衝撃を受けており、今日は今年最後の英語クラスの日でクリスマスパーティーをやっていたが、クリスマスを心待ちにしていたのに命を奪われてしまった子供達のことを思うと泣けてしまって、うまく授業をすることができなかったと悔やんでいた。
日本でのクリスマスとアメリカでのクリスマスはまったく別物だ。多くの人が今週末から長いクリスマス休暇に入り、テレビも何もかもクリスマス一色。その浮かれようと来たら想像以上のものだ。犯人はこのタイミングを狙ったかのように事件を起こしており、子を失った親達の心情を思うと涙がこみ上げてくる。ほんとうに最悪の出来事だ。残された親達にどうやってこのニューイヤーにかけてのクリスマス週間を耐え忍べと言うのだろうか・・
同日、中国でも小学校をナイフ男が襲い、22人が負傷し何人かが重体になっている。しかし現時点では死者はいないのだ。これからも分かるように銃があるゆえに多くの子供達が死ななくてはいけなかった。こんな事件が起きてもなお一部の人間は『もっと銃を持っていれば殺されずに済んだ』などと言っている。まったく愚かなことだ。こんな事件が起こると必ず『コピー・キャット』が現れる。早急な銃規制を行わなければさらに多くの子供達の未来が奪われることになってしまう。

亡くなった子供達、教師達の冥福を祈る。

2012-12-14

迷い
















すっかり暗くなった夕方、Jackieを連れて堤防に出ると間もなくJackieが何かに反応した。その先を見てみるとコンクリートの護岸の上をもそもそと黒い影が動いている。猫かと思ったが動きが鈍い、正体は我が天敵ヌートリアだ。
ここでヌートリアに襲いかかるような犬だったらJackieも頼もしいが、いかんせん平和主義者なものだから何もしない、吠えもしない。なのですかさず僕が行く手を遮り、懐中電灯の光を当てて目くらましをし、その辺に落ちていた棒を拾って一撃のもと仕留めてやるつもりだったが、いざとなると迷いが生じ仕留めることが出来なかった。こんなチャンスはほとんど無いのにこの様だ。ほんとまったくなっちゃいないよ。

2012-12-13

鶏小屋完成















ずいぶん長いことかかって作って来た鶏小屋が日曜日にほぼ完成した。自分なりに頭をしぼって考え、ホームセンターで材を選んで加工し、そして組み立ててゆく。この製作作業が何とも言えず楽しくて、週末が来るのが待ち遠しかった。あいにく雨の降る日が多くて時間ばかりかかってしまったが、自分としては満足する出来だ。さっそく鶏を入れてみたが広さも十分にあるので喜んでいることだろう。たぶんね・・。鶏小屋のもっとも大切な点は、外敵から鶏達を守ることが出来るか?ということだが、そのあたりを特に留意して製作したのでそう簡単に破れるようなものではない。
実際に1週間鶏を入れてみて、手を加えるべきところが分かって来た。鶏達が卵を産むようになるのは春になってからだ。それまでに卵を産み落とすための巣箱も作らねばならない。楽しみはまだまだ続きそうだ。

2012-12-12

意表
















まんまと北にしてやられたね。よもや今日打ち上げるとはね。この情報溢れる社会に於いて実にアナログ的な手法を使って攪乱したわけだが、多くの国が『だまされた!』と思っただろうに。まあその点、北朝鮮はうまくやったことになる。
自衛隊の対応はどうだったかというと、完全に裏をかかれたと思うよ。おそらくパトリオットの発射準備が整った頃にはミサイルはフィリピン沖の太平洋に落下していたことだろう。自衛隊は警戒態勢を解かずに臨んでいたはずだが、心のどこかに隙が生じていたのも事実だろう。ようは北が日本に向けミサイルを発射していたとしても、撃ち落とすことはできなかったと言うことだ。ああ、お粗末かな・・

2012-12-11

虚空界














日曜夜のNHKスペシャルでは登山家の竹内洋岳さんが、ダウラギリ登頂に挑むドキュメンタリーをやっていた。そう、我が友山本君が2年前に大雪崩によって行方不明となったあのダウラギリだ。僕はこのドキュメンタリーがやっていることを知らず、たまたまTVをつけたら『おや、これは・・』と、なんだか急に胸がドキドキして来て、しばらくしてからやっと竹内さんがアタックしているのが『ダウラギリ』ということを知って、何とも言えない気持になってしまった。まさに竹内さんが足を踏みしめて登っているその下に彼、山本君は眠っているのだ・・。ドキュメンタリーの中では竹内さんが遭難した3人の名前を挙げて祈りを捧げるシーンもあったが、遭難現場はどこまでも白く、そして空は寒々しいまでの蒼さだった。
今回の竹内さんのダウラギリ制覇の様子と、彼のコメントから僕はなぜ山本君がこの山を目指したのか?その一部が分かったような気がした。標高7000mを越える『死の領域』デス・ゾーンを目指す登山家達は決して冒険などしない。そこにあるのはストイックなまでの自分自身との闘いと、生命を拒絶する『死の領域』によって暴かれた、おのれの感覚だけの世界だ。おそらく一度『死の領域』に足を踏み入れた者は、もはやその呪縛から逃れられないのではないか?とさえ感じてしまう。それほどまでにそこには『何も無い』のだ。『無』に見入られた者は『無』を求めずにはいられない。
我ら俗世に生きる者にとって、そこはあまりにも神々しく、そして無なのだ。

2012-12-10

どこまでも白















朝起きた時の積雪は10cmちょい。道路はシャーベット状だが凍結してはいない。これならなんとか打ち合わせ場所までは行けそうだ。ただしいつも使う抜け道は避けて国道を通ることにする。そしてロードスターではとても無理なのでプレマシーを出動させた。
家を出て間もなく雪が猛烈に降って来て視界も悪く、アスファルトがみるみる白くなってゆく。気温が低いため降った雪がすぐには融けず圧雪となってタイヤを滑らせる。混んでいるだろうと思われた国道は思ったよりも交通量無く、十分に車間を空けてゆっくり走ることができた。しかし普段ならなんてことはない難所が2箇所あり、ともにカーブした陸橋だ。手前の平坦部で十分に加速しておいてその惰性をもって一気に駆け上がる。途中で止まろうもんならスリップして動けなくなる可能性もあるため、ハンドルを握る手にも力が入る。1箇所目は難なくクリアと言いたいところだが、やはり下りで若干滑った感があった。そして2箇所目だ。運が悪いことにじい様の運転するクラウンが30kmほどでよたよた走っており、もう少しで上り途中で止まらなあかんところやった。これには少しドキドキしたさ。まあこれも無事にクリアして時間までに打ち合わせ場所に到着することが出来た。

夕方、娘達が学校から帰ってくるとすぐにスノースーツに着替えて、ソリをもって堤防へと駆け上がって行った。僕は咳き込む3女の面倒を見ていたので見には行けなかったが、あとでJackie連れて堤防へ上がると、そこかしこにソリで滑り降りたあとが残っていたよ。娘達は『めっちゃ楽しかった!』とご満悦。子供はそうでなくっちゃね。

2012-12-09

降雪















雪が降っています。
午後から降り始めた雪は、時折激しく降っては止むを繰り返し、今のところ積雪は3cmほど。雪はいつも夕方から深夜までと朝方に降ることが多いので、明朝あたりまた激しく降って通勤の足を乱すかもしれない。実は僕も明日午前中に大切な打ち合わせがあるのでこのタイミングの雪には弱ったが、だからと言って致し方の無いこと。明朝に激しく降らないことを願うしか無い。
一方娘達は雪に大喜びで、さっそくスノースーツを着込んで庭中を駆け回り、わずかに積もった雪をかき集めて雪だるまを作ったり、雪合戦したり、雪の上に寝転んでみたりと大はしゃぎ。三女も『こびとづかん』に出て来るような格好をして姉達に負けじと暗くなるまで外で頑張っとった。夕食後にまた雪が激しくなるとすかさずスノースーツを着込んで外に出て30分以上帰って来んかった。ほんと、元気やね。
それにしてもこの12月、よく冷えますね。そのせいもあって冬野菜の生長が遅いのだ。

2012-12-08

週末寒波















どうしてこう週末になると天気が崩れるのだろう?まったく困っちゃうよね。今は日の出が遅く日の入りも早いため、夏の間なら仕事のある平日でも朝と夕方にいくらか作業できたのに真っ暗で何も出来やしない。なので作業は週末に集中してやるしか無いのだが、天気が悪かったりすると何も出来ずじまいでどんどん仕事がたまってしまう。先月から本格的に作り始めている鶏小屋もあと1日あれば完成するというのに、いつもなんやかやとやることが出来てなかなか完成させることが出来ない。今日も時折激しく雪が吹き付けて来る中、かじかむ手をなんとか動かして作業したが満足するほどの作業は出来ず、明日続きを仕上げようと考えてはいるが、この寒波の様子じゃ明日も降ったり止んだりの繰り返しだろう。それでも少しだけでも出来たら気分的にはずいぶん満たされると思う。
鶏達も大きくなり、さすがのウサギケージでもいっぱいいっぱいだ。一刻も早く鶏小屋を完成させないと、そのうちケージにも入らなくなってしまうだろうよ。

2012-12-07

aftershock















やっぱり地震とは怖いものだね。余震で震度5弱とは・・それくらい、いやそれ以上の余震が今後も起きる可能性が高いというのだから、改めて巨大地震の怖さを思い知らされた感じがする。実際にあの地震に遭われた方々の心中はさぞ乱されたことだろう。あの時の恐怖が蘇って来たに違いない。だって当然だよね。テレビではアナウンサーが切迫した様子で『逃げて下さい!』と言い。外では『あの日』と同じように津波警報のサイレンが鳴り響いている・・
幸い津波による被害は無かった。しかしいつ何時今回のような強い地震に襲われるかもしれないのだ。それは我々にとっても同じことなんだ。

2012-12-06

寒いのなんのって















この寒気の中、丸一日じゃないにしても計4時間近くも外の吹きっさらしに立ちんぼしていたら、身体が芯まで冷えて膝がガクガクし、うまく歩けないまでになってしまったよ。こんなお天気の現場仕事は辛いやね。今日は全国各地で強風が吹き荒れていたため、あらかじめ寒さを予想してウィンドブレーカーの上にさらにカッパを着込んで作業していたが、冷た〜い風がドカン!てな具合にものすごい風圧で襲って来たらカッパまでも浸透して冷え冷えとしてくる。ニット帽なんてあんな強風下では全く意味無し。風がどんどん抜けていって頭がよう冷やされたよ。
明日も同じようなお天気だと言う。そして明日も立ちんぼだ。明日はさらにカッパズボンをはいて更なる防寒態勢で臨もうと思う。

2012-12-05

街宣















もはや時代遅れではなかろうか?という選挙カーが大声上げて各地を回り始めたね。その鬱陶しいことよ!今どきあんなただ候補者の名前を連呼するようなやり方が有権者の心を動かすと思っているのだろうか?アメリカ育ちの妻にとってはそれはそれは許し難い行為で、せっかく寝かしつけた子供も起きてしまうし、うるさいし、なに言っとるか分からんし、おまけに選挙権あらへんしで、選挙が近付くとまあご機嫌の悪いことよ!
そりゃあ、確かに理解できるよね。僕自身やみくもに大声だして名前だけ連発する候補者なんかに『絶対入れるもんか』と思っちゃうし、そんなヤツは大抵ろくでもないヤツさ。
とにかくこれから選挙日までは否応無しにこういう輩と遭遇することになるよね。

2012-12-04

空ろなる響き
















選挙戦も本格的にスタートし、どのニュースを見ても各党代表者の公約発表や宣伝ばかり。そして悲しいかなそれらを片手間で聞いていても心に響くものは一つもない。いや石原さんの言っていることはもっともだが、僕は橋本君のいる維新に入れる気はないな。どの党の代表者も聞こえの良いことを並べ、すべてを大まかな枠組みの中だけで話し具体的なことを一つも言わない。『こうする、ああする』とは言うが、『こうするために何をする』や、『こうするためには皆さんもこうしなくてはいけない』などというような具体的な一歩を踏み出すためのベースの部分がまるで出来ていない。このままではどの党が勝とうが政策に期待なぞまるで出来ん。結局は何も変わらない政治が続いて行ってしまうのだろう。絶望的だ。

2012-12-03

凍結
















ここのところの冷え込みは厳しいね。今朝は庭の水道が凍り付いて出んかった。辺り一面は霜が降りて雪が降ったように真っ白だ。長期予報では12月は例年よりも寒くなるし、降雪も多いということ。すでに今の時点で十分に寒いと思うが、もっともっと寒くなるんだろうね・・苦手だな〜。すでにこの寒さで足にはしもやけが出来ちまってる。まったく子供みたいだが、こればかりは幼少の頃よりの宿命なので仕方なし。でもやっぱりしもやけになるのが例年よりずいぶん早いよ。それだけ寒いってことだね。娘達は早く雪が降って堤防でソリ遊びができないかわくわくしながら期待しているみたい。確かにソリ遊びは楽しいが、ロードスターで雪道は楽しくないので、今冬は無理をしないようにしよう。

2012-12-02

ちょっと遅れてThanksgiving party
















いつもの年より少し遅れての我が家のThanksgiving party。
義母が腕を振るう七面鳥もこんがりと焼けて実に美味そうだ。その七面鳥を切り分けるのは僕の仕事と決まっているが、この仕事を任されてもう10年以上になるので少しずつだが上手くなって来ているよ。その切り分けた熱々の七面鳥にクランベリーソースをのせ、マッシュポテトにスタッフィング、甘く煮たざく切りのニンジンにホウレン草とレタスのサラダを添え、たっぷりとグレービーソースをかけて味わうその旨さよ!おかわりも大盛りにして腹がパンパンになったところでデザートの登場だ。これも恒例のアップルパイとパンプキンパイだ。アップルパイにはバニラアイスクリームとウチで穫れたラズベリーをのせ、パンプキンパイにはウィップクリームをたっぷりのせていただく。これまた旨い!
あまりに食べ過ぎて苦しくてたまらん。
集まったみんなも大満足だ。獅子奮迅の働きの義母や妻の努力に感謝して、また来年こうして皆で七面鳥を頬張れることを願いたい。ありがとう。

2012-12-01

ユダヤの増長
















昨日、パレスチナが国連総会で『国家』として認められたことに対し、さっそくイスラエルが報復行動に出た。イスラエルが現在占領中である東エルサレムとヨルダン川西岸に入植住宅3000戸を建設するというのだ。この感情的とも言える報復措置は愚かとしか言いようがない。当然パレスチナの人々は激怒し、中でも過激なグループがロケットをイスラエルに向け発射することは明白だ。もちろん狡猾なイスラエルはそれを待っているのだ。ミサイルを撃ち込まれたことに対する自衛措置として占領地に地上軍を侵攻させ、ありとあらゆるものを破壊し、殺し、目にものを見せてやるつもりなのだろう。そうやって徹底的にパレスチナの人々を痛めつけて無力感を植え付ける策謀に決まっている。イスラエルとはそういう国だ。
かつてユダヤ人はナチスによる迫害を受け、流浪の民となった。それをイギリスを主導とする戦勝国が今の地に強引にイスラエルを建国したがためにパレスチナ問題が発生した。ユダヤの人々は長く辛酸をなめて来た。それが今ではその過去を忘れ、今や自分達が迫害する側になっているのだ。ユダヤ人よ覚悟せよ、このままではそう遠くない未来に再び辛酸をなめ、流浪する日々が訪れるだろう。『歴史は繰り返す』それを忘れてはならない。