2021-12-31

大晦日













寒気の南下に伴い、今朝も起きると5cmほどの積雪があった。雪は終日降ったり止んだりを繰り返し、日差しは無く最高気温は3℃ほどという寒い1日だった。そんな寒さの中、追い込みの年末掃除を行い、午後には2年ぶりに帰省した弟家族を新幹線駅にまで迎えに行った。新幹線は雪の影響で到着が15分ほど遅れたいたせいか、普段はほとんど車のいない駅前ロータリーが驚くほどの混雑様で帰省する人の多さを実感した。弟によると東京駅の混雑もかなりのもので、昼食を摂ろうとしたが諦めるほどだったという。

弟家族と一緒に年越し蕎麦を食べ、わいわいがやがやと紅白を冷やかすのも楽しいもの。普段の年末は我が家はアメリカに居ることが多いので、年末年始にかけてこうやって弟家族と一緒に過ごすのは初めてだ。ただ、この年末は特に寒さが厳しいので暖かい地方から来た弟家族にとってはかなり寒く感じるらしい。少しでも暖かくしようと各種暖房機器を点けたら2回もブレーカーが落ちたよ。それだけ電力を消費するほど寒いということだ。

明日は実家の両親と姉の家族も加えての新年会。ほんの数時間会うだけだが貴重な時間だ。もちろん念のためのマスクは必須だけどね。

2021-12-30

名のある死













先日保護し、猫白血病ウイルス陽性と診断された子猫の体調が昨夜急変し、手当ての甲斐なく死んでしまった。我が家に来てからわずか7日目のことだった。日中は比較的元気で妻に抱かれながらゴロゴロいっていたくらいなのに、暗くなってから急に様子がおかしくなり引きつけを起こす様になった。急いで病院へ連れて行ったが白血球の数値は通常9千ほどが16万にまで上昇しており、その他にも様々な合併症を併発して死亡した。妻や娘たちはショックで泣き崩れたが、為すべきことは為したと思っている。猫白血病ウイルス陽性と聞いた時は『あまり長くは生きれないだろう』と思ったが、よもやこんなに早く死んでしまうなんて考えもしなかった。この子猫を見つけた長女は激しく泣いていたが、少なくとも死にかけていた名無しの野良猫に名前を与え、僅かばかりの間だったが家と食べ物に困ることはなく、そして何より愛情を注ぎ、思い出を残すことができた。ゴロゴロ言いながら喜んでいたこの子猫の姿と名を家族は忘れることはない。

今日、この子猫を丁重に埋葬し、花を手向けてあげた。旅立つにはあまりにも早過ぎる命だった。

2021-12-29

小掃除













この年末はどうも掃除をする気になれない。例年ならせっせと窓を拭いたり、便座を外して掃除したりと結構気合を入れるのだが、今のところ掃除らしい掃除をしていない。それでも今日は今まで気になっていたあれこれを片付けたりとそれなりのことはしている。近所を眺めても窓を拭いている姿は見かけず、みなさん省力的な掃除をしているのかな?と感じてしまう。その大きな原因はやはり天気だろう。先日の雪もまだ融けずに残っているほど気温は低く、今日も晴れるかと思っていたら終日曇りで寒い1日だった。これくらい気温が低いと窓を全開にして掃除しようなんてあまり思わないだろう。やはり日差しがあって10℃くらいの気温じゃないとなかなか掃除しようという気にならないんじゃないかな。キッチン周りの掃除にしても気温が低いと油汚れがなかなか落ちず手間ばかりがかかる。なので換気扇の掃除などはGWにやる様にしている。そもそもこの寒い冬に大掃除すること自体、気持ちとしては理解できるがあまり理にかなっていることとは思えない。まあそう思いつつも妻や娘たちがアメリカにいる時はひとりやることがないので、猛烈に大掃除してヘトヘトになって大晦日を迎えることを目標にしているから何ともおかしなものだけど。でもね、みんなが居ないから普段できないところを掃除できるという点では理にかなっているんだよね。

明日午後から再び寒気が南下する予報。この年末の掃除はサボるとしよう。

2021-12-28

残念な知らせ














先日保護した子猫の血液検査を行ったが、残念ながら猫白血病ウイルスに感染していた。あと糞便からは寄生虫も検出され、虫下しの薬を処方された。この子猫は生後4〜5ヶ月ほどで、猫白血病ウイルスは親猫から遺伝したものと考えられ、親猫はすでに死亡していると思われる。その後この子猫も死ぬ寸前まで行ったところで長女に保護されたということだと思う。今はよく餌を食べ排泄もしっかりしているが、なにせガリガリに痩せているので活発に動き回ることもなく、食事以外はジッとしたままだ。猫白血病ウイルスは感染していても発症するとは限らないが、我が家に元からいる2匹の猫たちに予防接種を受けているとはいえ感染する可能性もあるため、隔離が必須となる。現状動物病院から借りたケージで過ごしているが、もっと大きなケージを購入する必要も出て来た。今回の検査でも獣医は薬代や注射代のみを請求しただけで、本人の診察料は請求しなかった。こんな彼を本当に尊敬している。

結局こういったかわいそうな子猫が一向に減らないのは人間の身勝手からだ。しっかりと去勢し、予防接種を受けさせていれば、親から病気をもらって生まれてくる子猫を減らすことができる。猫を飼う、もしくは面倒を見るということには責任が伴うのだ。ただ可愛いからといって野放図な世話をすればこの子の様なかわいそうな子猫が増えるだけなのに、そこまで考えようともしない。この子の寿命はおそらくそう長くはないだろう。ならば尽きるまでの間だけでもしっかりとご飯をあげ、かわいがってあげようと思う。そうでなきゃ気の毒過ぎる。

2021-12-27

酷寒













何とまあ今日の最高気温は1℃ほど。最高気温がだ。積雪量は山向こうの彦根とは対照的に大したことなく朝の時点で5cmほど、日中もほぼ雪が降り通しだったが、湿った雪のためか10cm程度で止まっていた。今回はこれくらいの積雪量でも周辺の高速道路が全て通行止めとなっており、ちょっと過剰反応ではないのかと思うほど。だって名神と伊勢湾岸の大動脈を止めても結局は国道に多くの車が流入し、返って広範囲に悪影響を及ぼしたからね。まあ、今回の寒気は何十年に一度というくらいの強さだから安全を最優先してということなのだろう。彦根の積雪量では名神が機能不全に陥るのは明白だからその部分では良い判断だと思っている。

明日はどうやら天気回復するそうだが、朝の凍結には十分注意だな。もし高速がまだ通行止めなら現場まで相当の時間がかかるだろう。そん時は焦らずゆっくり家を出ることにしようと思っている。

2021-12-26

めちゃくちゃ寒いです













日中は日差しがあったので温もりを感じたが、日が落ちてからは急激に冷え込んで来ている。うっすらと積もっていた雪は日の出とともに消え、その後は時折雪が舞う空模様。遠く西を望めば真っ白な雪雲が南北に連なり雲の流れを表している。山を越えた向こう側では今日だけで50cm近くの積雪を記録したというから驚きだ。風向きが変わり雪雲がこちらに流れ込むようになったら相当の積雪を覚悟せねばならないということだろう。降雪の予報を受けて明日は現場を休みとしたので、もし雪が積もっても慌てなくて済む。さて、どうなるだろうね。


2021-12-25

Christmas day













我が家のクリスマスの朝食は妻手作りのフラッフィーパンケーキと決まっている。自分は普通のパンケーキより断然こっちの方が好きなのだが、妻曰く『これはクリスマスだけのもの』なのだそうだ。その特別な朝食を終えるとクリスマスプレゼント開けが始まる。今年のクリスマスプレゼントの量は去年と比べてもだいぶ増えており、これは帰国できなかった妻の思いが反映されているのだろう。だって皆がもらった各種の本だけで30冊以上あったからね。いくら何でも買い過ぎじゃん、と思うくらい。でもこうやってウケ狙いのプレゼントも含め、皆で大笑いしながらもらったプレゼントを披露し合うのも愉快なもの。アメリカには行けなかったが家族揃ってクリスマスを迎えることができてよかったと思う。

2021-12-24

イヴとラザニア













これでアメリカには2年以上行っていないことになる。デルタ株の広がりが抑えられ、渡米できそうだと思い始めた矢先のオミクロン株の大流行。妻はクリスマスがダメならできれば春に帰国したいと考えているようだが、果たしてどうなることか。あまりにも先行きは不透明でまったく展開が予想できない。帰国への思いを強める妻のストレスもこの時期だからかなり溜まっており、その気持ちを理解しつつ機嫌をとらねばならない。

クリスマスイヴは何を食べるかということで、ローストチキンやチキンレッグ、KFCなどを食べる人も多いだろう。コストコのローストチキンが並ばずとも手に入るならそうしたいところだが、さすがに今日は予約販売ですぐ売り切れになると思い、その混雑に巻き込まれないためにも店舗からは距離をおいた。

そして妻が作ったディナーはラザニアだった。なぜラザニアかというと、昔住んでいた東海岸の街はイタリア移民が多く、クリスマスともなると皆ラザニアを作って祝っていたそな。そんな環境で育った妻も当然クリスマスディナーは『ラザニアでしょ』といいたいのだろうね。久しぶりのラザニアはほんとうまかったよ。ありがとう。

2021-12-23

客人













妻が講師をしている大学の生徒さんが我が家で一緒にディナーをすることになった。この香港出身の生徒さんは最近ふさぎ込みがちで、それを心配した妻が声をかけてディナーに招待したのだ。ディナーと言ってもいつもと変わらぬ夕食なのだが、日本語が堪能な彼女とは英語も交えながらいろいろと話すことができた。大学入学は去年の4月だったがコロナの影響で11月まではオンライン授業で、ようやく日本に来れたもののコロナ自粛で外出もままならない日が続き、一時帰国もできずでおそらくその孤独感からふさぎ込みがちとなってしまったようだ。加えて父親が香港人・母親が中国人という家庭状況で兄は中国に滞在し、兄とは考え方の違いから仲が悪く、中国政府による民主派の弾圧などにも心を痛めているなどまさに八方塞がりの状況の中で彼女はもがいている。何とかして元気づけてあげたいが、一体何と言えばいいのだろう。彼女は比較的近所に住んでいるので、今日のように何気ない普段の食事を一緒に摂るようなことが一番いいのかもしれない。妻が作った味噌汁をおいしいと言ってお代わりしていたことと、自家製サラダを喜んで食べていた姿が印象的だったな。

2021-12-22

冬至に現れし者













冬至。

この日から陽光は回復へと向かう。そんな日の朝に現れた者があった。

朝、いつもの様に仕事へ向かう準備をしていると妻の姿が無い。三女に聞くと、一足先に自転車で駅に向かった長女から弱り切った子猫がいるので助けてやってほしいと連絡があったという。しばらくすると妻がその子猫を連れて戻って来た。子猫と言っても生後半年ほどのメスの幼猫で、ガリガリに痩せ細り、長女が見つけたときはずいぶん前に車に轢かれて干からびたカエルの死骸を食べようとしていたという。保護猫のシェルターでボランティアをしていた長女にとっても捨て置けないことだった様だ。保護した幼猫を馴染みの病院へ連れて行き検査をしたところ、ヘルペスには罹っているが寄生虫などは大丈夫とのことだった。肝心の猫エイズの検査はもう少し体力が回復してから行うということで、それまでの間我が家にいる猫との接触は避けねばならず、そのためのケージを貸してくれた。我が家が野良猫を保護し連れて行くのはこれで4匹目で、獣医も心得たもの。こういった保護猫に対する診療代をずいぶん安くしてくれるのも、この獣医を頼りにする理由だ。ほんとありがたい。

今はケージをバスタオルで覆い暖かいリビングに置いているが、中を覗いても威嚇することもなくおとなしいもの。目つきを見ても気性は荒く無い方だと予想される。心配していた我が家のシャムの行動は意外なもので、確実に匂いで見知らぬ猫がいることは分かっているはずなのに、ほとんど気にすることもなく無視している様子。庭に他の猫が来たときはものすごい剣幕で追い払いにかかるが、どういうわけかこの猫には目立った反応を示さない。弱り切った幼猫であることを把握して気遣いを見せているのだろうか・・まさかね。

それにしても冬至の朝に猫を保護するなんて何の因縁だろうか。不思議なものだと思う。

2021-12-21

対策













大阪の放火事件は今現在25名もの死者を出す大惨事となっているが、この事件でもまた京アニ放火事件と同じくガソリンが使われたという。京アニ事件以降、ガソリン携行缶への給油が厳しくなり、使用目的や住所・氏名も記入せねばならなくなった。基本的にフルサービスのガソリンスタンでのみ給油可能で、セルフスタンドが主流となっている現状では携行缶への給油自体が難しくなっている。こういった規制は京アニの様な事件を防ぐためではあるが、結局のところ何も機能していないことをさらけ出した形だ。だいたい悪事を考えている奴はどんな手段をもってしてもガソリンを入手しようとするはずで、スタンドで入手できなければホームセンターで缶入りの長期保存用ガソリンを買うこともできる。携行缶への給油規制は単に自分の様な農作業や仕事でガソリンを使用する人たちに多大なる面倒をかけているだけで、何の役にも立っていないのだ。さすがはそういった現状を知らない奴らが決めただけのことはある。

そういった規制よりも、そういう状況になった場合でも逃げ道を確保できる様な建築規制の方が、お金と時間はかかるがより有効だと思う。放火に限らず何らかの原因による火災が起きる可能性も十分にあるわけで、そうなった時に少なくとも2系統の避難ルートを確保する様、消防法などで定めればいいんじゃないかな。

悪事をする奴は何としてでも目的を果たそうとする。そうなった時に被害を最小限にする方策を取るべきだろう。それは地震対策と同じ考え方だと思う。

2021-12-20

不審な荷物













仕事から帰ると佐川急便の不在票が入っていた。妻宛の荷物でアメリカからのものらしい。そのことについて妻に聞くと、おかしなことを言い出した。その荷物の宛名は妻だが、宛先は14年前まで住んでいた同じ町内にあるアパートとなっている。たまたま佐川の人がよく気が付く人で、『この名前の人は確か別の住所のはずだけど・・』と思って不在票を入れて行ってくれたらしい。電話口での対応もしっかりしたもので、直接話して確認したかったと言う。宛名住所間違いとして返送することもできたのに、佐川の人の機転で受け取れたのでありがたかった。

さてその荷物。アメリカ・ラスヴェガスから送られて来ているが依頼主の名前が無い。しかも中身が男物のバンダナとなっており、全く心当たりがない。『これはひょっとしたら何かの詐欺の類かも』と荷物を開けずにいたが、いろいろ調べていくと、特に開けても問題無いことが分かったのでドキドキしながら開けてみると、アメリカ東海岸に住む妻の父親と継母からのクリスマスプレゼントであることが判明し『な〜んだ』と気が抜けてしまった。しかしなぜそんな昔の住所に送って来たのか。おそらくはアマゾンのアカウントに昔の住所が削除されずに残っており、間違えてそこを選んでしまったということだろう。中身が男物のバンダナと書かれていることも何かの間違いらしい。アメリカからプレゼントを直接日本に向け送ってくることは10年ぶりくらいなので、いろいろもたついてしまったということだ。

何はともあれ、荷物の素性が判明してよかったよ。

2021-12-19

寒き一日













日中日差しは無く、時折あられが降る空模様。雑多な作業のためずっと外にいたが芯まで冷える寒き一日だった。当然のこととは言え日差しがないとここまで寒く感じるものかと思う。これで風が強く吹いていたら寒過ぎてとても外で作業などできないだろう。猫はホットカーペットの上から動かず、年老いたJackieは湯たんぽを抱いて寝っぱなし。寒さに強いニワトリたちでさえフワフワになってジッと動かない。今日の最高気温は5℃となっているが若干の風が吹いていたので体感的にはもっと低く感じた。ここまで気温が低いと何だか野菜たちも縮こまっている感じがする。

明日は一転日差しが戻り10℃を超える予報となっている。現場仕事をする身にとって日差しがあって気温が10℃程度ならば動くとちょうど良い。これくらいの天気で推移してくれるとありがたいが、さっそくクリスマス直後に次の寒波が来るらしい。三女は大雪を期待しているよ。冬休みだしね。

2021-12-18

初積雪













強い寒気が各地で大雪をもたらしているようだが、この地方も初積雪を記録した。と言っても周辺がうっすらと白くなっただけで、これで積雪なんて言ったら笑われてしまいそうなほど。そんな微量の積雪でも三女は朝から大喜びで外へ飛び出し、なけなしの雪をかき集めて小さな雪だるまを作っていた。それほど子供にとって雪は特別なものなのだろう。地球温暖化の影響だろうが、この地方の積雪量も年々回数・量ともに減少しており、ここに越してきた当時は何度もソリ遊びができたのに、今ではシーズンに1回でもできたらいいほうだ。現場を抱えている身としては雪が積もると2日間は現場ができないので平日には降って欲しくないが、今回のように金曜夕方から降ってくれると週末に思う存分遊べるので、天気のこととは言えそうなることを願っている。

さて、今シーズンはあと何回積雪があるだろうか。クリスマス後にもう一度強い寒気が南下する様なので、その時はソリの出番かもね。

2021-12-17

復讐鬼














またもや恐ろしい事件が起きてしまった。24人死亡、3人心肺停止という大惨事だが、その原因が放火というから『またか!』と思ってしまう。京アニの事件以後、ガソリン携行缶への給油が厳しくなり、草刈機など真っ当に使用する者にとって非常に面倒くさくなった。今回も可燃性の何らかの液体をぶちまけ、それに引火して一気に燃え広がり、多くの人が逃げ道を絶たれて一酸化中毒で亡くなったようだ。一体どんな恨みがあってこんな鬼畜のようなことができるのだろうか。このクリニックに何らかの恨みがあったにせよ、たまたまそこに居合わせたお客たちは全くの無関係じゃないのか。にもかかわらずお構いなしに皆殺しにするその行動にもはや理性など微塵もない。なぜこういうことが起きるのかいつも疑問に思う。誰にでも怒りや恨みの感情はある。だがそれをこういった形で爆発させる者の感情を理解できない。そこには決定的に欠けているものがある。それは『死』の認識だ。復讐への激情は『死』の感覚を麻痺させ、復讐の鬼へと変貌させる。鬼界には理性があるはずもない。

この日、命を落とされた人々の無念はいかばかりのものだろう。ただただ合掌するしかない。

2021-12-16

多忙なる平日













今日は数ヶ月に一度行っている三女の経過観察の日。現場は休みにして朝の通勤ラッシュとともに病院へ向かい、今回からは腎臓科医に診てもらうことになっている。いつもは土曜に行っていたが、今回は平日ということもあって通院客もまばらだ。検査は尿検査と超音波検査を行い、いずれも問題なかった。次回は3ヶ月後の春に行く予定。

病院が午前中で済んだので、チャンスとばかり役所へ行って各種手続きを済ませ、マツダに寄って頼んでいたパーツを受け取ってロードスターを修理し、郵便局に行って年賀状と切手を購入し、最後にドラッグストアに寄って処方された薬を受けとるなど、それぞれは近場どうしながらいちいち待たされるので結構時間を食い、全て終わった時は15時を過ぎていた。家に帰ったからもまだ冬服を全部出していなかったので服の入れ替えを行うなど、全く今日一日は多忙だった。それでも一気に片付けたおかげで少し気が楽になったよ。

何より三女の検査結果が異常なしで安心した。

2021-12-15

降霜の日々













徐々に朝晩の冷え込みが厳しくなっている。まだ日の出ていない薄暗い中をJackieを連れ堤防に上ると、一面真っ白に霜が降りている。指先はジンジンと痛み手袋は欠かせない。まだ氷点下にまではなっていないが、この分だとじきにそれくらいまで下がるだろう。天気予報では金曜午後から強い寒気が南下し、土曜午前中にかけて雪が降るという。雪が降るといっても気温は高めなのでこの辺りでは積もることはないだろう。

こうやって気温が下がってくると朝起きるのが辛くなるが、良い点もある。それは寒さに打たれて野菜が甘くなることだ。ホウレンソウ・レタス・キャベツなどの菜葉類にニンジン・ブロッコリーなども霜が降りるたびにグッと甘さを増し美味くなる。この時期の野菜はどれもほんと美味しいのでありがたいことだ。これが家庭菜園をやっている喜びだな。

2021-12-14

迷走の極み













18歳以下への10万円給付について当初のクーポン案はほぼ形骸化し、各自治体の対応によるがほぼ現金給付という形になるのではないだろうか。そもそも莫大な事務費用を費やしてクーポン配布にこだわる理由は、表向きクーポン化することで現金がそのまま貯蓄に回されることを避ける狙いだそうだが、その実は事務手続きを請け負う企業にお金を回すことでその何割かを自民党に還流させようという狙いに他ならない。そうでなければ1千億もの莫大な費用をかけてまでクーポンにこだわる理由がないからだ。自民党は少々の反対ならば押し切ろうと思っていたようだが、国民の反発が予想以上に強く、このままでは分が悪いとみて事実上の現金給付を認めざるを得なかったということだろう。

真に国民のためを思っているなら経費も安く速やかに分配できる現金給付を選んだに違いない。それが金儲けを目論む連中によってねじ曲げられ、現在の混乱を生じさせたのだ。

我々国民は政府のそういった行動をもっと厳しく監視しなければならない。でないと税金を食い物にする連中のやりたい放題を許してしまうことになるだろう。

2021-12-13

小さくても大事です













先日、クラッチのマスターシリンダーを交換し戻ってきたロードスターだが、クラッチペダルを踏み込むときに妙な違和感を感じるようになった。ぐっと踏み込むとギリギリギリという金属が軋む感じがして、しょっちゅう踏み込まないといけないものだからいちいち気になって仕方がない。これが単なる軋みだけの問題ならそのうち慣れるだろうが、これが何か大きな不具合の前兆ならよくないと思いその原因を調べてみた。すると軋みの原因は単純なことで、クラッチペダルとクラッチマスターシリンダーとを連結する部分にあるはずのプラスチック製ブッシュが劣化して脱落し、金属製の固定ピンとクラッチペダルとが踏み込んだ時に直接干渉することでギリギリという軋み音が出ているようだ。当座はシリコーンスプレーで軋み音を消すことはできたが根本解決にはならないので近所のマツダへ行き部品を注文しておいた。一見見落としてしまいそうなほど小さなブッシュだが、クラッチワークのフィーリングに直接関わるものだし、頻繁に力が掛かる場所なのでその重要性は意外に高い。だからたかが150円ばかりの部品でも馬鹿にしてはいけないのだ。


2021-12-12

生死の境界













アメリカ南部州を襲った竜巻被害は恐るべきものだ。まるで津波に遭ったかのように街が壊滅している。基礎だけを残し全壊した建物も多く見られ、その家の住人は果たしてどうしてしまったのかと危ぶまれる。北部の家は概ね地下室があるのでそこに避難することができるが、南部の家は地下室が無い家も多いので、逃げる場所さえ無かったかもしれない。

妻の幼馴染みがケンタッキー州の竜巻被害の酷かった地区に住んでおり、なかなか連絡が取れずに気を揉んでいたが、ようやく連絡がついて無事とのことだ。ただ彼女の家からわずか150m離れた緩やかな丘の上に建っていた家々は吹き飛ばされて無くなってしまったという。送られてきたその写真を自分も見たが、そこに家が建っていたとは思えないほど破壊され、基礎の上に数本の柱が残っているのみだった。竜巻の破壊力がどれほどのものだったかがよく分かる。

彼女とは自分も結婚式に出たりなど昔はしょっちゅう会っていたが、義母が東海岸から西海岸のシアトルに戻ったことや、彼女にいろいろあって離婚し、ケンタッキー州に引っ越したことなどで最近はめっきり会う機会が減っていた。彼女は常に不運な境遇で、自分もこんな不運な人を他には知らないが、今回はギリギリ難を避けることができてほんとよかったと思う。

竜巻被害は全容が解明すればさらに多くの犠牲者が確認されるだろう。地震も恐ろしいが、この破壊力を見せつけられると竜巻も相当なものだと改めて実感させられた。

2021-12-11

洗濯乾燥機入れ替え













先日故障した15年落ちの洗濯乾燥機を今日届いた新品同型後継機と入れ替えた。我が家は乾燥機を架台の上に設置していて、果たして後継機と取付穴の位置が合うかどうか心配だったが、全く問題無く取付けることができてまずは一安心。設置後に試運転をしてみたがさすがに動きも力強く、新品の本領発揮といったところだ。今まで使っていたものは最大乾燥重量4kgのものだったが、今回は6kgのものにして少し余裕を見ておいた。何せ娘たちも大きくなったから洗濯物の量が半端無いからね。この時期は乾燥機の出番はあまり無いけれど、強い寒気の南下で時雨れる日が続くようになると無いと困るんだよね。さっそく明日にでも稼働させて実力を試してみようと思う。

2021-12-10

陽気な解体屋さん













今やっている現場のそばでは家屋の解体工事が行われている。その工事を請け負っているのが外国人のグループで、その仕事ぶりをこちらの現場事務所から眺めては『うわっ、スゲ〜』などと驚いているのだが、そんな今日、彼らのリーダー格が自分に声を掛けてきたのでいろいろ話したが、久しぶりに親戚や友人ではない外国人と接して新鮮な気持ちになった。

解体工事といえば最近はほぼイランやトルコ出身者のグループが請け負っていて、彼らの出身地を聞くとトルコだと言う。トルコも行ったことがあるのでトルコのどこかと尋ねると、ある町の名を言ったが聞いたことがない。すると彼がスマホを取り出して『ここだ』と教えてくれた。それはトルコ東部にあるアドゥヤマンという比較的大きな街で南のシリア国境まで100km程度という位置にある。彼はアメリカのことは大嫌いだと言っていたが、シリアの惨状を間近で見ているからそう思うのはごく自然のことだと思う。『オレ、シリアにも行ったことがあるよ』と言って、『アッサラーム・アライクム』とイスラムの挨拶をしたら、ちょっと驚いた様子で『ワ・アライクム・アッサラーム』と返してくれた。しばらく国のこととか、トルコ料理の美味しい店があるなどと話して仕事に戻ったが、彼が『自分たちは日本人よりもきれいに仕事をする』と自信を持って言っていたことがすごく印象に残っている。仕事ぶりを見ていると安全面では結構いい加減なところも目立ったが、解体作業については丁寧にやっている思う。

なんかどこまでも陽気な彼らと話をしてこっちも元気になった気がしたよ。

2021-12-09

情報漏洩の闇













今朝のことだ。妻が『3年間全く使用していないクレジットカードに請求が来た』と言うじゃないか。請求の内容はウィルス対策ソフト費用となっていて請求額は100$ほど。他にも請求があった場合はしっかり確認していないと見逃してしまいそうな内容と金額となっている。妻はすぐにアメリカの銀行に連絡し、身に覚えの無い請求であることを伝え、銀行側も実際に3年間使用した形跡が無く、今回の請求があまりにも唐突なためこれを無効とし、新しいカードを送ってくれることとなった。

この件があって改めて利用明細の確認の必要性を強く感じた。普段は面倒くさがってしっかりと確認しないことの方が多かったので、今後はちゃんとチェックしていこうと思う。しかしそんな長い間使っていなかったカードになぜ突然請求が来たのか。その情報は一体どこから漏れたのか。謎多き不気味な出来事だ。

2021-12-08

真珠湾80年













旧日本帝国海軍の真珠湾攻撃から80年を迎えた。その当時シアトルに住んでいた妻の祖父母にとってはこれが苦難の始まりだった。日系2世として鮮魚の卸をしていた祖父母はやがて強制収容所に入れられ、仕事も家も失うこととなった。終戦後解放されたものの、多くの日系人は住まいと商売を韓国系や中国系の人々に奪われ、アメリカ人でありながら屈辱的な扱いを受けたのだ。そういうことについては誰も語りたがらなかった。妻の祖父母は幸運だったようで、卸業の同僚が店を守ってくれたらしく仕事をすぐに再開することができたらしい。

日本国内では日系アメリカ人が受けた辛酸について知っていても強制収容所に入れられていたくらいのことだろうが、実際には人種差別に基づいた苛烈な扱いを受けていたのだ。同じ敵国でありながら日系人だけが強制収容所に収容された点を見てもよく分かるだろう。戦後も続く差別に日系人はじっと耐えてきた。強制収容所に入れられたことについてはアメリカ政府が正式に謝罪し賠償も行われたが、昨今のアジア系に対する差別と同様に今だに残っている。

戦争は直接的な戦闘とそれによる被害に注目されがちだが、実際には世界規模で社会的に大きな影響を与えることになる。そのことを正確に理解していればまず戦争を引き起こすことなぞできはしない。

戦争に勝者は居ない。戦争を引き起こした時点で既に負けなのだ。

2021-12-07

乾燥機故障













長年使ってきた乾燥機が故障した。症状を追及すれば直せる方法もあるのだろうが、2006年製の15年物なので修理はせず後継機種を買うことにして、ネットで既に注文もした。思えば次女が誕生し、洗濯物が増えたことに対応して購入したもので、その次女も中学3年生だ。よくまあここまでもったもんだと感心する。乾燥機の仕組み自体単純なものなので故障しにくいのかもしれないが、家電としては長生きの方だったと思う。壊れた機種は乾燥容量4kgだっったが、今日注文したものは最大容量の6kgのものにした。娘たちも大きくなり、今は格段に洗濯物の量が増えている。それに対応するためにはやはりこれぐらいは必要だと思う。あとは今まで使っていた架台にそのまま固定することができるかがポイントだ。

2021-12-06

思ったよりも降りました













朝6時前。今日の作業を中止にするかどうかさんざ迷った挙句『午前中だけならやれるかも』と稼働することにしたものの、その後天気は予想に反してさらに悪化し結局外作業をすることはできなかった。今回の雨は特殊で付近には高気圧しかいないにもかかわらず、その高気圧の谷間に湿った空気が流れ込みパラパラと小雨を降らしている。雨が降っているのも概ね中部地方のみでしかも明日も終日雨予報だからやめてほしい。作業的には遅れは無いが、年末年始を控え少しでも先行しておきたいという気持ちを嘲笑うかのようなこの天気。ま、冷え込んで雪に降られるよりはマシと思うしか無いだろう。

2021-12-05

天ぷら













だいぶ気温が下がってきたので腐ってしまう前にサツマイモを食べてしまおうと、今日もダッチオーブンで焼き芋をしようと思っていたら、娘たちから『サツマイモの天ぷらが食べたい』というリクエストがあった。天ぷらは後片付けが手間なので家ではほとんどしないが、ダッチオーブンを使った焼き芋と比べると同じようなものなので、リクエストに応えて天ぷらをすることにした。ただ、買い物を終えてから急に天ぷらをすることにしたので、薄力粉とサラダ油が足らず買い出しに行く羽目に。サツマイモを揚げ始めてからもあまりに久しぶりで調子が出ずもたもたしてしまった。サツマイモの他にはピーマン・ニンジン・タマネギと全て自家製の野菜で彩りを加え、呆れるほど大量に天ぷらを揚げてしまった。でもね、揚げ物大好きの妻や娘たちは驚くほどのスピードで『やっぱり天ぷらは美味しい!』なんて言いながらがっつき、あっという間に平らげてしまった。その食べっぷりにはこっちが驚かされたよ。まあ、あれだけ喜んで食べてくれるなら手間が掛かっても作った甲斐があったというもの。まだまだサツマイモも残っているので、また近いうちに作ってあげるとしよう。

2021-12-04

白菜とアブラムシ













昨日の暖かな快晴が今日も続くと勝手に思い込み布団を干したのも束の間、いや〜な感じの雲が北西から流れてきたと思ったらポツリポツリと時雨出し、やがてサーっと降ってきた。急いで布団を仕舞ったのだが、今度は一転青空が広がるというこの時期らしい空模様。寒気の影響が思っていたよりも強かったということだ。

今日も終日外で作業していたが雨は降ったり止んだりを繰り返し、日差しがあった時間も短く10℃程度の寒い一日となった。畑の作物も急に気温が下がったことで一気に生長が鈍化しあまり変化を感じられない。ようやくモンシロチョウの姿を見なくなったので防虫ネットを外したが、白菜は気持ち悪くなるほど大量のアブラムシが発生しており、すでに芯に近い部分まで侵食されていたのでそれらの回復は諦め、20本程度のうちわずか6本を残して引き抜き、ニワトリたちの餌にした。今期の白菜は当初から害虫の被害がひどく手間が掛かっていたが、これから結球する大事な時になってこんな有様では今までの苦労が何だったのかと悔しくなる。農薬を使えば一瞬にして解決するが、それでは自分にとっての解決にはならないので他の作物にアブラムシが拡散する前に処分したわけだ。でもね白菜を引き抜いてできたスペースにすかさずブロッコリーの苗を植え付けておいたから、言うなれば作戦変更ということだ。

2021-12-03

ラオス植民地化計画













中国国境のボーテンとラオスの首都ビエンチャンを結ぶ鉄道が開通した。20年近く前、同じルートをバスで通ったことがあるが、あの険しい山岳地帯を貫いて鉄道を通したことに中国の並々ならぬ力の入れ様を感じる。当然ラオスには鉄道を建設する予算も技術もないわけで、建設・運営費の7割は中国、3割がラオス負担となっている。この鉄道の開通で中国雲南省昆明市まで鉄道が繋がり、ラオスには中国からこの鉄道を通じ人と物が大量に流れ込むことになる。海を持たないラオスにとってはこの鉄道の開通が大きな経済的効果をもたらすと期待されているが、一方で鉄道建設によって対中国債務が膨大な額に上り、この債務返済が滞れば中国政府はここぞとばかりにラオス政府の持つ権益を片っ端から要求し、植民地化するリスクが非常に高い。というより始めからそれを見越しての鉄道建設で、ラオスはまんまと手玉に取られたということだ。

商売っ気が無いラオスの人々がしたたかな中国相手にうまく立ち回れるとは思えない。そう遠く無い未来、ラオスが中国の一省化してしまうのではないかと危惧している。そうならないよう祈るしかない。

2021-12-02

WHOの凋落













本来の存在意義を忘れ、政治化したWHOは速やかに解体もしくは再編成し、信頼のおける機関として再出発を図るべきだ。新型コロナに関するWHOの対応は明らかに偏向しており、状況を改善させるための手段をとっているようにはとても思えない。その割にテドロスのバカ者はことあるごとに各国の対応を批判ばかりし、有効な策を一切提示していない。最も批判されるべきはWHOであり、今やその信頼度は地に落ちている。WHOが何か意見したところでそれを真に受ける国など何処も無いだろう。そんなWHO上層部の失態でもっとも影響を受けているのはWHO傘下で医療活動を続けている人々だろう。各国のWHOに対する信頼低下は予算の引き締めを招き、元々厳しい財政状況で支援を続けてきた人たちは支援を継続することが困難になっている。現場の人たちがそういった苦しい状況にあっても上層部の連中はひたすら政治活動に明け暮れるのだろう。やはり早々に解体すべきだ。

2021-12-01

師走













早くも師走だ。

正直、何てことだと思う。あまりに時の流れは急で自分の意識と現実がリンクせず、そのギャップに対する驚きばかりが年々増している感じがする。今年も昨年同様新型コロナに振り回された年だったが、最後の最後でこのオミクロン株騒動だ。ニュース速報によるとナミビアで保管されていた検体を遡って調べた結果、10月に採取されたものからもオミクロン株が検出されたという。それがもし本当ならすでに世界各国にオミクロン株は拡散しており、今まで気付かなかっただけという可能性もある。とすると鎖国とも言われる厳しい入国制限も意味の無いこととなる。全ては防疫に失敗した菅政権と我々は違うのだという岸田政権の政治アピールにしか見えない、といえば言い過ぎだろうか。オミクロン株の脅威を誇張なく冷静に判断し、その結果感染力は強いものの症状は軽いということになればそこまで恐れる必要はないのではないかと思う。むしろ軽いもしくは無症状のものに感染し免疫を得ることができたならば、それはそれで有用ではなかろうかと考える。得体の知れないものを恐れるのは当然だが、過剰反応する必要な無い。冷静さが試されていると思えばよい。