2021-12-28

残念な知らせ














先日保護した子猫の血液検査を行ったが、残念ながら猫白血病ウイルスに感染していた。あと糞便からは寄生虫も検出され、虫下しの薬を処方された。この子猫は生後4〜5ヶ月ほどで、猫白血病ウイルスは親猫から遺伝したものと考えられ、親猫はすでに死亡していると思われる。その後この子猫も死ぬ寸前まで行ったところで長女に保護されたということだと思う。今はよく餌を食べ排泄もしっかりしているが、なにせガリガリに痩せているので活発に動き回ることもなく、食事以外はジッとしたままだ。猫白血病ウイルスは感染していても発症するとは限らないが、我が家に元からいる2匹の猫たちに予防接種を受けているとはいえ感染する可能性もあるため、隔離が必須となる。現状動物病院から借りたケージで過ごしているが、もっと大きなケージを購入する必要も出て来た。今回の検査でも獣医は薬代や注射代のみを請求しただけで、本人の診察料は請求しなかった。こんな彼を本当に尊敬している。

結局こういったかわいそうな子猫が一向に減らないのは人間の身勝手からだ。しっかりと去勢し、予防接種を受けさせていれば、親から病気をもらって生まれてくる子猫を減らすことができる。猫を飼う、もしくは面倒を見るということには責任が伴うのだ。ただ可愛いからといって野放図な世話をすればこの子の様なかわいそうな子猫が増えるだけなのに、そこまで考えようともしない。この子の寿命はおそらくそう長くはないだろう。ならば尽きるまでの間だけでもしっかりとご飯をあげ、かわいがってあげようと思う。そうでなきゃ気の毒過ぎる。

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