2021-12-23

客人













妻が講師をしている大学の生徒さんが我が家で一緒にディナーをすることになった。この香港出身の生徒さんは最近ふさぎ込みがちで、それを心配した妻が声をかけてディナーに招待したのだ。ディナーと言ってもいつもと変わらぬ夕食なのだが、日本語が堪能な彼女とは英語も交えながらいろいろと話すことができた。大学入学は去年の4月だったがコロナの影響で11月まではオンライン授業で、ようやく日本に来れたもののコロナ自粛で外出もままならない日が続き、一時帰国もできずでおそらくその孤独感からふさぎ込みがちとなってしまったようだ。加えて父親が香港人・母親が中国人という家庭状況で兄は中国に滞在し、兄とは考え方の違いから仲が悪く、中国政府による民主派の弾圧などにも心を痛めているなどまさに八方塞がりの状況の中で彼女はもがいている。何とかして元気づけてあげたいが、一体何と言えばいいのだろう。彼女は比較的近所に住んでいるので、今日のように何気ない普段の食事を一緒に摂るようなことが一番いいのかもしれない。妻が作った味噌汁をおいしいと言ってお代わりしていたことと、自家製サラダを喜んで食べていた姿が印象的だったな。

0 件のコメント: