2021-12-21

対策













大阪の放火事件は今現在25名もの死者を出す大惨事となっているが、この事件でもまた京アニ放火事件と同じくガソリンが使われたという。京アニ事件以降、ガソリン携行缶への給油が厳しくなり、使用目的や住所・氏名も記入せねばならなくなった。基本的にフルサービスのガソリンスタンでのみ給油可能で、セルフスタンドが主流となっている現状では携行缶への給油自体が難しくなっている。こういった規制は京アニの様な事件を防ぐためではあるが、結局のところ何も機能していないことをさらけ出した形だ。だいたい悪事を考えている奴はどんな手段をもってしてもガソリンを入手しようとするはずで、スタンドで入手できなければホームセンターで缶入りの長期保存用ガソリンを買うこともできる。携行缶への給油規制は単に自分の様な農作業や仕事でガソリンを使用する人たちに多大なる面倒をかけているだけで、何の役にも立っていないのだ。さすがはそういった現状を知らない奴らが決めただけのことはある。

そういった規制よりも、そういう状況になった場合でも逃げ道を確保できる様な建築規制の方が、お金と時間はかかるがより有効だと思う。放火に限らず何らかの原因による火災が起きる可能性も十分にあるわけで、そうなった時に少なくとも2系統の避難ルートを確保する様、消防法などで定めればいいんじゃないかな。

悪事をする奴は何としてでも目的を果たそうとする。そうなった時に被害を最小限にする方策を取るべきだろう。それは地震対策と同じ考え方だと思う。

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