2010-02-28

遥か彼方より来たりしモノ


太平洋の遥か彼方で起きた巨大地震が、ここまで我が邦を震わせようとは全く驚くべきことだ。海の無い県に住む者にとっては、物珍しげな現象にすぎないのかも知れないこの大津波騒動も、海辺に住む者にとっては不安この上ないことだろう。夜に入り目に見えなくなった分その不気味さも増している。
いつもこのような巨大地震が起こるたびに思うのは『いつ東海大地震が起こるのか?』ということだ。今来てもおかしくない地震のことについて、普段は忘れていられることでのほほんと生活しているが、まじめに考えればこれほど恐ろしいことは無い。そういう認識が潜在的にあるためか、最近は地震を感じるたびに過剰反応して『すわ!東海地震か?』と、まず考えてしまう。かと言ってそれに対して万全の準備をしているかと言えば、それがほとんど皆無と言うのだから情けない話だ。備えを怠ったがゆえに途方に暮れる、まさに自分はそのタイプだな。しかし、家族がいる以上そんなたわけたことを言ってなどいられない。子供達だけはなんとしても守るため、そんな備えを着々と進めてゆこうと思う。

2010-02-27

Modoki論


英語版ナショナルジオグラフィックを見ていたら、エルニーニョに関する記事の中で『El Niño-Modoki』なる現象が紹介されており、その『Modoki』の説明に(Japanese for "similar but different")とあった。この現象を命名したのが東大の山形教授なので、『○○もどき』という言葉がそのまま使われていても不思議ではない。ただ、妻に確かめても英語でダイレクトに『○○もどき』を表す言葉は無いようだ。
そこで思う。これは個人的な感想だが『もどき』という言葉からは本物ではないどことなく中途半端な印象を受け、マイナスイメージが先にくるよう感じるが、一方で本物ではないが本物と見間違えるほどのものであり、その『もどき』振りを生き残るために身につけたような、生に対するしたたかさも感じることができる。
ある意味『国民総もどき』とも言える独特の曖昧世界に生きる我々にとって、いかに『もどき』振りを発揮できるかがその個々の将来を左右することになる。『違い』を主張すると叩かれ、皆と同じだと埋もれてしまう。ならば大いにもどいてやってしたたかに生きてやらねばならぬ。これは世界に対しても同じこと、日本人に足らぬのは外交などで分かるように『したたかさ』なのだ。したたかさなんて・・と言う人もいるだろうが、もともと正々堂々ともしておらず単に中途半端なだけなんだ。だったらとことんしたたかになってやれば良い。おそらく世界でも我々ほど『もどき』振りがうまい民族もいないだろうしね。

2010-02-26

晴れよ!


よく降るねー。
朝、Jackieの散歩の頃から降り始め、そのまんまずっと降り続いている。この地方には現在大雨洪水警報も発令されているほど。この季節にこれほどのまとまった雨は珍しいんじゃないかな。ここ数日の異常なほどの暖かさと今日の雨で、山手の雪は大分融けたことだろう。いよいよ春が間近になってきたな。
週末はジャガイモの植え付けをしようと思っていたが、この大雨では畑に入れないと思う。残念だがこればかりはどうしようもない。どのみち週末は娘たちの面倒を見ていなければいけないので、結果的には同じだろう。とにかく今週末で長女の水疱瘡が治り、外出が自由になるよう祈りたい。

2010-02-25

配慮


様々な場面において大なり小なりの『配慮』は必要不可欠のものであり、円滑な人間関係はこれで決まると言ってもよい。時に配慮に欠ける行動は信頼をなくし、人を失望させもする。今回のケースはそんなオーバーなことではないが、配慮に欠けていたのは事実だな。
そのケースとはこうだ。
長女はスイミングスクールに通っている。幼稚園に直接迎えのバスが来てそのままスクールに行けるので便利だし、長女も水泳(水遊び?)が大好きだ。そのスクールが新聞に広告を載せ、チラシもかなり配布したらしい。人から教えてもらって知ったのだが、その広告に長女がばっちり写っているという。スイミングスクールとタイアップしているであろう幼稚園からもチラシが配られ、見てみるとなるほど水着を着た長女が大変いい顔で写っている。しかし、この写真を使うにあたってはスクール側からいっさいの連絡はなく、見て驚いた次第。そのことを先日幼稚園での次女の面接の折に雑談程度で『やはり保護者の許可を得るべきでしょう』と話したら、今晩そのスクールの管理職を名乗る人間から『誠に配慮に欠けることをしまして、お詫び致します』との謝罪があった。こちらとしてはにっこり微笑んだ長女の写真を使うな、と言う気はさらさらない。しかし営利目的で使う以上は、子供であれば保護者の許可を得るのは当然のことであり、全く配慮に欠ける行いであったのは事実だ。妻と冗談で、もしこれがアメリカだったらすぐに訴訟沙汰になって、多額の賠償金を勝ち取ることができるのになと笑っていたが、それもまた事実なのだ。

2010-02-24

水疱瘡禍


おとといの晩、次女が風呂を出た後にひどい下痢になり発熱した。熱を計ると37度9分。それまでは全く問題無さそうだったので驚いたが、ひょっとしたら今流行っているノロウイルスかも?と、念のため昨日は昼で仕事を切り上げ様子を見ていたものの、幸い次女は一晩で回復し安心していたのだ。ところがだ、今晩娘たちを風呂に入れようとすると、長女の胸から股にかけて赤い斑点がぽつぽつと出ているではないか。これは!と思い妻に聞いてみると、案の定水疱瘡だろうということだ。長女の通う幼稚園では最近水疱瘡が猛威を振るっていて学級閉鎖になっているほど。それがとうとう我が家にも乗り込んできたのだ。長女も次女もワクチンを接種しているので、大事には至らないと思うが、問題は僕自身。実は水疱瘡やはしかなど全くやっていないので、もし移ったりしようものなら大変なことになるだろう。もう遅いかも知れないがとにかく体力を落とさぬよう心がけようと思う。

2010-02-23

訪れ


なんちゅう暖かさだろう。今現在の室温は17℃。つい先日まで8℃ほどだったのに一気に春が近づいた感じだ。堤防を走行中にモンシロチョウまで見かけたので、羽虫の類いがこれから続々と姿を現してくるだろう。今週後半は天気が崩れる予報で、これから一雨ごとに緑がよみがえり、つぼみも膨らんでゆく。これからの季節は心が騒ぐ、一年でもっとも好きな季節だ。
自分の思いなどとは関係なく、今年もまた瑞々しい緑が溢れるだろう。なんてことはないその様が僕を元気づけてくれるのだ。

2010-02-22

阻止せよ!


タバコをやめてはや10年以上になる。今思うと『なんで吸ってたんやろ?』と不思議に感じるどころか、自分が吸っていたことさえ信じがたいような、そんな距離を置いた存在にタバコは成り下がっている。ゆえに、マナーの悪い喫煙者を見かけると辟易するが、今日は会社への行き帰りで計3回も前を走る車からタバコのポイ捨てがあった。それも火がついたままでだ。こういうことをやらかす人間の行動心理は全く理解できないどころか、存在そのものを消し去ってしまえば良いとさえ思う。これはゴミのポイ捨てをする人間も同じだが、ことに乾燥した今時の気候で火がついたままのタバコを捨てるなんて許しがたい行為だ。気が立っている時だったら信号に止まったときに車から降りていって叱り飛ばしてやるのだが、今朝は昨日のけんか沙汰で気が重く、怒りつつも何もしなかった。それではいかん!なにかもっと平穏な方法でのお仕置き方はないものだろうか?口で言っても分からぬ連中だろうから、実力行使で阻止してやるって、これじゃあシーシェパードといっしょになっちまうな。

2010-02-21

悔恨


妻と些細なことで大げんかをしてしまった。
しかも長女の見ている前で・・
長女はその場を離れて、庭の滑り台の上で一人泣いていた。

もう二度と同じことはしない。

2010-02-20

面接


今日は春から幼稚園に入園する次女の面接の日。妻が英語クラスのため出れないので僕が他のお母さん方に混じって教材を買ったり、身体測定に出向いたりと一つずつこなしてゆく。面接と言っても試験的なものでは全然なくて、ただ入園前の状況確認みたいなもの。面接の先生も長女の担任の先生なので、お互い事情も分かりスムースに進んでゆく。シャイになって小さな声でしか話さない次女も、幼稚園に入ればやんちゃな部類に入るだろう。なにより次女が幼稚園に通うのを楽しみにしているしね。

2010-02-19

いざ内視鏡検査へ


午後からの検査を控え、朝食は抜きにして下剤をひたすら飲む。2リットルもの下剤の味は食塩水にほんの少しだけスポーツドリンクの風味を加えた程度で、もちろんうまいわけも無くまたまずくて飲めないと言うことも無い。ただ、この寒さの折にしかも短時間内で2リットルもの水を飲むのは容易ではなく、飲みながらこれが夏だったら楽なのにな・・なんて考えながら飲み干してやった。この下剤は強力で、すぐに腹が急降下してズドーン!という感じ。それがほぼ15分間隔で襲ってきて腸内を清掃してゆく。やがて出るものを出し切ったところで病院へ行く時間になった。
さて内視鏡検査だが、もうすごかった!としか言いようが無い。我が腸内の様子がモニターにはっきりと映し出され、内視鏡が体内を這い上がってくるのが実によく分かり、医者も親切に『いま○○ですよー、これは△△です』などと教えてくれる。内視鏡が小腸の入り口に達したところで行き止まりになり、そこから引き抜きながら腸内を精査してゆく。このとき医者の『内視鏡は約90cm体内に入ってますよ』という言葉に驚き、確かに肋骨の下に内視鏡の動きを感じるので、そんなもんかな?と妙に納得したりと、なんとも不思議な時間が過ぎてゆく。
腸内は驚くほどきれいで、結局ポリープも腫瘍も発見されず検査だけで無事終了。それでも都合30分ほども体内をぐりぐりされ、エアーも何回か注入されたので腹が張って歩きづらいほど。ただし内視鏡が腸内を進む時の痛みはほとんど無かったな。
こんな検査は何回も受けたいものではないが、今回は始めてということでいい勉強になりましたとさ。

2010-02-18

味の素水?


いよいよ大腸の内視鏡検査の日がやってくる。そこで病院でもらった注意書きなどを改めて読んでみると、『検査前日の夕食では、きのこ・こんにゃく・海藻・葉野菜等の消化の悪いものは避けてください』と書いてあった。しかし時既に遅し!わざと食べたかのようにそのすべてをたらふく喰っちまったわさ。幸い自分の検査時間は午後2時半からなのでそれまでには消化してるだろうし、結局下剤を飲んで無理矢理出してしまうのだから同じことだろう。その下剤だが2リットルも飲まなくてはいけないのだよ。しかも時間指定で9時半から飲み始めるようにという、厳しい指示があるのだ。そのニフレックという下剤をよく見ると製造メーカーはなんと味の素やんか。とすると透明のバッグに入っている大量の白い粉はそのまんま『味の素』で、それを溶かした2リットルもの液体を飲み干すと、途端に腹を壊して大爆発を起こすという仕掛けなのだろう。そうか、『味の素水』か・・気合いを入れて飲み干し、見事に爆発してやるさ。

2010-02-17

ああ、寝不足気味


なんのかんのと言いながら、しっかりオリンピックにはまって寝不足の昨今。メダルがどうのこうのなんて関係ない。各選手のぶっ飛び具合が心に響く。日本ではまだまだマイナーなエアリアルやハーフパイプに大いに期待している、って日本選手のメダルなんかじゃないぞ、やっぱりコイツらクレイジーだ!と、思わせるそのキレた闘志が見たいのさ。

2010-02-16

仕事の代償


このところ残業続きで帰宅するのは8時過ぎ。家に帰るとすぐに子供達を風呂に入れ、本を読み、そして9時前にはベッドに寝かしつけるというのがリズムとなっている。そのあとでニュースを見たり、オリンピックを見たりしながら遅い夕食を摂り、その後何するでも無くだらだらと時を過ごす。残業して疲れているのだから早く寝なくてはいけないのだろうが、晩飯を食べてすぐに横になる気もせず、あれやこれやしているうちに0時をまわり結局寝るのが遅くなってしまう。残業で帰宅が遅れた分、ぼんやりする時間が減ってしまっているわけで、やはり寝るまでの間は一定の時間が欲しいのさ。それも体内時計が定めたリズムなのだろう。その証拠にある程度の時間となると眠気が襲ってきて脳が勝手にシャットダウンしてしまう。
こんなことが繰り返されるとどんどん寝不足になるわけで、やがて精神的にも病み鬱になっていくのだろうな・・まあ、自分の場合はそこまで根を詰めるようなことはしないけどね。でも、気をつけるとしよう。

2010-02-15

PC疲れ


外での現場作業も一段落し、今日からは再び内業三昧の始まりだ。残り僅かとなった今年度もこのままPCと向き合った状態で終わることになり、なんとも退屈な日が続く。日がな一日液晶画面を眺め続けていれば気がふれるのも当然で、残業終わって帰る頃には精神的に朦朧状態となり、車を運転していてもどこか感覚が狂っているのがよく分かる。注意散漫な状態というのが適しているだろう。明らかに注意力が欠如している自分がいて、またそれを分かっているのに何の対応もしない自分がいる。こんな精神的乖離を引き起こしている状態がもっとも事故を起こす可能性が高いのは当たり前のこと。仕事の疲れが原因で事故るなんてまっぴらご免だ。明日からはもうちっと力を抜いてほどほどにしておこう。

2010-02-14

河川敷にて


旧正月

久しぶりにすっきりと晴れ、子供達の求めに応じて木曽三川公園へと繰り出す。気温は低いものの暖かな日差しが降りそそぎ、活発に動いていると汗ばむほど。様々な遊具で一通り遊んだ後はとんぼ返りして雑多な用事を済ませてゆく。
午後、娘たちを連れ家の前の河川敷に出てゴミ拾いを行う。この時期は河川敷を覆うような増水はないため、ゴミの多くは橋の上から投げ捨てられたものや伊吹おろしによって吹き飛ばされてきたものがほとんどだが、それでもかなりの量に上る。娘たちにはそれぞれ火ばさみを渡して、ゲーム感覚でゴミを集めるように仕向けると、これにうまいことのってくれて小一時間がんばってくれた。『なぜゴミを投げ捨ててはいけないか』『なぜゴミを拾わねばならないか』を口で説明するのは簡単だ。しかし、実践してこそその意味が分かるというもの。いまのところ娘達には単なるゲームかも知れないが、いつかその意味を分かってくれる日が来るだろう。
ゴミは誰のためでもない、自分のために拾うもの。

2010-02-13

10年前のバンクーバー


バンクーバー五輪が始まった。先日『興味が無い』なんて書いたのに、しっかり開会式を視聴しているあたりは自分のいい加減さがよく出ている。
バンクーバーを訪れたのは今からちょうど10年前。妻の親戚が多く住むシアトルを訪問した際、その勢いに乗って国境を越えた時だ。その当時は米ドルに対してカナダドルの価値は80%ほどしか無く、とにかく物価が安く感じられ、加えて環境の良さもあり『ここなら住んでも良いな・・』と思ったのを憶えている。いま注目のバンクーバーは穏やかな湾に面し、ダウンタウンのすぐ近くにはスタンレーパークという広大な公園が広がり、ここを散策するととても心が休まるのだ。何とも美しい公園で園内には多くの針葉樹が聳え、興味深いのは100年も前にこの地を開拓した開拓者達の斧による伐採痕が、直径1mを軽く越える強大な切り株にしっかりと残っており、その朽ちかけた切り株から新たな樹が育ちゆく様子がそこかしこで観察できることだ。
また、バンクーバーはアジア系の移民が多いため、街を歩いていても目立つことも無くごく自然で変な緊張感もない。この点は多国籍都市の持つ独特の雰囲気で、僕のもっとも好むところでもある。実際、友人の一人はスリンという南アジア系の多く住む地区に住んでいるが、治安の面で少々問題があるものの移民としては住みやすいと言っていた。
バンクーバーには数日滞在し、その後ロッキー方面へと旅したが、その旅の思い出は良いものばかりだ。カナダは東部のノバスコーシャやケベックにも行ったことがあるが、個人的にはバンクーバーやロッキーのある西海岸に対する印象の方が強い。今度バンクーバーを訪れた際はビクトリアに足を延ばしたい思っている。シアトルからならそう遠くはないし、今なら円が強い。仕事もどうなるか分からんわで、こりゃ日本脱出の絶好のチャンスやんか!

2010-02-12

五輪狂騒


TVをつければバンクーバーオリンピックがいよいよ開催!と大いに盛り上がっているが、僕個人としてはなぜか冷めていて、『ああ、そうなの』程度の感興しかない。スポーツは好きなのになんでそんなに冷めているんだろう?と自問自答するものの、これといった理由も無くわからない。ただ、日本全体でもいまいち盛り上がりに欠けていると思うが、どうだろう?なんとなく社会全体が『それどころじゃないんだよなー』という雰囲気を持っているような感じがし、それが日本ばかりじゃなく世界的にも蔓延していると思えるのだ。原因はやはり長引く不景気で、日々の生活に追われている人々にとって五輪なんてものは、腹の足しにもなりゃしない。プレーで夢を与えると言ったって、見る時間が無けりゃ何の意味も無い。
気違いのように盛り上がっているのはただ、バンクーバーだけだろう。

2010-02-11

雨の日に思うこと


終日雨の祭日。
Jackieの散歩は妻に任せて外には一歩も出ず、子供達と戯れる。

食物アレルギーのある次女は、なぜかジャガイモに対してのアレルギー反応が強く、検査でも高いレベルのアレルゲン反応を示していた。そこでほとんど芋類を食べさせてこなかったが、検査から既に2年近くが経ち体質もだいぶ変わってきたことと思い、たまたまあったサツマイモを蒸かしたので試しに少し食べさせてみた。暫く待って様子を見ていたが、アレルギー症状は現れずさらに食べさせてみても大丈夫だった。始めは卵すべてにアレルゲン反応を示していたのが、後の検査では卵白だけに反応したのと同様に、やはり徐々にだが体質が変わってきているのだろう。次女も春から幼稚園に通い始める。その前にもう一度食物アレルギー検査を行い、身体の変化を把握しておくつもりだ。
願わくは、卵・乳製品に対するアレルギー症状が治まっているように。

2010-02-10

山上から


九州島方面では26度を超えたところもあったと言うに、こちらは朝からはっきりしない空模様。お山の上の現場からは雨に煙る下界の様子が見渡せ、火事だろうか?けたたましくサイレンを鳴らしながら何台もの緊急車両が出動してゆく音が、谷底から実に良く伝わってくる。その僕らの上空を航空自衛隊の戦闘機が着陸態勢を維持しながら、ゆっくりと通過してゆく。その爆音たるや凄まじく、すぐ隣の人の声が聞こえないくらいだ。耳をつんざく爆音を何度も聞きながら粛々と作業を進めてゆく。
なんとか小雨程度で天気が持ってくれたおかげで作業もずいぶん進み、残るはあと半日程度の作業量だ。それをこなせば暫くこのお山ともお別れとなる。

2010-02-09

motivation


つい先日雪が降っていたのに、今日はこの暖かさだ。寒さが苦手な身にとってはありがたいが、このまま暖かさが続くわけも無く、また厳しい寒さが訪れるのだろう。体調管理が難しい季節でもあるな。
会社の混乱はすべてのメンバーに感染し、事務所に居てもどことなく空気は沈みがちで活気なく、また今後の会社の方針が決定していない以上、『こんなことをしても無駄になるかも知れん』との思いが先に立ち、やる気を削いでゆく。人の心とはそういうもので、いちど落ちたモチベーションを上げるのは容易ではない。それでも各々が抱えている仕事を放擲せず、混乱のさなかにも愚直なまでに粛々とこなしてゆく様は、あっぱれと言いたい。まあ、肝心の幹部連中はそんなこと興味ないんだろうがね・・

2010-02-08

くじ運


さっきお年玉付き年賀はがきの当選番号を調べてみたのだが、我が家に来たはがきはすべて総スカンを喰らい、切手シートさえも当たらなかった。当選賞品を見るとノートパソコンやら海外旅行やらが当たるらしいのに、自分は今まで切手シートがやっとのところ。それ以上など当たったことも無いし、番号がかすった試しも無い。もともとくじ運は悪い方で、初期不良品や運転試験場での実地試験など当たってほしくないものは必ず当たるのに、当たってほしいものはまず当たらない。一方で子供の時から姉はめっぽうくじ運が強く、懸賞に応募すると当たる確率が極めて高かった。いったいなんよ、この差は!
何でこんなことを書き始めたのかよく分からんが、切手さえも当たらなくて悔しかったのだろうよ。それでも時には当たることもあって、ヤマダ電機で8千円分の買い物が無料になったこともあったのだ。その時は思わず呆然として立ち尽くし、その様子を見た店員から『うれしくないんですか?』と聞かれてしまったほどだった。なんか宝くじに比べたら小さな話だな。

2010-02-07

蒼天に漂う


久しぶりにすかんと晴れたこの日、洗濯物がよく乾いてじつに爽快なり。今週の天気予報を見ると、ずらりと雨や曇りマークが並び晴れる日は無さそうだ、ならばと布団も干して、あらゆるものをとにかく干してやったわさ。
午後からは娘たちと一緒に凧揚げ大会を開催。風も強すぎず弱すぎずでちょうど頃合いだ。ゲイラカイトをぱっと離すと、ギューン!と一気に駆け上がり、かなり強い力で引いてくる。青空で風を切るカイトは頼もしいものだ。長女が自分でやりたいと言うので任せると、始めはすぐに落としてしまっていたものが回を重ねるたびに巧くなり、終盤には糸を引いたり緩めたりして、いっちょまえにカイトを操っていた。この辺りの順応力もさすがだね。

2010-02-06

激震!


会社が土曜なのに緊急会議を開くと言うので、『これはいい話ではないだろな』と思い行ってみると案の定、雇用契約を更新しないと通告された。ここに至までの話もある程度は説明されたが、それだけで全容が分かるわけでもなくまだまだ不透明な部分も多いが、分かったところで会社側の方針が変更される事は無いので、それはそれとして受け止め今はいろいろなことを考えている。
もちろん会社側に対する怒りや気の抜けるような感じを当初は持ったが、なにぶん今までにこんな事は何度も経験してきているので、開き直るのも人一倍早いのだ。ただ、今の身の上は以前と違って妻と二人の娘を持ち、住宅ローンも抱えている。この先の事に不安が無いと言ったら嘘になるが、それでも何とかなるだろう、いや何とかせねばならないとの思いから気持ちをさっさと切り替えて、明日に対して嘘でもいいから元気を出して楽観的に構えている。
これから年度末に向けて、様々な事が大きく動いてゆくだろう。そうなんだ、今回問答無用に訪れたこの『変化』に、心のどこかでワクワクしている自分が居ることも確かなんだ。この大波を乗り切る自信は十分にある。むしろ目を覚ましたと言っても良いだろう。

2010-02-05

打たれてなんぼ


個人的にトヨタ車に興味はない。しかし昨今のアメリカにおけるリコール問題や、プリウスの問題に関してのメディアのらんちき騒ぎぶりには、ほんと辟易させられる。特にアメリカにおいてのトヨタ狩りとも言える執拗さを見ると、単に景気回復が遅れている事や高い失業率に対する憂さ晴らしをしているようにしか見えず、この点においてはトヨタの自業自得と思いつつ同情する余地もある。なんせアメリカ政府自体がGMやフォードの大株主なのだから、トヨタ車を叩けば叩くほど代わりにGM車やフォード車が売れるわけで、ある意味米政府の計画的犯行とも言える。ただし、トヨタの失態はそんな米政府につけ込まれる隙を作ってしまった事と、突かれた後のフォローがまったくなっていなかったことだろう。この辺りは世界企業として慢心し、謙虚さと勤勉さをないがしろにした結果だと思う。
これで分かっただろう。アメリカは決して他国を助けなどしない。彼らは常に敵を求め、そして徹底的に潰そうとする。日本はいい加減勉強し、宿り木のように取り付いて養分を奪うようなしたたかさを備えねばならない。

2010-02-04

雪の立春


朝外に出て驚いた。真っ白だったからだ。積雪量はほとんどなかったものの、この辺りまで雪が降ろうなどとは思っても見なかったので、意表を突かれたのだ。確かに西の空を見上げると真っ黒な雪雲が押し迫っており、風に乗って再び雪が降り出し始めた。
こりゃ、いかん!と雪が激しくなる前にJackieを散歩に連れて行こうとすると、なぜか小屋から出てこない。おかしいな・・と覗きにいくと、なんとJackieがロープごと姿を消しているではないか!どうやら地面に打ち付けた鉄の棒と、ロープとを繋ぐカラビナが壊れて脱走を許したようだ。すると、背後からかすかに犬のすすり哭きが聞こえ、振り向くと隣の畑にある枇杷の木の根元にJackieが引っ掛かっていた。この様子では遠くには逃げておらず、家の近くを徘徊中に絡ままってしまったようだ。
そんな逃亡犬を連れて散歩に出ると、案の定、雪が激しく降ってきた。
暦の上では今日から春だと言うのに、体感的には真冬だな。

2010-02-03

節分


小雪の舞う中、子供達と節分の豆まきを敢行する。年に一度の単なる豆まきも、娘達にとっては一大イベントのようで、今朝から既にテンション高く『Daddy、今日は早く帰ってくるの?』と、早く帰らねばならぬ状況に。そして期待通りに5時ダッシュで帰ると、娘達は『キャーッ』と奇声をあげて出迎えてくれた・・

いよいよ豆まきが始まり、交代しながら鬼に扮して『鬼はーそとっ!、福はーうちっ!』と、そこら中にじゃんじゃん豆をまき散らす。あっという間に豆をすべて撒ききって、今年の節分も終了した。娘たちも大満足だったようで、自分の歳の数だけ豆をぽりぽりかじりながら、すでに来年の話をしていたな。そんな娘たちの無邪気さが、僕の心を和ませてくれる。

2010-02-02

回復基調


熱は下がったもののまだ咳が止まらず、何か話そうとすると咳が出る、そんな具合だ。この分だとまだ当分は咳が止まらないだろう。ほんとにしつこい風邪だ。やっぱり子供からもらう風邪は特別強力なようだね。

2010-02-01

何度繰り返せばいいのやら・・


やっぱり昨日無理したのがいけなかった。夕方頃になると悪寒が激しくなり、ゾクゾクする。熱も出始め、帰宅後に体温を測ると37度8分。まあこれくらいならどうってことはないが、節分に鬼が寝込んでいたのでは格好がつかないので、大事を取って今から寝ます。
さあて、明朝は回復しとるかね?