2010-02-25

配慮


様々な場面において大なり小なりの『配慮』は必要不可欠のものであり、円滑な人間関係はこれで決まると言ってもよい。時に配慮に欠ける行動は信頼をなくし、人を失望させもする。今回のケースはそんなオーバーなことではないが、配慮に欠けていたのは事実だな。
そのケースとはこうだ。
長女はスイミングスクールに通っている。幼稚園に直接迎えのバスが来てそのままスクールに行けるので便利だし、長女も水泳(水遊び?)が大好きだ。そのスクールが新聞に広告を載せ、チラシもかなり配布したらしい。人から教えてもらって知ったのだが、その広告に長女がばっちり写っているという。スイミングスクールとタイアップしているであろう幼稚園からもチラシが配られ、見てみるとなるほど水着を着た長女が大変いい顔で写っている。しかし、この写真を使うにあたってはスクール側からいっさいの連絡はなく、見て驚いた次第。そのことを先日幼稚園での次女の面接の折に雑談程度で『やはり保護者の許可を得るべきでしょう』と話したら、今晩そのスクールの管理職を名乗る人間から『誠に配慮に欠けることをしまして、お詫び致します』との謝罪があった。こちらとしてはにっこり微笑んだ長女の写真を使うな、と言う気はさらさらない。しかし営利目的で使う以上は、子供であれば保護者の許可を得るのは当然のことであり、全く配慮に欠ける行いであったのは事実だ。妻と冗談で、もしこれがアメリカだったらすぐに訴訟沙汰になって、多額の賠償金を勝ち取ることができるのになと笑っていたが、それもまた事実なのだ。

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