2020-06-30

ほぼ終日病院でした
























都合良く雨で現場が中止になったこともあり、三女と妻との3人で朝から大学病院へ。
まずは先日まで入院していた小児科医の診断を受け、尿のサンプルと超音波エコーにて腎臓及び脾臓周辺の精密検査を行い、次に整形外科医に膝及び足首の状態を診てもらい、さらには泌尿器科医に腎臓の状態の説明を受けた後、今後の治療方法について話し合うなどで、結局家に帰ったのは16時頃になっていた。病院に居たほぼ半分の時間は待ち時間だったので何だか病院疲れしちゃいました。こういった環境に20日間も閉じ込められていたら、そりゃ身体のどこかがおかしくなってくるのも理解できる。まして子供なら尚更だ。
腎臓の治療については愛知県の小児泌尿器科の専門医宛てに紹介状を書いてもらい、そこで改めて手術が必要か、それとも投薬治療で大丈夫かとの判断をしてもらう流れだ。
今日採った尿の分析も1時間もかからず出てきて、白血球数はピーク時の10分の一にまで下がり、細菌数も低いレベルに抑えられていることが分かった。これは服用している抗生剤が効いている証拠だろう。
周期的な高熱の原因は腎臓の感染症を繰り返し発症してきたからではないかと、ほぼ特定されてきた。
あとは再検査までのひと月間で再び発熱しないことを祈るのみだ。

2020-06-29

晴れ間
























大きな雨の塊が西から迫っており、明日は終日雨となりそうだ。現場もほぼ間違いなく中止となるので、三女と妻との3人で再び大学病院へ行く予定だ。大学病院では退院後の経過観察と、今後の治療方針について小児科・泌尿器科の専門医と話し合う予定だ。おそらくはあいち小児保険医療総合センターに行って、小児専門の泌尿器科の医師の見解を聞くことになると思う。とにかく明日医師らの話を聞いてからだ。
三女は今日もリハビリを頑張り、階段の上り下りを2セット、自転車のペダル漕ぎに、伝い歩きの練習などにも取り組んでいる。トイレに行く時も自分で壁を伝い歩きしながら行ける様になっているので、日々の回復力は目を見張るものがある。
この調子だったら1週間もしないうちに自分で歩ける様になると思う。ただ、また入院となったら話は別だけどね。

2020-06-28

いろいろやってみな
























三女のリハビリは我流でいろいろな方法を試している。
今日は自転車のスタンドを立てたままでペダルを漕いでみる運動をした。これは意外と簡単にできて、ペダリングしている時も足に痛みを感ぜずにできたので、足に掛かる負荷を抑えて運動する場合にはいい方法だと思う。それとは逆に多少の痛みを伴っても足の筋肉に負荷を掛ける運動として、自宅階段の上り下りを試してみた。我が家の階段には元々手摺りが付いているので片手はこの手摺りで支え、もう一方の手を自分が握ってサポートする形で試してみたら、思っていたよりも力強く一歩一歩足を踏ん張って上ることができた。下りはちょっと難しかったが、それでも手摺りで身体を支えながらゆっくりと下りることができた。20日間も寝たきりだった身体にはこの負荷はちょっと厳しかったかも知れないが、無理をせぬ程度に徐々に負荷を掛けながら本来の筋力へと戻していきたいと思っている。ただこればかりは本人のやる気に左右される面が強いので、如何にやる気にさせるか、そこがミソだと思う。

2020-06-27

自宅リハビリ開始
























昨日退院した三女はまだ自分で立って歩けないため、夜中のトイレを介助する必要があり、トイレに近いところに一緒に寝るなど新体制がスタートした。休日でも三女は決まった時間に起きるので、7時前にはおんぶして階下へ下り、朝のリハビリを開始した。
リハビリと言ってもイスに掴まってゆっくり立ち上がり、しばらく立った姿勢を保った後にゆっくり座るといった単純なもの。健常時なら何の問題も無い動作を繰り返すのだ。
体重が掛かると足首の痛みを訴える三女だが、自分が想像していたよりは力強く立ち上がり、立ち姿勢の時はまだフラつくものの、座る時は崩れ落ちる様なことはなく、膝に力を保ったままお尻を着くことができたので、内心『これなら大丈夫だろう』と安堵した。
その後もトイレへの移動時は脇を支える形で一緒に歩くなどすれば、フラつきつつもちゃんと足を運び、その様子を見た妻も『病院に居た時よりも随分元気になっている』と驚いたくらいだ。やはり自分の本来の居場所に環境が戻ったことにより、精神面でのストレスがかなり解放されたのだと思う。そりゃ4人部屋のカーテンで仕切られた狭い空間に2週間近くもいたらおかしくなるのも当然だ。今は自宅で三女の大好きなネコ・イヌ・ニワトリ・カメに囲まれて元気をもらっているみたい。
午後からは風船を足で蹴るリハビリを開始し、これも意外と鋭い蹴りを見せる三女に『これなら歩く様になるまでそうかからないだろう』と楽天的にさせられた。
やっぱ家族皆が揃うと賑やかでいいよね。三女の嬉しそうな顔を見て心底そう感じたよ。

2020-06-26

20日ぶりの帰宅
























三女が退院し20日ぶりに家に戻って来た。家に戻ったと言ってもまだ自分で立って歩けないので、身体を抱えながらの移動となる。足を見ると確かに筋肉が衰えひと回り細くなっているが、身体を支えるのが困難というわけではなさそうだ。足を踏ん張ろうとすると足首のあたりに痛みが走るそうで、その痛みが歩行の邪魔をしている様だ。
まだ自分で歩けないにしても家に帰って来れたのがよほど嬉しいらしく終始ご機嫌で、晩ご飯に出された三女の好物をこちらがびっくりするくらい食べていた。ウチの畑で採れたキュウリなどの野菜もモリモリ食べてくれ、それだけ食欲があることに安心させられた。
そうそう、退院するときに医療費の精算をしたが、20日間の入院費用(1日3食付き)とCT・MRI・超音波エコー・レントゲン、その他諸々の特殊検査に加えて複数回の血液検査など全てを含めた自己負担金は驚愕の1万ちょっとだった。この額を知らされたときの妻の驚き様はすごかったね。アメリカで同等の検査と入院をしたなら数千万、もしくは億越えの請求が来ることは間違い無いので、『日本の医療制度は素晴らしい!』と感心しておったよ。

2020-06-25

三女退院へ
























三女が明日、退院することとなった。
退院するとはいっても病状が治ったからでは無く、先日来行ってきた検査でその原因が概ね特定されてきたからだ。大学病院の医師と話したところでは小さい頃より繰り返し尿路疾患を発症したことにより、右腎臓に機能低下が見られるらしい。周期的に高熱を発症していることもおそらくこの腎臓の感染症が原因ではないかということだ。念のためライム病の検査も行ったが、これは陰性だったので可能性は消えた。
今後の治療法については来週火曜に改めて医師らと相談し決める予定だ。現時点で話が出ているのは、他県でちょっと遠いが小児泌尿器科の専門医がいる病院があるので、その専門医の意見を聞くというものだ。今後のことを思えば通う距離は長いものの、より的確な治療を受けることができると思う。本格的な治療は今からだ。

2020-06-24

思わぬ訃報
























長年世話になっていた方が突然亡くなったという報を受け、呆然としている。
ひと月ほど前、現場の様子を見に来てくれた際に会ったのが、最後となってしまった。よもやこんなお別れになるなんて誰が想像できただろうか。
先日亡くなった妻の友人しかり、命とはなんてあっけないものなんだろう。
ただただ、嘆息せずにはいられない。

2020-06-23

大詰め



























三女の検査入院もいよいよ大詰めを迎えつつある(そう願いたい・・)
今日は腎臓にどれくらいのダメージを受けているかを確認するため、核医学診断用装置 Discovery NM/CT 670という大きな医療機器を使って体外から腎臓をスキャニングし、画像データを取得するという検査を行った。この検査を受けるにあたり前日からいろいろと用意が必要だが、それらが三女へのプレッシャーとなってあまりよく眠れなかったそうだ。無理のないことだと思う。そしていよいよ検査をする段になって薬を飲んだが、この薬の影響でふらふらになったという。
腎臓の検査の後は神経外科にて、立てなくなっている膝の周辺の神経を調べ異常がないかどうか確認したが、この検査は思ったよりも時間がかかり、痛みを伴うものだったので三女も耐えかねて泣いてしまったそうだ。
今日の一連の検査が終わった後、三女はシャワーを浴びれないほど疲れ果て、すぐに眠ってしまったそうだ。三女にとってはキツい日々が続き本当にかわいそうだが、原因究明のためもうしばらく辛抱してもらおうと思っている。

2020-06-22

命というもの
























ガンで長らく闘病生活を送っていたオーストラリア出身の妻の友人が亡くなった。まだ40代だった。
彼女には特別支援学級に通う一人息子がいるため、『いま絶対に死ぬことはできない』とガンがかなり進行して最後のステージに入っても決して諦めず、最後の最後まで闘い抜いていた。今日、彼女が亡くなったという報を聞き、悲しみに暮れている。
母の置かれた状況を理解できていなかった息子のことを思うと、不憫でならない。
死は誰にも公平に訪れると言われるが、自分はそうは思わない。死とは理不尽極まりないものだ。その人や周りの思惑など関係無く命を奪ってゆく。
ま健康に生きていることが当たり前の様にして日々過ごしているが、入院中の三女のこと然り、決して盤石では無いことを肝に銘じておかなければならない。
『我やさき人やさき、 きょうともしらず、あすともしらず・・』

2020-06-21

夏至
























早くも夏至か・・何だか毎日が怒涛の勢いで過ぎてゆく。
今日は朝から忙しかった。計3列作ってあったジャガイモは梅雨入り前に1列だけ掘ってあったがその後の雨模様でなかなか掘れず、天候が回復した今週末は絶好の機会というわけだ。さらに自分の場合、ジャガイモを収穫した後にそのまま畝を整えサツマイモを植えているが、すでに苗を買ってあるためどうしても今日中にジャガイモの収穫とサツマイモの植え付けを済まさねばならぬのだ。
残してあったジャガイモはほとんどがメークインで、出来も上々ありがたいことだ。先日の雨の影響で土がまだベタついていたため、全てのジャガイモを水洗いしよく乾燥させて貯蔵完了。次にサツマイモの植え付けのため畝を整えるが、これがなかなかの重労働。大汗をかき、息を切らしながらジョレンでひたすら土を掻き畝を整えてゆく。サツマイモの苗は20本で、一列に10本ずつ植えつけて完了。ここまでの一連の作業で17時近くになっていた。それでも今日やらねばならぬ仕事を片付けることができたので達成感はあったな。ほとんど終日外に居て作業していたのでさらに日焼けした。また腰への負担の大きな作業が続いたのでほんと疲れたよ。今日はよくストレッチをしてから寝ようと思う。

2020-06-20

立て、立つんだ・・
























昨日届いた送りつけ商法と思われる小包は、『受取拒絶』と明記し、署名捺印の上、配達員のお兄さんに頼んで引き取ってもらった。これで一つ片付いた。
今日は恒例の買い物に出て、入院している三女への差し入れを買い、17時頃に大学病院へと向かった。毎度の問診票と体温チェックをされて病室へと向かうが、自分が行けるのはエレベーターを降りたホールまで、ここで呼び鈴を押すと看護師が出てくるので荷物を預ける仕組みだ。ガラス戸の向こうには三女と妻が待っていて、ガラス戸越しに会話をするがマスクをしているので大声を出さないと聞き取りにくく、そうそう大声も出せないので実に歯がゆい。車椅子の三女に『立ってみてよ』と促すと、ドアの取手を掴んで立ち上がろうとするがすぐに『痛い』といって崩れてしまった。筋力の衰えだけで立てなくなったわけでは無いと分かっているが、先週来た時よりも明らかに膝から下が細くなっており、心配でならない。ベッドで足を動かす運動を始め、来週からはリハビリも行うが、膝に痛みがあって立てないことが何よりも気がかりだ。医者は『立てるようになるまでは病院に居た方がいい』とは言うものの、現状ごく限られた人としか会えない環境では精神的ストレスが溜まる一方で、三女にとっては辛いだけだと思う。来週前半に腎臓の検査が行われるので、その結果を聞いて入院を続けるか自宅療養に切り替えるかを判断したいと思う。

2020-06-19

中国からの贈り物?
























家に帰るとポストに、三女の担任の先生が持ってきてくれた宿題のプリントや連絡帳などと一緒に黒いビニールで包まれた荷物が突っ込まれていた。その荷物は中国上海からで自分宛となっており、中身はセーターの古着となっている。自分には頼んだ心当たりがないので『はて、何だろう?』と妻に尋ねてみると、妻も『そんなん知らない』と言う。念のため長女と二女に聞いても『知らない』と言う。そもそもが怪しげな包みなのでちょっと調べてみると、案の定『送りつけ商法』のようだ。もちろんまだ荷物は開封していないのでそのまま14日間放置しておけば支払い義務も消滅し問題ないのだが、気味悪いのは住所・氏名・電話番号がしっかり記載されていることだ。どこで自分の個人情報を入手したのか?おそらくは何らかの情報をハッキングなどして手に入れたものだろうが、いい気はしないよね。14日を待たずとも郵便局へ持っていって受取拒否の手続きをすればいいが、そんな時間は今の自分には無い。
まったくもってこの忙しい時に迷惑千万な話だ。しかし何で宝くじなんかは当たらないのにこういったもんは当たるんやろな・・

2020-06-18

入院延長
























当初、最長14日間の予定で入院を開始した三女だったが、その後の展開で更なる精密検査が必要になったため、とりあえず来週前半まで入院が延長されることとなった。三女は今関節痛がひどくてトイレまで歩けない状態が続いており、終日ベッドの上か車椅子で過ごす時間が長くなっている。そのため急激に足腰が弱ってきたため、今日からリハビリを開始した。妻によると入院して2週間だが筋肉が落ちて足がだいぶ細くなってしまったらしい。自分も高校生の時骨折して1ヶ月入院していたが、やはり同じように筋肉が落ちてびっくりするほど歩けなくなっていたのを覚えている。子供の場合そういった反応も早く現れるんだろね。リハビリで少しでも筋肉が戻ることを期待したい。

2020-06-17

思わぬ方へ
























腎臓の感染症が発覚した三女は、いったん腎臓を通過し膀胱へと向かった尿が再び腎臓へ逆流しているかどうかのテストを行い、僅かだが逆流していることが判明した。こういった症例は年少者に見られ、概ね成長するにつれ治癒してゆくそうだが腎臓に与えるダメージが大きくなると手術せねばならぬそうだ。三女の場合も三段階で設定されている症状のうち一番軽度なレベル1と診断され、明日今まで腎臓にどれくらいのダメージを受けたかが分かる特殊な機械を使って更に精査するそうだ。
泌尿器科の医師によると小さい頃から腎臓の感染症を繰り返していたとすると、解熱剤の効かない周期的な発熱と関節痛の原因をこの感染症によるものと考えることが出来るが、そう判断するにはまだ材料が少ないと言う。まず腎臓の感染症を治すのが最優先で、それと同時に関節痛も治れば、発熱を伴う様々な原因が腎臓の感染症によるものだったと言うことになるのかもしれない。
なんか思わぬ展開になってきたな・・

2020-06-16

面会2回目
























今日も届け物があったので仕事を早めに切り上げ病院へと向かう。妻より依頼されていた薄手のバスタオルと一緒に届けたのはレンタルwifiだ。これは大学病院にwifiが無いので、三女が暇つぶしにNetflixなどを見ようとすると通信データー量が一気に増えて制限値を超えてしまうため、レンタルwifiを借りることにしたのだ。今日も荷物を手渡しすることすらできず、ガラス越しで三女や妻と会話したが、まだ車椅子なものの三女の表情は以前より明るくなっている感じがする。熱も下がり、足の痛みもだいぶ引いてきたようなのでちょっと安心した。腎臓に至った感染症も抗生物質の服用でうまく抑えられたらと思う。腎臓の機能自体は良好で腎不全のような兆候が見られなかったのは幸いだ。いよいよ入院生活も山場を迎えようとしている。

2020-06-15

新たな症状
























三女は今日も血液検査を行ったが、依然として白血球レベルは高く他の数値も感染症の兆候を示している。そこで一つ分かってきたのが膀胱炎を原因とする感染症により、腎臓まで細菌が侵入して発熱や関節痛の原因を作っているということだ。これは抗生物質を服用することで時間はかかるが細菌を死滅させることが出来るので、さっそく今日から服用し経過を観ることとなった。ただこの感染症が今までの発熱の原因かというとそうではなく、様々な検査の結果は自己炎症疾患を示しており、腎臓の感染症はそれとは全く別のものと言うことらしい。ただ今までの検査の中で腑に落ちなかった部分が一つ分かってきたようなのでそれは良しとしたい。今日服用した抗生物質が感染症に効いて、三女の痛みが少しでも和らぐことを祈りたい。


2020-06-14

ガラス越しの面会
























病院から身動き出来ない妻に届け物をするため、大学病院を訪れた。
入り口では問診票に記入し、検温した上で小児科へと移動、小児科のフロアではドアの向こうに車椅子に乗った三女と妻が控えていたが、外来者はドアの向こうに行くことができないため呼び鈴を鳴らして看護師を呼び、荷物を渡すという方式だ。それでもドアのガラス越しに話もできるし、何より間近で様子を見ることができて良かった。自分が訪問したので三女はとても嬉しがり一見普段と変わらない様子がだったが、やはりどことなく疲れた様子も感じられた。それは当然だけどね。
今は点滴のチューブも外され身軽になり、病室も窓際になったこともあって気分的には随分改善したそうだ。まだいくつかの検査が残っており、それらの結果が出揃えば一時的に退院することができるかもしれない。とにかく外で遊ぶことが大好きな三女なので、少なくとも自宅に帰りJackieや猫たちと一緒にいることが何よりの薬となるだろう。そうなることを期待したい。


2020-06-13

16th Birthday
























長女が16歳になった。
シアトルならば自動車の免許を取れる年齢なのでそう考えると驚くが、反面そこまで成長してくれたならもう大丈夫だな・・という安心感もある。ただ、みんなで祝うべきこの日も三女が入院中の今はいつものようにはいかない。
長女の誕生日を祝うため次女が好物のホットケーキを作ってくれることになり、ならばと本来外出禁止の大学病院からなんとか頼み込んで妻が一時外出して帰宅、そしてできたホットケーキを持って三女の病室までとんぼ返りし、ビデオ通話を通して皆で長女の誕生日を祝うということをした。次女のホットケーキにたっぷりのウィップクリームを載せて頂くと、これが美味かったね。疲れた表情をしていたが三女も皆との会話を楽しみながら美味しそうに食べていた。一時帰宅した妻には三女の好きなデラウェアやアメリカンチェリーなどの果物を託しておいた。妻曰く『やっぱりみんなと喋ると三女も元気が出て積極的になる』とのことだ。今日・明日は基本的に大学病院は休みなので検査は行われず、月曜から再び再開されるそうだ。入院時から毎日つけていた点滴がようやく外され、身軽になったという。それにここ数日は4人部屋の窓無しの区画で悶々とした時間を過ごしていたが、今朝急な部屋替えがあって、大きな窓際のベッドをもらえたそうだ。これはとても幸運だったと思う。
もうしばらく検査入院は続きそうだが、足の痛みも取れて普通に歩けるようになれれば退院の日も近いんじゃないかな。検査入院させたのは自分達だけれど、なんとかして早く家に戻してあげたいよ・・

2020-06-12

自己炎症疾患
























三女は今日も様々な検査を受け、疲れ果て、いい加減家に帰りたがっているようだ。それもそうだろう。毎日検査の日々では辛いと思う。
今日は三女の主治医と話したが、今までの検査結果からすると自己炎症疾患が原因である可能性が高いという。ただ自己炎症疾患にも下記のように様々な種類があるため遺伝子検査を行い、その結果を受けて種類を特定し治療に繋げる方法を採るようだ。

『自己炎症疾患は自然免疫系の異常により炎症を繰り返す疾患です
 自己炎症疾患には周期性発熱疾患である
 
家族性地中海熱(FMF)
 TNF受容体関連周期性症候群(TRAPS) 
 高IgD症候群(HIDS/MKD)

 
CAPS

 近縁疾患である
 
PFAPA症候群
 化膿性疾患である
 
PAPA症候群  
 などがあります』


来週も前半に検査が予定されているので、退院は来週半ば以降となりそうだ。三女には長過ぎる時間かも知れないが、ここで病名を特定し、治療に繋げることができたらそれが一番良いことだと思う。そう自分は信じている。

2020-06-11

梅雨入り
























昨日、梅雨入りしたと思ったらもうベタベタとした湿った空気に包まれて実に不快だ。
洗濯物も乾かないし、すぐにカビが生えてくるしで困ったものだ。それでもキュウリやカボチャといった夏野菜たちはこの雨のおかげで一気に生長し実りをもたらしてくれる。

三女の精密検査は今日も続き、それらの結果から見るとやはりPFAPA症候群(自己炎症性疾患)の疑いが強いということだ。明日は検査の予定が今のところないので三女も妻もホッとしているところ。検査結果を受け、総合的に判断して診断が下されると思う。もしくは更なる検査が続くのかも知れない。三女は検査続きで疲れ果てているのでちょっとした休みがあればと思う。ほんとよく頑張っていると思う。

2020-06-10

可能性
























今日も朝からいろいろな検査が行われたが、先日受けたPCR検査の結果がようやく報告され、陰性だった。その結果に伴い今まで個室だったものが4人部屋へと移動になり、仕方のないことだが入院環境は狭くなった。ただ、付き添いの妻は自宅への往復のみ認められるようになり、さっそく自分の食料(付添人の分は出ない)などを集め、シャワーも浴びてとんぼ返りで病院へと戻って行った。
今日は専門医の回診があって、そこで三女の症状がライム病ではないかという指摘があり、妻も『あっ!』という感じで思い至ったそうな。ライム病はアメリカ東海岸に多い病気で細菌を持ったマダニに噛まれることで感染する。感染するとインフルエンザに似た症状が出て、慢性化する病気だ。妻の父と義母も感染の経験があり、やはり40度を超える熱が出て苦しんだという。三女も小さい時から何度もコネチカットを訪れているので、その時にマダニに噛まれて感染した可能性もある。日本でも長野県以北で感染例があるが、症例が多くないため検査キットが手に入るかどうか分からないという。アメリカから取り寄せたいがコロナの関係で難しいらしい。
当初可能性を指摘されていたのは、PFAPA症候群(自己炎症性疾患)と白血病だったが、白血病の可能性は消え新たにライム病が加わった感じだ。
今後の検査結果によって徐々に原因が絞られてくると思うが、とにかく早く退院させてあげたいと願っている。相当の不安があるなか、本当によく頑張っているのでね・・

2020-06-09

検査また検査
























今日の三女の検査はCTスキャンから始まり、度重なる高熱により髄膜炎の発症も疑われたが脳に問題は見つからなかった。次に超音波エコーを使い腹部や脚部などを調べたがこれも疑わしいところは見つからなかった。続いて耳鼻咽喉科にてチェックを受けたがこれも異常無し。そして髄液の検査だ。髄液の採取は痛いので麻酔受けて行い、小さなストレッチャーに腹這いの状態で戻って来たそうな。検査に次ぐ検査で三女も疲れ果て、車椅子で眠ってしまったという。髄液の検査結果によると白血病ではないことが確認され、これには妻ともども大いに安堵した。妻なんて昨日からずっと付きっきりなので精神的にもかなり参っていたと思う。まだ高熱の原因が分かっていないが、白血病ではないことが分かっただけでも心持ちは随分と違う。

2020-06-08

三女入院
























三女が大学病院に入院した。
これまでも三女は長女・次女に比べ発熱する回数が多かったが、ここ最近はほぼひと月間隔で39〜40度越えの高熱が出て、解熱剤を服用しても熱が下がらないため、その原因を探るべく検査入院したというわけだ。調子が悪くなるのはこの3〜5日の発熱期間だけで、不思議なことに時間が経つと自然と熱は下がり、何事もなかったかのように三女は元気になるといった繰り返しだ。当初は発熱の度にかかりつけ医に通い『ただの風邪』と診断されて抗生剤と解熱剤を処方されることを繰り返していたが、薬を飲んでもあまり変化がないため、妻と話し合い大学病院への紹介状を書いてもらった訳だ。
大学病院ではさっそく様々な検査が始まり、今日は血液を8本も抜かれて検査に回し、胸のレントゲン写真や各関節部の触診などが行われ、明日は頭部のCTと髄液の検査が行われるらしい。医者によると入院期間は最長で14日間。もし原因が早く特定されればもっと短期間で退院できるという。早々念のためPCR検査もしたらしい。結果は明日分かるが陰性だろうということだ。
今は新型コロナ警戒のため本来4人部屋のところを個室とし、付き添いは1人までで病院の出入りも厳しく制限され、ほぼ隔離状態という。小児病棟には抵抗力の落ちた入院児童も多く居るためやむを得ない措置だが、家との往復もままならないのでなかなか大変だ。夕方に一旦帰宅した妻はスーツケースにギッチリ詰め込んで病院へ向かったからね。
ひとまず入院がいつまでになるか、まずは様子見だ。

2020-06-07

ジャガイモ収穫
























昨日のタマネギ収穫に続き、ジャガイモの収穫を敢行。と言ってもまだ若干早いので3畝あるうちのひと畝分だけを掘ってみた。掘った畝は男爵だったが、出来は上々といったところ。ウチの畑の場合男爵よりもメークインの方がたくさん採れるので、男爵の出来が良いならメークインも大いに期待できそうだ。収穫したジャガイモのうち小粒のものと昨日収穫したタマネギをさっそく晩ご飯のカレーに使ったよ。やっぱ美味かったね。
これから夏バテシーズンを迎えるにあたり、週に一度はカレーを食べる様になると思う。その時にこのタマネギとジャガイモが大いに役立ってくれるのだ。ニンジンとナスが採れるようになると本格的な夏野菜カレーとなる。これを食べていれば夏バテせず猛暑を乗り切っていける。サラダ用のキュウリとトマトももうちょっと。いよいよ夏野菜本番だ。

2020-06-06

休日も全開です
























この季節はやることが非常に多い。かと言って休日なのに5時起きは嫌なので7時までゆっくり寝て作業開始だ。休日でもいつもどおりの時間に起きる三女と一緒に畑仕事を始め、朝食を挟んで午前中いっぱいは夏野菜の手入れなどを行い、昼食後はギアの調子が悪くなった長女の通学自転車の調整を自転車屋でやってもらい、それが済むと午後2時から6時過ぎまで堤防や河川敷それに隣の空き地の草刈りをぶっ続けで行った。今日は風があって昨日と比べてずいぶん過ごし良かったが、さすがに長時間の草刈り作業は疲れるもので今はぐったりしているよ。それでも今日頑張ったおかげで明日は少し気が楽になった。
とは言え明日も収穫した玉ねぎを吊るしたり、畝を耕すなどの仕事が盛り沢山なのでゆっくりすることはできないな。

2020-06-05

その無念いかばかりか
























北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの父、滋さんが亡くなった。ついにめぐみさんとの再会が叶わず、心残りのまま旅立つことになってしまった。
小泉首相の時に一部の拉致被害者が帰国を果たすなどの動きがみられたが、それ以降事態は膠着し、結局何も変わらなかった。その間政府(特に安倍首相)は拉致被害者の家族らに対し、聞こえの良い言葉ばかりを並べ立て、政府としての全面協力を表明していたが、実際には拉致被害者帰国に関しての実績などほとんど無い。政府にしてみれば聞こえの良いこと言って拉致被害者家族のガス抜きをはかり、高齢になった人々が亡くなってゆくことでこの厄介な問題をうやむやにしてしまおうという魂胆なのだろう。
『政治は結果が全て』と常々口にしている割には、その結果の出ない政治を無為に続け、権力の座にしがみついている。アメリカの例を見ても機能しない政治や政府が何をもたらすか一目瞭然だろう。
責任を取らない政治家が集まった政府にできることは混乱をもたらす以外に何も無いのだ。

2020-06-04

多忙
























ほんと毎日忙しい。
仕事は仕事で忙しいが、他のサラリーマン戦士の様に残業して夜遅く帰る様な野暮なことを自分はしない。だって家に帰ったら別の仕事が待っているので、そっちもやらねばならずいつまでも会社に居残るわけにはいかないのだ。
家に帰っての仕事というのは主に畑仕事などで、この季節ならズッキーニやイチゴ・ビワなどを収穫したり、晴れ続きなので庭木や野菜などに水をやったりなど暗くなるまで作業している。畑仕事でやることが無くなるということはあり得ず、むしろやらねばならぬことが次々とのしかかってきて常にオーバーフローの状態だ。週末に天気が良ければ仕事も捗り余裕ができるが、何か用事ができたり雨が降ったりするともう大変。毎朝5時に起きて作業しないととてもじゃないが回らない。ただこれらは好きでやっていることだからストレスを感じているわけではなく、むしろ自分へのチャレンジとしてやっている部分が大きい。そういう面から言えば会社仕事よりも畑仕事の方が生きてゆく上で必要なことを教えてくれていると思う。

2020-06-03

試練
























暴力を取り締まるべき警察が率先して暴力を振るうという矛盾。その矛盾が常態化しているアメリカの異常さ。その異常さに抗議する者、さらなる暴力に訴える者、今のアメリカは混沌を極め、世界の警察と言われた面影は微塵も無い。
警察は人々の敵となり、軍もまた信用を失いつつある。トランプは言う『鎮圧せよ!』と。いま力の行使を行えば確実に大規模な衝突へと発展し、収集がつかなくなるだろう。アメリカの信用は失墜し、国力はさらに衰えるだろう。実はそれこそがトランプの望んでいることなのかもしれない。何せロシアの力で大統領になれたのだから。アメリカの混乱ぶりを見て何よりも喜んでいるのはプーチンだろね。

2020-06-02

トランプ王
























トランプは自分のことを王様だと思っている。自分が選挙で選ばれた大統領という認識など微塵も無いのだろう。王様にとって刃向かうものは全て敵であり、それは力を以って押さえ込むものだと思い込んでいる。裸の王様はもはや人の意見を聞く耳を持たず、自分にとって都合の悪いものは全てフェイクか敵とみなし、徹底的に攻撃する。そう言った意味においてはまさに狂王であり、狂王の存在は歴史上多くの国を滅亡に追いやってきた。
狂王にとって自分を支持しない国民は全て敵であり、弾圧対象なのだ。悲しいことにこういった事態に陥ると香港でも見られる様に警察は上の指示通りに人々を殴り、容赦無く暴力を振るう。そういうことを拒否する警官ももちろん多いが、過剰なまでに攻撃してくる警官がアメリカには多いと思う。
そして狂王は一向に収まらぬデモに業を煮やし、州兵ではなく軍を派遣すると公言した。事実DC郊外では軍が待機しているらしい。怒れる民衆に軍まで差し向け、もしそれによって死者が出たならアメリカの混沌は一層深まり、対立は後戻りできぬレベルにまで達してしまうことだろう。
狂王よ、人々は訳なく怒っているのでは無い、彼らはただ正義が為されることを求めているだけだ。

2020-06-01

学校再開
























長女の高校は今日から通常授業として再開し、次女の中学校は明日から一日置きのローテーションで再開。三女の小学校も今日から再開したが午前授業のグループと午後授業のグループとを1週間ごとに入れ替えるローテーションで当分の間は行われる予定だ。
それぞれがそれぞれのやり方で授業を再開させたので、連絡事項もそれぞれで非常に複雑。持ち帰ってくるプリントの枚数も多いがそれに加えてメールでの一斉配信も行われており、一体全体何をどうすれば良いのか訳が分からなくなってくる。それは学校側、つまり先生たちも同じことで明日の授業の予定を書き忘れたりなど、通常のリズムが戻るまではまだ時間が必要な様子。今のところ次女・三女の学校では通常授業再開を目指して取り組んでいるが、2次感染などが広がれば再び自宅待機などの措置が取られるだろう。学校再開となって朝早く起きて登校せねばならないが、それでもやはり学校は楽しいと長女・三女は言っている。明日登校する次女もそうであればと思うが果たしてどうかな。親友が同じクラスになったと聞いているから楽しいと思うけどね。