2009-06-12

鳩落つ


自民党の鳩山君が大臣を辞任したが、実に組織というものは不可解で厄介なものだな。確かに郵政会社の行いは税金が絡むことだけに民間企業が勝手にやったことだ・・だけでは済まされないのが当然だし、その中身を精査すればボロがたくさん出て来ること間違いないだろう。政府や役所も含め、公的機関のほとんどが税金はほかっといても自然と湧いて来るものだと思い込んでいるはずだ。そんなところが税金を最も合理的に使う方策はなにか?どうすべきか?などと言うことを真剣に考えるわけがない。単に『これはこうしちゃえばいい』と処理しているだけだろう。そういう観点から見れば鳩山君が吼える理由も理解できるし、郵政会社の西川社長が『与えられた仕事を全うする為に社長を続ける』と、平然と言ってのけることに対して『恥ずかしげも無くよくそんなことが言えるもんだ』と呆れ果てるのも当然だ。

あくまで自分の思うところの正義を貫こうとした鳩山君と、それを認めなかった内閣。鳩山君が言った『世の中、正しいことが通らない時があるんだな・・』とは、何をいまさら言っとるのだとこれまた呆れるが、こんな連中が集まって出来た内閣なぞ所詮はそんな程度のもの。まるでガキのケンカにてどっちもどっち、そんなことよりもっと大事なことがあるやろに・・と毎度のことながら我が政府の無能振りに怒りを越えて脱力する也。

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