2010-05-15

自我


たまにあることだが、人と会話中に何気なく自分が発した言葉に気づかされる、という経験をしたことはないだろうか?
つい先日も同僚と会話中に『ああ、そういうことは自分の得意な分野だから・・』と、思っても見ない言葉を口走って自分自身で驚くという奇妙な経験をしたばかりだ。べつに無責任な答え方をしたと言うわけでもなく、その言葉を発した後によくよく考えてみると、なるほど確かにそうかも知れないと思えてくるのだ。しかし無意識に口走った言葉に、その本人が捕われるなんてことはやっぱり奇妙だぞ。こういうのを自己啓発と言うのだろうか?なんかそれとは違っているような気がするが・・
まあ、とにかく自分の意識しないところで何かが動いていても、『そういうこともあるのかな・・』程度に考えておけばいいことなのかも知れない。自分が感知していることがすべてではないのと同じで、意識もその時々によって移り変わるものなのだろう。まるで寝言を言うように、ある時ふと眠っている意識が起きている意識に向かって言葉を発するようなことがあっても不思議ではない。
今回のようにいわゆる『お告げ』によって自分の新たな一面を知ることは、忙しい日常の中で忘れていた『自我』を見つめ直す良い機会となる。

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