朝起きると僕は何処かの街に滞在していて、窓の外を覗くと多くの人々が忙しそうに通りを行き交っている。手に触れているシーツは真っ白くパリッとノリが利いたものに取り替えられてはいたが、乱雑にベットにかけられていただけだった。身体になんとなく気怠さが残る中、僕は外を見て『さて今日は何をしようか?』と考える。そう、僕が何かをしようとしないと何も始まらない世界なのだ。そんな朝を幾度繰り返して来ただろう。
とりあえず朝飯を喰いに行くか・・と向かうはいつも同じ店で、同じものを注文する。顔見知りとなった店員は『やあ、どうだい?』なんて声を掛けてくれるが、『まあね・・』と気のない返事をして通りをぼんやり眺めていると、先に食事をしていた連中がさっさと食事を済ませ何処かへ出かけてゆく。『オレ、何してんだろ・・』と焦りを感じるが腰を上げるわけでもなし、ただ人が通り過ぎるのを眺めているだけだ。
なぜか分からないが、こんな夢を見ながら目が覚めた。
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