2007-10-18

新たな家族


また家族が増えた。といっても妻が妊娠した訳ではない。捨て犬(おそらく)を拾って来たのだ。2週間前にこの犬を見たときよりも腹の周りはぐっと細くなったような感じがし、どこか怯えるような素振りも見せ始めていた。たぶん誰かが馴れ馴れしく飛びついて来るこの犬を蹴飛ばしたか何かしたのだろう。確かに野良の身は鎖に繋がれもせず自由で快適だろうが、現場に誰もいなくなり冬を迎えると生きていけるのだろうか?それよりも保健所の職員に捕まってしまうかも知れない。今ウチは結構広い庭もあり犬くらい飼う事もできるし、子供達も素っ気ない猫よりはじゃれついて来る犬の方が喜ぶはずだ。幸いこの犬は小柄で大人しく性格も良さそうなので子供の相手にはうってつけだと思う。家に連れて帰るまでは迷いに迷ったが、実際のところ初めて見た時から心は決まっていた。あとはそれを後押しするだけのこと、そのダシが子供だったという訳。車に乗せる時は車で連れて来られて捨てられた記憶があるためか激しく抵抗し大変だったが、動き出してしまうと不思議なくらい静かになった。ウチに着き庭に繋いだ時は昂奮しパニック状態だったが、上の子が一時保育から帰ってきてからは狂ったように喜んでずっと一緒に遊んでいたそうだ。上の子も犬が大好きなので晩ご飯を食べた後も夜10時頃まで犬から離れずじゃれ合っていた。やっぱ動物と触れ合う事は大事だなとつくづく感じた次第。上の子に『この犬は誰かに捨てられ腹ぺこで、ずっと寂しい思いをしてたんだよ』と伝えると泣きそうになりながら『誰が山に捨てたの?』と繰り返し聞き、犬に優しくすると約束してくれた。不思議な縁だがJackyは今日からウチの大切な家族になったのだ。

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