2007-10-30

血統


週末、近くの超大型量販店での出来事だ。ひと通りの必要品を買い込み、ペットコーナーを通りかかると『犬を飼っている方はいらっしゃいませんか〜』とスタッフが呼びかけている。どうやらドッグフードの試供品を配っているらしいのだ。これはもらわねばと思い声をかけると、『どの犬を飼っていますか?』とボードを見せられた。そこには10種類ほどの犬が挙げられていたがどれも純血種ばかりだったので『ウチは雑種なんですが・・』と言うと、『じゃあ、この中のどの犬と同じくらいの大きさですか?』と聞いて来る。その中ではコーギーが一番近いかな?と答えると、『これはコーギー専用なんですが使って下さい』と試供品を手に入れた。それにしてもコーギー専用とはどういう意味なのだろう?専用フードを食べ続けると足が短くなりそうだな。
以前はよく雑種犬を見かけたが最近はほとんど見ることなく、純血種もしくはそれに近いものばかりのような気がする。多様性を謳いつつも造られた多様性だけを追い求めてはいないか?子供の頃、犬を飼っている友人の多くは元捨て犬か、知り合いからもらって来た犬を飼っていたものだ。ペットショップで買って来た犬なんて考えられなかった。ウチは猫も犬もいるがペットショップで買おうなどとは思わない。大体値段がつけられていること自体に違和感を感じる。今まで飼った猫3匹、犬1匹はどれも捨てられた者達だ。それがどんな縁があったか知らんがたまたまウチに来た。それだけのこと。ウチが気に喰わなければ出て行けばいいさ。帰ってきたければ帰って来いよ。ウチは通過点でも良いし、終着点でもいい。すべては縁が決めること。ウチはあるがまま、なすがままに受け入れる。

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