2008-09-15

耕作的休日


この連休、久しぶりに耕作員として大いに働き、耕地面積を30%ほど拡張することに成功した。耕した場所はというと我が敷地内ではなく堤防との間にあるわずかな平場で、官地ではあるが草刈りもされず野放図状態なのを毎度草刈りするのも面倒だから畑にしてしまえと占拠しておる次第。近所の人の話ではこの家の前の住人であるお年寄り夫婦もここを畑にして野菜を作っていたらしい。同様に堤防沿いの人家はみなこの平場を畑にしたり、果樹を植えたり、物置建てたりとやりたい放題にやっているが、その代わり僕と同じようにちゃんと草刈りをして土地の管理は行き届いている。おそらく県もいちいち草を刈ってくれと言われるよりは誰ぞがその土地を利用して管理してくれている方が都合が良いだろうな・・と、僕は勝手にそう解釈している。
さて、この土地だが数年ほって置かれたせいもあり、ススキがじゃんじゃか茂っていたのを僕が3度ばかり薙ぎ払い草丈は膝下程度でおさまっているが、いざ鍬を入れてみるとススキの地下茎が縦横無尽に張り巡らされていてとんでもない状態だ。それに負けじとがっつがっつと掘り返し、地下茎を取り除いてはさらに進むの繰り返し、おまけに地中からは様々なゴミも出て来てそれを選り分けているだけで時間が過ぎてゆく。すったもんだしながら耕していると地中から比較的大きな石の列が現れて来た。おそらくこれは前の住人がここで畑をしていた時の境界線だったのだろう。僕もほぼ同じ位置で平行にトレンチを切っていたので『やっぱ考えることは同じやな〜』と、前の住人が汗水流しながらここを耕している様子が想像されて、ある意味畑を受け継ぐ者としての使命感を感じてしまったな。よし、やるぞ!

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