2008-09-12

初潮


今日は幼稚園の祖父母参観日ということで実家の母に出てもらい、そのまま母は子供達に本を読んであげたり、一緒に遊んだりしながら夕食を共にし、子供達が遊び疲れて寝てしまうまでいろいろと助けてくれた。実家には月に最低1回は顔を出すように心掛けてはいるが、行ったら行ったで晩ご飯の用意をするのは母であり、結局子供達と遊ぶ時間がほとんど無いような状態だ。いつもはそんなことだから『今日はおばあちゃんが一緒に遊んでくれる!』と子供達は大はしゃぎ、あまりにはしゃぎ過ぎて電池切れになったようなもの。母も楽しかったようで疲れも見せず最後まで闊達だった。そのとき話に出たのが姪っ子がこの夏に初潮を迎えたということだった。姪っ子は子供達の面倒見が良く、いつも助けてくれるので我が家にもよく泊まって行くが、その話は聞いていなかったので『もうそんな歳になってしまったんだな・・』と驚きと、何とも言えぬ寂しさのようなものと、大人の女性として手強くなるな・・という警戒心とが入り交じった複雑な感傷に浸っている横で妻と母が、初潮の頃はどうだっただの、所詮男には分からぬことだだのと益々こちらが萎縮するような話題を連発し、娘2人を持つ身としては末恐ろしゅうてそろそろ脱出口をこさえねばと思案する次第。
それにしても海外での長い旅から帰国した時姪っ子はまだ3歳で、いま4歳のウチの子より小さかったのが初潮とは!そりゃ、我が生え際も後退するわけだ。毎日が同じことの繰り返しのように感じていても着実に、確実に時は流れ、止めどない変化が繰り返されている。その中で我々は生き死に笑い泣き、その刹那の自分を受け入れるのだ。

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