2008-07-16

離日前夜


またこの時期がやって来た。ちょうど厳しい暑さになり始めたので脱出するには絶好のタイミングと言える。妻や子供達が向かうシアトルはカナダの国境がすぐそこという立地もあって、今夏は例年より気温が高めと言ってもこちらと比べれば全然涼しく、クーラーをかける必要が余りないためクーラーそのものが無い家が多い。既に夏バテ気味で食欲が無くなっている妻もあちらに行けばモリモリ食べてテカテカになって帰って来るんやろな・・。
シアトルまでは約10時間の空の旅、東海岸まで飛んでいたときは15時間近くもかかっていたので大幅な時間の短縮となり、精神的にも肉体的にも大分楽になった。この冬には僕も5年ぶりの渡米を計画中。なんせ、妻の家族から『何で来ーへんの?』とクレームが出始めたのでボランティア作業員として出向しなくてはいかんのだ。確かに久しぶりに皆とも会いたいしね。
毎回離日前夜になると、妻や子供達がいなくなり正直『これで静かになるな・・』とか『自分のしたいことできるな・・』なんて思ったりもするが、それは単なる願望であって実際にそうなると、とてつもない寂しさに襲われて張り合いも無くし、瞬く間にふぬけになってしまう。毎日家に帰ると子供たちとキュウリ、トマトなどを収穫するのが楽しみでもあるのに、それも1人でやらねばならない。いや、そんなこと慣れてしまえばなんてことはないが、いくら誤摩化そうが心にできた隙間を埋めることはできず、空しさは消えないのだ。ほんと毎回のことなのに家族モードから独身モードへの切り替えがうまくいかず、切り替えれたと思った頃に家族モードへまた切り替えの悪循環。しかしこれも今のうちだけのことで後何年もしたら何とも思わなくなるかもね。
とかく、旅の安全を祈り、思いで多き夏休みを過ごせることを願うのみ。

0 件のコメント: