2008-01-09

居ても居ない


年が明ければもう少し早く帰れるんじゃないか?という願いとは裏腹に、3月の納品に向けての作業量は膨大でとても納期限までに間に合いそうにない状況となって来た。当然早く帰ることなぞできず現場を出るのはやはり20時過ぎになる。昨日は家に帰るともう皆寝た後で食卓の冷えた夕食だけが僕を迎えてくれた。そのまま朝になり、僕がちょうど玄関を出ようとしたところで妻が下の子を抱いて降りて来た。『いってきまーす!』と手を振りながら出たものの、とうとう上の子とは会えなかった。同じ家に住んでいるのに見かけることもしないなんて!『それじゃあ自分は居ても居ないことと一緒じゃないか?いったいオレは何してるんやろ?』と、何ともスッキリしない気持ちのまま1日を過ごし家に帰ると、今日は皆が起きていて僕が帰ったことを喜んでくれた。上の子もやっぱり寂しかったのか眠くてフラフラしているのに『今日はDaddyと一緒に寝るから、まだ寝ーへんよ・・眠くないもん・・』と、この瞬間のためにオレは生きている!と感じさせるほどいじらしく、かわいかった。
僕には今、帰るところがある。それが『幸せ』なのかも知れない。

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