2008-01-04

奇怪な老人



午後、不思議な電話がかかって来た。
呼び出しに出ると老人の声でいきなり『ミチコさんはいるか?』と言う。はは〜これは間違い電話だなと『間違いじゃないですか?ウチにはミチコという者はいませんが』というと、『ナリタさんだよね?ナリタミチコさんいませんか?』となおも聞く。『いや、ウチはナリタじゃないです。間違いです』と言っておるのに『いやね、実は落とし物をして警察から連絡があってね、届けてくれたというミチコさんにお礼が言いたいんだけど家が見つからなくてそれで電話したんだけどねー』と、なおも続ける。何となく面白くなって来たので『じゃあ、何番にかけたんです?』と聞くと、ウチの番号に間違いない。『たぶん警察で番号控えるときにでも間違えたんじゃないですか?』と言っても、『お宅は○○町○番地だよね?』と同じ市内だが全然違うところの住所を言うので『いやー違いますよ。ウチはそこじゃないです。番号の書き間違えと思います』と重ねても、『ミチコのミはひ〜ふ〜みの三で・・』ときた!『だからミチコなんて人いないですって、間違いですよ!』と、ええ加減イラついて来たのでこちらから切ろうとすると、まだ納得いかない様子で『でも〜警察に教えてもらった番号だし・・ナリタさんじゃないんだよね・・ミチコさんはいないんだね?う〜ん、こりゃーどうもご無礼しました』と、やっとこさ切ってくれた。
ひょっとしたら僕はからかわれておったのかも知れない・・実はまんまとハメられていたのは僕で、僕の応対ぶりを老人は楽しんでいたのでは?
考え過ぎか?

0 件のコメント: