2008-01-08

計画的犯行


福岡で起きた3児死亡事故の加害者に対する今日の判決には到底納得できない。未来ある幼い3人の命を奪っておきながら懲役たった7年とは!判決の内容では当時加害者が酒気帯び状態であっても運転できないレベルまでではなかったとして、危険運転致死罪は適用されないと判断したというが、飲酒していたことには変わりがないのだ。個人的な意見としては飲酒した上で車を運転し、死亡事故を起こした場合は殺人罪を適用するべきだと思っている。そもそも酒を飲んで運転をしたら本人の自信はどうであれ、事故を起こし易くなることは周知の事実だ。そのリスクを知った上で酒を飲み敢えて車を運転し、人を死なせたのならこれはもう過失致死罪ではない。計画的殺人だ。今回の判決は最近の社会の流れとも大きく逆行し、いかに裁判なるものが社会や人々からかけ離れ、お役所主義的な密室作業であるかを露呈したと思う。これがアメリカなればおそらく懲役100年はいっていただろう。
幼子を3人も亡くした母の気持ちは推し量るべくもないが、彼女が言っていた『懲役7年と言う判決が出たからといって、あなた達の命が軽かったと言う意味じゃないんだよって伝えてあげたい』という言葉は、アジア全般に見られる人の命、特に子供の命に対する認識の軽さを如実に物語っていて、なんとも遣る瀬ない。

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