2012-05-16

立ち止まる時間


雨上がり、空は抜け、渡る風は実に心地いい。空気はカラリとし爽やかだ。ああ、なんていい季節なんだろう。思わず『オレの季節の到来だ!』なんて独り言をいいながら夕方の畑仕事に精を出す。昨日の雨のあと急に気温が上がったせいか、目につく虫達の数も一気に増え、ヤブ蚊が寄って来るようになった。僕の天敵でもあるウリハムシの食害も突然ひどくなって、カボチャ苗の双葉がレース状になるまで食い荒らされていた。まったく困ったもんだよ、これは永遠に繰り返されることなのだろうね。畑や庭の木々をよーく観察すると其処此処に常連さんが見え隠れして、あるものは退治され、あるものは写真を撮られる。生命が爆発的な生長を見せるこの季節、その中に身を置くと不思議と自分もそのパワーに後押しされるように元気が出てくる。やらねばならんことが山ほどあるが、それでもしばし畑や堤防の上、河川敷や庭などで突っ立ったままぼけーっとしていると、力が抜けるような開放感に浸ってとても落ち着くよ。こういう時間もこの忙しき社会では必要なんだよね。

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