2012-05-09

大気圧


強い寒気の流入により大気は不安定になり、時折『ひやっ』とした風が吹いてくる。空を見上げればもやもやとしたねずみ色の塊が大きく成長してはどこかへ流れてゆき、その度に風が『ザーッ』と吹き抜けてゆく。心配していた雨は昼頃にポツポツした程度で上がり、それ以降は降らなかった。肩すかしを喰ったような感じだが、現場稼働中ゆえ降らずに越したことはない。しかし問題だったのはそのあとだ。雨が上がると同時に何となく霞んだような感じになり始めそれが黄砂とは気付かなかったが、現場を引き上げる頃にはますますひどくなって来た。車を見るとフロントガラスなどは斑模様となり、黄砂の飛来濃度がよく分かる。西の空を見れば太陽は黄色く霞み、大気は淀んでしまっている。窓を全開に開けて走っていると、いかにも黄砂そのものを吸入しているような気がして来て、何となく喉がいがらっぽくなる。
ここはひとつ大気を清浄するための雨が欲しい所。黄砂の飛来が無くなれば今度は南から暖かい湿った空気が流れ込んでくる。いよいよ蒸し暑さの登場だ。
日々季節は移ろい、植え付けた苗も着実に生長しつつある。なんか自分はそのスピードに翻弄されているだけのようだな・・

0 件のコメント: