2011-12-08
伝うべきこと
70年前の今日、破滅的な戦争が始まった。
日本政府はこの戦争を回避する術を持っていたはずだ。同様にアメリカも避けることが出来たはずなのに、真珠湾攻撃が行われてしまった。
ひとたび戦争が始まると人々は熱狂に包まれ、反戦を叫ぶ声は完全に消え、心に思うものは非国民と罵られた。
結果はどうだ?
300万人を超える日本人が死に、アジア全体では1000万人を超える人々が悲惨な最期を遂げた。
戦後70年。そう、あの戦争にまつわる苦しみが続く限り、何十年経とうと何百年経とうと戦後は続くのだ。
過去を知らずして未来を語るべからず
未来を想わずして過去を語るベからず
すべては繋がり、そして繰り返す
来るべき戦争を我々は回避することが出来るだろうか?この平和ボケしている現状こそ危ういものだ。
戦争は思わぬことで起きる。気付いた時にはもう手遅れなのは先の戦争の例を見ても分かるだろう。
戦争を『必要悪』と言う人もいる。だが、僕はその言葉を受け入れることが出来ない。そう割り切ることなぞ出来ない。
では、どうしたら戦争を避けられるか?
やはり広く国民にあの戦争の悲惨さを伝えてゆくしか無いだろう。体験者が亡くなりつつある中でそれも難しい状況ではあるが、我々の代でも伝えてゆくことを続けなければならない。そうすれば結果的に来るべき戦争を避けることが出来なかったとしても、遅らせることはできるのではないか?と思うのだ。
戦争は無いに越したことはない。あたりまえだ。しかし、『戦争は起きない』と思い込む心の隙を、狙う者達が居るのだ。
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