2011-12-01

職人


それはたかだか2m四方に満たない面積の再舗装だった。
予算の関係で舗装業者には厳しい額で仕事を依頼していたため2〜3人で来て作業するものだと思っていたら、なんと車5台を連ねての現場入り。ガードマンを含め総勢8人でのお出ましにはこちらもあっけにとられ『なんと大げさな・・』と、いぶかしんだほど。ところがいったん仕事にかかると、その作業振りにはつくづく感心させられた。そう、彼らはチームで行動しているようで現場の面積に関係なくいつもこのメンバーで各現場を回り、きっちり仕事をしてくるようだ。アスファルト舗装を始めからじっくり観察するのは今回が始めてだが、そのこだわりと職人技にはほれぼれする。アスファルトを適量に盛り、それをレーキで均し転圧してゆく。その動きにはまったく無駄がなく、こちらが『そこまでやるのか・・』と唸るほど細部にまで徹底してこだわり仕上げてゆく。チームに居る若手に対しては厳しい言葉で指示を出しているが、一方では『この場合はこうしたほうがいい』と言ったように、丁寧に教えて若手を育てようとしている。
アスファルトを敷き直すといった一見地味な作業でも、それぞれがこだわりを持って作業することで『光る』ものになることをあらためて教えてくれた気がする。

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