2011-09-28

友よ、


友よ、君が行方を絶ってからはや一年だ。
僕は日々様々なことに追われ、せわしない毎日を送っているが、その時々に君は現れ、僕を考え込ませる。

友よ、君はダウラギリの高みで何を見たんだ?何を見ようとしたんだ?
君がその命を懸けて目指したものが何なのか、僕はそれを知りたいのだ。

友よ、あれから僕は様々なことを考えたよ。東日本大震災をはじめ豪雨に水害と、その度に多くの命が失われた。
『生きる』とは何だろうか?人の命はいともたやすく失われ、親は子を、子は親を必死で探した。そして多くの者が残されてしまった・・
そうだ、残された者達は『生きねば』ならない。何があっても『生き残って』ゆかねばならない。それが残された理由だ。

友よ、君は神々の座にどっかり腰を下ろし、『へえ〜、そうかい』なんて言ってるかも知れないが、生きてゆくことも少々しんどい時もあるが、まんざらでもないぜ。

まあ、そこでゆっくりしてなよ。そのうち俺も行くからさ、できるだけのんびりとね。

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