2011-09-22

危機意識


台風の直撃であんなに多くの帰宅困難者が出るなんて、大都市の災害に対する脆弱さをまたも露呈したかたちとなった。
何を隠そう我が弟も、そのニュースに映し出されていた数多くの帰宅困難者の一人であって、完全に電車が止まってしまって為す術無しとのことだった。幼子を抱えたMちゃんも弟の身をさぞや心配したことだろう。
だから思うのさ、昨日書いた学校の対応と同様に何で台風が確実に当たると分かっとるのにのんびり仕事しとるんや?と。確かにニュースでコメントを残した何人かのサラリーマンは『会社を3時に退社したにもかかわらず駅に来てみると電車が運行中止になっていてどうすることも出来なかった』と言っていたが、そもそも会社側はこんな時には午前中で仕事を切り上げ、すぐに帰宅命令を出すべきだ。結果論かも知れないが台風が目前に迫る3時頃に『退社せよ』と言っても、そもそも社員は午後からは台風の動向が気になって仕事が手につかないはずだし、ギリギリまで仕事をさせて例え3時に退社させても、例のごとく電車の運行中止で駅に深夜まで缶詰されくたくたに疲れて帰宅し、そして明朝いつもと同じように出社する。こんなことでは社員の仕事の効率が上がらないのは目に見えているし、経済的な損失もかなりのものだろう。そして何より社員の身や家族に負担をかけ過ぎている。
こんなときこそ他社を出し抜くかたちで早々に社員を退社させ、会社にとっても社員にとっても最善の方法を選択するのが生き残ってゆくための術ではなかろうか。
何事に於いても危機意識を持つことが、この時代を生き残ってゆくための必須条件だろう。そうやってご先祖様達は生き残って来たんだから。

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