2011-01-19

陽光


これほど陽の光りをありがたいと感じる現場は初めてだ。休憩所は無く、一日中外で外で過ごさねばならない。陽が照る時はその恵みを身体一杯に浴びて一息つくことが出来るが、今日のように強い鈴鹿おろしが吹けば流されて来た雲が陽射しを遮り、その冷たい風がせっかく暖まった身体のぬくもりを瞬時に奪い去ってゆく。
今日の鈴鹿おろしはまた格別で、空は唸りをあげ、落ち葉は舞い上がり、陽は時折差す程度で恐ろしく寒い!
必死に身体を動かせば少しは暖まって来るが、それも動きを止めるとすぐに冷めて来てだんだん身体が堅く鈍くなる。

なかなかにキツイ現場ではあるけれど、なあにこれくらい大丈夫。しばらく鈍っていた心身が鍛え直されてちょうどいい。まだまだこの先も寒いと言うが、なんとか乗り切ってやろうと思う。

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