朝5時半、Jackieを連れて散歩に出る。
いつもカメラを持って行くが、日の出前のこの時間は明けの明星が輝くだけで、辺りは淡い闇に包まれ撮影もままならない。しかし早朝の闇にはどこか楽天的な闇の良さがあり、そんな中を歩くのも楽しみのひとつなのだ。
身を震わせ湯気の立ちのぼる川面を眺めながら歩いていると、雪が降って来た。なるほど空には雪雲が押し出されて来てもはや星は見えず、ただサラサラと雪が舞い落ちて来る。
部落の中を通る曲がりくねった細い道にはぽつんとひとつ街灯が灯っており、そのおぼろげな光りの中を雪が散らつく様子もまた情緒があり、よろし。
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