2010-07-12

選挙に憂う


自分がどこに投票して、その結果がどうだったてなことはもはやどうでもいいことだ。選挙には必ず行くが、毎回その不毛さには辟易する。我が選挙区においてはここ数年来、一票を投じたい人物など居ない。選挙には行っても『コイツよりはこっちの方がマシだろう』というような投票ばかりが続いていると、そもそも選挙とはいったいなんなんだろう?という気もして来る。ならば白票を投じればいいのだが、それもまた不毛なことに変わりはない。比例名簿に載っている候補者ならば選挙区に関係なく選択も出来るが、『じゃあ、この人を!』という人物は僕にとっては未だ見つからない。
政治家の多くは言葉受けの良いことばかりを並べ立て、現実から目を反らせることばかりに腐心し一票をもぎ取ろうとしている。彼らの言葉を聞いていていつも思う、『だったら具体的にどうするってんだ?』と。マニフェストもどんぶり勘定で当てにならないと来たら、いったい何を信じればいいのだろう?政治家ほど信じられぬものは無いことは周知の事実だ。そんなことは分かっている。しかしこの国の向かうべき方向性さえ示せぬような政治家を『政治家』と呼べるのだろうか?今回の選挙結果を受けて国会は再び混乱し、社会全体が停滞することだろう。
亡国の徒多けれど、立志の者少なし。
ああ、この国はどこへ向かうのだろう。

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