2008-08-13

ヌシ


我が家の離れに主(ヌシ)が居ることは以前に書いた。ヌシは床下の通気孔に嵌められた金網の目よりも大きくなり、もはや其処から外に出ることは出来なくなっている・・
先日、Jackieの散歩から帰って来ると母屋と隣の畑の間の通路に1m以上のアオダイショウが居た。別にヘビは怖くないので足でつつきながら、噛み付かれながら「こんなところに居らんと畑へでも行きや」と追い立ててやったのだ。それから数日後、朝の散歩から帰ってくるとヘビの居た通路に面した通気孔から、何かがひょろんと顔を出している。そう、先日のあのヘビだ。覗いて見るとすーっと奥に隠れてしまった。そのとき分かった、このヘビは母屋のヌシだったのだ。まだ網目を通れるくらいの若いヘビだが、僕が邪険に追い立てても戻って来ていた。それから2日間ほどは朝通る度にまるで物思いにふけるように、朝日に向かって首をもたげていた。こちらもヌシと分かった以上「よっ、おはよ」と声をかけていたが、ここ数日は姿を見せていない。でもヌシは今も母屋を守ってくれている。僕は愚かにもヌシを追い出してしまうところだった。戻って来てくれて今はホッとしているよ。

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