2013-12-21

煙のもとには















朝から天気は大荒れだった。時折冷たい雨が激しく降りJackieの散歩にも出れないほど。窓越しに外の様子をぼんやり眺めた後、ささっと朝食を摂りロードスターのオイル交換へと向かう。今回はずいぶんと走り7千kmも換えていなかった。昔は生真面目に3千kmごとに換えていたが、近年はエンジン・オイル共々性能がぐんと良くなり3千kmで換えてしまうのはもったいない。そこで大体6千kmほどで換えているがそれくらいで十分だと思う。今回交換時のオイルを見ても確かにかなり汚れているが、真っ黒までとはいかない。この程度だったら車のマニュアル通り1万kmごとでもいいくらいだ。でもさすがに14万km走った車だけにちょっと早めの交換を心がけておかないとね。
オイル交換からの帰り道、軽快に長良川の堤防を流していると東の地平線にもうもうと上がる煙が見えた。どう見ても火事だ。かなりの距離があるにもかかわらず炎さえもうっすらと見えた。堤防を下り、市街地へ入ると見通しが利かないので火事のことはそのまま忘れていた。そしてニュースを見ながら昼ご飯を食べていると、その火事のことをやっていた。一人暮らしの老人と連絡がつかないという。あの凄まじい煙に巻かれていたら誰も助からないだろう。気の毒なことだ。しかし思えば僕がその火事を遠目で見ていたときは、その老人はまだ生きていたのかもしれない。なんだか不思議な感覚だ。
人の命なぞそんなもんか・・と考えずにはいられない。

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