最高気温が25℃という冷涼な気候の中に1ヶ月以上も滞在していたため、ようやく涼しくなったこの地の気温でもまだまだ暑く感じるようだ。為に妻子はエアコンをかけて寝ているが僕は今まで通り階下へ降り、ひとり大の字になって惰眠をむさぼっているよ。
妻子が帰って来て僕にまず割り当てられた仕事は、長女の夏休みの宿題をチェックすること。それと工作の手伝いをすることだ。
まずはお馴染み『なつのとも』だが、これはほとんどを長女自身がアメリカで済ませていて、間違い直しだけでほぼ終了。いつも土壇場までほったらかしにしていた僕とは大違い。誰の子だ?と訝しく思うほど。
そして次は工作。これは長女がアイスクリームの棒で家を作りたいと言っていたものをどうやって具現化するかがポイントで、結局一番手っ取り早く済む段ボールの小箱を利用しての方法をとることにした。まずは僕が小箱を切ったり、貼ったり、刳り貫いたりしながら家の骨組みを作り、そこに長女がアイスクリームの棒を1本1本貼付けてゆく。簡単な作業だが棒を少しでも斜めに貼付けると以後の棒がすべて傾いていってしまうため、そのあたりを特にチェックしながら共同作業を進める。屋根から始め外壁を終えると今度は周囲の柵に取りかかる。それらをあらかた済ませた後で色付けに入り、長女自ら色を塗り重ねてゆく。そして夕方やっとこさ色も塗り終え、約9割が完成した。
あとはちょっと手を加えるだけだが、これは長女に任せよう。何しろ今日は頑張ったね。
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