2011-08-05

張り番明け


夜が明けて河川敷に向かうと、堤防下ではJackieが嬉しそうに尻尾を振り僕を迎えてくれた。
まずは周囲から様子を伺う。新たにカボチャの蔓や実を食べられた形跡は無いようだし、堤防の斜面を掘り返した痕跡も無い。(Jackieが自分の寝床用に掘った大穴があったけどね・・)とりあえずJackie番犬作戦は成功したようだ。『よくやった!』と、くしゃくしゃに撫でてやり散歩に出る。
雲は多いがその隙間から差し込む陽射しは強烈だ。少し汗ばんで戻ってくると、河川敷に何かいる!そうだ、ヤツだ。そのでっぷりと太ったヌートリアはほぼJackieと同じ大きさにだよ、まったく!そいつが川べりに座ってもしゃもしゃと口を動かしながら余裕の表情だ。ちょっと離れた隙に上陸するなんてヤツらも大したものよ。
しかし見逃すわけにはいかまいぞ!
すぐさまそこら辺の石を何個か拾って、Jackieと共に『鵯越の逆落し』みたく一気に堤防を駆け下り、ヌートリアに一撃を加えんとするも、素っ頓狂な顔のわりに逃げ足は速く、ざぶん!と川に飛び込むとそのまま潜行して姿をくらましてしまった。ううむ、残念。
だが、これでかなりのプレッシャーをかけることが出来たはずだ。今晩もJackieの張り番を続ければいい加減懲りるだろう。そう思いたいね。

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