2011-08-06

課題


いつものように早く起きてJackieの散歩をし、畑仕事に精を出す。
今期4世代目のトウモロコシの苗を植え付けていると、堤防を歩く人のラジオから慰霊の鐘の音と『黙祷』という言葉が聞こえてきた。
そうだ、今日は広島の日だ。少し手を休めて思いを馳せる。今年は福島原発の事故もあり、何かと『放射能』という言葉が話題になり、そして慰霊祭での文言に原発事故を絡めるかどうか、ずいぶん前から議論されてきた。

『議論』か・・、今まで何度も書いたが、原爆投下について妻と何度も激しい議論を交わし、結論を得られぬまま今まで推移してきている。妻と僕の思いは根本的な所では同じだが、それぞれの立場から意見を述べるとどうしても刺々しいものになりがちだ。始めっから白黒ついた事柄ならなんら問題無いものの、白黒つけがたい、もしくはつけれない事案では特にお互い先鋭化して喧嘩してしまう。
しかし僕達は娘達に伝えねばならない。それぞれの立場や思いは置いといて、事実をねじ曲げず的確に伝えねばならない。あの戦争について日米両国の立場の違いは歴然だ。学校教育もまるで違う。そこを一方の視点からではなく、出来るだけ客観的に捉えて娘達に伝えること。それが僕達親の責任なのだ。
だから妻や僕は一歩踏み込んだ所で話し合わないといけない。難しいことだが、やらねばならない。

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