2007-04-30

決断の時?


ウチの近所にリフォームをして売り出してからもうじき1年程になる中古物件がある。近所のためリフォームをされる前から知ってはいたが、一度中を見てみたくなり内覧に出かけた。今まで選択の対象から外れていた理由は単に値段が高かったためだ。始めよその不動産会社から売りに出ていたときは確か2480万だったはずだ。それをリフォーム会社が買い取り、かなり手を加えて3380万で売り出したのだが、いくらリフォームしたとはいえ築35年の物件がその値段では買い手は付かんわな。そんな理由で資料も捨ててしまっていたものがにわかに浮上して来たのはここ最近妻の考えが変化して来たためだ。と言うのも今住んでいるアパート周辺にはウチの子供達と同世代の子が多く、自然とその母親達とも仲良くなりコミュニティーのようなものができていて、その中でお互いに保育園や幼稚園、病院などの情報を交換したり、旦那や姑の悪口を言ったりしながら助け合って?いるようなのだ。アメリカ人の妻にとっても学校に関する情報などはなかなか得難く、重要な情報もそこからもらってくるようなもので、近所にウチの子達と同じ学校に通う子がいてくれると、その子の親にいろいろ聞けるので安心だと言うのだ。確かに今まで家を探していたときは『人との絆』というものをあまり意識しないで探していたと思う。同じアパートの友達が、親が実家に別宅を建ててくれるというので始めは喜んでいたが、その近所は年寄りばかりで子供がいないから寂しいし、心配だ・・とこぼしていたという。自分達もアパート住まいはあくまでも仮住まいだと考えていたが、7年も住んでいると本人の思惑とは別のところで確実に根を広げていたようだ。山手の見晴らしの良い土地に家を構える構想もあるが、そこでは完全に子供達は孤立してしまうだろう。環境の良い所で子育てをすることも大事だが、それは大人の一方的な考えであって子供達には仲間の方が必要なのかも知れない・・とにかく今日は一つ手を打って銀行にローン審査の申請書を出したのだ。審査が通るなら近所の物件について交渉をしてみても良いと思い始めている。

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