2007-04-17

やりきれぬ死


こんなことを何度繰り返せば分かるのか?あと何人の若者の血が流れれば事が、心が動くのか?
正気と狂気の狭間の中で『自由を!』『権利を!』と叫び、暗闘する。抜き払った諸刃の剣で皆を傷つけ、己をも傷つけ、なおも血に飢えている。『自由』とは何か?『権利』とは何か?を体現して来たこの大国が、今それらの毒にあてられ軋み始めている。今回の事件のニュースを見たとき、多くの人が『これはプロローグだろう』『また起きるに違いない』と感じたのではないか?この事件を一過性の大惨事ととらえる人は少ないだろう。コロンバインの乱射事件より月日は経った、だがどうだ、手口はより巧妙に、執拗に、残虐になって戻って来た。自殺した犯人の真の心境はもはや誰にも分からぬ。それを解明したとて無駄な事だ。もはや死者は還らず新たな死者を防ぐ事もできない。32人の若者は何で死んだのか?何のために死んだのか?射殺されるために生まれて来たはずはない。
亡くなりし人のご冥福をお祈り致します。

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