2007-04-24

持つべきか持たさざるべきか?


アメリカの銃規制に関するアンケート調査で60%ほどの人が『銃を持つ権利』を奪うことに反対という結果が出た。そもそも銃の所持を許さない国で育った者としては異常にしか思えない。単純に銃を所持する者が少なければ銃による犯罪も減少すると思えるのだが、かの国の人々には『気違い野郎が銃を持って襲って来たらどうやって反撃するんだ?』ということしか頭にないようだ。事実、今回の銃撃事件を受けて銃規制への声が高まる一方で新規に銃を購入する者も増えているという。じゃあ、実際に『所以気違い野郎』が襲撃して来てそれを銃によって防御できたケースはどれほどあるのだろうか?銃をいつも携帯していたとしても不意に襲われたら反撃などできるものではないだろうに。かえって防衛のために購入した銃が人を傷つけることになることのほうが多いんじゃないか?妻から聞いたことだが、各家庭に銃があるかないか?を知るにはその家の子供に聞くのが一番だそうだ。大人は嘘を言ったりはぐらかしたりして誤摩化すが、子供は正直に答え、しかも親達が子供に知られぬようにこっそりと隠しているつもりでも、ちゃんと見ていてどこに何があるのか完璧に知っているらしい。よく親の銃を持ち出して犯行に及ぶこともあるが、銃が自分の手に届くところにあれば使おうと思う輩が出るのは当然のことだろう。その手から銃を奪うことが何よりも先決だ、とよそ者の僕は思うのだが・・銃の問題はアメリカという国の体質そのものの問題でもあるな。

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